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まじ卍

生活の中で気が付いたことを書いています。

時代錯誤②

2024-07-30 | 反省
『カズレーザーと学ぶ。』7/16「大ハラスメント時代の生き抜き方」の中で
私たちが昭和、平成、令和へと時代が進むとともに
パーソナルスペースの歪みを説明された。



昭和の時代には同じ価値観のもと、みんなが同じ思考で
距離感が近かったけれど、
令和の今日では価値観が多様化し、それぞれのやり方で目標を目指す
というように考え方が変わってきた。
たしか平成に入った頃だったか私の同期入社の友人が
同僚らに呼び掛けてスポーツをしたり飲みに行くなどの
企画を考えて同僚らの意識をまとめようと努力していたことがある。
私たちの世代ならすぐに集まっていたものが
なかなか集まらず、相談されたのを思い出す。
思えばその頃から時代は少しずつ変わってきていたのだろう。
会社主催の飲み会にも参加しない若者が増え、
世代の差を感じるようになっていた。
終身雇用制の会社ではあったが、ある程度仕事を覚えて
幹部候補生になれば辞めて転職していくような若者もその頃から増えた。

『ウルトラセブン』第47話「あなたはだぁれ?」に登場したフック星人を
思い出した。
侵略計画を進めるため、ふくろう団地の地下に偽の団地を建造し、
夜になると偽の団地と地上の本物の団地と丸ごと入れ替える。
深夜になってから団地に帰ってきた男性サラリーマン(小林昭二)が
自分の家も隣の家にも知らない人が住んでいることに気付き
ウルトラ警備隊による調査を経て計画が明るみに出る。

このように私たちの知らないうちに世の中が変わっていることに
これで少しずつ分かり始めた。
(分かりにくい比喩でごめんなさい)

時代錯誤①

2024-07-29 | 反省
私が「Z世代」に関心を持ち始めたのは最近のこと。
それまでも単語としては知っていたが、
若者のことを十把一からげにした言葉くらいにしか思っていなかったが
意識をし始めたのは、カスハラ(カスタマーハラスメント)問題からである。
カスハラとは、 顧客が企業に対して理不尽なクレーム・言動を意味する。



『カズレーザーと学ぶ。』7/16「大ハラスメント時代の生き抜き方」の中で
カスハラの加害者の75%以上が50代~70代に集中している。
中でも私の年代である60代が最も多いことを知り、
自身も気付かないままにどこかでカスハラの加害者になってはいないか?
という不安に襲われるようになった。
番組の中で「カスハラの加害者」になる要因として
「おもてなし文化」があるという説明だったが
私がお世話になっている人の最近の鉄板ネタに
三波春夫さんの「お客様は神様です」という話について
“お客様を神様とみる”という心構えであることを舞台の上で話したことが始まりで
買い物客が「お金を払う客なんだからもっと丁寧にしなさいよ。
お客様は神様でしょ?」という風になり、
クレームをつけるときなどには恰好の言い分となってしまっているようです。
店員さん側は「お客様は神様です」、って言うからって、お客は何をしたって良い

という訳ではありません。
むしろ客の方も店員様は神様ですという気持ちで接することが大切で
私が子どもの頃には、店で買物をして帰る時には
「ありがとう」と言って帰っていたのを思い出す。
このように私たちは東京オリンピック誘致の際に話題になった
おもてなし文化をどこか間違えて捉えてきたように反省している。

常識や価値観の変化

2024-07-07 | 反省
私たちの世代は、高度経済成長と言われた時期に生まれ
自分らが社会に出た頃に諸先輩方から教わった常識を持ったまま
今日までずっと暮らしてきた。
その常識や価値観が正しいものと疑うことなくやってきたが
60代になって世代間ギャップを感じるようになってきた。

特に私には子どもがいないこともあって、次の世代との間で
常識が違っていることさえも気付かないままに今日まで生きてきており、
次の世代では常識になっていることも「間違い」と決めつけて生きてきた。
そのため私たち世代の常識に当てはまらないと
「非常識」だと決めつけてしまい、
なにも頼まれていないのに正義感を出して、
正してやらないけないと思って意見をしたり、
私のように他人の批判をしたりしているのだろうか。

厚生労働省のカスタマーハラスメント対策に関する資料について
カスハラに該当する「威張り散らす行為」に及びやすい人として、
「定年退職したシニア層」や「社会的地位の高い人」

などを挙げていたニュースを見ても
どこか他人事で済まされないような一抹の不安を感じる。

だから今の世代にとって「いい人すぎる人」であっても
私たち世代には、「別にいい人でもなんでもない。ふつうのことだ」と流してしまう。
謂わばいつのまにやら時代遅れの人となっており、
若い世代の人にとっては老害になっていても不思議じゃない。
このブログを読んだ妻が言うように「文句ばかり言ってる」というのも
時代遅れの老害の戯れなんだと理解出来る。

だからといって「いい人」をやめる必要はないし、
老害だと思われたくないと媚びるつもりはないけれど
自分たちの常識が正しいといった価値観は捨てて、
もっと大きな視野で受け止められる人間になりたいと思う。

ゴミ捨て

2024-07-04 | 反省
私は子どもの頃から家を出る時にトイレに行きたくなる。
そのため、家を出る時はできるだけ集中出来るように
妻も気に掛けてくれていて、他の家の御主人がされているように
ゴミ捨て場までゴミを持っていく行為をしたことがない。
しかし定年退職後は、時間を気にせず外出することになったので
せめてゴミ捨てくらいはさせてもらうようにしている。

ある日テレビを観てたら、男性芸能人が「ゴミ捨てをしています」
という話題になり、出演していた女性芸能人が「ゴミ捨てというのは、
各所にあるゴミ箱からゴミを集めて一つにして、それをごみ捨て場に持って行って
はじめてゴミ捨てをしたということになるんだよ。」と話していて
そのことを聞いて「確かにそうだなあ」と思った。

それで今日は部屋中のゴミ箱のゴミを集めてゴミ置き場へ持って行った。
ところが翌日になって、妻からゴミ捨てについて訊かれた。
「洗面所のゴミ箱のゴミを集める時に、ゴミ袋ごとまとめて捨てた?」


※妻が書いてくれた説明図

いつもならゴミ箱に入れてあるコンビニ袋をケチって
中身のゴミだけを集めるが、今回はゴミ袋ごと捨てたと伝えると、
ゴミ袋の底に何枚もの袋が束になってあり、ゴミ袋を捨てる度に
1回分ずつちぎって捨てるようになっていたらしく
私はそのことを知らずに束になっているゴミ袋ごと捨ててしまったらしい。
妻はカインズホームで便利だからと買っていたらしいが
私が知らずにしたことだから仕方ないと怒らなかった。
しかしもったいないことをしたと反省している。

見慣れるという機能

2024-07-02 | 反省
偉そうに言える立場でないことは百も承知だが
失礼ながら残念な顔をされた人がいる。
男前とか美人ならばいくらでも見ていられるが、
思わず顔をそむけたくなる人もいる。
何もその人が悪い訳ではないことは分かっていることだが。

私の卒業した大学では男女比率に差があり、
ほとんどが男子大学生だった。
その中の女子を物に出来る確率はすこぶる低く
片っ端から告ってはフラれを繰り返す同級生も居た。
最後に彼は「10秒間、直視できないブス」と言われる女性に告り、
その話題は大学じゅうでの大ニュースとなったが
結果的にはフラれてしまう。
彼女は2年先輩の卒業に合わせて自主退学し、
一緒になったと聞いている。
おかげでその話題を肴にかなりお酒を頂きました。

10代の頃に風俗店に興味をもち、入店はしないまでも
風俗嬢の写真を眺めていて「ブスばっかりだな」と思っていると
店員さんが出て来られて
「うちの娘は、美人揃いでしょう」と売り込んで来られた。
たしかに美人というのは主観的なことであり、人には好みがあるから
どんな女性でも美人と言われれば、美人なんだとその時理解した。

私は芸人で言えば千鳥の大悟さんの濃い顔が苦手で、
デビュー当時は千鳥が出てきたらチャンネルを変えていた。
でも最近は露出が多くなって見慣れてきたせいか、
なんとも思わなくなっただけでなく
どこが苦手だったのか思い出せないほどになってきた。
同様にガンバレルーヤのよしこさんや ぼる塾のあんりさんも
初めはどうなることかと思っていたが
露出が多くなっていくと見慣れてくるもので、
ふたりとも性格の良さが際立ってきて
最近では、愛着さえ感じられるまでになってきた。

人間の「見慣れるという機能」は便利なもので、
さまざまな事を乗り越えさせてくれる。言い換えれば
あまり第一印象だけで決めつけない方がいいということだろう。
(固有名詞を出しての失礼な言動をお許し下さい。)