鳥取県倉吉市大原で栽培されている特産の「大原トマト」の初出荷式が23日、地区内の大原多目的センターで行われた。大玉で赤く色づいたトマトを生産者が丁寧に箱詰めされ次々と出荷されました!
大原トマトは昭和20年代ごろから栽培が始まり、今年は7軒の生産者が1ヘクタールで、主力品種を「瑞健(ずいけん)」から「桃太郎ファイト」に替えて取り組んでいる。ほかに5品種を試験品種として栽培しており、最終的には2品種に絞る。
初出荷式ではJA鳥取中央の福山巌組合長が「エコファーマーの認定で、人にも環境にも優しいトマトとしてブランドを継続してほしい」とあいさつ。生産組合の牧野文徳組合長は「瑞健は生産が終わったが、次代の品種を選択し、技術を結集して安心でおいしいトマトを消費者に届けたい」と意欲を語っていた。
生育は順調で、出荷のピークは5月下旬から6月上旬ごろ。県中部を中心に約100トンを出荷し、約3500万円の売り上げを見込んでいる。(日本海新聞)