ＦＩＦＡが厳密な健康診断を義務付け

■ＦＩＦＡが厳密な健康診断を義務付け

　ドイツワールドカップに参加する３２カ国の選手たちは、心臓の検査を受けなければならない。月曜日に開催された全参加国の会合の席で、ＦＩＦＡ（国際サッカー連盟）は６月の大会に出場する選手たちの健康状態を把握するための医療面での計画案を作成した。特に心臓を詳しく検査することが決定されたのは、２００３年のコンフェデレーションズカップの際に起こったカメルーンのマルク・ビビアン・フォエの悲劇的な死を受けてのものだ。この経験を教訓とし、現在ＦＩＦＡはスタジアムに除細動機と心肺蘇生（そせい）装置の設置を義務付けている。
「大きな改革だ。われわれはこの種の決断を下した最初のスポーツ団体となる。これが将来に向けたスタンダードになってほしいと思う」とＦＩＦＡ医療チームのイリ・ノバク代表は語った。

　また、ドーピング検査に関しても正確な規定が設けられた。大会期間中、および大会前に、各チームから無作為に選ばれた最低２選手が検査を受ける。４月から５月にかけて開催されるテストマッチの期間も検査の対象となる。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20060307-00000006-spnavi-spo.html