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夢咄司録

あぁー 夢は大空駆け巡る

TVチューナーの故障修理(LT-H91-DTV) jh1agl

2017-11-18 16:09:07 | 工作・修理

 TVチューナーの故障修理(LT-H91-DTV)  jh1agl

2011年(平成23年)に地デジ化が行われた。家族用としては、シャープのAQUOS LC-46LX3を購入し地デジ化に対応した。

しかし、その頃までは自分専用のテレビとしてNECのLavie-GのPCに付いているTV機能を使ってアナログ放送を楽しんでいたが、

このアナログ放送が見られなくなることになり、自分専用のTVの地デジ化のため手頃なTVがないか電気店を見て歩いていた。

そんな或る日、土浦のPCDEPOで BUFFALO Link theater LT-H91-DTVを見つけた。

〇写真の最下段の赤LEDの装置がLT-H91-DTV装置

このTVチュナーは、地デジ放送とBS/CSの受信出来る物なので、この装置の出力をNECのLavie-GのPCにつなぎ込み、

従来と同じような形でテレビを楽しむ事が出来るので購入した。

このチューナーには、番組録画用のHDD DISKをUSB接続ができるので好都合だった。

それ以来この装置でずっとTV番組を視聴し楽しんできたのだが、3日前についに故障で映らなくなってしまった。

電源が入らない、パワーランプ(LED)がともらない。リモート装置からも、装置そのものの電源スイッチからも

NGになってしまっていた。

これを失えば、今までの記録した大事なセーブした映画録画も失うことになる。何とかならないだろうか。???

いよいよ新しい小型TVを購入しなければならないかなと思っていた。そんな時タイミングよく会津若松にいる2ND(JP7IPU)がつくばに来たので、その話をしたら、

どんな風に悪いの? と問診のあとで、壊れてどうせ捨てることになるなら中を開けて見て良いかな、と言って分解し中の点検を始めた。

その結果、電源が入らないという状態だと言うから電源回路を点検したら、コンデンサーが膨れているのが2個有るから、これを取り替えれば回復するかもよ。

との診断だった。

そのコンデンサーは、2200μFと1000μFであった。

手持ちの物が無いか探したが、あいにく手持ちが無い。購入となると通販を利用と言うことになる。

先日、埼玉の八潮にある秋月電子に行って見たことがあるが、電子部品コーナーも有った。

 

(2017.10.20に秋月電子八潮店に買い物に行った時の写真)

そこまで買いに走しるしかないかぁー?、それとも通販と言うことになると日にちも掛かるだろうしと思い悩んでいたら、そんな時、

2NDが、我が家の近くのどこかで部品を売っているところは無いかを2NDがスマホで探してくれていた。

そしたら、つくばのお店で買えるところが有りそうだよとお店を見つけてくれた。

そのお店は、グランドステージ山新つくば店であった。

まさか、今まで何回も通っていたあのお店に電子部品コーナーができるとは思っても見なかった。

今年の9月から電子部品関連の商品扱いが始まったとのことである。もしそこに、欲しいコンデンサーがあればラッキーだ。

早速、出かけて商品を見たら、欲しいコンデンサー2200μFと1000μFがあるではないか。

喜んで購入し取り替えることにした。

お店には、電子部品(コンデンサー、抵抗、ボリューム、)他に SW、エレキット、ケース(ブララスチック・アルミ)、

その他、小物なども有り、HAMで使えそうな品が売られている。ちょっとした不足なものが買えることができそうでFBです。

〇上の写真は、購入したコンデンサー

〇上の写真は、取り替える前の状態

 

〇上の写真は、取り替え後の状態

 

〇上の写真は、その後通電したらLED点灯

 

〇上の写真は、基盤も起動状態

2NDの診断通り、このコンデンサーの取り替えであっさりと装置が起動しテレビ機能が復旧した。よかったー。

もし、新しくTVを買っていたら、福沢諭吉様がお出かけするところだった。

それが、部品代128円+行動費(ガソリン代)の少額で済んだので大助かりでした。

この装置の復旧で、今までセーブしていた名作映画を捨てることな継続して見られるのはとても嬉しい。

(このHDDにセーブした録画番組は、他のテレビ機種では再生できないので、この装置の復旧で安堵した。)

〇 回復したTVの実映状態

2NDによると、PCの修理で電源が入らない症状の故障の多くがコンデンサーの劣化が原因なので、

そこに着目して点検したとのことであった。

 昨日は、めでたしめでたしの日であった。PCに強いJP7IPUさんに感謝。

 jh1aglとしては、久しぶりの半田ごて故障修理でした。


エアバンド受信機2号機の作成(超再生で遊ぶ) jh1agl

2014-03-26 11:22:06 | 工作・修理

エアバンド受信機2号機の作成(超再生で遊ぶ)  jh1agl

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作成動機と工作メモ

  100円ラジオを改造してエアバンドの受信装置を作成した後、webで自作のエアバンドレシーバーの回路を覗くと超再生回路を使った受信機の記事があった。
トランジスタ1石の簡単な回路に低周波増幅用IC1個で実現できるので、部品数も少なく手持ちのもので揃いそうなので作成することにした。
遊び心は、あっという間に鉱石ラジオを作った少年時代にタイムスリップした。
回路は簡単なので、超再生回路部はすぐに完成できた。
コイルは8mmのシャープペンシルの軸に0.8mmの銅線を5回巻き、コイル長は12mm位にした。
クエンチング周波数のシャーというノイズ音は電源投入したらすぐ確認できた。
アンテナに蓑虫クリップコード(45Cm)を繋いで受信してみると、バリコンの最上部でエアバンドの通信が聞こえてきた。
バリコンの羽根が一番抜けたところでも、コイル長が長いため受信周波数は低いところに合っているようだ。
コイルを1ターン切ってみたら、丁度バリコンの真ん中あたりで東京コントロール向けの通信が聞こえたのでしばし受信を楽しんだ。
だが、イヤホーンではっきり聞こえるがスピーカーを鳴らすほどのパワーが無い。
入力不足だと思うので2SC1815を、一段増幅し繋いでみたら発振してしまった。
なかなか巧くいかないものだ。
ジャンク箱をさらってみたら、昔作った低周波増幅用の基盤(3V用)があった。
これを繋いだらスピーカーがガンガンするほどの増幅ができた。
そして聞いてみるとクエンチングのシャーシャー音が結構うるさい。
少しでも小さくしよう思って、スピーカーのところにノイズバイパス用のコンデンサーを入れてみたがあまり効果がなかった。
そこで、検波出力のお最終位置に1N60のダイオードを咬ませ、再検波してみたら若干の効果があった。
一応それで良いことにした。

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ケーシングとその後

   折角できたのだから、ケースに入れてラジオタイプにしようと思った。
だが、いつものことだが丁度良いケースがない。
とりあえず手元にあったプラスチックケースに入れてみた。
手を近づけるとボディーエフェクトで発振っぽくなったりする。
やはりケースは、シールドされる缶のほうが良さそうだ。
しかたがないので 百円ショップでブリキ缶を買ってきて詰め込んだ。
大変だったのは、この詰め込み工作だった。
ロッドアンテナとスピーカーをつけ、スイッチとダイヤルとヴォリュームを
操作しやすい位置に付けたりして時間がかかった。
こうして出来上がってみると可愛いものだ。
暇にまかせて電源を入れて聞いて楽しんでいる。
ずっと聞いているとやはり、シャーシャーという音が気になる。
できれば無信号の時は、その音をスケルチでカットしたくなった。
スケルチを調べたら、IF段の後の検波部からオペアンプに入力されるが、その検波部から、ノイズフィルタを通したノイズアンプで増幅し、それを更に整流増幅してオンオフの制御信号を作成。その後ミュートスイッチに注入して音声増幅信号をコントロールする方式だった。
だが、超再生方式は2SC1906の出力が即音声信号なので、音声信号レベルのスケルチ回路とする必要がある。
webで回路を調べてみた。今後は音声レベルのスケルチを作って装着しようと思う。
さてこのケースだが、100円の缶カラケースなのですぐ錆びると思うので、
いずれ塗料を塗らないと駄目だろう。
暇な時は、エアバンドを聞いて楽しもうと思う。

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2013年 1月21日(月) にJQ1YRBの掲示板に掲載した記事を再編集して掲載


100円のFMラジオのエアバンド受信化工作 jh1agl

2014-03-26 10:58:15 | 工作・修理

100円のFMラジオのエアバンド受信化工作  jh1agl

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作成動機
    古いCQ誌を読んでいたら、100円ショップの品物の活用の記事があった。
 結構使えそうなものを見つけて、買って活用できたときは何か得をしたような気がして
買って良かったと思ったことがある。
 でも,何か使えそうだからと買ってはみたものの、そのまま机の引き出しの奥の方に入り込んでしまっているものも多い。
 そんな中に、部品取りの目的で買った100円のFMラジオがあった。
 その時は、コイルを改造すれば旧アナログテレビの3CHより上のエアバンドの受信に改造できる。と思って買ったような気がする。
 でもよく考えたら、エアバンドはAM波だからこのままでは使えないためそのまま放置していたように思う。
 CQ誌2007年4月号の別冊付録に、「これから始めるエアバンド・リスニング入門ガイド」があった。
 この冊子を見ていたら、エアバンド受信に興味がわいた。
 Webでエアバンドについて検索していたら、100円ラジオのエアバンド改造の記事をみつけた。
 AMラジオ工作でおなじみのIC(LMF501T)を用いたものだ。
 100円FMラジオの高周波部は生す。FM検波と中間増幅はカットし、AM検波部を別に作ってはめ込み、低周波増幅部は生かすという改造で、AM検波部(LMF501Tを用いてAM検波部を作成)し高周波出力と低周波増幅の間に挿入するものである。
 このIC(LMF501T)は、秋葉原に部品の買い出しをしたときに買い置きしたような気がしたので、トランジスタやICを入れたケースを調べたらあった。
 ほかの部品も揃いそうなのと部品数も少なく簡単にできそうなので、このラジオ制作で遊ぶことにした。

FMラジオの改造

・同調コイルの調整は取り付けてあるコイルを3ターンほど切り取り受信周波数を上げた。
・LMF501Tを用いてAM検波部を作成し高周波出力と低周波増幅の間に挿入した。
・不要なコンデンサーは除去した。(別にあってもかまわないけど)
・作成途中でAM検波部をつなぎ込で聞いてみたら、AM検波された複数の中波の放送が混信状態で入ってしまい、それが結構強いためエアバンドの無線は確認できなかった。
 このAM波は、LA1800の高周波分をLMF501Tに取り込むラインに原因があった。
 ビニール線で取り込んでいるこのラインが、アンテナ代わりになってAM検波をしているようなので、この部分を細いシールド線にして外部の網線をアースし外からのAM成分の混入を防止したら混信がなくなり、エアバンド波の受信の確認ができた。

試作結果

 我が家は、成田空港から北へ約40Kmのところにある。
 イヤホーンアンテナ(イヤホーンのコードは1m)のままで、航空機から東京コントロールへの通信が受信できた。

受信はできたが、
・かなり強い電波しか受信できないようだ。
・受信音量も小さい。増幅するとノイズも強くなり聴きにくい。
・このままだとケースはコンパクトだがダイアルが合わせにくい。
などの不満が涌いた。
 感度については、1mばかりのビニール線をアンテナとして繋いでみたら受信感度が向上した。

改造点

・高周波増幅回路の追加
 2SK439を使った高周波増幅部を作り追加した。
・バリコンの交換
 二連ポリバリコン(70P-150Pを直列に使用)を使用した。
・ロッドアンテナの追加
 全長78Cm(9段継ぎ)を使用した。

試聴

 バラックで繋いで実験したら、感度、音量も向上し、測定器での計測では120MHz-130MHzmhくらいの受信ができそうなことがわかった。

ケースへの組込み

・ジャンク箱から小型のケースを見つけて組み込んだ。
・VRの取り替え
 ケースへの組込みにしたことから、基盤取り付けのVRのままだと操作性が損なわれるので外付けVRとした。

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トラブル

 バラックの時は良かったが、ケースに高周波段とラジオの基盤本体を組み込んだら、感度は良好だがバリコンを回すと、ある位置で発振してしまう所が出た。
 最適な周波数を意識しつつ、高周波増幅部のコイルをいろいろ調整して見たが直らなかった。
 高周波増幅にアース線を配線しているが、このアース線が悪いのかも知れないと思い、高周波増幅部の同調回路のアースを、ケースに直近でアースしたらバッチリ止まった。アース線の引き回しが悪かったようだ。

受信周波数

 聞こえてきた波の受信周波数を調べてみた。
この受信機で受信できた波をワッチしながら、IC-2410(受信周波数の拡張したのもの)のトランシーバで周波数を変えて同じ内容が聞こえる波を探し、周波数を読み取った。
 交信中で時々、「東京コントロール」という声が聞こえた。
 それをCQ誌の別冊で調べたら、124.1は東京コントロール(関東北の管制)との交信だった。

管制センタ(東京コントロール)

 120.5(関東西)、123.7(関東南A)、124.1(関東北)、125.9(関東南B)、133.6(関東北)

○受信雑感

・交信は頻繁に入ることもあるが、普段の交信はまばらで、交信があっても空からの通信内容は少なく、機の便数、機の状態、交信状況などで交信時間は短い。
・たまに、日本語の交信が聞こえる。
・女性の声の交信もある。
・たまに「ただ今×××10000m上空、気温××度、・・・・、行ってきまーす。」 のような会話が聞こえることもある。
・また、モーターグライダーからの通信が聞こえることもある。
「こちらモーターグライダー。只今×××上空です、これから新宿方面に向かいその先池袋方面に飛行します。」のような通信も聞こえた。

○まとめ

・この程度の受信機では、比較的至近の上空にいる飛行機からの電波しか受信できないが、エアバンド受信が趣味の人なら、きっと管制官と飛行機のやりとりが聞きたくなり、
アンテナ、受信機も高性能なものを購入したくなるだろうなと思った。
・我が家の上空の近くには、成田空港の着陸待ち用空路があると新聞で読んだことがある。
 何機もの飛行機が間隔を空けて、継続して飛行しているのを見ることがある。きっとあれが着陸待ちの飛行なのだろう。
 何らかの都合で滑走路が混んでいるかもしれない。
 そんな場合は、きっと無線交信も頻繁に行われるのだろうか、逆に、どの飛行機も東京コントロールの管制センタからの通信を、同じ周波数でワッチしているだけなのだろうか。

 航空無線受信も面白そうだ。

 英語の通信が多い。通信の解説が書いてあるCQ誌の別冊をゆっくりと読んでみようと思った。

  

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  2012年12月 5日(水)にJQ1YRBの掲示板に掲載した記事を再編集して掲載


Trラジオ修理2 jh1agl

2013-12-04 23:53:14 | 工作・修理

Trラジオ修理2 

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暮れになったので、恒例のお掃除で押し入れのガラクタを引き出した。

取り出した箱の中から、古いトランジスターラジオが出てきた。

昔、おふくろが使っていたTrラジオだ。

懐かしさもあって、電池を入れてスイッチをオンにしてみた。あれっ鳴らない。

ダイヤルの照明球は点灯する。

ダイヤルを回してみた。

ある箇所で、ダイヤルの周波数を示すバーに付いている同調を示す赤いLEDが点灯した。

AMでダイヤルを回すと、ラジオ放送バンドの周波数位置で点灯する。

同調回路は良さそうだ。

FMでもやってみたら、同じように点灯するので、イヤホーン端子にイヤホーンを繋いでみたが、無音だった。

前回修理したTrラジオは、ボリュームの不具合だったことが分かったから、修理の判断は簡単だった。だだし部品の入手のほうが問題だった。

今回のこのTrラジオはカットアンドトライで原因追及が必要だ。

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電源に外部電源を用いることから修理作業を開始した。

それは、箱を開けてしまったため、電池ケースへの電池の収容を工夫しなければならなかったためだ。

電池をケースに入れてビニールテープでとめてみた。

給電はできるが、基盤を裏返しにすると外れてしまいうまくいかない。

外部電源端子に電源を供給することにした。

このラジオの電源は4.5Vでプラグの極性は外側が+だった。

外付けの4.5Vの電池ケース(単三3本)が無いから、6V(単3を4本)の物を使おうと思ったが、ジャンク箱に、昔使った携帯電話の充電器(5V)があったので、Trラジオに合うDCプラグに外プラ中マイで半田付けし通電した。

コード接続なので、基盤の裏返しにはうってつけの電源となった。

これを使って修理作業を開始することにした。

イヤホーンジャックでは何も聞こえなかった。

このTrラジオには録音用の端子がついているのでこのジャックにイヤホーンを差し込んでみた。

音は小さいが、放送の受信ができる。

と言うことは、オーデオ出力段の不良が考えられるので、中を開けて修理をすることにした。

ネジを緩め、ケースからプリント基盤を取り出した。

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基盤の裏側の半田状態を見ると、結構白っぽく粉を吹いている。

半田付けの場所の酸化が大分進んでいるようだ。

疑われるのは、半田劣化による回路の断線が濃厚だ。

録音端子で受信音が聞こえるのだから、低周波増幅段に故障原因があると推測し点検した。

端子を一本ずつ触って揺すってみたが反応は無い。

半田付けが劣化で断線になり、しかも長いこと放置して有ったので、その端子が結露等で錆びた恐れがあるので、一番白い粉を吹いている端子を再半田上げすることにした。

半田付けをしようとしても、端子が錆びているため半田が乗らない。

古い半田を吸い上げておいて、その端子を磨き再半田付けをすることにした。

不良ぽいところは3カ所有るので、一本ずつ磨いていくことにした。

最初に再半田した端子では回復しなかった。

2番目もNGだった。

3本目のこれが駄目だったら、半田では無くコンデンサー等の部品不良になるので基盤を更にばらして修理しなければならないから面倒になるなと思った。

その端子を磨いた。

すると、がリガり音とともに受信音がイヤホーンから聞こえた。

おお、やった-。これだ。

この端子を良く磨いて再半田付けをして、回路的には回復した。

この箇所は、出力トランスの入側の端子だった。

あとは、丁寧に元の姿にくみ上げて修理は完了した。

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このTrラジオも、古いけど高音と低音も伸びて音声は綺麗に聞こえる。

修理して、上手く直ったので気持ちが良い。

ラジオは他にもあるが、お袋の想い出を大事にこれからも身近において使おうと思う。

古いラジオなので、作成工程での山形半田がきちんとできてなく、このような断線トラブルになったのだろう

自作の電子回路工作で半田あげをする時は、今回のことを思い出して、芋半田や、片割れ半田などしないように丁寧に半田をするよう心がけようと思う。


レトロなラジオ修理 jh1agl

2013-11-10 17:25:21 | 工作・修理

レトロなラジオ修理

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先日、息子の所に行ったとき、昔お世話になった伯父さんの思い出のラジオを預かっていた。

 

そのラジオは、SONY ICFー710で、故障模様は、

 

長年使用した結果の疲労 劣化か、音量の調整が壊れていた。

ガリ音がひどく、ボリューム(スライド式)を調整しようとちょっと触ったら急に大きくなったり、聞き取れないくらい小さくなったり、音量調整が難しく普段使うには耐えられない状態であった。

 

このラジオを修理することにした。

中を開けてみると、ボリュームは基盤に抵抗膜を焼き付けたプリント基板のスライド形のボリュームで、買い置きのスライドボリューム(以下SVRと略す)が無いので、ロータリーボリューム(RVRと略す)への交換を考えたが回復形状が原型を保てなくなってしまうのでどうしようか悩んだ。

 

手持ちのボリュームが無いので、無線で日頃お世話になっているOMさんにお話ししたら、欲しい規格のSVRやRVRを探して提供して頂けた。

 

RVRによる復旧だと、取り付けスペースは問題無く修理は比較的簡単だが、やはりスライド型の取り付け形状が保てない復旧になるのは避けたかった。

 

SVRでの復旧は、大きさ、スライド巾は壊れたボリュームと同じであり取り付け方法が解決すれば好ましい。

 

SVRによる復旧を考えることにした。

 

このSVRを、現在ついているプリント基板型ボリュームと同じ位置に取り付けようとすると、他の部品にぶつかってしまい基盤本体が収まらなくなってしまうので駄目だった。

 

次に、SVRを横にして、現在のスライドバーに取り付けて動かす方法を検討してみた。

 

この方法でのポイントは、このボリュームが他の部品に影響なく収まること。

 

このSVのバーと、現在ついているスライドバーにうまく取り付けること。

 

の二点である。

 

ボリュームの収納位置は、横にして取り付けると上手く収まった、しかし、スライドバーの位置が低く引っかかったので、厚めの両面テープを二重貼って固定した。

 

スライドバーの取り付けは、現在ついているバーに1.2mmの銅線を加工して、連結部材を作成し取り付けた。

 

故障回復としては上出来だ。

 

 

 

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このラジオSONY ICFー710はスピーカーが大きく低音も良く出て聞きやすい。

 

外観および操作部は、全く変えることなく復旧出来たので満足である。

 

部品の提供をしてくださったOMさんにお礼申し上げます。

 

ありがとうございました。