↑ 映画リーピングでお馴染みイナゴ先生。
テリー・ギリアムが「バロン」で大コケして、やる気をなくしていたときにギリアムのもとに送られてきた脚本が目にとまり、映画化されたフィッシャー・キングの脚本のリチャード・ラグラヴェネーズが脚本と監督を担当。
フィッシャー・キングはよくできた「泣ける映画」なのでぜひ観てほしいです。
ロビン・ウィリアムスがホームレスにまで落ちぶれてしまう「ある事件のシーン」がとても強烈で、そこだけ「悪魔のいけにえ」になるんですけども、人間ゆずれないとこはありますからね。
幸せは誰にも平等にやってこないけど、不幸はどんな人にも平等にやってくるという脚本家のニヒリズムなのでしょうか。
それとも、この映画を観てそんなことしか考えられない俺が暗いのでしょうか?
たぶん、後者だと思うので今度の給料日には「ハマショーBEST」のCDを買います。
あいかわらず愚痴ばっかりですけど、映画・レッスン!になかったものがすべてこの映画にあります。
不良ばかりの高校に赴任してきてた、イナゴ先生 ことヒラリー・スワンク(忘れてやれよ)が「ホロコースト」すら知らない生徒たちに、自腹でノートを買ってきて生徒たちに日記を書くように指導する。
教育者になる人というのは、生まれながらにしてなるものなのか、それとも誰かに教育されたからなるものなのか、床屋さんは自分の髪をどうやって切るのか、紺屋の白袴は(略)
ヒスパニック系、黒人、アジア系、白人など様々な人種で構成されているクラスにいる唯一の白人が落ちこぼれのナーバスな少年とイナゴ先生(俺は忘れない)だけで、このクラスにおいては「白人がマイノリティ」というのも凄い設定で、実話を基にした映画とはいえ男気を感じる骨太な映画です。
喧嘩ばかりしている生徒達を一つにまとめる事件がおきる。
ある黒人の生徒を馬鹿にした「下あごがなくて、唇が大きくて、髪がチリチリ」の似顔絵をクラスの悪ガキがクラス中にまわしていたのをイナゴ先生(あなたを忘れられない)が発見。
このシーンはそこらの監督だったら、その落書きをすぐに映すのだろうけどイナゴ先生(しつこい)と生徒達のリアクションをきちんと撮ってから、その落書きを映すのは監督のセンスでしょうね。
その落書きのモデルになった黒人少年のリアクションも感情移入してしまいます。これは自分をネタにした落書きをなにかのひょうしに発見した経験がある人にしかわからないと思いますけどね。
そこで、すぐに生徒達を叱るのではなく、
「ナチスの大量虐殺」を引き合いにして、生徒達に「偏見はよくない」ということを説明するシーンなどは教育者を目指す人にはぜび観てほしいです。
そして、「ホロコースト」を知らない生徒達に「アンネの日記」を読ませるようになり生徒達はアンネに感情移入していく。
ちょっと、ネタばれになるのですが、「アンネの日記」を読んで興奮した女子生徒が、
「先生、この日記面白い! ところでアンネはいつヒトラーを倒すの?」
と、言って
「これはダイハードじゃないのよ?」
と華麗に突っ込むイナゴ先生のシーンは大爆笑間違いナシです。
泣けて、泣けて、泣けて、笑って、泣けて、上映が終わっても、もう少し映画館にいたい気持ちになれる映画。
テリー・ギリアムが「バロン」で大コケして、やる気をなくしていたときにギリアムのもとに送られてきた脚本が目にとまり、映画化されたフィッシャー・キングの脚本のリチャード・ラグラヴェネーズが脚本と監督を担当。
フィッシャー・キングはよくできた「泣ける映画」なのでぜひ観てほしいです。
ロビン・ウィリアムスがホームレスにまで落ちぶれてしまう「ある事件のシーン」がとても強烈で、そこだけ「悪魔のいけにえ」になるんですけども、人間ゆずれないとこはありますからね。
幸せは誰にも平等にやってこないけど、不幸はどんな人にも平等にやってくるという脚本家のニヒリズムなのでしょうか。
それとも、この映画を観てそんなことしか考えられない俺が暗いのでしょうか?
たぶん、後者だと思うので今度の給料日には「ハマショーBEST」のCDを買います。
あいかわらず愚痴ばっかりですけど、映画・レッスン!になかったものがすべてこの映画にあります。
不良ばかりの高校に赴任してきてた、イナゴ先生 ことヒラリー・スワンク(忘れてやれよ)が「ホロコースト」すら知らない生徒たちに、自腹でノートを買ってきて生徒たちに日記を書くように指導する。
教育者になる人というのは、生まれながらにしてなるものなのか、それとも誰かに教育されたからなるものなのか、床屋さんは自分の髪をどうやって切るのか、紺屋の白袴は(略)
ヒスパニック系、黒人、アジア系、白人など様々な人種で構成されているクラスにいる唯一の白人が落ちこぼれのナーバスな少年とイナゴ先生(俺は忘れない)だけで、このクラスにおいては「白人がマイノリティ」というのも凄い設定で、実話を基にした映画とはいえ男気を感じる骨太な映画です。
喧嘩ばかりしている生徒達を一つにまとめる事件がおきる。
ある黒人の生徒を馬鹿にした「下あごがなくて、唇が大きくて、髪がチリチリ」の似顔絵をクラスの悪ガキがクラス中にまわしていたのをイナゴ先生(あなたを忘れられない)が発見。
このシーンはそこらの監督だったら、その落書きをすぐに映すのだろうけどイナゴ先生(しつこい)と生徒達のリアクションをきちんと撮ってから、その落書きを映すのは監督のセンスでしょうね。
その落書きのモデルになった黒人少年のリアクションも感情移入してしまいます。これは自分をネタにした落書きをなにかのひょうしに発見した経験がある人にしかわからないと思いますけどね。
そこで、すぐに生徒達を叱るのではなく、
「ナチスの大量虐殺」を引き合いにして、生徒達に「偏見はよくない」ということを説明するシーンなどは教育者を目指す人にはぜび観てほしいです。
そして、「ホロコースト」を知らない生徒達に「アンネの日記」を読ませるようになり生徒達はアンネに感情移入していく。
ちょっと、ネタばれになるのですが、「アンネの日記」を読んで興奮した女子生徒が、
「先生、この日記面白い! ところでアンネはいつヒトラーを倒すの?」
と、言って
「これはダイハードじゃないのよ?」
と華麗に突っ込むイナゴ先生のシーンは大爆笑間違いナシです。
泣けて、泣けて、泣けて、笑って、泣けて、上映が終わっても、もう少し映画館にいたい気持ちになれる映画。