今話の名セリフ:「見えない力は、あると思う。善子ちゃんの中だけじゃなく、どんな人にも。」(桜内梨子)
「ラブライブ!サンシャイン!!」2期第5話「犬を拾う。」の感想です。
今日も練習に励むAqoursのメンバーですが、外は雨。しかも、これから強くなるようで、今日は早めに上がる事にしました。
果南、梨子、曜は、千歌の家の車に乗って帰る事に。
「善子ちゃんは・・・。」
「嵐が堕天使の魂を揺さぶる・・・。秘めた力がこの羽に宿る!」
「ふざけてる場合じゃないよー?」
雨が強かろうが、ヨハ子はヨハ子で安心した。いや、むしろ、雨が強いほど、堕天使キャラの本領発揮か。(笑)
「拠点は至近距離にあります。いざとなれば瞬間で移動できますので・・・。」
「まあ、すぐそこだし。」
「バイビー!」
『ごきげんよー!』
「胸騒ぎがするこの空・・・。最終決戦的な何かが始まろうと・・・。」
「こら! 待て!」
良かったな、ヨハ子。雨風さんが空気読んで、最終決戦的な何かをおっ始めてくれたぞ。(笑)
「待ちなさい! 待つのです!」
「何・・・? その動き・・・。もしかして、何かが私を導いて・・・。」
後日、千歌の部屋に集まる事になったAqoursのメンバー。
そんな中、梨子は、千歌の家の飼い犬・しいたけに触れようとするも上手くいきません。相変わらず犬が苦手なようです。
千歌の家に来たのは、ラブライブ地区予選のテーマを決めるため。
「かといって、暗黒というのはありえませんけどね。」
「どうしてよ! 堕天使といえば暗黒。Aqoursと共に歩んだ暗黒の堕天使ヨハネの軌跡・・・。」
「やっぱり輝きだよ!」
「聞きなさいよ!」
最後まで聞いたところで、「やっぱり輝きだよ」と言われるのがオチだろうけどな。まったく、暗黒堕天使の軌跡とか、誰得だよ。(笑)
「輝き」というのは間違っていないものの、Aqoursの可能性を広げるためには模索が必要だとダイヤは言います。1つに留まらない、多くの魅力を持っていなければ、全国大会に進めないとも付け加えます。
そんな中・・・、
「また、こんな眼鏡でごまかして・・・。」
「あれ?」
「待てば海路の日和ありだって。」
「はあ・・・。」
そうやってごまかすくらいなら、堂々と横になって寝ればいいのに。(笑)
また、気付けば善子が部屋にいませんでした。少しして、花丸の携帯に着信が。
「天界の勢力の波動を察知したため、現空間より離脱・・・。」
「どうゆう事?」
「要するに、帰るって事ずら。」
単に帰ると連絡するだけなのに、無駄に文字数使いやがって。堕天使キャラって面倒だなあ。(笑)
それからしばらくして、梨子は、善子の母が忘れていった携帯を届けに行く事になりました。
その途中・・・、
中に何かがいて驚く梨子。その直後・・・、
といっても、これは善子。中にいたのは犬でした。
「何?」
「見て分からない? 犬よ。」
「え・・・。よね・・・。」
「あら、可愛い・・・。可愛いね・・・。うん、可愛いよ・・・。」
「行け!」
「何するの!」
「本当に苦手なのね・・・。」
「いいから!」
この犬は、先日の雨の日に、善子が見かけた犬。
しかしながら、飼ってはいません。善子の家では、動物を連れてくれる事は禁止されています。
「お願いがあるんだけど・・・。」
「聞かない!」
「まだ何も言ってない!」
いや、言わずとも分かるでしょ。まあ、1日預けるごとに1,000円くれるというなら聞いてやってもいいですけど。(お前には聞いてねーし、JK相手に金をせびるな(笑))
善子のお願いは、梨子の察しの通り、梨子の家で預けてほしいという事です。
他のメンバーの多くは、家の事情を考えれば頼めません。それを聞いて後ずさりする梨子。
「そんなに嫌なの?」
「嫌っていうか・・・。」
「行け!」
「とにかくお願い! この子は堕天使ヨハネにとって、神々の黄昏に匹敵する重大議決事項なの!」
放ってほけない事はよく分かるが、神々の黄昏に匹敵する重大議決事項と言われたところで、「ナニソレイミワカンナイ」としか言いようがないぜ。(笑)
という事で、梨子の家に置いておく事になりました。
犬は何か食べたさそうです。しかし、犬が苦手な梨子は、犬の近くにいる事に抵抗を感じます。
そこで・・・、
「私に近付いたら駄目だからね・・・? ご飯食べるだけだからね・・・?」
「敵と味方を見分ける不思議な力か・・・。」
それから後日、梨子は練習が終わったらさっさと帰り・・・、
「たっだいまー! いい子にしてた? 今日はお土産があるのよ!」
「じゃーん! 面白そうでしょ!」
「ふふ。どう? 面白い?」
その直後、梨子の母と善子が部屋に来ました。
「あら? まだそのワンちゃんいたの?」
「あ、うん。何かもう少しだけって言われちゃって・・・。」
「あ、そう・・・。」
「でも、梨子ちゃん、犬すごい苦手だから、やっぱり私の家で預かろうかなーって。」
「あら? 善子ちゃんの家はマンションだからダメって聞いたけど?」
「少しなら大丈夫よ?」
「ダメって言うから私が預かったのよ? さあ、ご飯にしましょうね。ノクターン。」
「ノクターン・・・?」
「まあ、どうぞ。ごゆっくり。」
何だろう。この「ごゆっくり」が意味深に聞こえてしまう・・・。「ごゆっくり(その調子でイチャイチャし続けてね)」と捉えてしまうぜ・・・。(笑)
「ちょっと! ノクターンって何よ!」
「この子の名前! いつまでもワンちゃんじゃ可哀相でしょ?」
「この子は私が出会ったのよ! 名前だって、ライラプスっていう立派なのがあるんだから!」
「ラブライブ?」
「ライラプス!」
「だいたい何よ!? 犬苦手だったんじゃないの!?」
「苦手だけど仕方ないでしょ! 面倒見てほしいって言ったのは善子ちゃんよ!」
「ヨハネ!」
おーおー。いい感じにゆっくり(意味深)してますなあ(笑)。あ、ちなみに、私は、犬の名前、ノクターン派です。
しかし、この犬が迷子になっている事のチラシが、沼津の方で出回っていました。
という事で、飼い主の元に返してあげる事に。
その後日・・・、
「ノクターン・・・。」
「ライラプス・・・。」
『うう・・・。取ってこい・・・。』
妙にシンクロしている事にフイタ。しかも、梨子の絵が酷くて更にフイタ。絵画が趣味なのに、何でこんなに酷いのか、コレガワカラナイ。(笑)
「シンクロ?」
「でもどうして2人が?」
「まさか悪霊に取りつかれたずら?」
「なんかちょっと善子ちゃんっぽいね、花丸ちゃん。」
「ずら・・・。」
結構ヨハ子のモノマネ上手いな、ずら丸。幼なじみだからなんでしょうかね。それとも、単にマネしたい年頃なんでしょうか。(笑)
どうしてもあの犬の事が忘れられない2人。
しかも、善子に至っては、あの飼い主が本当の飼い主ではないと言い出す始末。そして、あの犬を取り戻そうと考えていました。
梨子は、そんなの無茶だと思うものの、自分にも責任があると付いて行く事に。
「さすが、何か邪悪な気配に満ちあふれている家ね・・・。」
「そう? 普通の家にしか見えないけど・・・。」
これで邪悪だっていうのなら、ヨハ子の住んでるマンションって、結構ヤバいのでは? まあ「ハイハイ、中二病、乙」としか思ってないから、どうでもいい事ですが。(笑)
「感じる・・・。ライラプスの気配が、あの壁の向こうから・・・。」
「善子ちゃん。」
「ヨハネ!」
「この住所だと、その家じゃなくて、こっちじゃない?」
「え・・・。」
「やっぱり、こっちよ。」
「確かに、感じる・・・。」
「さっき同じ事言ってなかった?」
「うるさいわね!」
まったく、ヨハ子さん、いい加減過ぎやろ(笑)。まあ、こういうところが好きなんですけどね。
善子は、犬を呼び寄せようと指を動かしてみましたが、途中、飼い主が帰ってきて、梨子達は条件反射で逃げてしまいます。
という事で、家から少し離れた所から、犬が出てくるのを待つ事に。
しかし、梨子の携帯には、いつ頃帰ってくるのかと、母からメールがありました。梨子は、母の事を考え、先に帰る事に。
ですが、その途中、雨が降り出してきました。少しして・・・、
「風邪、ひくわよ。あと、これ。」
「いらない。」
「はい。」
「どうして戻ってきたの?」
「考えてみたら、帰っちゃったら本当に出てきた時に、会えないなって・・・。」
「私が先に出会ったんだからね!」
「それは分かってるけど・・・。」
「どうして運命なの?」
「何が?」
「犬。」
「堕天使っていると思う?」
「え?」
「私さ、小さい頃からすっごい運が悪かったの・・・。」
「外に出ればいつも雨に降られるし、転ぶし、何しても自分だけ上手くいかないし・・・。それで思ったの・・・。」
「きっと、私が特別だから、見えない力が働いているんだって・・・。」
「それで堕天使?」
「もちろん、堕天使なんているはずないって、それはもう何となく感じている・・・。クラスじゃ言わないようにしているし・・・。」
「でもさ、本当に、そういうのまったくないのかなって・・・。運命とか、見えない力とか。」
「そんな時、出会ったの。何か見えない力で、引き寄せられるようだった・・・。これは絶対、偶然じゃなくて、何かに導かれてるんだって・・・。そう思った・・・。」
「不思議な力が働いたんだって・・・。」
「雨・・・。」
「止んだね・・・。」
「はい、ライラプス。」
「ノクターン!」
その後、例の犬が、飼い主の女の子と一緒に家から出てきました。女の子は母親に呼ばれたため、犬を玄関に繋いでおきます。
直後・・・、
「気付いて・・・。」
「見た・・・。」
「私よ。分かる?」
どうも分かっていない様子。その直後、女の子がやって来て、雨が上がったばかりだから散歩は駄目だという事で、犬を家の中に入れました。
「やっぱり偶然だったようね・・・。この堕天使ヨハネに気付かないなんて・・・。」
「でも、見てくれた。」
「え?」
「見えない力は、あると思う。善子ちゃんの中だけじゃなく、どんな人にも。」
「そうかな・・・。」
「うん! だから、信じている限り、きっと、その力は働いていると思うよ。」
「さすが私のリトルデーモン。ヨハネの名において、上級リトルデーモンに認定してあげる!」
「ありがとう、ヨハネちゃん!」
「善子! あれ?」
それからしばらくして・・・、
「梨子ちゃん、どうしたの?」
「千歌ちゃん! 試してみようかなって。これも出会いだから・・・。」
「私ね、もしかして、この世界に偶然ってないのかもって思ったの・・・。」
「偶然は、ない・・・。」
「色んな人が、色んな思いを抱いて、その思いが見えない力になって、引き寄せられて、運命のように出会う・・・。」
「すべてに意味がある・・・。」
「うん・・・。」
「見えないだけで、きっと・・・。」
「そう思えば、素敵じゃない?」
以上、「ラブライブ!サンシャイン!!」2期第5話でした。
今回も、前話と同じく、ストーリーの大筋にはかかわらない話だったように思いますが、それなりに楽しめました。
また、善子と梨子のカップリング「よしりこ」が大きく注目され、善子もしくは梨子が好きな方にとっては、たまらない回だったでしょう。「よしりこ」が「ラブライブ!サンシャイン!!」において人気高めのペアとなったのは、この話が要因なんだろうな、とひしひし感じました。
しかし、その一方、善子と梨子以外は登場シーンが少なく、この2人以外が推しメンだと微妙な回だったのかも。「見えない力」だとか「運命」というのも、「ないだろ、そんなの」とか「ただの偶然だよ」と考える人もいるでしょうし。
前話がダイヤがメインでしたが、他メンバーとの交流が多く描かれた分、ダイヤ以外が推しメンでも楽しめそうなところがあり、そういうところがあれば評価は違っていたのかも。ただ、そうなると、「よしりこ」熱がそこまで上がらなかったと思いますので、難しいところではありますけどね。
ストーリーの大筋にはかかわらない今話ではありましたが、「よしりこ」は、今後小ネタで笑わせてくれるところがありますし、梨子が犬が苦手でなくなったのも、劇場版での犬を飼っている描写に繋がっていたりと、この回が決して不要だったとはいえないでしょう。
それに、この「よしりこ」、実は真ん中バースデーが2月14日なんですよね。つまり、バレンタインデー! そういう意味では、「運命」のペアのように感じますね。
2人の誕生日については、何かしらの考えの上で設定したと思われますが、真ん中バースデーが2月14日になるような事までは考えていなかったでしょう。「ラブライブ!サンシャイン!!」発足時は、真ん中バースデーで盛り上がろうなんて話題は出てなかったでしょうしね。
2人の真ん中バースデーが2月14日だったのは、たまたまでしょう、しかし、この回を見た後では、「見えない力」が働いて、2人の真ん中バースデーが2月14日になるように考えたんじゃないかと、「運命」的な設定のように思っちゃいますね。
さて、次回は、前話、今話とうってかわって、シリアスな話に。「よしりこ」の寸劇で笑わせてくれるところもありますけどね。(笑)
特に、千歌の進化に息を飲む内容となっており、2期の象徴である「本気」「真剣」「熱血」を多大に感じさせてくれます。次回感想は、キャプチャー画像がやや多くなると思われ、メンバーの必死さを多く載せていきたいな、と思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「ラブライブ!サンシャイン!!」2期第5話「犬を拾う。」の感想です。
今日も練習に励むAqoursのメンバーですが、外は雨。しかも、これから強くなるようで、今日は早めに上がる事にしました。
果南、梨子、曜は、千歌の家の車に乗って帰る事に。
「善子ちゃんは・・・。」
「嵐が堕天使の魂を揺さぶる・・・。秘めた力がこの羽に宿る!」
「ふざけてる場合じゃないよー?」
雨が強かろうが、ヨハ子はヨハ子で安心した。いや、むしろ、雨が強いほど、堕天使キャラの本領発揮か。(笑)
「拠点は至近距離にあります。いざとなれば瞬間で移動できますので・・・。」
「まあ、すぐそこだし。」
「バイビー!」
『ごきげんよー!』
「胸騒ぎがするこの空・・・。最終決戦的な何かが始まろうと・・・。」
「こら! 待て!」
良かったな、ヨハ子。雨風さんが空気読んで、最終決戦的な何かをおっ始めてくれたぞ。(笑)
「待ちなさい! 待つのです!」
「何・・・? その動き・・・。もしかして、何かが私を導いて・・・。」
後日、千歌の部屋に集まる事になったAqoursのメンバー。
そんな中、梨子は、千歌の家の飼い犬・しいたけに触れようとするも上手くいきません。相変わらず犬が苦手なようです。
千歌の家に来たのは、ラブライブ地区予選のテーマを決めるため。
「かといって、暗黒というのはありえませんけどね。」
「どうしてよ! 堕天使といえば暗黒。Aqoursと共に歩んだ暗黒の堕天使ヨハネの軌跡・・・。」
「やっぱり輝きだよ!」
「聞きなさいよ!」
最後まで聞いたところで、「やっぱり輝きだよ」と言われるのがオチだろうけどな。まったく、暗黒堕天使の軌跡とか、誰得だよ。(笑)
「輝き」というのは間違っていないものの、Aqoursの可能性を広げるためには模索が必要だとダイヤは言います。1つに留まらない、多くの魅力を持っていなければ、全国大会に進めないとも付け加えます。
そんな中・・・、
「また、こんな眼鏡でごまかして・・・。」
「あれ?」
「待てば海路の日和ありだって。」
「はあ・・・。」
そうやってごまかすくらいなら、堂々と横になって寝ればいいのに。(笑)
また、気付けば善子が部屋にいませんでした。少しして、花丸の携帯に着信が。
「天界の勢力の波動を察知したため、現空間より離脱・・・。」
「どうゆう事?」
「要するに、帰るって事ずら。」
単に帰ると連絡するだけなのに、無駄に文字数使いやがって。堕天使キャラって面倒だなあ。(笑)
それからしばらくして、梨子は、善子の母が忘れていった携帯を届けに行く事になりました。
その途中・・・、
中に何かがいて驚く梨子。その直後・・・、
といっても、これは善子。中にいたのは犬でした。
「何?」
「見て分からない? 犬よ。」
「え・・・。よね・・・。」
「あら、可愛い・・・。可愛いね・・・。うん、可愛いよ・・・。」
「行け!」
「何するの!」
「本当に苦手なのね・・・。」
「いいから!」
この犬は、先日の雨の日に、善子が見かけた犬。
しかしながら、飼ってはいません。善子の家では、動物を連れてくれる事は禁止されています。
「お願いがあるんだけど・・・。」
「聞かない!」
「まだ何も言ってない!」
いや、言わずとも分かるでしょ。まあ、1日預けるごとに1,000円くれるというなら聞いてやってもいいですけど。(お前には聞いてねーし、JK相手に金をせびるな(笑))
善子のお願いは、梨子の察しの通り、梨子の家で預けてほしいという事です。
他のメンバーの多くは、家の事情を考えれば頼めません。それを聞いて後ずさりする梨子。
「そんなに嫌なの?」
「嫌っていうか・・・。」
「行け!」
「とにかくお願い! この子は堕天使ヨハネにとって、神々の黄昏に匹敵する重大議決事項なの!」
放ってほけない事はよく分かるが、神々の黄昏に匹敵する重大議決事項と言われたところで、「ナニソレイミワカンナイ」としか言いようがないぜ。(笑)
という事で、梨子の家に置いておく事になりました。
犬は何か食べたさそうです。しかし、犬が苦手な梨子は、犬の近くにいる事に抵抗を感じます。
そこで・・・、
「私に近付いたら駄目だからね・・・? ご飯食べるだけだからね・・・?」
「敵と味方を見分ける不思議な力か・・・。」
それから後日、梨子は練習が終わったらさっさと帰り・・・、
「たっだいまー! いい子にしてた? 今日はお土産があるのよ!」
「じゃーん! 面白そうでしょ!」
「ふふ。どう? 面白い?」
その直後、梨子の母と善子が部屋に来ました。
「あら? まだそのワンちゃんいたの?」
「あ、うん。何かもう少しだけって言われちゃって・・・。」
「あ、そう・・・。」
「でも、梨子ちゃん、犬すごい苦手だから、やっぱり私の家で預かろうかなーって。」
「あら? 善子ちゃんの家はマンションだからダメって聞いたけど?」
「少しなら大丈夫よ?」
「ダメって言うから私が預かったのよ? さあ、ご飯にしましょうね。ノクターン。」
「ノクターン・・・?」
「まあ、どうぞ。ごゆっくり。」
何だろう。この「ごゆっくり」が意味深に聞こえてしまう・・・。「ごゆっくり(その調子でイチャイチャし続けてね)」と捉えてしまうぜ・・・。(笑)
「ちょっと! ノクターンって何よ!」
「この子の名前! いつまでもワンちゃんじゃ可哀相でしょ?」
「この子は私が出会ったのよ! 名前だって、ライラプスっていう立派なのがあるんだから!」
「ラブライブ?」
「ライラプス!」
「だいたい何よ!? 犬苦手だったんじゃないの!?」
「苦手だけど仕方ないでしょ! 面倒見てほしいって言ったのは善子ちゃんよ!」
「ヨハネ!」
おーおー。いい感じにゆっくり(意味深)してますなあ(笑)。あ、ちなみに、私は、犬の名前、ノクターン派です。
しかし、この犬が迷子になっている事のチラシが、沼津の方で出回っていました。
という事で、飼い主の元に返してあげる事に。
その後日・・・、
「ノクターン・・・。」
「ライラプス・・・。」
『うう・・・。取ってこい・・・。』
妙にシンクロしている事にフイタ。しかも、梨子の絵が酷くて更にフイタ。絵画が趣味なのに、何でこんなに酷いのか、コレガワカラナイ。(笑)
「シンクロ?」
「でもどうして2人が?」
「まさか悪霊に取りつかれたずら?」
「なんかちょっと善子ちゃんっぽいね、花丸ちゃん。」
「ずら・・・。」
結構ヨハ子のモノマネ上手いな、ずら丸。幼なじみだからなんでしょうかね。それとも、単にマネしたい年頃なんでしょうか。(笑)
どうしてもあの犬の事が忘れられない2人。
しかも、善子に至っては、あの飼い主が本当の飼い主ではないと言い出す始末。そして、あの犬を取り戻そうと考えていました。
梨子は、そんなの無茶だと思うものの、自分にも責任があると付いて行く事に。
「さすが、何か邪悪な気配に満ちあふれている家ね・・・。」
「そう? 普通の家にしか見えないけど・・・。」
これで邪悪だっていうのなら、ヨハ子の住んでるマンションって、結構ヤバいのでは? まあ「ハイハイ、中二病、乙」としか思ってないから、どうでもいい事ですが。(笑)
「感じる・・・。ライラプスの気配が、あの壁の向こうから・・・。」
「善子ちゃん。」
「ヨハネ!」
「この住所だと、その家じゃなくて、こっちじゃない?」
「え・・・。」
「やっぱり、こっちよ。」
「確かに、感じる・・・。」
「さっき同じ事言ってなかった?」
「うるさいわね!」
まったく、ヨハ子さん、いい加減過ぎやろ(笑)。まあ、こういうところが好きなんですけどね。
善子は、犬を呼び寄せようと指を動かしてみましたが、途中、飼い主が帰ってきて、梨子達は条件反射で逃げてしまいます。
という事で、家から少し離れた所から、犬が出てくるのを待つ事に。
しかし、梨子の携帯には、いつ頃帰ってくるのかと、母からメールがありました。梨子は、母の事を考え、先に帰る事に。
ですが、その途中、雨が降り出してきました。少しして・・・、
「風邪、ひくわよ。あと、これ。」
「いらない。」
「はい。」
「どうして戻ってきたの?」
「考えてみたら、帰っちゃったら本当に出てきた時に、会えないなって・・・。」
「私が先に出会ったんだからね!」
「それは分かってるけど・・・。」
「どうして運命なの?」
「何が?」
「犬。」
「堕天使っていると思う?」
「え?」
「私さ、小さい頃からすっごい運が悪かったの・・・。」
「外に出ればいつも雨に降られるし、転ぶし、何しても自分だけ上手くいかないし・・・。それで思ったの・・・。」
「きっと、私が特別だから、見えない力が働いているんだって・・・。」
「それで堕天使?」
「もちろん、堕天使なんているはずないって、それはもう何となく感じている・・・。クラスじゃ言わないようにしているし・・・。」
「でもさ、本当に、そういうのまったくないのかなって・・・。運命とか、見えない力とか。」
「そんな時、出会ったの。何か見えない力で、引き寄せられるようだった・・・。これは絶対、偶然じゃなくて、何かに導かれてるんだって・・・。そう思った・・・。」
「不思議な力が働いたんだって・・・。」
「雨・・・。」
「止んだね・・・。」
「はい、ライラプス。」
「ノクターン!」
その後、例の犬が、飼い主の女の子と一緒に家から出てきました。女の子は母親に呼ばれたため、犬を玄関に繋いでおきます。
直後・・・、
「気付いて・・・。」
「見た・・・。」
「私よ。分かる?」
どうも分かっていない様子。その直後、女の子がやって来て、雨が上がったばかりだから散歩は駄目だという事で、犬を家の中に入れました。
「やっぱり偶然だったようね・・・。この堕天使ヨハネに気付かないなんて・・・。」
「でも、見てくれた。」
「え?」
「見えない力は、あると思う。善子ちゃんの中だけじゃなく、どんな人にも。」
「そうかな・・・。」
「うん! だから、信じている限り、きっと、その力は働いていると思うよ。」
「さすが私のリトルデーモン。ヨハネの名において、上級リトルデーモンに認定してあげる!」
「ありがとう、ヨハネちゃん!」
「善子! あれ?」
それからしばらくして・・・、
「梨子ちゃん、どうしたの?」
「千歌ちゃん! 試してみようかなって。これも出会いだから・・・。」
「私ね、もしかして、この世界に偶然ってないのかもって思ったの・・・。」
「偶然は、ない・・・。」
「色んな人が、色んな思いを抱いて、その思いが見えない力になって、引き寄せられて、運命のように出会う・・・。」
「すべてに意味がある・・・。」
「うん・・・。」
「見えないだけで、きっと・・・。」
「そう思えば、素敵じゃない?」
以上、「ラブライブ!サンシャイン!!」2期第5話でした。
今回も、前話と同じく、ストーリーの大筋にはかかわらない話だったように思いますが、それなりに楽しめました。
また、善子と梨子のカップリング「よしりこ」が大きく注目され、善子もしくは梨子が好きな方にとっては、たまらない回だったでしょう。「よしりこ」が「ラブライブ!サンシャイン!!」において人気高めのペアとなったのは、この話が要因なんだろうな、とひしひし感じました。
しかし、その一方、善子と梨子以外は登場シーンが少なく、この2人以外が推しメンだと微妙な回だったのかも。「見えない力」だとか「運命」というのも、「ないだろ、そんなの」とか「ただの偶然だよ」と考える人もいるでしょうし。
前話がダイヤがメインでしたが、他メンバーとの交流が多く描かれた分、ダイヤ以外が推しメンでも楽しめそうなところがあり、そういうところがあれば評価は違っていたのかも。ただ、そうなると、「よしりこ」熱がそこまで上がらなかったと思いますので、難しいところではありますけどね。
ストーリーの大筋にはかかわらない今話ではありましたが、「よしりこ」は、今後小ネタで笑わせてくれるところがありますし、梨子が犬が苦手でなくなったのも、劇場版での犬を飼っている描写に繋がっていたりと、この回が決して不要だったとはいえないでしょう。
それに、この「よしりこ」、実は真ん中バースデーが2月14日なんですよね。つまり、バレンタインデー! そういう意味では、「運命」のペアのように感じますね。
2人の誕生日については、何かしらの考えの上で設定したと思われますが、真ん中バースデーが2月14日になるような事までは考えていなかったでしょう。「ラブライブ!サンシャイン!!」発足時は、真ん中バースデーで盛り上がろうなんて話題は出てなかったでしょうしね。
2人の真ん中バースデーが2月14日だったのは、たまたまでしょう、しかし、この回を見た後では、「見えない力」が働いて、2人の真ん中バースデーが2月14日になるように考えたんじゃないかと、「運命」的な設定のように思っちゃいますね。
さて、次回は、前話、今話とうってかわって、シリアスな話に。「よしりこ」の寸劇で笑わせてくれるところもありますけどね。(笑)
特に、千歌の進化に息を飲む内容となっており、2期の象徴である「本気」「真剣」「熱血」を多大に感じさせてくれます。次回感想は、キャプチャー画像がやや多くなると思われ、メンバーの必死さを多く載せていきたいな、と思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。