今日はソニーの前身である東京通信工業の設立された日(1946年)だそうだ。東京通信工業からソニーへ社名変更がされたのは1958年(商標としては1955年に登場)で、「SONY」のブランドは恐らく世界でも有数の無形財産であろう。
ここでふと、「ソニーは「SONY」のブランドロゴを変更をしようとしたが、結局しませんでした」という新聞広告を見た記憶が蘇った。子供の頃だったがその広告そのものの記憶は確かで、いくつかの変更候補のブランドロゴが載っていたことを覚えている。確かに元々のブランドロゴ(現行のもの)の方がいいな、と子供心にも感じた記憶がある。あの変更候補のロゴが気になる、気になる、気になる。
ということで、そのあたりをWikipediaで調べてみると以下のような記事があった。
かつて一度だけロゴマークの変更を検討し、一般公募したことがあった。その選考結果は新聞紙面に発表され、「ブランドは変えないことに決定した」という内容であった。ブランドの普遍性、永続性を再確認したのである。
やはりその記憶は正しかったようだ。しかしこれだけではいつのことで、どのようなロゴが変更候補だったのかがわからない。
そこで、更に調べていくと、ついにその広告を発見!

http://www-dg.setc.wani.osaka-u.ac.jp/scshp/rogo1.htm
まさにこれだ。「ロゴタイプデザインを変更しないことに決定しました」という広告。1981年の創立35周年時のことらしい。
それにしても、(おそらく)相当な宣伝のもとで募集しておいて変更しないというのはどうかと思うが、確かに候補に挙がっている3デザインを見るだけでも、変更しないのは納得である。結果としてこの経緯がソニーブランドをより強めたようだ。
最近ブランドロゴ変更を発表したNTTドコモ。新しいロゴがなじむかどうかはこれからの業績次第だ。
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