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ランス、4-2でリールを下す

2006年04月30日 | その他の西アフリカ
ランス、4-2でリールを下す

 リールには残念な結果となった。リーグアンでここ10試合負けなしだったリールだが、土曜日にアウエーで行われたランス戦で、2-4と完敗。ディフェンスの弱点をうまく突かれた形で、リールはランスに勝ち点差2まで迫られた。シーズン終盤になり、リーグ3位争いに活気が出てきた。水曜日にはヨーロッパを目指して、レンヌ対パリ・サンジェルマン、オセール対マルセイユが行われる。

 ランスのサポーターには最高の土曜日になった。4ゴールで北部ダービーを制し、順位を1つ上げてリールと勝ち点差2の暫定4位。終了間際に選手同士でちょっとしたトラブルはあったものの、サポーターはきっと満足したことだろう。

 ランスのギヨー監督は選手の活躍に上機嫌。
「今日は最高の出来だった。前半は本当に良く、後半少しひやっとする場面もあったが、4つ目のゴールが本当にうれしかった」
 この勝利で3位も十分狙える位置につけ、欧州チャンピオンズリーグ予備予選出場も夢ではなくなった。
「もちろん上位に返り咲くには、これからも勝っていかなければならない。これは、その一歩だ。ル・マン、ナントととの2試合で勝ち点6をもぎ取らなければならない。相手チームも手ごわい」

 一方、リールは10試合無敗の記録がストップし、今季始まって以来の4失点という残念な結果になってしまった。キャプテンのタファローは語る。
「3点を許す散々な前半だった。これでは試合に勝てないね。あと2試合、リヨン、レンヌと強豪との対戦で緊迫した試合になると思うが、頼れるのは自分たちしかいない。でも自信はある」

 水曜日の試合でレンヌがパリ・サンジェルマンを下すと、リールは3位の座を失うことになる。もう一度リールの強みである団結力を取り戻して、これからの試合に臨んでほしい(リールのディフェンス力はリーグ2位である)。
 この日のリールは、特に前半に得意のチームプレーが欠けていた。開始後10分弱で、ランスはトメールが最初のゴールチャンスを見事に決めて先制点を挙げた。GKイタンジェのボールをマリ代表のケイタ、ガボン代表のカズンとつなぎ、右サイドへ。センタリングからフローが合わせようとするが、ファーポストのトメールに流れる。トメールはうまく左のインステップでゴールに押し込み、先制点となった。

 このゴールが引き金となり、ランスは果敢にリールのゴールを攻める。前半12分、15分、ランスはジュシエとカズンがゴールを狙うが、GKシルバに阻まれた。試合は一方的なムードでランスの攻撃に終始し、前半32分、35分にもジュシエ、フローの繰り出すシュートにシルバははじき返すだけで精一杯。前半40分、タフラリディスのファウルから得たPKをカズンがきっちりきめて、追加点。カズンは今季13点目のゴールとなった。前半43分にはセットプレーから、ファーポストにノーマークでいたマリ代表のケイタがトラッピングしてインステップキックでゴールに押し込み、3点目となった。

前半まったくいいところのなかったリールだが、後半は開始早々から調子を上げてくる。後半6分、リールはフォーベルゲがゴール前相手のディフェンス3人を引きつけたところ、マイナス気味のパスをナイジェリア代表のオデムウィンジーに。オデムウィンジーがこれをきっちりと決めて、リールは待望の1点目を挙げた。だがその2分後、ランスはゴール前右サイドからガボン代表のカズンがフローにパス。タフラリディスのミスでフローはノーマークとなり、ダメ押しの4点目を挙げた。

 第18節ではノーゴールだった北部ダービーだが、この試合はゴールの打ち合いとなった。後半25分、リールはコートジボワール代表のケイタがオデムウィンジーとコンビでゴール前に持ち込み、2点目。試合はこのまま終わるかに思われたが、終了間際に選手同士の小競り合いがあり、ランスのデルモン、リールのミララが共にレッドカードで退場となった。

 ランスの勝利でリールは2位ボルドーとの勝ち点差が6。ボルドーは日曜にル・マンと対戦するが、チャンピオンズリーグ出場に向けて極めて優位になった。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20060430-00000012-spnavi-spo.html


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