三井ホームで新築 (2023年3月完成)

三井ホームで戸建てを新築しました。検討したことや、実際の電気料金など記していこうと思います。

土地と日当たりの検討

2023-01-04 15:37:00 | 家の各種検討
 我が家は、先に土地を購入しました。その土地は、駅近で正方形で形も良く魅力がありましたが、最近、南隣に3階建が建設され、日当りが悪そうな事がネックでした。

ネックに対し、以下を考えました。
・3階建と購入土地の敷地境界部は、自転車置き場になっていて、建物は敷地境界から3m離れていました。おそらく北隣への日当りが少し配慮されていると思われました。
・3階建の屋根は、陸屋根でそこまで高くないようでした。土地を見つけた2月は、日当たりが良い方では無いので、何度か朝から日当たりや影を確認して、我が家の設計次第で2階の日当たりは悪くならない感触でした。
・3階建は、最近建設されたので直ぐにもっと高い建物になってしまうリスクは低いと思えました。
・我が家を2階リビングにすれば、隣の3階建とは1階差です。これは、今住んでる「リビングは1階で、隣は2階建」と変わらない。と思いました。
・少し小さい土地だったのですが、建築条件は無く、建ぺい率も80%だったので敷地境界-50cmのフルフルに建てられる事がメリットでした。
・駅は、普段よく使う駅なので、電車や踏切の騒音の具合や地域性をよく分かっていた事も後押しになりました。
・自然災害のリスクは、この近くに7年住んでいるので、感触が分かっていました。ハザードマップや地盤の液状化リスクマップ等からも確認し、リスクは少なめと判断しました。実際、台風なみの大雨の時にも、土地周りには洪水などはなく、問題なく排水されていました。

 このような理由から、先に土地を手に入れました。

 この土地になるべく日当たり良い家を建てたい。そのために、メインのリビング・洗濯物を干すバルコニー・太陽光パネルの日当たりは、大事でした。

 2階リビング&バルコニーで家に求めるモノの希望(仕様)を整え、ハウスメーカーや建築事務所の数社に、うちの土地でのプランと見積を提案して頂き、検討していきました。結果、三井ホームに決めたのですが、この理由はいつか書けたらと思います。

 ハウスメーカーが決まったので、2022年6月から設計確定の打合せが始まりました。三井ホームは、日当たりを考慮した設計にしているけど、シミュレーションは出来ないとの事。
 そこで、私にて周囲の建物の配置と高さと屋根形状をスケッチし、我が家は三井ホームの図面から形状を把握して「日当り君」で日当りをシミュレーションし、三井ホームと共有して設計を確定させていきました。
 一例として、夏至の場合を見ていきます。

 先ず、家を正面(西面)から見た図面です。右側にバルコニーがあり縦格子のルーバースクリーンをつけています。バルコニー奥にリビングがあるので、バルコニー上部の採光窓から室内に光を入れる設計です。この三井ホームさんの設計とデザインはとてもカッコいいです。


 側面(南面)から見ると、リビングに付けた6つの窓で陽の光を取り入れられる設計になっています。また、バルコニーにはこの面にもルーバースクリーンを付けてもらい、日を当てやすくしつつ、外からの目隠しも配慮してもらいました。



 では、夏至の時期に日当たりがどうなるか見ていきます。(以下の図にて、日当り君は、無料版だと単純な箱体の家しか描けないので、バルコニーなどが無い家の形になっています)

4:30 日の出前


5:00 日の出。屋根に光あたり太陽光発電が稼働。


7:00


10:00 南面からリビングに光が入りそう


南面に注目するとこのくらいの影


これなら南面の6窓からリビングに光が入るし、バルコニーにも光が当たり始める。


12:00 

14:00


16:00 リビング6窓は日陰になるが、西面のバルコニーと高窓から光が入る。


17:00 西日が強く日差しが気になるかも。


17:30 日は出てるけど、太陽光パネルが自分の屋根の影に入ってしまうので、発電しなくなる事が分かった。

18:30 日没の間際。


19:00 日没後。

 このシミュレーションから、夏至では、西日が強く当たるので不快になると思われ、バルコニーにタープを掛けるフックを付けてもらいました。また、バルコニー上の高窓のロールスクリーンは遮光性の高いものにしました。
 夏至以外にも冬至や春分や任意の日でシミュレーションを行い、日当たりを確認して設計の良否を判断をしました。こんな検討が出来る「日当り君」は、とても良いフリーソフトだと思います。
 
 家が完成したら、実際の日当たりや住み心地が確認できるので、記していこうと思います。

 最後に悪い所も書いておくと、冬至では午前中はリビングとバルコニーへの日当たりは期待できないことが、シミュレーションで分かりました。11:30くらいから日が当たってくれます。屋根へは午前中から日は当たってくれますので太陽光発電は期待できます。
 南隣の3階建からの影響は、ありました。
ここは、駅近と天秤をとって受け入れました。冬は暖房器具の電気代が高くなる事、やむなしです。
 太陽光発電で電気代を抑えられるかどうか、住んでから検証ですね。

⭐︎まとめ⭐︎
太陽光発電のみならず、部屋やバルコニーの日当り確認にも「日当り君」は、とても有効でした。