三井ホームで新築 (2023年3月完成)

三井ホームで戸建てを新築しました。検討したことや、実際の電気料金など記していこうと思います。

LANやテレビの検討

2023-02-11 13:45:00 | 家の各種検討
テレビもネットもケーブルテレビ会社で一括とし、ネットは光回線(うちのエリアでは、1Gbpsが最大)を引き込む事にしました。
リビングの『目立つところにWi-Fiルーターなど設置されて、かつ配線もゴチャゴチャ』の状態にはしたくなかったし、電波からすると家の中心が望ましいので、家の中心でかつ目立たないWICにWi-Fiルーターを置く事にしました。

色々配線を調べ全体系統図を作って確認しました

取付ける全ての機器と配線系統を表現した図で細かいです。
言いたい事は、「ネットとテレビを目的の通り使うために、通信会社とハウスメーカーが付ける機器と配線を把握しておく事が大事」という事です。

系統図を描くための検討事項↓


ケーブルテレビ会社との確認事項(その1)↓
これが簡略図になります。

私は、通信会社が設置するWi-Fiルータを使う事にし、自分では、手配しないことにしました。通信会社に御社のWi-Fiルーターをつけなかったら安くなる?と聞いたところ、安くならないとの事。そうならば使おうと思いました。
Wi-Fiルーターは、家の中心に設置し効率よく電波を飛ばしたい。そこで家の中心の2階WICのタンスの上に設置としLAN口とコンセントをつけてもらいました。

通信会社のWi-Fiルーターは、より電波が途切れにくいメッシュWi-Fiのルーターも置ける様で、その時のルーターの接続図は↓となります。
2階にWi-Fiルーターを置くので、1階が繋がりにくかったらどうするか?を考えたところ、追加メッシュポッドという、いわば中継増幅機のような物があるとの事。

1階の電波が弱かったときは、コレを使えば良いので、これも通信会社のWi-Fiルーターで良いと思えた理由です。

ちなみに、通信会社のWi-Fiルーターの無線性能が良くなかった時は、市販のWi-Fiルーターを手配してルーター機能が2重にならない様に設定するそうです。
私は、あまり詳しくなく知っている方に教えてもらいました↓

我が家では、とりあえず通信会社のWi-Fiルーターを使う予定です。
改めて、我が家の概略系統を示します。



さてさて、この様に最終形は決まったのですが、検討タイミングが遅かったと思っています。

ハウスメーカーとの設計打ち合わせでは、ラン口やテレビ口の位置と数を決めていくのみで、設備系統は提示されないです。
設備系統を聞いたら『テレビやLAN口は、ロフトに情報分電盤をつけてそこから供給する』との事を教えてもらいました。
情報分電盤はどんなもの?ハブはある?あるなら1000BASE?POEハブ?ハブは気に入らなければ変えれる?TVブースターは付く?などを聞いたのですが、営業さんと建物メインの設計士さんなので分からずでした。情報分電盤の型式を教えてもらって、ネットから設備構成を把握しました。情報分電盤は、中にルーターなどを収納できるもので、サン電子製。テレビは、双方向マルチブースター&8分配器、ネットは1000BASEの8ポートハブ(POEじゃ無い)、電話は8分岐端子板が備わっている事がわかりました。
この情報と壁のラン口の位置や数の情報を追加して系統図にしました。


三井ホームが使ってるケーブルは、弱電ユニットケーブルという、テレビ同軸やLANや電話ケーブルがセットになった一体型ケーブルを使っています。
(3つ必ずセットではなく、同軸とLANのセットや、LANだけとかもあります)
↓図のものでした。


三井ホームの設備構成と系統を把握したところで、設計完了のサインをするタイミングになってしまいました。
この時点では、ネットとテレビをセットにし、光テレビかケーブルテレビにしようと考えていました。
『三井ホームの設備構成をケーブルテレビ会社等に確認してないけど、まあ大丈夫だろう』と考えて、施工GOのサインをしました。

しかし、その後、導入予定のケーブルテレビ会社に設置機器を確認したところ、大きな問題は無いが、通信会社のWi-FiルーターをWICに付けるなら、WICにラン口の追加が必要でした。
このWi-Fiルータからハブに行くLANケーブルを私が見落としてたんですよね。
(Wi-Fiルータは、2FのWICに置いて、ハブは3階ロフトの情報分電盤の中に置くので、その間のケーブルです)
LANケーブル敷設を三井ホームさんに追加でお願いしました。

難しいとは思いますが、出来れば、ハウスメーカーとの相談前に『どんなテレビとネットの環境にしたいのか?こだわるところはあるか?ルーターなどの置き場所のこだわりはあるか?その他必要な機器のこだわりはあるか?の骨太の方針』を身の回りの詳しく人に教えてもらって考えておくと良いと思います。
通信会社もハウスメーカーも詳しく無いから、全然教えてくれないです。

これが無いと、部屋のLAN口の位置や数の妥当性が判断できないです。
また、骨太の方針があれば、ハウスメーカーが設置する太陽光発電や給湯器といった『ネット通信してヘムスでコントロールする家設備のLAN接続』を確認する時にも役立ちます。
何が役立ったかというと、

太陽光発電でクラウドヘムスという機器が付きますが、『有線LAN接続でハブを介さずに通信で使ってる電波のWi-Fiルーターに接続してほしい。ハブを介すると、まれに通信出来ない場合がある』との事。
(おそらくスヌーピング機能持っているハブだった場合に、スヌーピング機能が通信の邪魔をしてしまう事が原因と思われます。スヌーピング機能をオフにすれば大丈夫かも)

このクラウドヘムスは、WICの通信会社のWi-Fiルーターの横に置いて有線LANで接続する事にしました。ルーターと集約して置けるので、リビングなどがゴチャゴチャしないし、必要なコンセントもある。と確認する事が出来ました。こんな確認に役立ちました。

その他には、将来もっと早い光回線になった時に、光ケーブルとハブなどは取り替えられますが、有線LANケーブルは引き直しが出来ない事がハウスメーカーとその電気工事施工業者さんとの打ち合わせで判明しました。
そこで相談した結果、『情報分電盤〜各部屋のLAN口の横』に将来LANケーブル敷設用の空管路を追加工事で用意してもらいました。部屋内はブランクプレートにしておきます。これも系統図を描いて頭を整理して分かりました。

大部分の施主は、この様な系統図を書かないので、ハウスメーカー標準の設備系統でLAN口やテレビ口を作られるのでは無いかと思います。

そうなると、結果的にルーターが本来置きたくない位置(例えばテレビ台の上とか)にきてしまって、配線がゴチャゴチャと目立ってしまう事もあるのでは?LANケーブル引換の可能性を考慮してないのでは?と思います。
家づくりの早いタイミングで、コレらの骨太の方針を決めておくと追加は発生しにくいと思います。
(例えば、ゲームなどをしない人であれば、有線LANの高速安定回線を必要とせず、Mobile無線LANルーターだけでOKの方針の人もいると思います)

⭐︎まとめ⭐︎
ランやテレビの配線は、先ず自分達の骨太の方針が大事。
通信会社はどうするか?有線LANが必要か?通信会社が設置する機器はどんなものか?通信会社の配線はどうなるか?通信会社が家中に引き込む管路ルートはハウスメーカーで作っているか?その予備は作るか?ハウスメーカーの機器は何が付くか?配線はどうなるか?将来、ハブなどの機器やLANケーブルを取り替える可能性はあるか?その配慮はしておくか?等をなるべく早い時期に明確にしておく事です。
コレら納得した上で、ハウスメーカーに建築GOをかけたほうが、追加工事は無い模様。
また、有線LAN口を設けるなら、各部屋に必ず1つは設けた方が後悔はしないと思います。