●それでも地球は回ってる

■かつて同人誌作ったり宇宙ネタに小躍りしてた輩の、3年サイト放置後の、無趣味無活動な日々のぐだぐだ与太話あれこれ

【感覚】でモノをみる

2008年03月24日 | ワタクシゴト

まずは。
いつの間にやらカウンターが3万いっておりました。
この4月で日記書き始めて3年ですから、
一年で約1万ですね。


まあ数はともかく。
今まで訪問くださった方々に感謝を!



最初は【鋼】中心だったはずなのに、
いつの間にやら【宇宙】メインの内容に傾ききっていますので、
訪問されてる方の傾向も代わりつつあるのかも・・・
そんなバラバラな内容の思いつきの記事でも、
楽しみにしてくださってる方がいるのも事実で。





文章力はかなり低いですけれど、
自分なりの感じ方で、自分の言葉で、
聞いてくださる方に向かって発信できたらいい。
そう思います。
まさに「自分の感覚」で。





さて。
今日は、故「本田美奈子さん」のドキュメンタリーを見ました。




急性骨髄性白血病で彼女が入院した病院に、
しばらくして作詞家の岩谷時子さんが骨折で入院してきたそうですが、
岩谷さんと美奈子さんはお知り合いで、
岩谷さんが美奈子さんの「ミスサイゴン」を見た時、
魂の歌声に感動されたそうで、
岩谷さんが長く封印してい越地吹雪さんの為に書いた作詞「愛の賛歌」を
美奈子さんに歌う事を許したというお話。


入院してきた岩谷さんの為に、自身も無菌室にいる状態の美奈子さんは、
何とか励ましたい!とボイスレコーダーにメッセージを吹き込み、
それから二人のやり取りが始まる訳です。



最初のボイスレコーダーに吹き込んだメッセージ。
励ましの言葉と共に吹き込まれたのは、
「アメージンググレイス」(日本語歌詞:岩谷時子)。





病床の、しかも進行が早く200万人に一人という難病を抱えた人が、
ああいう歌を、人の心に溶け込んでゆくような歌を歌えるんですかね



ささやくような、でも儚げではない、
言葉にすると薄っぺらいのですが、
「透き通るような歌声」





その後も、岩谷さんが作詞した曲を中心に30曲、
美奈子さんが亡くなる3ヶ月前まで続けられたボイスレター。
(最後のものは美奈子さんが退院し、自宅で録った物)




ジュピター
素晴らしき世界
ニューシネマパラダイス
エデンの東
キリエ
上を向いて歩こう
夜明けの歌  etc...




どれもたった一人の為に歌われた、一人のための小さなコンサート。



そのボイスレターにお返事する岩谷さんが何度も言われていたのは、
美奈子さんと自分の不思議なご縁。
同じ病院に入院する偶然から、
ボイスレターのやり取りをするに至り、
音楽を、美奈子さんの歌声を通して、
89歳の岩谷さんは、言うに言わぬ不思議な絆を感じていられたご様子。



「二人とも、同じところで同じ事を考える」


この同じところって、部分ではなく、同じ次元や世界観で考える、って意味でしょう。
岩谷さんの詩は、平易ではあるけども、
短い言葉の中に、年を重ねた人だからこそ込められる感性を感じます。
その事を美奈子さんはとても尊敬していた様子。



その後、美奈子さんが岩谷さんに自分で作詞した作品を吹き込みますが、
曲はドヴォルザークの「新世界第二楽章:家路」
その歌詞が、まるで岩谷さんの世界観のようで。
よく聞いていたから歌っていたから似てしまったとうのではなく、
同じ眼で世界を見てる、だから近い・・・という感じ。




それを聞いて思い出したのが、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」
(因みにますむらひろしの猫版で。映画になった奴ですね)



コロラド高原あたりで、この曲が流れるんですが、
子供の頃からこの曲が、夕暮れのその先のどこかに似合うと思っていて、
あの映画で夕焼け空の下にいっぱい広がるあの音楽を聴いて、
いっそうその思いを強くしたのを思い出し、
美奈子さんの作詞したその歌も、遠い彼岸の曲に思えてしまいました。
(あのメロディーって日本人のDNAに深く訴えてきますよねえ・・・)






最期に吹き込まれたのが「夜明けの歌」





その他の「エデンの東」や「ニューシネマパラダイス」も皆いい曲で。
自分の懐メロ好きがまた盛り返してきたり。
(メロディアスで言葉が綺麗な歌詞が古い歌が好き)




美奈子さんの死を、岩谷さんはニュースで知り、
その後、今もって新しい詩は発表されてはいません。





この番組見ていて思ったのは、
普通の人よりも、一段高い次元の感性を持った二人の、
心のありようを見せて頂いたような気がします。
表現者であり体現者である美奈子さんは先に逝き、
岩谷さんは越路さんはじめ多くのそういう芸術家を見送る役目にあるのかも、
そんな風にも感じました。




もうひとつ思い出した事。それは夏目雅子さん。
美奈子さんも夏目さんも、写真に残る二人の姿は
「向こう側に何もない」・・・透き通ったものを見るような感覚で。
透き通るような在り方だから早く逝くのか・・・だからこそ人の心に残るのか。
美奈子さんのFCには今なお入会希望者が後をたたないそうですから、
やはり人の魂を動かす力を持った人って、死後もその力を残すんですね。



ここ最近、感覚とか直感とか、そういうものに興味がシフトしてるせいか、
こういう番組みると余計にジーーーンとしちゃう。
まあでも本気でいい番組見られて良かったと思ってます。













そんでもって。
その直後にニュースで土井さんの事やってて、
毛利さんがコメンテーターでご出演。



きぼうで行う実験の申請数が93年当時は50件以上あったのに、
申請取り止めが40あって、
今回は16件の申請があったという話になり、
これをどう捉えるかって話になりまして。


計画が完成するまでに時間が掛かりすぎて、
研究者が待てなかったとか、
宇宙実験しなくても地上でやれるようになったとか、
まあ理由は色々ある訳ですが、
毛利さん曰く、
たしかに地上で実験出来たり、データから予測出来るようになり、
宇宙でわざわざ実験しなくてもよくなった事もあるでしょうが、
実際に宇宙で実験してみる事に重要と。
また、研究申請しても実際はすぐに出来る訳じゃなく、
実験出来るまでに経る申請手続き等の今のシステムに問題あり、
とも言ってました。
だからそこがクリア出来ればもっと申請も増えるんじゃないかと。




因みにあれを維持するだけでこれから毎年400億が注ぎ込まれるのだそうです。





さて皆様は賛成?それとも無駄と考える?





自分の意見としては、
もっとあれを「無駄に思わせない」努力を内部の人にして欲しい。
「楽しく研究やってます!」って元気良く言ってくれよ、と本気で思う。



こういう話するといつも思い出すのが、
つくばの一般公開行った時に見た「無重力空間での燃焼実験」
その実験はロケット打ち上げて、
打ち上げきってから落ちて来るまでのほんの僅かな時間無重力になる、
それを利用してやるんだそうなんですが、
そのロケットがたまたま「ドイツ」ものだったので、
「へー、ドイツのロケットなんだー」って言ったら、
「詳しいですね!」って声掛けられて(笑)


その方に実験のお話ふったら、それはもう喜んで説明してくれて。
無重力空間で炎がどうなるのか実験してみようと最初に思ったのは、
実は日本の科学者で、日本は世界のトップを走ってると言ってましたが、
その誇らしげな姿に何とも感動した次第。



ああいう人見ちゃうと、「所詮金の無駄遣いだから」とばかり言わないでやってくれーと
どうしても思ってしまう、情にもろい日本人根性が前面に出てまいります(苦笑)




成果も必要ですが、結果だけ厳しく求めて萎縮させちゃあ、
出来る実験も成せる成功も呼べないと思うがどうだろう。
同じ税金の無駄遣いするなら、いっそ「有意義な失敗でした」と
豪語された方がいいってもんです(アタシの気持ち的には、だ)
そういう泥被ってくれる偉い人(別に偉くなくてもいいけど)がいないのね、きっと。
それは日本全体に言える事か~




で、感覚の話。




毛利さんが電波入ってる人だとはよく聞きますが。
あの時、キャスターと話してた毛利さんは何だか信じてみたいと思えた。
糸川先生も電波入ってた人だそうですが、
自分は割と電波系には寛容かも(自分もそうだからか)
→でも実際一緒にいたら、キレそうになる可能性大(同族嫌悪の予感)



日本の宇宙開発の行く末に、なんの小石も投じられないけども、
後手後手に回って収集付かなくなってるとしても、
自分の感覚では、一連の報道や中継ライブ見てても、
重たいモノを感じなかったので。信じてやりたいというか。
「きぼう」に関しては、希望の眼で見て行こうと思います。
いいんです。甘ちゃんな意見と言われても。
こういう事ってワクワクしたもん勝ち!って最近思うので。



いつにも増して取り止めもない記事。
Tさん、こんなんでもいいんですよね。









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