倉吉市大原地区の特産「大原トマト」の初出荷式が21日、地区内の大原多目的センター選果場であった。昨年10月の県中部の大地震、1、2月の大雪影響を受けず、順調に生育したという。出荷は5月下旬から6月上旬にかけて最盛期を迎える。
大原トマトは、牧野文徳組合長(65)ら農家6戸の生産組合がエコファーマーの認定を受け、化学肥料や農薬をあまり使わずに栽培している。今年の栽培面積は約9千平方メートル。約90トンの出荷を目指している。主に地元で消費され、直売価格は1箱(4キロ)で2300~3千円。40年以上続く大原トマトは、7人の生産者が1ヘクタールの面積で生産しています。
牧野組合長は「1、2月の寒さの影響で小ぶりなものもあるが、糖度も酸味もいい」と話した。