桜が散り始めましたが
桜は間に合ったのだろうか?
思いを繋いで行くためにも
書き記すことにしました。
2023.12月慢性骨髄性白血病と診断された生徒さんがいらっしゃいました。
鹿児島出身の方で
不妊治療をされたけど
お子さんは授からず
ご主人さま(教室に見えた頃より東京へ単身赴任)と猫ちゃん5匹との暮らし
最初にお料理教室に見えたのが2022年初春
明るくて聡明な薩摩おごじょ
生きることを諦めずに
頑張りましたが
春のお彼岸に旅立ちました。
49歳 夢も希望もまだまだたくさんあったはず。
彼女のInstagramには
ご主人さまからの投稿で
彼女の直筆で闘病アカウントのみなさんへとのお手紙が載せられていました。
最後の最後まで懸命に生き
たくさんの方々との約束が果たせないことの無念さと同時に
同じく闘病中の方へ
末永く生き続けて欲しいとありました。
最後には
お世話になりました
ありがとうございました と。
病気が分かってからすぐに
告白を受け
私に何ができるだろうと
ずっと考えて来ました。
昨年1月、3月、6月
会いに来てくれました。
前々からお料理教室に来ると
神社のような空気があり清々しく感じますといつも言ってくださってました。
だから来たくなるんですと。
病気になってから
メールはいつも彼女から
先生 こんにちは
先生 おはようございます
先生、先生、、と
常々、元気になったら教室に復帰したいと
書いてありました。
k 4月から教室に立たないのですか?
(新講師を迎える話しで私を案じたのです)
t 私は立ちますよ!
k また先生の教室へ通うことも目標です
もう少し待っててください
t 復帰を待ってます これからも貴女は私の生徒ですから。
彼女の約束は果たせませんでしたが
ご病気から
生きること、生き切ることを身をもって教えて下さりました。
彼女自身の反省もたくさん聞きました。
食生活のこと、日常生活のこと、仕事のこと
たくさん話してくれました。
「食べることは生きること」
食べことの重要さも何度も語ってくれました。
彼女の無念さを私は教室で生かしに変えて行こうと思います。
貴女と出会えて良かった。
最期まで彼女らしく逝ったことに
あっぱれ!と思います。
桜は間に合ったのかな?
今年の桜
一花でも見えたかなー?
もう聞けないことが辛い
辛くてたまらない
