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Life Together...

命のこと、自然のこと、地球のこと、共生について。。。

武田薬品と行政との共同説明会について

2010-12-06 18:22:06 | 武田薬品新研究所
11月に藤沢、鎌倉両市が、武田と両市との間で交わされる予定の「環境保全に関する協定(案)」について、広く意見公募していました。
その結果が、そろそろ出始めています。
現時点(12/6)に分かっていることは、

【藤沢市】
12/2に民政常任委員会が行われ、公募について以下の結果報告がありました。
意見数:91件
主な内容
・動物実験:61件
・住民を含めた3者協定:28件
・管理目標:27件
・住民参加の安全協議会の設置:25件
・遺伝子組み換え実験:25件
・研究所の稼働中止:12件
・実験動物焼却炉の外部委託;10件
・情報公開:9件
・排気、排水の監視:6件
・住民による立入り検査:6件
・苦情窓口の設置:5件
・協定は住民の意見を聞いて:5件
など
(平成22年12月藤沢市議会定例会 民生常任委員会資料 より)

委員の傍聴はしなかったのですが、傍聴に行かれた方からの報告によると、これらについてはすべて不採択だったとのことです。
(公募を閉め切って12日目のことです。本当に読みこなし、吟味していただいたのか。。。
 すべて不採択とは、その本当の理由を知りたいのが率直な感想ですね。。。)

12/9 10:00から本会議で、この不採択が採択されるかどうか確定します。
こちらの傍聴は自由ですので、(行かれる方は早めがよいと思います)


【鎌倉市】
確認中・・・・
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kan-hozen/takeda-ikenkobo.html
こちらで公開する予定のようです。



また、以下の日程で、本協定案について、藤沢市および鎌倉市は武田薬品工業株式会社と共同で説明会を開催するそうです。。

藤沢市                            
日時:2010年12月26日(日)午前10時から正午まで                
場所:村岡公民館 ホール              
問い合わせ:藤沢市環境保全課         
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/khozen/page100166.shtml

鎌倉市
日時:2010年12月26日(日)午後2時から4時まで
場所:玉縄行政センター(図書館のある方)
問い合わせ:鎌倉市環境保全課
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kan-hozen/takeda-ikenkobo.html


協定書について考えを伝えた方やそうでない方も、武田と行政と市民が同時に集まる場です。
なるべく多くの方が参加されればと思います。

武田薬品湘南研究所 集会パレード(報告)

2010-12-06 18:18:16 | 武田薬品新研究所
12/5(日)朝10:00。
こういう言葉が適切なのか分からないけれど、「デモ日和」。
青い空に、白い雲。気温も穏やかで、とても良い天気でした。

周辺住民やマンション自治会、武田問題対策連絡会、環境団体、動物愛護団体などから150名を超える皆さんが参加され、集会、パレード自体は成功したのではないかなと思います。

武田薬品にほど近い住宅街の中にある公園で集会が行われ、そこから武田薬品まで、おおむね武田薬品周囲を周りました。


集会場所の公園。
パラパラとみなさんが集まりつつあります。
本当に良い天気で何より。。。
小さなお子さんを連れた家族連れも、老夫婦も、動物愛護団体の方も、
中には小田原から駆けつけてくれた方もいました。


武田薬品のちょうど裏側にあたる。
木があって見えにくいが、中央の一番高い建物が焼却炉の煙突。
デモ隊が歩く細い道を挟んで、住宅密集地となる。(下の写真)


向かって左手は住宅地。
この細めの道の反対が武田薬品の敷地になる。
行進する人々に混じって、緑色のカッパも参加!!!


武田薬品周囲をぐるりと回ってJR線路側の正面へ。
元気なシュプレヒコールとともに、無事に終了しました。


武田薬品湘南研究所の建設や稼働に反対する住民が集まって行われた初めての集会、パレード。
この集まりから、さらに市民同士が繋がり合って、色々な意見が出され合っていけばいいと思います。
上述したとおり、個人参加から、武田薬品湘南研究所に関して反対する住民団体、環境を考える団体や、動物愛護団体などからも参加されているというのは、横のつながりも広がる良い機会だと思います。
今回の集会の主旨(焼却炉稼働反対と、市民参加の安全協定を求める)とは違う面から、武田薬品の問題をとらえている方も多くいらっしゃると思います。
様々な面からこの問題をとらえることは、武田薬品湘南研究所の問題にとどまることなく、世の中にあるたくさんの問題を多面的にとらえることができる良い機会でもあると思いました。


集会、パレードの後、決議文(以下)が武田薬品社長と藤沢・鎌倉市長に届けられる予定です。


【決議文】
武田薬品の実験動物焼却炉の稼働中止と住民参加の安全協議会の設置を求める決議

私たちは、ストップ動物焼却炉12・5集会/パレード実行委員会の呼びかけに応えて、本日村岡城址公園に集まり、集会と武田薬品周辺のパレードを挙行した。本、村岡城址公園からは、武田薬品研究所の建物、実験動物焼却炉を一望することが出来、参加者一同、あらためてその巨大さに驚愕した。

この巨大な研究所に於いては、マウス換算100万匹にも及ぶ動物実験が行われ、使用済みとなった実験動物は毎日2万匹以上焼却される。そして、私たち住民は、これから先「ズー・・」と目の当たりにすることを余儀なくされ、毎日、毎日、何の実験をしたか定かでない実験動物を焼却した煙を吸わされることになる。こうした大量の動物実験に寄って発生する臭気公害、排煙公害に対し、生理的・精神的苦痛ばかりでなく、生活環境面での不安、病人や年寄り、子供たちの健康被害の要因ともなる実験動物の焼却は、他所で行ってほしいという住民の要求がどうして聞き入れられないのだろうか。武田薬品や行政は、実験動物は、「物」だから、何処で燃やしてもかまわないと言っているが、本当に、様々な病原菌や病原体が植え付けられ、新薬テストをされ薬まみれとなった実験動物を「物」扱いで、一般ごみと同じように人口密集地で燃やしても良いものなろうか。関東地域にあるほとんどの研究施設や製薬会社に於いては、地域住民感情を配慮して、自社焼却するところがない中で、住民感情を逆撫でする武田薬品研究所構内での実験動物の焼却炉の稼働は、断固、止めるよう要求するものである。そして、外部委託もしくは適切な場所への焼却炉の移転を強く要求するものである

また、武田薬品や行政は、住民が求めている住民参加の安全協議会の設置をかたくなに拒んでいる。しかし、武田薬品から排出されるバイオ・遺伝子組み換え、創薬、動物実験公害から直接被害をこうむるのは住民である。住民抜きの安全協定などあり得ない。近くは茅ヶ崎市に有る衛生研、民間においては千葉県にある昭和電工等では、住民参加の安全協議会が設置されているというのに、それよりもはるかに規模が大きく、広範囲にわたって大量の廃棄物をまき散らす武田薬品に於いて、住民参加の安全協定が認められない等と言うことは、とうてい許されることではない。市と武田薬品との安全協定案では、住民参加は、事故が起こった時に、行政に同行して市民の研究所への立ち入りを認めるとしか書かれていないが、事故が起こってからでは遅い、住民参加で、事前に公害発生防止に努めるというのが、これまでの公害争議の教訓である。こうした教訓を忘れ、行政と企業だけでやるという従来パターンの安全協議を止め、当事者である住民参加の安全協議会の設置を盛り込んだ安全協定を強く求めるものである

以上、本集会の名において決議し、武田薬品工業長谷川社長、並びに藤沢海老根市長、鎌倉松尾市長に提出し、私たちの要求を受け入れるよう要請するものである。
2010年12月5日  
ストップ動物焼却炉12・5集会/パレード参加者一同





パレード終了地点からの、12/5の武田薬品。
来年の今頃、この建物は、この周囲はどうなっているのか。。。
未来を考えると、今はどんな色も浮かんできません。。。







武田薬品湘南研究所 ストップ!実験動物焼却炉 集会パレードのお知らせ

2010-11-24 00:53:45 | 武田薬品新研究所
武田薬品湘南研究所建設、稼働にあたり、下記のとおり、集会パレードがあります。

ーーーーーーーーーーーー

『ストップ!実験動物焼却炉』(主催:ストップ動物焼却炉12.5パレード実行委員会)

訴えとしては、2点。
・実験動物焼却炉の試運転の反対。
 これは、焼却炉の稼働反対を求め、地域住民が1万ほどの署名を藤沢・鎌倉両市長に提出したにも関わらず、湘南研究所は度々試運転を行ったこと、また今後も行うことへの意志表示です。
・安全協定の見直し
 武田と、藤沢・鎌倉両市との間で取り交わされる予定の協定には、住民の意志がほとんど反映されていません。それについて、住民、専門家の意志や意見が反映された協定とされるよう求めるものです。

日時 12月5日(日)10時~12時
場所 村岡城址公園(神奈川県藤沢市村岡東3丁目28)
順路等
 10:00集会ーー10:30出発ーー11:00湘南鎌倉病院前ーー11:30工事通用門ーー11:50 武田薬品正門ーー12:00 TSUTAYA前 解散

ーーーーーーーーーーーー

個人的には、このパレードは、目前の問題(実験動物焼却炉稼働の反対と、協定書の見直し)とともに、「湘南研究所の建設、稼働に、住民は反対したのだ」という未来に向けてのメッセージだと考えています。
実際にどれほどの規模の人数が集まるかは分かりませんが、将来、万が一何かが起きたとき、少なくとも住民の一部は反対の意を唱えていたのだという証です。

また、動物愛護の観点からも、住民が監視しているということを表していないと、完全な無法地帯になると思います。
そうなった場合、今後愛護法改正があってもなかなか実験動物に対してはメスを入れにくいのではないかとも思います。
(この施設は15棟あるうち7棟が動物実験に関する棟です。1日1トンほどの動物が焼却炉で焼かれるということです。)

そのような意味でも、今回のパレードは、2010年12月に住民がデモ行進をしたという意味は、将来において大きな意味を持つと考えています。

どうぞ、近隣以外のみなさんも、できるだけたくさん参加していただければと思います。
行き方などが分からない場合は、メール(n-usagi_2010@mail.goo.ne.jp)をいただければ、ご案内いたします。

よろしくお願いします。


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【追記11/29】

集会の場所「村岡城址公園までの行き方」

パレードの集合場所は「村岡城址公園」ですが、
最寄りのバス停は「十二天公園前」です。
公園まではここから徒歩8分ぐらいです。
JR東海道線大船駅・藤沢駅からバスが出ています。

大船駅から:
東口バスターミナル(ルミネ南口側)バス乗り場2より、
「藤沢駅行き」(四季の杜経由)〔江ノ電バス〕に乗り、「十二天公園前」下車
<!ご注意! 津村、江ノ島、四季の杜行きは十二天には行きません!>
バス時刻表
http://www.enoden.co.jp/bus/jikoku/old_timetable_pdf.php?cd=609&no=2

藤沢駅から:
藤沢北口ターミナルバス乗り場11より、
「大船駅行き」、または「四季の杜行き」〔江ノ電バス〕に乗り、「十二天公園前」
下車
バス時刻表
http://www.enoden.co.jp/bus/jikoku/old_timetable_pdf.php?cd=100&no=11

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おまけ。
湘南研究所上空からの写真。
巨大です!!




周囲には集合住宅、病院、学校、JRなど、本当に普通の住宅街です。
場所を変えればよいという話ではありませんが、なぜわざわざここに建設したのか…(泣




武田薬品 安全協定意見公募の締め切りが迫ってます

2010-11-17 00:34:33 | 武田薬品新研究所
詳細は。。。

コチラです。
http://blog.goo.ne.jp/n-usagi_2010/e/10994907df401bff688c92a1e240d8e4

特に鎌倉市については、11/17(本日)が締め切りです。
どのような意見でもかまわないと思います。
市民(市外の方も公募の対象です)がこのことについて興味を示しているということを市に知らせることも十分なアピールになると思います。

今回の協定書の行方については、今後の武田薬品湘南研究所と鎌倉市、藤沢市、そして公害大国日本の歴史の1ページに綴られることになると言っても過言でないと私は考えています。
一つの区切りです。
住民の監視や立入りがほとんど盛り込まれていない今の協定では、将来何が起こっても太刀打ちできないと、私は不安です。
今後永久に武田薬品が私たちの生活、自然環境などに対して、全くの害を及ぼさなかったとしても、協定に住民の立入りを明記しておく必要はあります。

みなさん、どのような意見でもいいから、鎌倉市に、(藤沢は20日が締め切りです)意見を出してみてください。
声をあげることは、今だけでなく、将来に続くものだと考えます。
私は、湘南が、ただ一つの企業の利益のためだけに、「公害の街」として知られることはどうしても避けたいです。


参考

鎌倉市の取り組み(茅ケ崎市と神奈川県衛生研究所と近隣住民との協定の例)
http://blog.goo.ne.jp/n-usagi_2010/e/4e65f56466a2ece88906af7ffded9bfe

武田薬品湘南研究所に関するまとめ
http://blog.goo.ne.jp/n-usagi_2010/e/bce6be90efc697c9ccb4633772771af6

武田薬品下水道工事差し止め住民訴訟について
http://blog.goo.ne.jp/n-usagi_2010/e/6144684ca0079e864d1b29c71862f933
http://blog.goo.ne.jp/n-usagi_2010/e/930a046b53d48e773cd58e414d1f19e4

武田薬品湘南研究所問題。鎌倉市の取り組み。

2010-11-11 23:16:41 | 武田薬品新研究所
先日、鎌倉市と武田薬品湘南研究所近隣住民の共催による、「武田薬品工業との環境保全協定書の勉強会」に出席させていただきました。
前半は、神奈川県の衛生研究所(所在地:神奈川県茅ケ崎市)の微生物部からグループリーダーの講師を招いて、「バイオに関する勉強」と、「県衛生研究所・茅ケ崎市・市民とで締結されている三者協定書の内容」について、講演がありました。
これは非常に勉強になりました。

神奈川県衛生研究所HP:http://www.eiken.pref.kanagawa.jp/index.html

こちらの衛生研究所でも、武田薬品研究所と同様、バイオ研究や動物実験など危険な研究が行われています。
建物は、500m圏内に、JR、河川、バイパス、そしてマンションなどが多数建てられているという、比較的武田薬品湘南研究所と似ている環境です。
(武田のほうが、住民生活圏がより隣接しており、もちろん研究施設も県衛生研究所より規模は莫大です)

今回の勉強会で私がもっとも注目したのは、3点ありました。

1.県衛生研究所の組織(神奈川県衛生研究所環境安全管理協議会)は、三者協定書(茅ケ崎市の29の自治会、茅ケ崎市、県衛生研究所の三者)に基づいて成り立っており、各部署のマニュアルが作成されていること。さらに神奈川県衛生研究所環境安全管理協議会には、三者のほか、学識経験者も含まれています。

2.毎年6月に地域住民が参加し、前年の研究内容評価報告と、その年の環境安全報告がなされていること

3.研究所の見学など、地域住民や他の市民、国民にも開かれていること


この3点は、今、武田薬品・藤沢、鎌倉市に対して、近隣住民が最も望んでいることの一つです。
当然、県衛生研究所は、企業でなく、行政であるという大きな違いはあります。そこは十分理解しつつも、安全性や環境への影響、地域住民への配慮は、行政であろうと企業であろうと、関係ないと思います。まして、武田の研究所では、県の研究所の比にならないほどの規模で研究が行われるわけです。



1.県衛生研究所の組織(環境安全に関する)は、三者協定書(茅ケ崎市の29の自治会、茅ケ崎市、県衛生研究所の三者)に基づいて成り立っており、各部署のマニュアルが作成されていること

神奈川県衛生研究所環境安全協定

これを全部読むのは大変です!
ですが、

---------
(環境安全管理協議会)
第2条 丙は、次に掲げる者で構成する神奈川県衛生研究所環境安全管理協議会(以下「協議会」という。)を設置する。
(1) 甲
(2) 乙
(3) 丙
(4) 県湘南地区行政センター環境部職員
(5) 学識経験者
2 協議会は、構成員の発議により開催する。
3 協議会は、次の事項について協議、検討する。
(1) 環境安全計画に関すること
(2) 化学物質の自主管理マニュアルに関すること
(3) バイオテクノロジーの自主管理マニュアルに関すること
(4) 微生物の自主管理マニュアルに関すること
(5) 放射線障害予防規定に関すること
(6) 有害物質の範囲に関すること
(7) 自己監視の結果に関すること
(8) 事故時の対応に関すること
(9) その他協定運用上必要なこと
4 その他協議会の運営について必要な事項は、別に定める。
---------

これは、茅ケ崎市(甲)、茅ヶ崎の自治会(住民)(乙)、県衛生研究所(丙)、県の環境部職員、そして学識経験者が集まり、3ー(1)~(9)について(環境安全計画に関することなど)、協議会を設置しているわけです。
これは非常に重要だと思います。
行政や研究をおこなう側だけでなく、市民、学識経験者が参加する形での安全管理協議会の設置は、武田は冒頭から拒否しています。
県の研究所ではこれらに基づいて安全管理面においては運営されているのです。そして重ね重ねになりますが、市民と学識経験者の目が通ったものなのです。




2.毎年6月に地域住民が参加し、前年の研究内容評価報告と、その年の環境安全報告がなされていること

このことは、やはり協定書にも明記されています。

---------
(環境安全計画)
第3条 丙は、毎年度、次の事項を内容とする研究所に係る環境安全に関する計画(以下「環境安全計画」という。)を作成し、協議会で協議の上、甲に提出する。
(1) 環境安全組織の整備に関すること
(2) 化学物質等の安全管理に関すること
(3) バイオテクノロジーの安全管理に関すること
(4) 微生物の安全管理に関すること
(5) 放射性物質の安全管理に関すること
(6) 大気汚染防止対策に関すること
(7) 水質汚濁防止対策に関すること
(8) 廃棄物対策に関すること
(9) 災害・事故防止対策に関すること
(10) 地震対策に関すること
(11)自己監視に関すること
(12) 化学物質の保管・使用計画に関すること
(13) その他必要に応じて甲、乙、丙が協議のうえ定めること
2 上記環境安全計画について大幅な変更を行おうとする場合は、あらかじめ協議会で協議する。
---------

やはり、すべては協定書なんですね…



3.研究所の見学など、地域住民や他の市民、国民にも開かれていること
この部分については1、2ですでに十分理解できるのですが、HP上でも紹介されています。
ココをご覧ください。



今回の勉強会では、もちろん協定のことだけでなく、バイオの勉強会についても研究施設の作りや、P3で取り扱う病原体や微生物のこと、高圧滅菌器についてなど、私たちに理解できるように説明してくださいました。


このような取り組み(他の施設がどのようになっているかなど)を市民に知らせることも、企業を誘致した(鎌倉市は誘致したかは知りませんが、神奈川県、藤沢市は知事、市長が口頭等でそのような発言をしています)行政の役割だと思います。

ちなみに、武田薬品側としては、このような三者協定ないし協定は、全国的にもほとんど前例がないため(昭和電工は平成6年に地域住民と環境安全協定を結んでいます。コチラ)、という理由で協定締結については耳をかさないというのが現状です。

※昭和電工の協定締結は、きっと住民の方が本当にがんばったのだと思います。私たちもここは近隣住民だけでなく市民として、また湘南エリアに住む者としての踏ん張りどころだと思います。


本ブログの「お知らせ」欄にもありますが、今、藤沢市、鎌倉市がそれぞれ、武田薬品と二者で環境保全協定を結ぶ予定でいます。
残念ながら、市民の声はほとんど入っていない協定書で形ばかりのものです。
それぞれ、意見公募をしています。

藤沢市
環境保全協定について
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/khozen/page100166.shtml

協定書(案)
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/content/000344312.pdf
協定書覚書(案)
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/content/000344313.pdf

11/20まで


鎌倉市
環境保全協定について
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kan-hozen/takeda_kyotei.html

協定書(案)
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kan-hozen/documents/kyouteisho_02.pdf
協定書覚書(案)
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kan-hozen/documents/oboegaki_02.pdf

11/17まで

市外の方も対象です。
たくさんの人がこの意見公募に意見を寄せることで、少しでも明るい未来になるようにしたいと考えています。

ちなみに、武田薬品の経営の基本精神「タケダイズム」も合わせてご覧いただければと思います。


今回の勉強会では、いかに「協定書」の役割が大きいか、思い知らされました。



-------------
おまけ。
武田薬品湘南研究所の写真(9月現在です)



大きな5つの施設は、それぞれ3分割されており、全部で15棟で形成されています。
そのうち7つの棟が動物実験に関係する棟です。
焼却炉の煙突は正方形の塔の中に、4つあります。



一つ目の写真の南北を逆にした写真です。
研究所の南側にはJR、東側には病院(徳洲会病院)、西側一帯は住宅地です。