goo blog サービス終了のお知らせ 

三井ホームで新築 (2023年3月完成)

三井ホームで戸建てを新築しました。検討したことや、実際の電気料金など記していこうと思います。

土地選びと、不動産屋とハウスメーカー

2023-01-17 22:14:00 | 家の各種検討
土地を買うとき、どんな土地か分からないと怖くて買えないです。特に地盤関係は見た目では分からない。

私の場合は、まず土地を気に入ったので所有している不動産屋さんに『購入を考えている』と話した時、『うちは購入前でも連絡をくれれば地盤調査に入って良いですから、調査をやってくれるハウスメーカーさんに声をかけて調査をしてもらい、結果を確認されてからの購入でも良いですよ』との事を聞きました。

凄い、これなら地盤調査結果もわかって購入できる。こんな方法もあるんですね。

しかし、結局うちは、地盤調査をお願いする前に土地を購入しました。これは、タッチの差で逃したくなかった事、液状化リスクマップではリスクが低かった事、この辺りに住んでいる自分の嗅覚、を信じたものです。

では、慎重に行うならばですが

ハウスメーカーさんでは、良い家づくりを提案する為に、契約前に敷地調査(地盤調査含む)を行ってくれるところもあります。やり方は、千差万別です。『全く調査を行わないで、現地の写真確認だけで間取り提案し、調査は契約後に行うところ』、『無料で調査するが報告書としては施主に開示しないところ』、『10万円の費用発生するが報告書も出し、成約時にはその分を差し引く、かつ成約にならなければ返金されるところ』などがありました。

この様に色々なパターンが有るのですが、敷地調査を行なってくれる条件は、『施主に非常に有利な条件』だと思います。何故なら、そのハウスメーカーと契約しなくても施主に料金が発生する事が、現状の条件では殆ど無いのです。

私は、あるハウスメーカーが技術力と規模から気に入っていて、かつ営業の方がとても素晴らしくマイホームの相談していました。その方との2回目の相談の後に『今後は、更に詳細な家づくりのプランニングとなって来ます。そこで、10万円を仮にお支払いをお願いしたいです。それで、土地の調査・報告をさせて頂き、調査も踏まえて設計し、以後は設計者も同席しての間取りや外観の提案をさせて頂きたいと思います。もし、弊社と契約にならなかった時は、10万円は全額返金いたします。契約になった場合は、全体料金から10万円を値引きいたします。弊社としても、ある程度本気のお客様と詳細に相談したい。との気持ちもあり、この様な仕組みになっております』との事。
少し考えましたが、デメリットが無いため、快諾して10万円をお支払いしました。

そして、2週間後の打合せで、報告書が提出され説明を受けました。
(↓中身は割愛して、表紙だけの写真)



説明では、地盤強化の必要は無いとの事で、自分の嗅覚を信じて良かったと思いました。同時に家の外観と間取りの提案も受けました。

よって、土地の購入前に地盤などの状態を見極めるなら
・土地購入前に調査に入る事を了解してくれる不動産屋(土地の売主)であること。
・ハウスメーカーなどにて調査に入ってもらい報告書を受領し、地盤の状況も確認した上で購入する事。
がとても大事だと思います。
そのほかには、
・近隣の商店などへ、住み心地や自然災害の状況の聞き込みや現地確認も大事です。うちは近所にパン屋さんとケーキ屋さんがあって、世間話ついでに聞いてみました。現地の水捌けなどを大雨の時に見たりしました。

結局私は、色々検討し10万円を支払ったハウスメーカー様とは契約しませんでした。とても良くして頂いたので、10万円は返金不要とお願いしたのですが、社内ルールでそれは出来ないとの事で、返金されました。

この施主に有利なルールは、ハウスメーカー様は、出来れば辞めた方が良いと思います。とても良く尽くして提案してくれた対価は、もらって良いものと思います。1メーカー20万円くらいの費用はとって良いのではと。
そうすれば冷やかしも減るし、相談する前に施主もハウスメーカーの毎の特徴や価格帯をある程度調べて相談先を絞るだろうし、結果として施主もハウスメーカーも満足の家造りになると思うのです。

また、
①調査報告書は、相談した各ハウスメーカー各社に情報を出させて貰いました。
②ハウスメーカーで良かった間取りや提案は、遠慮なく他社に展開して、全体として良い提案を受けました。

これらは、施主は遠慮する人もいるようですが、『やっほうが良い!遠慮せず本音で話してくれた方がこちらも良い提案ができる!』と、ハウスメーカー様皆がその答えだったので、遠慮なくそうさせて頂きました。

⭐︎まとめ⭐︎
土地の地盤は調査しないと分かりにくい。不動産屋(売主)とハウスメーカーの都合が折り合えば、土地の購入前に地盤調査してれる事もあります。その結果から、土地を購入するか判断する方法もあります。




土地と日当たりの検討

2023-01-04 15:37:00 | 家の各種検討
 我が家は、先に土地を購入しました。その土地は、駅近で正方形で形も良く魅力がありましたが、最近、南隣に3階建が建設され、日当りが悪そうな事がネックでした。

ネックに対し、以下を考えました。
・3階建と購入土地の敷地境界部は、自転車置き場になっていて、建物は敷地境界から3m離れていました。おそらく北隣への日当りが少し配慮されていると思われました。
・3階建の屋根は、陸屋根でそこまで高くないようでした。土地を見つけた2月は、日当たりが良い方では無いので、何度か朝から日当たりや影を確認して、我が家の設計次第で2階の日当たりは悪くならない感触でした。
・3階建は、最近建設されたので直ぐにもっと高い建物になってしまうリスクは低いと思えました。
・我が家を2階リビングにすれば、隣の3階建とは1階差です。これは、今住んでる「リビングは1階で、隣は2階建」と変わらない。と思いました。
・少し小さい土地だったのですが、建築条件は無く、建ぺい率も80%だったので敷地境界-50cmのフルフルに建てられる事がメリットでした。
・駅は、普段よく使う駅なので、電車や踏切の騒音の具合や地域性をよく分かっていた事も後押しになりました。
・自然災害のリスクは、この近くに7年住んでいるので、感触が分かっていました。ハザードマップや地盤の液状化リスクマップ等からも確認し、リスクは少なめと判断しました。実際、台風なみの大雨の時にも、土地周りには洪水などはなく、問題なく排水されていました。

 このような理由から、先に土地を手に入れました。

 この土地になるべく日当たり良い家を建てたい。そのために、メインのリビング・洗濯物を干すバルコニー・太陽光パネルの日当たりは、大事でした。

 2階リビング&バルコニーで家に求めるモノの希望(仕様)を整え、ハウスメーカーや建築事務所の数社に、うちの土地でのプランと見積を提案して頂き、検討していきました。結果、三井ホームに決めたのですが、この理由はいつか書けたらと思います。

 ハウスメーカーが決まったので、2022年6月から設計確定の打合せが始まりました。三井ホームは、日当たりを考慮した設計にしているけど、シミュレーションは出来ないとの事。
 そこで、私にて周囲の建物の配置と高さと屋根形状をスケッチし、我が家は三井ホームの図面から形状を把握して「日当り君」で日当りをシミュレーションし、三井ホームと共有して設計を確定させていきました。
 一例として、夏至の場合を見ていきます。

 先ず、家を正面(西面)から見た図面です。右側にバルコニーがあり縦格子のルーバースクリーンをつけています。バルコニー奥にリビングがあるので、バルコニー上部の採光窓から室内に光を入れる設計です。この三井ホームさんの設計とデザインはとてもカッコいいです。


 側面(南面)から見ると、リビングに付けた6つの窓で陽の光を取り入れられる設計になっています。また、バルコニーにはこの面にもルーバースクリーンを付けてもらい、日を当てやすくしつつ、外からの目隠しも配慮してもらいました。



 では、夏至の時期に日当たりがどうなるか見ていきます。(以下の図にて、日当り君は、無料版だと単純な箱体の家しか描けないので、バルコニーなどが無い家の形になっています)

4:30 日の出前


5:00 日の出。屋根に光あたり太陽光発電が稼働。


7:00


10:00 南面からリビングに光が入りそう


南面に注目するとこのくらいの影


これなら南面の6窓からリビングに光が入るし、バルコニーにも光が当たり始める。


12:00 

14:00


16:00 リビング6窓は日陰になるが、西面のバルコニーと高窓から光が入る。


17:00 西日が強く日差しが気になるかも。


17:30 日は出てるけど、太陽光パネルが自分の屋根の影に入ってしまうので、発電しなくなる事が分かった。

18:30 日没の間際。


19:00 日没後。

 このシミュレーションから、夏至では、西日が強く当たるので不快になると思われ、バルコニーにタープを掛けるフックを付けてもらいました。また、バルコニー上の高窓のロールスクリーンは遮光性の高いものにしました。
 夏至以外にも冬至や春分や任意の日でシミュレーションを行い、日当たりを確認して設計の良否を判断をしました。こんな検討が出来る「日当り君」は、とても良いフリーソフトだと思います。
 
 家が完成したら、実際の日当たりや住み心地が確認できるので、記していこうと思います。

 最後に悪い所も書いておくと、冬至では午前中はリビングとバルコニーへの日当たりは期待できないことが、シミュレーションで分かりました。11:30くらいから日が当たってくれます。屋根へは午前中から日は当たってくれますので太陽光発電は期待できます。
 南隣の3階建からの影響は、ありました。
ここは、駅近と天秤をとって受け入れました。冬は暖房器具の電気代が高くなる事、やむなしです。
 太陽光発電で電気代を抑えられるかどうか、住んでから検証ですね。

⭐︎まとめ⭐︎
太陽光発電のみならず、部屋やバルコニーの日当り確認にも「日当り君」は、とても有効でした。




日当りシミュレーションソフトの「日当り君」が有効

2023-01-02 17:16:00 | 家の各種検討
 太陽光発電の採用は、災害対策として必須としていました。しかし、南隣の大きい建物での日照への影響が気になっていて、ハウスメーカー契約後の詳細打合せにて「日当りシミュレーションを作れますか?」と相談したのですが、三井ホームの設計士さん(三井ホームデザイン研究所の方)は、社内でシミュレーションソフトが無く作れないとの事。

 契約前にダイワハウスと相談していた時は、彼らは作ってくれたのでハウスメーカーで得意不得意があるようです。

 そこで、私にて検討できないかと調べたら「日当り君」と言うフリーソフトがあり、無料で使える範囲でも十分に検討可能でした。ざっくり言うと「自分の家と近隣の家を配置して、高さと屋根形状を設定し、方角と地域を決める。日付を設定して計算させると3Dモデルで30分単位の日照が見れるもの」です。

三井ホームの提案プランは、
・屋根形状=片流れ
・向き=東に流れる(正確には北東東)
・高さ=地面から6mで屋根の最下部
・角度=3.5寸(約20度)
これらであり、この条件でシミュレーションしたところ
 春分や夏至は、全く問題なく屋根全面に日が当たる。
 冬至では、南隣の建物で屋根に影が出来ますが、そこまで大きくは無く、最大でも屋根全体の2割程度。これなら許容できる範囲です。
 また、東流れ屋根なので日没の1時間前(夏至では1.5時間前)に太陽光パネルが自分の屋根の影に入り、この時刻の発電は期待できない事もわかりました。これも、前もって分かっていれば許容範囲です。

 このように、我が家では、発電効率を最重視して屋根形状や間取りを決めたわけでは無いです。発電を第一に考えると南向き片流れとなりますが、そうなると階段配置が変わってきて、全体の間取りも変わってきます。
 我が家では、生活に便利な間取りが先ずあって、そこに発電も出来る様にしたので、発電効率が少し下がる事は、許容範囲なら受け入れる方針にしました。

 シミュレーションでは、30分単位で3D図が出るので、冬至と夏至と春分を印刷しようとすると大量の紙が必要になります。 
 そこで、ノートパソコンでシミュレーションし、三井ホームとの詳細設計の打合に持ち込んで、画面を見てもらって日当たりを確認しました。最終的に設計の色々な事が確定したのが9/10で、ここから品物手配などがスタートし着工しました。
 
 さてさて、現在12月になり工事が進んで屋根が乗りました。ちょうど冬至(12/22)付近の時期です。そこで、冬至でのシミュレーションと実際の屋根の日当りを写真で比べました。朝昼夕の時刻で見ていきます。

朝8:00のシミュレーション↓

8:00実際↓

シミュレーションより少し屋根部の影は多い。

昼11:30のシミュレーション↓


11:30実際↓

シミュレーションよりも屋根部の影が少ない

夕方15:00のシミュレーション↓

15:00実際↓

こちらもシミュレーションより屋根部の影が少ない。また、日没の1時間前からパネルに日が当たらなくなる事もシミュレーション通りだった。

 これらの結果より、ほぼシミュレーション通りだった。冬至でこの結果なので、他の時期はコレより日照が良くなるので発電に問題なしです。

 一般的には、太陽光発電での屋根形状は南向き角度30度が1番効率が良い。この発電量を100%とした時に、屋根の向きと角度の違いで下表の様な割合になる事が知られています。(私の住んでる地域でのデータです)


 うちの屋根は、東(実際は北東東)流れの20度なので、約80%程度の発電量と予想されます。
 我が家は、全館空調を採用した事もあり、電気は多く使うことが予想されますし、災害時に使える余力も確保したくて、太陽光パネルと蓄電池の容量は、一般的な戸建てより多めにしました。
 
 今後は、家の完成後に、実際発電量や電気代を確認してみようと思います。

☆まとめ⭐︎
「日当り君」という「日当りシミュレーションソフト」が日照検討に非常に有効でした。

自己紹介

2023-01-02 13:22:00 | 自己紹介
mst-houseと申します。
三井ホームでガレージ付きの戸建てを新築しました。2023年3月完成。

土地面積27.5坪(91m2)
延床面積37.3坪(123m2)
2階建、2階リビング、屋根裏ロフトあり。
全館空調スマートブリーズエース(デンソー製、パラディア。室内機を屋根裏収納するタイプ)を採用。

オール電化でシャープの太陽光発電9.2kWと蓄電池9.5kWhを導入。
パネル9.2kWに対し、蓄電池連携パワコン5.5kWに6.8kWのパネルを接続する過積載としています。残り2.4kWのパネルは、太陽光発電パワコン4.0kWに接続しています。蓄電池連携パワコンとは発電&蓄電池に充電できるパワコンです。太陽光発電パワコンとは、蓄電池に充電が出来ず発電のみができるパワコンです。東下がりの片流れ屋根で、屋根角度は約20度。

土地購入 2022年2月末
建築会社検討 2022年2月末〜5月末
契約 2022年5月末
設計打合 2022年6月〜9月上旬
現場工事開始 2022年10月末
引き渡し 2023年3月末
引っ越し&居住開始 2023年4月中旬

検討した事や、電気代の実際などを記していくつもりです。