
久々に知らないスポーツについて調べてみることにした。今回はフィンランドで人気のあるペサパッロだ。
札幌ペサパッロ協会
http://www2.ocn.ne.jp/~xebecs/pesa2001/PESATOP.html
1907年Lauri "Tahko"Pihkalaはアメリカを訪れ野球を見学した。その際、アメリカのスポーツリーダー達が野球をすることによって育んだ投てき力や走力がアメリカのオリンピックでの躍進に寄与しているとの説明を聞いて、彼はフィンランドの選手がオリンピックでの栄光を手に入れるための手助けになるスポーツを発展させようと決心した。Base Ballをそのままフィンランド語にしたPesaPalloは1922年に最初の試合が行われた。野球とフィンランドの古い球技の特徴を融合した新しいゲームは、Tahkoが期待していたとおり国技と呼ばれるまでに発展した。
このように野球から派生したので、野球のルールがベースとなっているようだが、随所に異なるところがあるので逆にかなりややこしい。
以下のルール解説を読んでみたが、見たことがないスポーツなのでどうしてもイメージがわかない。
http://hkbrains.hp.infoseek.co.jp/XEBECSPESA%2001/pesa2001/Ruletop.html
そこで動画を見ながらルール(野球との違い)を見てみよう。

- サッカー場をもとにフィールドがつくられたので、長方形が基本であり、バッターには強打・遠くへ飛ばすことよりも、打球をコントロールすることが求められる。奥のラインを超えるとホームランではなくファウルになってしまう。
- ホームベースと1,2,3塁、数は野球と同じだが1塁が左にある。ピッチャー、キャッチャーと1塁手、2塁手、3塁手。ショートが左右に2人、外野も左右に二人だけの計9人で守る。
- ピッチャーがバッターの横にいてバッターが打つためのボールをトスしてあげることです。トスはボールをピッチャーの身長より1メートル以上高くあげ、ホームプレート上に落ちればストライク、はずれればボール。ボールには、フォアボールに相当するバッターやランナーの進塁が罰として与えられる。
- バッターには1打席に3回のストライクの権利が与えられる。しかし、野球と違い1打目からフェアなら必ず走塁する必要はなくバッターとして留まり、ランナーを進め3打目まで走塁を選べる権利がある。3打目は最後のストライクなので必ず走塁しなければならない。もし3打目がファウルになったらその打者はアウトとなり、走塁の権利を失う。
- バッターランナーはまず左の1塁へ走る、打球が一塁手に返ってくるのより早ければセーフとなる。進塁は野球と同じで次の塁に送球より早く到達すればセーフ。3塁ランナーが送球より早くホームベースに到達すれば得点となる
- 試合は4イニングスごとの前後半という形を取っている。前半と後半の攻撃の前に15分間のハーフタイムが取られる。4イニングずつ終了時点の合計得点でポイント獲得チームを決定する。
さて、札幌ペサパッロ協会のホームページによると、ペサパッロは1992年からワールドカップが開催されているようで、第1回・第2回に日本も出場している。但し、第3回は「シーズンオフのため参加しなかった」そうで、それほどの位置づけではないようだ。。。
また同ホームページでは、「新人大募集!みんなでワールドカップに出場しよう!」というすごいコピーとともにメンバーを募集している。
誰でも夢に描いた(描いている)であろう「日本代表」「ワールドカップ出場」が意外なところで達成できるかもしれない。来年7月の第6回ワールドカップに注目しよう。
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