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ラポルタ「エトーの行動は威厳に満ち、かつ勇敢だった」

2006年03月02日 | カメルーン
■ラポルタ「エトーの行動は威厳に満ち、かつ勇敢だった」
バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、土曜日のサラゴサ戦で一部の心ないファンから人種差別的野次を受けたサミュエル・エトーがグラウンドを離れようとした行動について、「威厳に満ち、かつ勇敢であり、彼の責任感の強さを改めて証明した」と評した。

「何よりもまず、エトーは一人の人間だ」と伝えたラポルタ会長は「今回のことは残念なことだし、サッカーのようなスペクタクル溢れる場にはふさわしくない行為」と一部のサラゴサファンの振る舞いを遺憾に思うと伝えた。

バルサはどんなことがあってもエトーを支え、人種差別撲滅のために戦うと強調したラポルタ会長。また、土曜日にカンプ・ノウで行なわれるデポルティーボ戦で差別行為に立ち向かう主旨の企画を検討しているとも伝えた。「我々はこのような差別行為と戦うための手段を取っているが、残念ながら未だスタジアムでは起っている。そのために制裁を与えることも必要だ」と伝えた。とはいえ、ラポルタ会長自身はサラゴサに対しての制裁は望んでいないとも語っている。「それを管轄する機関が決めることであるし、一部のファンの行為の責任を取らされることもない」とした。

また、リーガタイトルをさらに確実なものにするために、そして、チャンピオンズリーグ、チェルシーとの第2戦に臨むためにも、アウェイでのサラゴサでの勝利はバルサにとって大きな意味を持つ。ラポルタ会長は、「チームは今良い時期に差し掛かっているし、直接、間接を問わず全ての結束が大切である。先を見据え、良い側面を見ることだ。つまらない噂やミスをつつく必要はない」とメディアを含めたバルサの周囲すべての結束も求めていた。

ライカ-ルト監督が率いるバルサをこよなく愛するラポルタ会長。チームが披露するサッカーをスペクタクルと堅固さが見事に調和していると表し、この雰囲気のままチェルシーとの第2戦でもその力を振るって欲しいと伝えた。
http://sports.livedoor.com/marca/spain/detail?id=3352448


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