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トムのお気楽日記

競輪、野球、音楽、政治等、自分の好きな事を好き勝手に書きまーす

King Crimson deja VROOOM(DVD)

2005-08-21 16:49:12 | ミュージック
 King Crimson deja VROOOM

クリムゾンが1999年に発表した、「THRAK」ツアー時の新宿厚生年金会館でのライブ(95年)
収録曲は、
Circular Improv
VROOOM VROOOM
Frame By Frame
Dinosaur
One Time
Red
B'BOOM
THRAK
Matte Kudasai
Three Of A Perfect Pair (2 camera angles)
VROOOM
Coda: Marine 475
Sex, Sleep, Eat, Drink, Dream
Elephant Talk
Indiscipline
Talking Drum
Larks' Tongues In Aspic Part II
People (2 camera angles)
Walking On Air

特典
In The Court Of The Crimson King
21st Century Schizoid BAND
The Team
Tony's Road Movies

この時のラインナップは、ギター、スティック(ベースのネックが長くなり、弦も8もしくは、それ以上ある。プレイの仕方によって、ベース、ギーター、キーボード、パーカッションの演奏が出来る)、ドラムが全てツインの6人体勢。
驚異的な演奏技術と迫力だが、インプロビゼーションがやり辛いのか少ないのが弱点。
ただ、その分曲は多く演奏されている。
クリムゾンはプログレッシブ・ロックにカテゴライズされるが、この時期(ラインナップ5)は重く、メタリックな曲が多く、他のプログレ・バンドとは全く違う。
真のプログレッシブ(進化、革新)な音であり、バンドである。

ニューウェイブ風(トーキング・ヘッズに似てると言われた)だったラインナップ4(82~84年)の曲もいくつかプレイされてるが、ライブにメリハリを付けてるし、そう違和感はない。
プログレ、ハードロック、メタル、ジャズ、クラシック、ニューウェイブの要素を詰め込み、非常にテクニカルに演奏してるといえよう。
曲、演奏、音質、画質、アングルとも申し分なく、ぜひ観てもらいたい作品だ。

特典のIn The Court Of The Crimson Kingはバイオグラフィー(英文だが)で、TV出演時の画像や、曲の抜粋も聴ける。
21st Century Schizoid BANDはリズム・セクション、ボーカル、ソロ(ギターは全てフィリップなので選択はない)を69,71,74,96年のメンバーからセレクトして“21世紀の精神異常者”の演奏が楽しめる。
The Teamは製作スタッフの紹介で、時計の画像もユニークだ。
Tony's Road Moviesはジャパン・ツアー時のオフ、リハーサルをメンバーのトニー・レヴィンが撮ったもの。

カメラ・アングルを変えられる曲もあり、VROOOM VROOOMでは各メンバーごとのアングルがあり、しかも選択したプレイヤーの音が自動的に強調される。
特典もそうだが、99年の段階でDGM(クリムゾン関係の弱小レーベル)という小さな会社から、この様な斬新な作品が出たのは驚きだ。
フィリップが凄いのだろうが。

尚、自分が持っているのは韓国版で、ミスなのか最後の方は1曲ごとにクリックしないと見れず不便。
さすがにTalking DrumとLarks' Tongues In Aspic Part IIはつながっているが。
96点