歌う狸ブログ

街角狸マニアがあらゆるマニアについて歌う「マニアソングス」誕生秘話

スマホで簡単作曲術-GarageBand超入門

2020-04-23 21:26:11 | タヌキソングス
前回はどうぶつの森「たぬき島」からお届けしましたが、今回は現実世界からスマホを握りしめてお届けします。皆様にも是非スマホを片手に読んで頂きたいと思います。

初のタヌキソング「化かされたなら」を作って以来、タヌキソングを含めて色々な曲を作曲してきましたが、それらは全て無料ソフト「GarageBand」で作っています。GarageBandはiPhoneやiPad、Mac PCに最初から入っているアプリですが、使わない人にはおそらく一度も開いたことのないアプリだろうと思います。(しかもiOS版は立ち上げた瞬間に横画面で固定になるので、間違って開いてしまった場合には閉じ方が分からなくなって思わず舌打ちしてしまうことでしょう。)でも使ってみるとめちゃくちゃ簡単に曲が作れてしまうので、是非一度お試し頂きたいと思います。ということで、今回は全く楽器も機材も使わずに30分で1曲作ってみましょう!楽器が弾けなくても出来ますのでよろしければお付き合いください。

たんたんたぬきの・・・を録ってみよう!

ということで何の曲を作ろうか考えましたが、「たんたんたぬきの・・・」でお馴染みのタヌキソングをやってみたいと思います。この曲は子供の遊び歌として各地でローカルな歌詞がある歌です。一番有名なのは「たんたんたぬきの金○は、風もないのにぶーらぶら」というやつでしょうか。この曲は元々なんと「Shall We Gather at the River」という聖歌だというので驚きです。日本には明治時代に伝わり、「流水天にあり」という題名がつけられつけられたそうで、現在では「まもなくかなたの」という訳詩で歌われています。

ちなみにコード進行は

C-C-G-C
C-C-G-C
F-C-G-C
F-C-G-C

という16小節の構成になっています。

早速GarageBandを開いてみましょう

お待たせしました。まずはGarageBandを開かないと始まりません。スマホからGarageBandという赤いギターのアイコンを探してみましょう。(今回はiOS版GarageBandバージョン2.3.8で解説します。iPhone/iPadをお持ちでない方は申し訳ありません!)


Garagebandを開いて「曲を作成」を押すとKEYBOARD、DRUMSなどのアイコンが並んだ画面が出てきます。



ここで録音する楽器を選びます。今回は最初にKEYBOARDを入れてみましょう。KEYBOARDの枠の左下にあるSmart Pianoを触ります。



するとこんな感じで一番上にGとかCとかコードが並んだ画面が出てきます。試しに好きなところを押してみるとコードに対応した和音が流れます。これを押すだけでピアノが全く弾けなくてもコードが鳴らせてしまうのですから素晴らしい発明です。もしもピアノが弾けたならなどと嘆く必要はありません。

次に曲の設定をしておきましょう。スマホだと小さいので見にくいですが、右上に「+」マークがあり、これを押すとソングセクションという画面が開きます。



セクションAの横に「8小節>」とあり、初期設定は8小節でループするようになっているのですが、8小節のところを触ると「セクションの長さ」という画面が開きます。



最初から作る曲の長さが決まっていれば「マニュアル」の横の数字を触っていくと小節数を変更することが出来ますが、決まっていなければ「自動」の横にあるスイッチをオンにしてみましょう。これで曲の長さを気にせずに作曲出来ます。(今回は16小節でやってみます。)



尚、右上の歯車マークを押すと曲のテンポやキーを選択出来ます。今回はデフォルト設定(テンポ110、キーCメジャー)でやってみます。

それでは早速ピアノパートをレコーディングしてみましょう。赤い丸ボタンを押すとカウントに続いて録音がスタートします。何を弾いても絶対にコードから外れた音が鳴ることはありませんので何の心配もありません。





とりあえず弾き終わったら停止ボタンを押します。再生ボタンを押すと今録音した音を聞くことが出来ます。上の段の左から三番目のアイコンを押すとピアノが最初のトラックとして記録されているのが分かります。



頼れるドラマーを誘ってみよう

次はこのアプリの醍醐味、バーチャルドラマーを召喚してみましょう。先程の画面の左下にある「+」ボタンを押すと最初の楽器選択画面になります。ここでDRUMMERというアイコンを押すと、今録音したピアノに合うようにバーチャルドラマーがいい感じにドラムを叩いてくれます。流石に生のドラマーのように痒いところに手が届くドラムは叩けませんが、どんな時でもパッと現れてリズムを入れてくれる頼れるやつなのです。



リズムパターンやフィルの多い少ない等、細かい調整はこの画面で出来ます。



あとは好きな楽器を好きなだけ入れるだけ

ここまで来たらあとは自分の感性に従ってひたすら楽器を足していくだけです。ピアノやギター等の弾き方は先程のようなコード弾きの他、単音で弾くことも出来ますし、Autoplayでいい感じにリズムを刻んでくれるモードもあります。私のお気に入りはWORLDカテゴリにあるErhu(二胡)と中国の鳴り物です。STRINGSのAutoplayを入れてゴージャスに仕上げましょう。






今回は全11トラックを重ねました。


それでは私が作ったバージョンをお聴きください。皆様も時間を持て余した時には是非スマホ作曲をお試しください。長らくのお付き合いありがとうございました。




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