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夢咄司録

あぁー 夢は大空駆け巡る

エアバンド受信機2号機の作成(超再生で遊ぶ) jh1agl

2014-03-26 11:22:06 | 工作・修理

エアバンド受信機2号機の作成(超再生で遊ぶ)  jh1agl

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作成動機と工作メモ

  100円ラジオを改造してエアバンドの受信装置を作成した後、webで自作のエアバンドレシーバーの回路を覗くと超再生回路を使った受信機の記事があった。
トランジスタ1石の簡単な回路に低周波増幅用IC1個で実現できるので、部品数も少なく手持ちのもので揃いそうなので作成することにした。
遊び心は、あっという間に鉱石ラジオを作った少年時代にタイムスリップした。
回路は簡単なので、超再生回路部はすぐに完成できた。
コイルは8mmのシャープペンシルの軸に0.8mmの銅線を5回巻き、コイル長は12mm位にした。
クエンチング周波数のシャーというノイズ音は電源投入したらすぐ確認できた。
アンテナに蓑虫クリップコード(45Cm)を繋いで受信してみると、バリコンの最上部でエアバンドの通信が聞こえてきた。
バリコンの羽根が一番抜けたところでも、コイル長が長いため受信周波数は低いところに合っているようだ。
コイルを1ターン切ってみたら、丁度バリコンの真ん中あたりで東京コントロール向けの通信が聞こえたのでしばし受信を楽しんだ。
だが、イヤホーンではっきり聞こえるがスピーカーを鳴らすほどのパワーが無い。
入力不足だと思うので2SC1815を、一段増幅し繋いでみたら発振してしまった。
なかなか巧くいかないものだ。
ジャンク箱をさらってみたら、昔作った低周波増幅用の基盤(3V用)があった。
これを繋いだらスピーカーがガンガンするほどの増幅ができた。
そして聞いてみるとクエンチングのシャーシャー音が結構うるさい。
少しでも小さくしよう思って、スピーカーのところにノイズバイパス用のコンデンサーを入れてみたがあまり効果がなかった。
そこで、検波出力のお最終位置に1N60のダイオードを咬ませ、再検波してみたら若干の効果があった。
一応それで良いことにした。

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ケーシングとその後

   折角できたのだから、ケースに入れてラジオタイプにしようと思った。
だが、いつものことだが丁度良いケースがない。
とりあえず手元にあったプラスチックケースに入れてみた。
手を近づけるとボディーエフェクトで発振っぽくなったりする。
やはりケースは、シールドされる缶のほうが良さそうだ。
しかたがないので 百円ショップでブリキ缶を買ってきて詰め込んだ。
大変だったのは、この詰め込み工作だった。
ロッドアンテナとスピーカーをつけ、スイッチとダイヤルとヴォリュームを
操作しやすい位置に付けたりして時間がかかった。
こうして出来上がってみると可愛いものだ。
暇にまかせて電源を入れて聞いて楽しんでいる。
ずっと聞いているとやはり、シャーシャーという音が気になる。
できれば無信号の時は、その音をスケルチでカットしたくなった。
スケルチを調べたら、IF段の後の検波部からオペアンプに入力されるが、その検波部から、ノイズフィルタを通したノイズアンプで増幅し、それを更に整流増幅してオンオフの制御信号を作成。その後ミュートスイッチに注入して音声増幅信号をコントロールする方式だった。
だが、超再生方式は2SC1906の出力が即音声信号なので、音声信号レベルのスケルチ回路とする必要がある。
webで回路を調べてみた。今後は音声レベルのスケルチを作って装着しようと思う。
さてこのケースだが、100円の缶カラケースなのですぐ錆びると思うので、
いずれ塗料を塗らないと駄目だろう。
暇な時は、エアバンドを聞いて楽しもうと思う。

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2013年 1月21日(月) にJQ1YRBの掲示板に掲載した記事を再編集して掲載


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