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子宮筋腫とのおつき合い

2008年8月、子宮全摘により子宮筋腫との2年のおつき合いが終わりました。おつき合いの記録を残しておきたいと思います。

退院です(術後8日目)

2008年09月29日 22時55分39秒 | 入院~退院まで
いよいよ退院です。

朝食を食べて、さっさと身支度を整えて、パジャマから着替えました。
化粧もして、あとは家族の迎えを待つだけです。

・・・と思っていたら、採血と検尿がありました。
そういえば、入院パス(入院中の大まかな流れが書いてある用紙です)の「術後8日目」の欄に書いてありました。

もう退院するのにやるの?・・・と思いましたが、一応オーダーが出ているということで♪結果を聞くのは、術後検診の時になります。

このパスには、「術後7日目」の欄に「抜鈎」があったけど、私は溶ける糸で縫ってあったので、抜糸&抜鈎はなしです♪

忘れ物がないか確認をしたりしていたら、産婦人科の回診もありました。
「あ、もう退院準備も終わってますね~。」
という感じで、帰っていきましたが・・・

それから、会計の人が「入院明細書&請求書」をベッドサイドまで持ってきてくれました。
入院の説明の時には「約15万」ということでしたが、実際は「17万8千強」。
ちょっとオーバーしましたが、生命保険+健保からの高額医療費の戻りで、ほぼ全額戻ってくるぐらいかな。

家族が来たら、看護師さんと一緒に、忘れ物がないか最終チェック!
OKをもらって帰宅します。
出産の時は、会計をすませた領収書を見せないといけなかったけど、今回はそんな指示はなし(出産は保険外診療だからかな?)。
1階の自動精算機で会計は済ませました。

久しぶりの外界です。
でも、とりあえず産婦人科の外来受付に行かなければ!
生命保険の診断書(入院証明書)を預けに行くためです。
病院によっても違うかもしれませんが、入院証明書は、退院日が分からないと書けないので、退院した日に外来でお願いすることになってます。

旧病棟取り壊し作業中につき、外来までの道のりが遠いこと・・・。
ちょっと疲れました・・・。たぶん傷をかばって歩くから、少し猫背気味になっていたのか、背中とおなかの筋肉が疲れます。

エスカレーターを昇っている途中で、上から誰かが手を振ってる・・・。
主治医の先生でした。
「先生、また入院証明お願いします。」
「うん、分かった分かった♪」
この軽い返事があやしさ倍増。主治医の先生、医局の中でも こういう書類を書くのが遅いことで有名。
9月1日の術後検診の時にもらえるように頼みましたが、期待はせずに待つことになりそうです。

また、この外来から駐車場までも距離があります。

ホントに久々の外界は、夏の日差しもあって疲れました。
病棟内でたくさん歩いた気になってましたが、まだまだだったようです・・・。

帰ってきても、しばらく家事は、実家の母にきてもらったり(料理担当)、父ちゃんだったり(洗濯・掃除担当)に手伝ってもらいました。

元気な時の「ほんのちょっと」が、病み上がりには「すごく重労働」でした。
すぐに疲れて、傷よりも傷の周りの筋肉が痛くなるんです。
甘えられる人がいるなら、しっかり休息させてもらうほうがいいですよ♪

術後7日目(術後1週間)

2008年09月28日 23時22分43秒 | 入院~退院まで
今日は退院診察です。
診察に行く前に、診断書を1通用意してもらう旨を、看護師さんに伝えておきました。
「とりあえず会社の共済に提出用」でしたが、実際は「保育園へ提出用」になりそうです。
(保育園の入園条件は、1日4時間以上・週4日以上・月16日以上勤務なので・・・)

予定通り、9時に産婦人科病棟の診察室へ行きました。

まず内診台にあがって、傷などのチェック。経膣超音波で見ると、はっきり映っていた筋腫はなくなってました。

あとは、先生と電子カルテを見ながらのお話。
摘出した子宮の写真を画面上で見せてもらいました。
大きさにして10cm大。重さ700g強。
鶏卵くらいの大きさの子宮の上部に、それより一回りデカイ筋腫がありました。
カラー写真だったので、結構リアルな感じの写真でした。
卵管も一緒に摘出しているので、子宮から伸びている卵管もばっちり映ってます。

写真を見ながら、先生が、
「ほんと大変だったんだよねぇ。もう前の傷(帝王切開)の大きさでは取り出せないかなぁと思ったもん。もう広げようかと思ったけど、出てきた時は『勝った!』って思っちゃった。」
「先生、『勝った』って・・・」
「でも、ほんとそんな感じだったんだよ。出血も多かったから、自己血取っといてよかった~。」

あとは、仕事柄、力仕事のようなこともするので、その辺りの確認もしました。
「力仕事はいつくらいから?」
「う~ん、抱っこくらいならいいけど・・・。膣の上部を縫ってあるから、あんまり力を入れると膣脱が起きるかもしれないんだよね。まぁ9月いっぱいは禁止の方向で♪」
・・・子どもの抱っこも充分力仕事なんですけど・・・

「事務仕事だったら、いつから復帰してもいい?」
「術後4週間は自宅安静って診断書にしといた。」

「あとお風呂なんだけど、湯船につかるのは禁止ね。」

「そういえば、卵巣が残ってるってことは、排卵があるんだよね?出てきた卵はどうなるの?」
「おなかの中で吸収されるよ。」

・・・???・・・こればっかりは、想像できませんでした。
っていうか、卵巣はどういう状態でおなかの中にあるのか、今でも疑問です・・・。

術後検診を1週間半後の9月頭に予約を入れていてくれました。
まぁ、自宅安静中の時期なので、何時でもいいや♪って感じです。
出産の時は、貧血があったので、退院1週間後の検診では「車の運転禁止」だったけど、今回は何も言われなかったのでOKということだと、勝手に思いこみました。

診察室から帰る時に、先生が
「入院中に痩せたよね?」と聞いてきました。
「ところが、期待して体重計に乗ってみても全然変わらないんだよ・・・」
「700gも取ったんだから、ちょっとは減っててもいいのにね。病院のご飯ってちゃんと食べてる?」
「それはしっかり(笑)」
「病院食は3食ちゃんと食べると、体重キープできるようになってるから、減ってないのかも。」
・・・それは知らなかった。この体重が減るチャンスを逃したなんて・・・

予定より2日早いですが、明日退院することが決定しました。
ということで、病室に戻ったら、退院準備です。

読み終えた雑誌や本は、さっさとしまい、テレビカードもこれ以上引き落とされないように抜いておきました(主婦の悲しさです・・・)。
退院時に着ていく服などは、すぐ出るようにしておいて、とりあえずもう使わないものから順番にバッグに片づけておきました。

そうしておいて、また暇つぶしのロジックです・・・

午後には看護師さんが退院療養計画書や「婦人科手術を受けられた方へ」という、摘出した臓器や残した臓器のことを書いたものを持ってきてくれました。

で、ふと思い出した!「しまった!写真は見せてもらったけど、手元に残らないじゃん!」

看護師さんに「摘出した子宮の写真は見せてもらったんだけど、それって印刷してもらえませんか?」と聞いたら、
「先生に確認しますね。よかったら、印刷して持ってきます。」と言ってもらえました。

しばらく待つと
「病棟のプリンタで印刷すると白黒になっちゃうんですよ。どうします?」
と聞かれたので、
「データとしてくれるなら、USBメモリを持ってるから、ここに落としてください。」
と、ずうずうしいお願いをしました。
・・・でも、やってくれましたよ♪ちゃんとUSBメモリにデータを落としてくれました。
無理かもしれないけど、言ってみるもんです♪

退院は明日の11:00くらいに迎えがくることを伝えて、最後の夜を迎えました。


術後6日目

2008年09月25日 21時06分22秒 | 入院~退院まで
今日から長期連休も明け、旦那は仕事、下の子は保育園、上の子だけ夏休み♪

ということで、家族がお見舞に来ることはなくなりました。ちょっと寂しかったりもしますが・・・。

午前中の産婦人科回診の時に、「ちょっと傷見ますね~」という感じで始まりましたが、
「この防水テープがかゆそうだね。」
「はい、かゆかったです♪」
「もうガーゼはがして大丈夫だと思うから、剥がして自然乾燥させましょう。」
ということになりました。

「シャワーの後も、ポンポンと軽く叩く感じで水分をふき取ってね。」
「はぁい。これって抜糸とかないんですよね?」
「溶ける糸で縫ってあるから、ありませんよ。」

ここで、初めてボンドではなく、溶ける糸で縫合だったことが判明しました。
でも、見た目はどこが縫ってあるのか、全然わかりません。どんな糸なんだろう?
(退院してからじっくり見ても、ホントに分かりませんでした。)

先生が去ろうとした時、
「あ、先生!O先生(主治医)に『水曜日退院希望』って伝えてください」
と言っておきました。

発熱もなくなって、ほぼ平熱にもどりました。
アイス枕も、看護師さんに言って、撤収してもらいました。
(使わないと ちょっと邪魔だったので・・・)

あとは、暇つぶしの1日です。
家から持ってきたロジック(パズル雑誌)を、ベッドの上でずっとやってました。

この病院、テーブルが柵にガチッとはめ込むタイプだったので、1度セットしてしまうと、トイレに行ったりするのに邪魔でした。
だから基本、食事時だけセット♪
ロジックもベッドの角度を調節して、膝の上でやってました。
でも、パズル雑誌を持っていったおかげで、すごく良い暇つぶしになりました♪

午後は、会社の同僚2人がお見舞にきてくれました(勤務時間中に)。
30分くらい しゃべって、そして帰っていきました。

午後だったか夕方だったか、外来終わりに主治医の先生、登場♪
「聞いたよ。水曜日退院でいいんだよね?」
「はい、それでお願いしたいなぁ」
「たぶん大丈夫だから、明日退院診察ね。じゃあ、9:00に産婦人科病棟に来てね」
「あ、摘出した子宮の写真とかってあります?」
「あ~、あるある。それも明日の退院診察の時に見せるね。」

・・・旦那は実物を見せてもらったけど、私は結局見られず。
これって手術前に「取った子宮の実物、見せてください」って、頼んでおけば見れたのかな?
そこまで、手術前は頭が回らなかったけど、試しに聞いておけばよかったなぁ。

まぁ、とりあえず写真は見られるということで妥協。
明日の退院診察が楽しみです

術後5日目

2008年09月24日 11時05分08秒 | 入院~退院まで
今日は日曜日ということもあって、午前中からお見舞がいっぱいでした。

まず義母&義兄夫婦。30分くらいすると、旦那の会社の同僚家族2組。
また30分くらいすると、友人夫婦が。

こっちはお見舞に来てくれてありがたかったんだけど、どの人たちにもゆっくりお話しすることができずに、逆に申し訳なくなっちゃいました・・・。

大人数なので、ベッドサイドではなく、デイルームに行っていましたが、次から次へと出入りがあったおかげで、立っている時間が今までより多くなりました。

ということは、あとでどっと疲れが出るんです・・・。
その時は全然平気なんだけど、後で、手術痕の周りの筋肉が痛がります
やっぱり無理は禁物です。

午前中はそんなこんなで、看護師さんによる問診も受けず、結局昼過ぎにシャワーを浴び、夕方になってやっと問診を受けました。
(夕飯後には通常の問診もありました・・・。)

家族も明日からは、仕事だったり、保育園だったり。
お見舞には来なくなるので、退院までヒマな毎日が始まりそうです。

術後4日目

2008年09月23日 23時31分51秒 | 入院~退院まで
ついに点滴がなくなりました。
今日からは1日3回(4日分)の内服薬に変更です。

昨日までは、午前中も傷の痛みなどがありましたが、今日は全然平気です。
痛み止めをもらうほどの痛みではなくなりました。

術後4日目なので、採血と検尿がありました。

今日は通常診察の日なので、午前中は産婦人科医師の回診がありました。
「傷は痛みますか?」とか「ちょっとおなか見ますね」とか、そんな感じです。
特に困ったこともなかったので、全然構いませんでしたが・・・♪

術後4日を過ぎると、お通じがあったかどうかの確認が始まりました。
手術前には腸を空っぽにして、全身麻酔で腸の動きまで止めていたので、手術後から腸管麻痺回復の点滴などはしていましたが、術後4日目までにお通じがないと、便秘薬が処方される予定でした。
ありがたいことに、私はちょうど4日目にお通じあり。腸の動きも回復したということでしょうか♪

そういえば、この頃になると、下からの出血はほとんどなくなりました。
もう普通のショーツでおりものシートをしておけば充分なくらいです。
トイレに行く時にも、あまり気合いを入れなくてもよくなりました。
(ベッドから起きあがる時の気合いもいりますが、トイレで用を足すときもちょっと痛かったりしたので・・・)

入院も6日目になると、ちょっと飽きてきます。
持ち込んだ小説3冊も読み終えてしまったし、テレビを見るしか暇つぶしがない。
黙っていても3食出てくるのは ありがたかったですが、ほんとに家族が来るのがちょっと待ち遠しくなってきてました。・・・騒々しくなるけど・・・。
ヒマなので、ベッドサイドに設置されているテレビ兼PCで、食事予約(朝食など、パン食がいいかご飯食がいいか選択できたりします)をやったりしました。

当然のように、お昼頃家族が登場し、2,3時間したら帰る、というパターンは今日も健在でした。

ちょっと落ち着いて、ウトウトしかけたら主治医の先生が声をかけてきました。
先生も連休明けで、今日から出勤でした。

「元気そうだね」
「おかげさまで♪連休ゆっくりできましたか?」
「できないよ~」
なんて、世間話をしつつ、
「だいぶ入院生活にも飽きてきました」
「元気な人はそうなんだよ。前回も早く退院してたよね?ぴいこさん、回復早そうだから、早く退院してもいいんだよ。早ければ術後7日目で退院しても問題ないから。」
「えっ、じゃあ、家族と相談しておくね」
「うん。もし希望日があったら、また教えてね」

ということで、先生が去ってから旦那に電話をし、早めに退院できることを伝えました。
術後7日目は火曜日になるから、「仕事が休めない」ということで、退院希望日は術後8日目(水曜日)にすることに決めました。


術後3日目

2008年09月22日 10時38分57秒 | 入院~退院まで
今日から ご飯が常食(普通のご飯)に替わりました。
お粥に比べると、300g→200gになった分、完食しやすくなりました。
1日目の血液検査の結果も良かったらしく、貧血食にもなりませんでした。

ベッドで起きあがるのも、少しラクに(というか、コツをつかんだからかなぁ)。
でも、やっぱり痛み止めは朝 1錠もらいました。

予定より1日早く、シャワーを浴びることができるようになり、今日からシャワーならOKです♪

・・・ということは、傷と初対面?

とりあえず、午前中の点滴&看護師さんによる問診を受けてから(産婦人科の先生による回診は盆休み中のためなしです)、シャワーを浴びにいきました。

ドキドキしながら、パジャマを脱いだら・・・ガーゼ&防水テープが貼ってありました・・・当然、傷口は見れません。

手術前日に入ったきりの入浴(シャワー)は気持ちよかったです。
それまでも、身体は拭けても髪が洗えないのがイヤだったのですが、今日は全てさっぱりしました。

シャワーを浴びて病室に戻ったら、看護師さんが「シャワー浴びたんだったら、ガーゼ交換しときましょうか?」と、声をかけてくれたのでお願いしました。
今度こそ 傷とご対面です!

ガーゼを取ってみても、特に驚きはなく、前の傷(帝王切開)のまんま。
ちょっと傷が赤くなってるだけ、という印象です。
どうやら今回も、ホッチキスタイプではなく、ボンド系?抜糸とか抜鈎とかなさそうです。

お昼には、あいかわらず家族がきてくれました。
今日も家族みんなで、ベッド周りで昼食タイムです。
今日は、私の親も来てくれたので、旦那&両親は喫茶店へ昼食をとりに行きました。・・・こども2人を残し・・・

下の子は、ご飯を食べ終わると病室を脱走して廊下を歩き回っているので、私もそれに付いて回らないといけません。
イヤでも いっぱい歩く羽目になりました。
たまにいきおいよく転けたりして泣いたら、抱っこ。これはきつかった!やっぱり手術後の力仕事はよくありません!
「抱え上げる」より「しゃがんで抱きしめる」ほうがよかったかも。
でも、しゃがむ態勢も術後は結構キツいですよ・・・。

家族がいなくなると、静かになって落ち着くけど、ちょっと静かすぎて寂しくもなり。

夕方、入院を知った友人もお見舞にきてくれました♪
「子宮全摘」と聞いてきていたので、神妙な顔つきだったのに、本人の私がケロッとしていて安心した様子。
意外と自分の周りの人のほうが、ショックを受けてます。同い年だとなおさらかしら?

夕ご飯後に、また痛み止めを1錠飲みました。
「飲むほどではない痛みかも・・・」とは思いましたが、「ここで我慢したら、夜眠れないかも」と思い、夜の問診に来たときに、頼んじゃいました。

家に帰ってしまえば、無理することも多くなると思うので、病院にいる間は我慢せずに看護師さんに相談やお願いするといいかも。

術後2日目

2008年09月19日 23時29分59秒 | 入院~退院まで
今日から痛み止めが点滴から内服薬に替わりました。
感染症予防や腸管麻痺の回復のための点滴も、朝と夕方だけになったので、朝の点滴が終了したら、一旦抜針されました。

ということは、点滴台を連れて歩かなくてもいいということ。
杖代わりになっていた点滴台。なしで歩くというのには、ちょっと不安もあるんです。
でも1日目に比べたら、全然まし。
携帯電話可能な場所まで行くことも、できるようになりました。
なので、ベッド上は「電波OFFモード」でブログを書いて、「ケータイ可」のところで送信するということを、この日から始めました。
(そんなブログはこちらから)

痛み止めの点滴がなくなると「痛い」と思うのは、気の持ちようなのか、そうじゃないのか。
朝10:00くらいになったら、傷が痛くなってきたので、痛み止め(ロキソニン錠)を1錠もらいました。
(この病棟では、ナースステーションで個人の薬を管理していて、必要な時に持ってきてくれました。)

発熱はまだ続いてました。測ると39℃前後。
でも、全然身体はつらくありません。「吸収熱」というやつらしいです。
(こちらを参照
アイス枕はしばらく継続して使ってました。

食事は今日1日全粥食に替わりました。
全粥食の時はご飯の量が結構あるので、なかなか完食とはいきません。

お昼前後にいつも家族がくるので、ベッド周りは大騒ぎ。
下の子は、病院食のおかずもよく食べてました。
名前をよく呼ばれるのも下の子。「○○ちゃん!」と怒られたりしてたので、同室の患者さんにも、すっかり名前を覚えられ、牛乳をもらったりしてました・・・

夕方の点滴は大変なことが!
針を刺すのに、3回もやり直しされました。結局4回目に最終手段の手の甲から点滴開始。
「血管が細いから」と初めて言われました。
何回も点滴とかしてると、血管が硬くなるらしいですが、2回失敗した時点で「ちょっと違う看護師 呼んできますね・・・」と言った、看護師さんの不安そうな顔は忘れられません・・・。

夕飯後、19:30くらいにまた痛み止めをもらいました。
「朝飲んで、次は夜 服用する」パターンは、朝飲んでおけば、とりあえずその日1日は痛くなく、夜飲めば寝てる間、痛みで起きることはなく、良いパターンでした♪

基本的には、「歩いた方が回復が早い」と言われていたので、時々メールチェックをしに行ったり、給茶機コーナーまで歩いたりしてましたが、それでもまだ、ベッド上にいる時間の方が割合としては多かったかも。
本を読んだり、テレビを見たり、気づくと寝ていたり♪

でも、あんまり昼間に寝ていると 夜寝れなくなってしまうので困りました。
10:00消灯って家では考えられない・・・。入院生活も慣れてくると、多少消灯時間を過ぎても枕元の電灯をつけて、本を読んだりしてましたが、同室の人に気を遣うので 極力切るようにしてました。
(良心の呵責が・・・。意外と気が小さいんです、私・・・)



術後1日目

2008年09月18日 23時03分01秒 | 入院~退院まで
朝早くに、看護師さんが口をゆすげるように、吸い飲みと受け皿を持ってきてくれました。
ずっと水分も取ってなかったから、口の中がカラカラだったので ありがたかったです♪

朝食前には、心電図のモニターや、足のポンプが外されました。
ちょっとだけ身軽になった感じ。

今日から食事が食べられます。・・・といっても、流動食から。

まず食べる態勢になるには、大きな壁があります。それは「ベッド上で座ること」。
1年前の経験が、ここでもフルに活かされました。
電動ベッドで90度近くまで上半身を起こし、あとほんのちょっとはベッドの柵につかまって「よいしょっ!」と座る。
・・・初めて、開腹手術をした時より、全然ラクに座れました。

私の記憶の中では、流動食は初体験♪去年はいきなり全粥食だったので・・・。
フタを開けると、そこは水分のオンパレード。ドロッとしてるか、サラッとしてるかの違いでしょうか・・・。
重湯はホントにご飯をミキサーにかけただけだし、味噌汁は具がない。
そこにお茶までついてくる。
・・・そんなに水分ばかりとれません・・・・・・

朝食後、しばらくすると、採血&検尿です。
採血は、脳神経外科の先生が来て2本とられました。検尿は、尿バッグから取ってっただけ。
みんなベッド上で済みました。

午前中に、歩行訓練開始です。
「1人で立てそうですか?」の確認もなく、「今日から歩行開始ですからね~。」と、導尿していた管を抜かれて、T字帯からショーツに履きかえました。・・・というより、看護師さんが「最初は履くの、手伝いましょうか?」と言ってくれたので、履かせてもらいました。
(下着とナプキンをセットで置いといて、よかった瞬間です。)
やっぱり多少、出血はありました。徐々に量は減っていきますが、出血は2,3日続きました。
つけていたT字帯は、「よかったら処分しますよ」の看護師さんの言葉に甘えて、処分してもらいました。
洗濯して使うほど高いものでもなかったし(数百円)、もう、使うこともないだろうし。

管を抜いてしまったからには、自力でトイレに行くしかありません。
去年はベッドから足もおろせなかったけど、今回は意外とすんなり おろせました。
今回も点滴台を支えにして、ゆっくりゆっくりトイレまで向かってました。
でも 病棟が新しくなったおかげで、病室入ってすぐのところにトイレがあるので、歩く距離は少ないです♪最初はこれくらいが1番。

昼食も流動食でした・・・・・・。
朝にはなかったヨーグルトが追加されたくらい。

昼過ぎに家族がやってきました。今日から、下の子もお休みなので一緒に♪
まだ寝ている方が、断然ラクなので、横になったまま対応。
買ってきたお昼ご飯を ベッド周りで食べて、1時間くらいで帰っていきました。
この日は、ベッドでお別れ♪
下の子が、ご機嫌良く帰っていったので、あとは気楽に父ちゃんにおまかせ。

夕方には主治医の先生が登場。
「どう?」
「もちろん痛いです」
「まぁ切ったんだから そうだよね」
「でも、帝王切開の時より痛くない」
「痛み止めの点滴もしてるからね。内服薬の痛み止めも出してあるから、痛かったら飲んでね」
「そういえば、里帰りしなかったの?」
「めんどくさいけど、明日から帰ることにした」
・・・なんて雑談もしつつ、簡単に手術の状況も聞けました。

・ちょっと大きくて苦戦したこと
 (帝王切開の時と同じ傷の大きさで、なんとかしたかったから)
・出血量もちょっと多かったから、自己血採取しといてよかったこと
 (通常は200mlくらいの出血量のところが、670ml出血したらしい。400ml採取した自己血は、全部体内に戻されました・・・)

「実物見たかったけど、写真だったら見せてもらえる?」
「いいよ~。また今度見せるね」

と言いながら、先生は帰っていきました。

夕食もあいかわらず流動食でした・・・。

そういえば、全身麻酔の時に目の回りに軟膏を塗られていたおかげで、術後しばらくは目の周りがべたついてました。
ベッドサイドに置いたティッシュが取れるようになったら、やっと目が拭けてたので さっぱりしました。

術後1日目は、起きるのも億劫なので、トイレに行く以外はずっとベッドで横になってました。
あとは、寝てるか本を読んでるか。

点滴の痛み止めがよく効いたのか、夜もよく眠れました。寝返りする時も もうナースコールは押さなくてよかったし(大変な行為ではあったけど)。

手術当日(2)

2008年09月17日 23時29分31秒 | 入院~退院まで
看護師さんは、結構マメに覗きにきてくれました。・・・たぶん・・・

手術直後は、足には肺塞栓症防止のためのポンプがついてるし、心電図のモニターがつながってるし、点滴はつながってるし。
・・・いっぱい機械がつながっている&痛くて体位が変えられないので、キツくなってくると、ナースコールを押しちゃいました。

でも、気管挿管していたからだよね、声がかすれて出づらかったです。
「どうしました?」
「(小さい声で)すみません、体位変えてほしいんですけど・・・」
夜中だけで、2,3回 呼んじゃった覚えがあります。

この日の夜勤の担当看護師さん、男性でした。
初めての男性看護師さんです(産婦人科病棟には 男性看護師はいなかったので)!
体位を変えるときに、長い枕みたいなのを持ってきてくれて、身体の下に挟んでくれました。(また体位を変える時は、反対側に換えてくれました。)

術後の発熱は普通らしいです。
体感的には、熱がない時と変わらないのに、測ってみると39℃くらいありました。氷枕を用意してくれる、というので、用意してもらいました。

体位を変えてもらう時に、ついでに氷枕をチェックして、マメに交換してくれました。

他の看護師さんも、ちょくちょく来てくれて(ひょっとしたら、私が朦朧としながらナースコールしたのかも・・・?)、検温・心音のチェック・心電図のチェックなどをしていってくれます。
呼んでなくても夜間だから、静かにベッドサイドにきてくれますが、周りで何かされていると、なんとなく目は覚めました。

それ以外の時は、意外と眠れるもの♪
点滴の痛み止めが効いていたのかもしれません。

手術当日(1)

2008年09月17日 23時02分19秒 | 入院~退院まで
手術は、9:45の予定でした。
でも、前日の説明で「たぶん手術開始は10:00を過ぎると思います。」と、手術室の看護師さんが言っていたので、まぁピッタリには始まらないだろうと読んで、家族(旦那・上の子・実母の3人。下の子は保育園に入れました。)には、「9:30までに来てくれればいい」と、伝えておきました。

6:45からは絶飲食になるので、6:30頃にお水を1杯飲みました。

7:00過ぎくらいに、また浣腸です。ホント、腸が空っぽになった気がします。

8:45頃に、「前投薬」ということで、飲み薬を飲みました。

家族は9:15頃には 到着しました。

手術室へは 9:30頃出発する予定でしたが、やっぱりちょっと遅れて出発。
前投薬で飲んだ薬のせいで、頭がふわふわしてました(なんか酔っぱらっていい気分になってる感じ?)。
「頭がふわふわしてます。」と看護師さんに伝えたら、車いすで手術室まで行くことになりました。
『関係者以外立ち入り禁止』の秘密の通路を使って、移動です♪

中央手術室に着くと、入り口で本人確認(リストバンドのバーコードを読み取って、口答で名前の確認)をして、家族とはお別れ。
一番奥の手術室に入りました。
この手術室、帝王切開の時と同じだったので、「●曜日の婦人科手術は●番手術室」って決まってるんだろうなぁ・・・。

手術室のベッドの横まで、車いすで行って、ベッドに横になりました。
で、バスタオルをかけられた下で、パジャマを脱ぎます。

「心電図つけますね」「血圧計つけますね」
と、つけている間に 主治医の先生が入ってきました。
・・・っていうか、ここからもうほとんど意識ありません(まだ全身麻酔の前ですが・・・)。
パンツを脱がされたことすら覚えてない

「手術前の緊張を和らげたり、麻酔を効果的にするため」の前投薬の薬。
緊張感がなさすぎた私には、よぉ~く効きました。

このあと、点滴の注射をして、酸素マスクから全身麻酔をかけられ、気管挿管されているはず。
 ↓
手術
 ↓
手術終了
 ↓
麻酔を止めて、自分の呼吸がしっかりしたら気管に挿管されていた管を抜く。
 ↓
手術室で麻酔の醒め具合や呼吸状態の様子をみて、状態が安定してから病室へ戻る。
(なんか遠くで「ぴいこさん、ぴいこさん」と声をかけられた気はします・・・)

・・・私が自分で「目が覚めた」と自覚した時は、もう病室でした。
麻酔をかけられるくらいまで、覚えていたかったんだけどなぁ・・・。

手術自体は3時間ぐらいで終わったそうです。
病棟で待っていた家族が、また手術室へ向かったのは13:00過ぎ。
父ちゃんは、その時に摘出した子宮の実物を見せてもらったそう。
(もちろん、先生からの手術状況のことなど説明も受けたらしい。)
で、そのまま病室へ一緒に戻ってきたそうですが、私には一切記憶がありません。

気が付いたら、15:30ぐらい?
「もう下の子、迎えに行く時間でしょ?帰っていいよ~」って、しゃべった記憶はあります。
「じゃあ、帰るね」「うん」と、会話した記憶もある。

そこからもまた、眠ってしまいました。