活火山:風不死岳、雄阿寒岳、天頂山、追加認定へ /北海道
【毎日新聞 5月24日(火)11時50分配信より】
・・・昔から風不死岳は死火山、樽前山は活火山と教えられてきたけど、あの山が・・・
◇1万年以内に活動の痕跡見つかる
気象庁が活火山の定義の一つとする1万年以内の活動の痕跡が風不死(ふっぷし)岳(千歳市、1102メートル)など道内3山で見つかり、報告を受けた国の火山噴火予知連絡会が6月7日の会議で、新たに活火山に認定する見込みだ。過去の活動歴が2000年前から1万年前に変更された03年以降では全国初の追加。いずれも現在は目立った活動がなく、防災態勢を強化する必要はないと考えられるが、火山研究のうえで重要な発見として注目されている。
従来から活火山とされている樽前山(千歳市・白老町、1041メートル)が南東3・5キロにあり、中川教授は「9000年前に始まった樽前山の活動は、風不死岳から移動したものと考えられ、両山は一つの活火山と考えるのが自然」と指摘。気象庁は樽前山の範囲に風不死岳も含め、一体とした「樽前山」として防災に取り組む方針という。 他の2山のうち、雄阿寒岳(釧路市、1370メートル)では、中川教授らの07年までの調査で、噴出物などから1000~2000年前まで山頂火口の活動があったとみられることが分かった。天頂山(斜里町・羅臼町、1046メートル)では、室蘭工業大学の後藤芳彦准教授(火山地質学)が05年までに山頂南側の中腹で、2000年前の噴火による噴出物を見つけた。この2山は独立した活火山として認定される。 ………………………………………………………………………………………………………
風不死岳は3万年前には活動を開始していたとみられるが、最後がいつかは不明だった。北海道大学の中川光弘教授(火山学)らが南西側麓(ふもと)を調査。08年までに地下1メートル前後で発見した火山灰や軽石などの堆積(たいせき)物が、化学成分から風不死岳の噴火によるもので、8500年前のマグマ水蒸気爆発、4500年前の水蒸気爆発の痕跡と分かった。
■ことば
◇活火山
気象庁は過去1万年以内に噴火したか、現在噴気が出るなど活発な火山活動がある山を活火山と定義している。過去の噴火は03年までは2000年以内としていたが、それ以降は国際標準の1万年以内とし、活火山は全国86山から108山に増えた。6月の3山追加では、風不死岳が樽前山に含まれるため110山、道内は20山になる。
死火山だと習った山の多くが活火山になりそうですね^^;
ですよね。
ここに研究費?ぶち込むんでしょうかね・・
火山情報出すそうですから、当然観測しなけりゃならないよね。