goo blog サービス終了のお知らせ
My Encyclopedia
知らないことや気になることをいろいろと調べて記録していきます
MY PROFILE
goo ID
my-encyclopedia
性別
都道府県
自己紹介
ジャンル問わずいろいろなものに関心があります
CATEGORY
世界・旅行
(39)
経済・企業
(38)
社会
(38)
自然・科学
(38)
文化・芸術
(39)
スポーツ
(39)
URLをメールで送信する
(for PC & MOBILE)
スラストSSCとロケットスレッド
自然・科学
/
2009年11月28日
Wikipediaの「世界一の一覧」は数多くの分野の世界一がリストされていてとても興味深い。
世界一の一覧
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E4%B8%80%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
この中の「乗り物」の項を何気なく見ていて、様々な乗り物のスピードを整理してみた。
スラストSSC : 世界最速の自動車。最高速度 1,228km/h。
SSC・エアロ : 世界一速い市販自動車。一般道(クローズドコース化)で最高速度412km/h(実測値)を記録しギネス記録に認定された。
スズキ・GSX1300Rハヤブサ : 市販車で世界一速いオートバイ。谷田部で行われた最高速テストで312.29km/h(実測値)を記録。
マラード号 : 世界最速記録を持つ蒸気機関車。202km /h。
ICE3(ドイツ) : 粘着走行型で世界一営業速度の速い列車。350km/h。
上海トランスラピッド : 営業中の磁気浮上型で世界一速い列車。営業最高速度は時速430km。
ロケットスレッド : 世界一速い(分類上は)鉄道。かつ、世界一速い陸上の乗り物。最高速度10,330km/h。
X-43A(NASA) : 世界一速い航空機。11,199.6km/h。
ツボレフTu-144 : 世界一速いジェット旅客機。マッハ2.35 (約2,880km/h)。
一般的な目安が自動車60km/h、新幹線200km/h、飛行機800km/h程度であることを考えると、いずれもものすごいスピードだ。
その中でも、1,228km/hの自動車・スラストSSCと、10,330km/hの鉄道・ロケットスレッドはともに桁外れだ。
スラストSSC
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88SSC
スラスト SSC (Thrust SSC, SuperSonic Car) は、イギリスで設計・製作されたジェットエンジン搭載の自動車。
1997年10月15日、アメリカ合衆国ネバダ州において時速1,227.985キロメートル(時速763マイル)の自動車の速度記録を打ち立てた。この数値はマッハ1.016であり、世界で初めて音速を超える公式記録を残した自動車でもある。SSC は全長16.5メートル、全幅3.7メートル、重量は10.5トンで、ジェット戦闘機 F-4 に積まれるものと同じロールスロイス・スペイと呼ばれるエンジンを2基搭載している。
その推力は合計223キロニュートンに達し、毎秒18.2リットルの燃料を消費する。一般的に用いられる単位に換算すると、最高速度で走行中の燃費は、燃料1リットル当たり約18メートルになる。
ロケットスレッド
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89
ロケットスレッド(rocket sled)は、地上に敷設されたレールの上を走らせて、物体の加速などの実験をする装置、また走行させる物体の事をいう。別名を超音速実験装置ともいう。
ロケットやミサイルなどの大型の射出物を空中に飛ばすことなく実験が行えるので、周りに残骸が飛ばず、レールに乗せて固定してあるので危険性が少なく、有人実験も行いやすいというメリットがある。 しかしながら、レール建設または修理をするのに時間がかかるというデメリットもある。
アメリカ合衆国 ニューメキシコ州のハラマン空軍基地にその直線約16kmものレールを走るロケットスレッドがあり、長い実験の末、時速10330kmというとてつもないスピード記録を叩き出した。乗り物の分野では本体はロケットだがレールを使用しているため鉄道類と認識されている。 陸上で最速の乗り物だが、生物が安全に乗車できないためギネス・ワールド・レコーズには登録されてはいない。
1954年、ハラマン空軍基地のロケットスレッド有人実験でジョン・スタップ大佐が急加速、たった5秒で時速1017kmまで加速し、急減速したため彼の体に50G近い重力がかかり大佐は一時的に失明状態に陥った。
スラストSSCは自動車といってもジェットエンジン搭載だし、ロケットスレッドは要はロケットをレールの上で走らせているもので、各々を最速の自動車・鉄道というにはちょっと違和感を感じる。
それはさておき、このスピードは確かにすごい。ロケットスレッドの10330km/hは東京-大阪(約500km)を3分(!)で結ぶ計算だ。乗客の輸送はさすがに無理として、貨物輸送で活用できればと思う。しかしコンテナの中身は原型を留められるだろうか。
このように見てみると人類は乗り物に対してスピードの追求を繰り返してきたが、それは人類のためでの開発であるから、結局落としどころというようなポイントがあるようだ。
スラストSSCもロケットスレッドも人類の技術の結集であるが、「本当に我々の生活に役立つか」という点で疑問符がつく。事業仕分けで槍玉に上がりそうな内容だ。
コメント (
0
)
|
Trackback ( 0 )
«
東京セネタース
三ツ矢サイダー
»