「プリパラ」第78話「レッツ・ゴー! セレパラ!!」の感想です。
~ オープニング前 ~
「ウィンターアイドルドリームグランプリ」が終わって後日、らぁら、みれぃ、レオナ、あろまは、グランプリで敗れた事に落ち込んでいました。
ドロシーは、終わった事にクヨクヨせず、次の「アイドルドリームグランプリ」で頑張ればいい、と言いますが、4人の気分は変わりません。
「あたしも、バカ力出なかった・・・。」
「気にする事ないわ。私達は、みんな精一杯やった。それで十分。私達の今までの最高のパフォーマンスだったのよ。」
「そうですとも! 極上のライブでしたとも! どうか気を落とさないで、南委員長。僕が思いっきり見守ってますから!」
おい、雨宮! お前、男なら、みれぃに直接そのセリフをぶつけろや! まあ、思春期真っ最中の中学生ならそう簡単ではないでしょうけど。雨宮には、次の「アイドルドリームグランプリ」前に大きな見せ場が来ると期待したいですね。
そんな中、プリパラTVでは、ひびきが定例会見を始めようとしていました。ひびきは、今日からはプリパラは「セレパラ」へと輝かしく生まれ変わると言います。
オープニングが変わりました。
タイトルは「Goin’ on」。歌い手は、いつも通り、i☆Risが担当。
「落ち込んだり 自信なくなるときもあるけど 手と手繋ぎ涙を 吹っ飛ばしちゃえ!」という歌詞が良いですね。「ウィンタードリームアイドルグランプリ」で敗れて落ち込んでいるらぁらにピッタリで。過去回の映像を沢山出しているのも、良い演出だと思いました。

あと、ガァルルの成長した姿っぽいのが出ているのも気になりますね。
59話では「ライブに出たい」と言っていましたが、それが実現するのかも? 再登場に期待したいですね。
~ Aパート ~
セレパラは、実力と輝きを兼ね備えた本物のみが集う場所。それに、ふさわしいキャッチフレーズは、こちら。
セレパラでは、あらゆるものを一度リセットし、大改装して新しく生まれ変わると、ひびきは言います。そのオープン記念として、「ウィンタードリームアイドルグランプリ」の優勝チーム「セレパラ歌劇団」のお披露目ライブを今日行います。
これにて、会見は終了。らぁら達も、セレパラがどんなものなのか見に行くつもりでいます。
少しして、ひびきは、オペレーションルームで大改装を行いました。
一方、らぁら、みれぃ、ドロシー、レオナはプリズムストーンに来ていましたが、何も変化なし。しかし、プリパラタウンに入ると、プリパラTV曲が巨大な城へと変わっていました。
4人が城の中に入ると、沢山の女の子達がいました。
すぐに、4人にも、めが姉ぇが同伴し、セレパラの中を案内します。

少しして、らぁら達は、同伴めが姉ぇがジャマに感じ、めが姉ぇ達から逃げます。
さらに、セレパラでは、ジェットコースターやティーカップの乗り物もあり、遊園地のような雰囲気も味わえます。



そんな中、みかんは、あろまの後ろを歩いていました。しかし、あろまは、お披露目ライブが終わるまでは別チームだからこれ以上ついて来るなと、厳しく言います。
みかんは、逃げたらダメだと言うものの、あろまは、肉まんが空を飛んでいると、注意を逸らし、みかんから逃げます。
その頃、らぁら達は休憩中。らぁら達が座った椅子も高級で、飲み水も、南パルプスの天然炭酸水へと変わっていました。
しかし、これは、自分達の味には合わないと、らぁら達は水道水を所望します。その直後、あろまが来ました。
一方、みかんは、スーパーで肉まんを所望していましたが、売っていません。みかんはガッカリします。
そんな中、ひびきは、事が順調に運んでいる事に上機嫌でした。「スプリングアイドルドリームグランプリ」も自分が仕切り、「ドリームパレード」の主役にもなると目論んでいました。
そんなひびきに、安藤は、みかんの姿が見えない事を告げました。ひびきは機嫌が良く、自ら探す事に。
今回のアイキャッチ
~ Bパート ~
あろまも、天然炭酸水は気に入らず、水道水を所望します。
その時、ひびきが近くを通りました。ひびきから、セレパラか気に入ったかどうかを聞かれたらぁら達は、水道水の方が良いと言います。ひびきも、楽しんでいるようで何よりだと冗談でカウンター。
ひびきは、みかんがどこにいるかを聞きますが、らぁら達は知りません。ひびきは、めが姉ぇに、もう1杯水道水をご馳走するよう指示し、場を去ります。
その頃、ある男が寂しく、鳩にエサをあげていました。
その近くには、みかんも。みかんは、肉まんがなかったり、あろまに逃げられたりした事に落ち込んでいました。
ちょうどその時、ひびきは、みかんを目にしました。ひびきは、みかんに戻ってくるよう言いますが、みかんは、心ここにあらず、といった感じです。
そこで、ひびきは、天使の飼育書マニュアルで、みかんを連れ戻そうとします。「肉まんならある」では効果なしでしたが、「5個にしよう」だと、みかんは喜々として、戻る事になりました。
質よりも量かい!(笑) まあ、でも、それがこの子らしくて、好きですけどね。
少しして、「セレパラ歌劇団」のお披露目ライブが行われようとしていました。
しかし、みれぃは、見に行く気力がありません。らぁらは、それを聞いて、自分も行かないと言いますが、他の3人は、敵を知らねばいつまで経っても勝てない、と見る事を勧めます。
「みんな・・・、まだやる気なのぷり・・・?」

そして、お披露目ライブが行われます。
コーデは、前回と同じく、ひびきは「エスコートシネマコーデ」、シオンとみかんは「ぶとうかいシネマコーデ」、そふぃとファルルは「ぶとうかいパールコーデ」。
曲も前回と同じく、「ホワット・ア・ワンダプリ・ワールド!!」。
ライブは大盛り上がりで終わり、もうライブに出なくていいとか、「セレパラ歌劇団」だけがいればいい、という声が起きました。
暗い表情でホールを出たらぁらは、トモチケ交換を求めた子が拒否されたのを目にします。アイドルランクが異なるのが理由のようです。
元々は、アイドルランクに関係なくトモチケを交換する事ができたのですが、セレパラでは格差歓迎なので、セレブはセレブ同士でトモチケ交換すればいいと、拒否した女の子達は言います。
その直後、みかんが、あろまの元にやって来ました。ひびきは戻ってくるよう言いますが、みかんは、お披露目ライブが終わったので、チーム解散だと言います。
しかし、ひびきは、「スプリングアイドルドリームグランプリ」も、このチームのままだと言います。
「セレパラのルールは、僕が決める。人々はもう、僕達のライブだけ見ていれば満足だ。それに、どうせ僕達に勝てるチームなど存在しない。大会をやる意味がない。」
「じゃあ、やーめたーなの!」
「何だと? 肉まんならあるぞ。」
「ううん、みかんは、あろまと一緒が一番なの! 2番もあろまで、3番も4番も5番も6番も、ずっとずーっとあろまで、やっと99番が肉まんなの!」
さらに、みかんは、ひびきが「オータムドリームパレードコーデ」のドリチケを欲している事を察し、ひびきに渡します。
「これからも、みかんは、あろまと一緒なの! 地獄までついて行くなのー!」
「ああ、ならば、我も天国まで上ってみせようぞ!」

その頃、トリコは、居場所がなく外をさまよっていました。
少しして、先程の男を発見します。トリコは、めが兄ぃではないかと聞きますが、男は人違いだと言って逃げます。
その様子をオペレーションルームで見ていたひびきと安藤。ひびきは、めが兄ぃを見て、落ちるところまで落ちたと蔑みます。
さらに、さっき手に入れたドリチケから、優勝メンバーを消去。革命の仕上げの時だと、ひびきは言います。
めが兄ぃの今の姿は、ネコにも見つかります。そのネコは、掃除中でした。

少しして、らぁらは、みれぃと一緒にライブに出ようと意気込んでいました。しかし、みれぃは、そんな気分ではない上、クマ達の事が気になります。
ちょうどその時、クマとウサギが来ました。しかし、マネージャー制度が廃止されたようで、クマとウサギは城の下働きとして使われていました。
「みれぃ! 何があってもライブクマ! ライブがすべての未来を開くクマよ! クビにされても、心はまだ、みれぃのマネージャークマ!」
しかし、エントリーできないようです。その理由は?
今回は、これで終了です。
エンディングも変わりました。
タイトルは「LOVE TROOPER」。歌い手は、27話~38話のエンディングの歌い手でもあった、Prizmmy☆。また、久々の実写エンディングです。
チビヤギが、良い味を出してますね。しかも、ヤギコスした安藤まで出るとか、このアニメのヤギ推しが、良い意味で酷いです。(笑)
歌詞については、セレパラのキャッチフレーズであった「み~んなライバル!」を思わせる部分がいくつかありますね。「かかってきてよ 負けるわけにはいかないの」「宣戦布告 聞こえたでしょ」「キラリテリトリー キミはここまで入ってこれるかな?」といったように。
オープニングはらぁらに合う曲なのに対し、エンディングはひびきに合っているように思え、オープニングと対極的に感じるのが、このエンディングの面白いところだと思いますね。
次回:「アイドル終了ぷり」
セレパラでは、「トップ」クラスよりアイドルランクの低い子は、ライブエントリーすらできないようです。
らぁらとみれぃは抗議しますが、ひびきは聞き入れません。みれぃは、73話で自分がひびきの賭けに乗ってしまったからこうなったのだと責任を感じ・・・。
【まとめ】
プリパラが、実力と輝きを兼ね備えた本物のみが集う「セレパラ」へと変わりました。
今回のテーマは、「プリパラに、大人向け要素を取り入れる事の功罪」でしょうか。
プリパラがセレパラに変わったのは、大人向け要素を取り入れたと解釈できるでしょう。椅子や飲み水、店が高級になったのはもちろんですが、決定的なのは、キャッチフレーズである「格差歓迎! み~んなライバル!」でしょうね。
とはいえ、これまでも、「ライバル」という概念が重要視されていました。しかし、それは「ライバルでありながら友達」というものであり、横の繋がりがあってのものなんですよね。
セレパラにおける「ライバル」は違うのでしょう。「格差」を掲げている訳ですし。こちらは、縦の関係を重視しているのでしょうね。
そして、その縦の関係は、競争社会では当たり前です。大人はその競争世界の中で生きていますし、「格差」という言葉だって、よく耳にします。
そう考えると、セレパラへの変化は、プリパラに競争社会、すなわち、大人向け要素を取り入れたと思いますね。
75話感想で述べたように、プリパラは「子供の純粋な想い」が詰まっており、大人にとっては場違いな所です。
それだけに、プリパラから「卒業」する時がやって来る訳であり、神アイドルを目指すのを途中で諦める子がほとんどでしょう。最初からステージデビューしない子も多いと思います。その結果、神アイドルが誰もいないという状況が生まれてもおかしくないでしょう。
ですが、そこに、大人向け要素を取り入れれば、事情は変わってくるでしょうね。「卒業」する年頃を迎えても、場違いと感じる子は少なくなり、いつまでいてもいいと考えるようになって、やがて、「卒業」という概念がなくなっていくと思います。
となれば、長年かかろうと神アイドルを目指したい子が増え、神アイドルが誰もいないという事態は解消されるでしょう。そうなると、ライブの実力のある子がどんどん増える事が期待できるでしょうし、それに、大人がいても場違いじゃないとなれば、ライブをテレビで見るよりも、直接見てみたいという人も続出すると思います。プリパラの客数は、大幅に伸びる事でしょう。
本来子供向けだった場所に、大人向け要素を取り入れて、子供も大人も楽しめる場所にすれば、それは、「革命」と言えると思います。
しかし、セレパラへの変化は、そうではないと思いますね。大人向け要素を取り入れてる一方で、「子供の純粋性」を排除しているようにも感じます。ひびきの単独ライブ曲「純・アモーレ・愛」では、「『革命』には犠牲が必要」とありましたが、子供達がその犠牲になるのは、感心できないですよね。
セレパラに変わった事で、プリパラに競争社会が混入されましたが、73話感想で書いたように、子供達に競争社会を求めるのは早いのです。成果主義が入る事により、ちょっとの失敗で立ち直れなくなるおそれがあれば、74話感想で書いたような「汚い『大人』」になる可能性だってあるのですから。
子供達にとっては、友達と仲良く頑張る事が第一であり、横の繋がりが大事なのです。天才チームにいる事よりも、あろまと一緒にいる事を選んだみかんのように。アイドルランクが違っていたらトモチケ交換しないとか、「格差歓迎」とかは、良い事ではありませんよね。
だからと言って、競争社会が不要かといえばそうではないでしょう。子供はいずれ競争社会に巻き込まれていくのですから、それを体験する場を設けるのも、良い事だと思います。
大事なのは、両立性ですね。神アイドルがいなくても、「子供の純粋性」がプリパラの素晴らしさを作っているのは事実なのですから、子供達を尊重しつつ、上手く大人向け要素を取り入れられるかどうかがポイントなのでしょう。
それができなければ、ひびきの「革命」は早々と破綻し、「暴挙」だったと言われる可能性が高いでしょうね。今回のみかんの天才チーム離脱について、あろまと一緒にいたいみかんの意思を尊重していなかったのを省みなかったあたり、「革命」破綻に一歩近付いたかもしれません。
今後も、ひびきは、今回のような誤算を多く目にする事でしょう。その時に、それらを真剣に捉えて修正するか、それとも、大した事はないと傲慢さで切り捨てるかで、「革命」の行く末が決まると思いますが、果たして、どちらに転ぶのか? 今後も目が離せません。
~ オープニング前 ~
「ウィンターアイドルドリームグランプリ」が終わって後日、らぁら、みれぃ、レオナ、あろまは、グランプリで敗れた事に落ち込んでいました。
ドロシーは、終わった事にクヨクヨせず、次の「アイドルドリームグランプリ」で頑張ればいい、と言いますが、4人の気分は変わりません。
「あたしも、バカ力出なかった・・・。」
「気にする事ないわ。私達は、みんな精一杯やった。それで十分。私達の今までの最高のパフォーマンスだったのよ。」



そんな中、プリパラTVでは、ひびきが定例会見を始めようとしていました。ひびきは、今日からはプリパラは「セレパラ」へと輝かしく生まれ変わると言います。
オープニングが変わりました。
タイトルは「Goin’ on」。歌い手は、いつも通り、i☆Risが担当。
「落ち込んだり 自信なくなるときもあるけど 手と手繋ぎ涙を 吹っ飛ばしちゃえ!」という歌詞が良いですね。「ウィンタードリームアイドルグランプリ」で敗れて落ち込んでいるらぁらにピッタリで。過去回の映像を沢山出しているのも、良い演出だと思いました。




~ Aパート ~
セレパラは、実力と輝きを兼ね備えた本物のみが集う場所。それに、ふさわしいキャッチフレーズは、こちら。

これにて、会見は終了。らぁら達も、セレパラがどんなものなのか見に行くつもりでいます。
少しして、ひびきは、オペレーションルームで大改装を行いました。
一方、らぁら、みれぃ、ドロシー、レオナはプリズムストーンに来ていましたが、何も変化なし。しかし、プリパラタウンに入ると、プリパラTV曲が巨大な城へと変わっていました。






さらに、セレパラでは、ジェットコースターやティーカップの乗り物もあり、遊園地のような雰囲気も味わえます。





そんな中、みかんは、あろまの後ろを歩いていました。しかし、あろまは、お披露目ライブが終わるまでは別チームだからこれ以上ついて来るなと、厳しく言います。
みかんは、逃げたらダメだと言うものの、あろまは、肉まんが空を飛んでいると、注意を逸らし、みかんから逃げます。
その頃、らぁら達は休憩中。らぁら達が座った椅子も高級で、飲み水も、南パルプスの天然炭酸水へと変わっていました。

一方、みかんは、スーパーで肉まんを所望していましたが、売っていません。みかんはガッカリします。
そんな中、ひびきは、事が順調に運んでいる事に上機嫌でした。「スプリングアイドルドリームグランプリ」も自分が仕切り、「ドリームパレード」の主役にもなると目論んでいました。
そんなひびきに、安藤は、みかんの姿が見えない事を告げました。ひびきは機嫌が良く、自ら探す事に。

~ Bパート ~
あろまも、天然炭酸水は気に入らず、水道水を所望します。
その時、ひびきが近くを通りました。ひびきから、セレパラか気に入ったかどうかを聞かれたらぁら達は、水道水の方が良いと言います。ひびきも、楽しんでいるようで何よりだと冗談でカウンター。
ひびきは、みかんがどこにいるかを聞きますが、らぁら達は知りません。ひびきは、めが姉ぇに、もう1杯水道水をご馳走するよう指示し、場を去ります。
その頃、ある男が寂しく、鳩にエサをあげていました。

ちょうどその時、ひびきは、みかんを目にしました。ひびきは、みかんに戻ってくるよう言いますが、みかんは、心ここにあらず、といった感じです。
そこで、ひびきは、天使の飼育書マニュアルで、みかんを連れ戻そうとします。「肉まんならある」では効果なしでしたが、「5個にしよう」だと、みかんは喜々として、戻る事になりました。

少しして、「セレパラ歌劇団」のお披露目ライブが行われようとしていました。
しかし、みれぃは、見に行く気力がありません。らぁらは、それを聞いて、自分も行かないと言いますが、他の3人は、敵を知らねばいつまで経っても勝てない、と見る事を勧めます。
「みんな・・・、まだやる気なのぷり・・・?」

そして、お披露目ライブが行われます。
コーデは、前回と同じく、ひびきは「エスコートシネマコーデ」、シオンとみかんは「ぶとうかいシネマコーデ」、そふぃとファルルは「ぶとうかいパールコーデ」。
曲も前回と同じく、「ホワット・ア・ワンダプリ・ワールド!!」。
ライブは大盛り上がりで終わり、もうライブに出なくていいとか、「セレパラ歌劇団」だけがいればいい、という声が起きました。
暗い表情でホールを出たらぁらは、トモチケ交換を求めた子が拒否されたのを目にします。アイドルランクが異なるのが理由のようです。
元々は、アイドルランクに関係なくトモチケを交換する事ができたのですが、セレパラでは格差歓迎なので、セレブはセレブ同士でトモチケ交換すればいいと、拒否した女の子達は言います。
その直後、みかんが、あろまの元にやって来ました。ひびきは戻ってくるよう言いますが、みかんは、お披露目ライブが終わったので、チーム解散だと言います。
しかし、ひびきは、「スプリングアイドルドリームグランプリ」も、このチームのままだと言います。
「セレパラのルールは、僕が決める。人々はもう、僕達のライブだけ見ていれば満足だ。それに、どうせ僕達に勝てるチームなど存在しない。大会をやる意味がない。」


「ううん、みかんは、あろまと一緒が一番なの! 2番もあろまで、3番も4番も5番も6番も、ずっとずーっとあろまで、やっと99番が肉まんなの!」

「これからも、みかんは、あろまと一緒なの! 地獄までついて行くなのー!」
「ああ、ならば、我も天国まで上ってみせようぞ!」

その頃、トリコは、居場所がなく外をさまよっていました。
少しして、先程の男を発見します。トリコは、めが兄ぃではないかと聞きますが、男は人違いだと言って逃げます。
その様子をオペレーションルームで見ていたひびきと安藤。ひびきは、めが兄ぃを見て、落ちるところまで落ちたと蔑みます。
さらに、さっき手に入れたドリチケから、優勝メンバーを消去。革命の仕上げの時だと、ひびきは言います。
めが兄ぃの今の姿は、ネコにも見つかります。そのネコは、掃除中でした。


少しして、らぁらは、みれぃと一緒にライブに出ようと意気込んでいました。しかし、みれぃは、そんな気分ではない上、クマ達の事が気になります。
ちょうどその時、クマとウサギが来ました。しかし、マネージャー制度が廃止されたようで、クマとウサギは城の下働きとして使われていました。


今回は、これで終了です。
エンディングも変わりました。
タイトルは「LOVE TROOPER」。歌い手は、27話~38話のエンディングの歌い手でもあった、Prizmmy☆。また、久々の実写エンディングです。
チビヤギが、良い味を出してますね。しかも、ヤギコスした安藤まで出るとか、このアニメのヤギ推しが、良い意味で酷いです。(笑)


オープニングはらぁらに合う曲なのに対し、エンディングはひびきに合っているように思え、オープニングと対極的に感じるのが、このエンディングの面白いところだと思いますね。
次回:「アイドル終了ぷり」
セレパラでは、「トップ」クラスよりアイドルランクの低い子は、ライブエントリーすらできないようです。
らぁらとみれぃは抗議しますが、ひびきは聞き入れません。みれぃは、73話で自分がひびきの賭けに乗ってしまったからこうなったのだと責任を感じ・・・。
【まとめ】
プリパラが、実力と輝きを兼ね備えた本物のみが集う「セレパラ」へと変わりました。
今回のテーマは、「プリパラに、大人向け要素を取り入れる事の功罪」でしょうか。
プリパラがセレパラに変わったのは、大人向け要素を取り入れたと解釈できるでしょう。椅子や飲み水、店が高級になったのはもちろんですが、決定的なのは、キャッチフレーズである「格差歓迎! み~んなライバル!」でしょうね。
とはいえ、これまでも、「ライバル」という概念が重要視されていました。しかし、それは「ライバルでありながら友達」というものであり、横の繋がりがあってのものなんですよね。
セレパラにおける「ライバル」は違うのでしょう。「格差」を掲げている訳ですし。こちらは、縦の関係を重視しているのでしょうね。
そして、その縦の関係は、競争社会では当たり前です。大人はその競争世界の中で生きていますし、「格差」という言葉だって、よく耳にします。
そう考えると、セレパラへの変化は、プリパラに競争社会、すなわち、大人向け要素を取り入れたと思いますね。
75話感想で述べたように、プリパラは「子供の純粋な想い」が詰まっており、大人にとっては場違いな所です。
それだけに、プリパラから「卒業」する時がやって来る訳であり、神アイドルを目指すのを途中で諦める子がほとんどでしょう。最初からステージデビューしない子も多いと思います。その結果、神アイドルが誰もいないという状況が生まれてもおかしくないでしょう。
ですが、そこに、大人向け要素を取り入れれば、事情は変わってくるでしょうね。「卒業」する年頃を迎えても、場違いと感じる子は少なくなり、いつまでいてもいいと考えるようになって、やがて、「卒業」という概念がなくなっていくと思います。
となれば、長年かかろうと神アイドルを目指したい子が増え、神アイドルが誰もいないという事態は解消されるでしょう。そうなると、ライブの実力のある子がどんどん増える事が期待できるでしょうし、それに、大人がいても場違いじゃないとなれば、ライブをテレビで見るよりも、直接見てみたいという人も続出すると思います。プリパラの客数は、大幅に伸びる事でしょう。
本来子供向けだった場所に、大人向け要素を取り入れて、子供も大人も楽しめる場所にすれば、それは、「革命」と言えると思います。
しかし、セレパラへの変化は、そうではないと思いますね。大人向け要素を取り入れてる一方で、「子供の純粋性」を排除しているようにも感じます。ひびきの単独ライブ曲「純・アモーレ・愛」では、「『革命』には犠牲が必要」とありましたが、子供達がその犠牲になるのは、感心できないですよね。
セレパラに変わった事で、プリパラに競争社会が混入されましたが、73話感想で書いたように、子供達に競争社会を求めるのは早いのです。成果主義が入る事により、ちょっとの失敗で立ち直れなくなるおそれがあれば、74話感想で書いたような「汚い『大人』」になる可能性だってあるのですから。
子供達にとっては、友達と仲良く頑張る事が第一であり、横の繋がりが大事なのです。天才チームにいる事よりも、あろまと一緒にいる事を選んだみかんのように。アイドルランクが違っていたらトモチケ交換しないとか、「格差歓迎」とかは、良い事ではありませんよね。
だからと言って、競争社会が不要かといえばそうではないでしょう。子供はいずれ競争社会に巻き込まれていくのですから、それを体験する場を設けるのも、良い事だと思います。
大事なのは、両立性ですね。神アイドルがいなくても、「子供の純粋性」がプリパラの素晴らしさを作っているのは事実なのですから、子供達を尊重しつつ、上手く大人向け要素を取り入れられるかどうかがポイントなのでしょう。
それができなければ、ひびきの「革命」は早々と破綻し、「暴挙」だったと言われる可能性が高いでしょうね。今回のみかんの天才チーム離脱について、あろまと一緒にいたいみかんの意思を尊重していなかったのを省みなかったあたり、「革命」破綻に一歩近付いたかもしれません。
今後も、ひびきは、今回のような誤算を多く目にする事でしょう。その時に、それらを真剣に捉えて修正するか、それとも、大した事はないと傲慢さで切り捨てるかで、「革命」の行く末が決まると思いますが、果たして、どちらに転ぶのか? 今後も目が離せません。
望んでいる今後の展開がそれですね。
ただ単にセレパラ悪いなんて、展開にならずにプリパラを取り戻そうとする過程でプリパラの悪いところとか変えないといけないところを知っていくとか。
セレパラになって、よかったと喜ぶ人たちの声を聞くとか、例えばマネージャーが廃止された事でマスコットの墓場行きにならずに済んだマスコットがひびきに感謝しているとか。
最終的にプリパラのいいところとセレパラのいいところが両立された新しいプリパラをらぁらたちには作ってほしいところです。
それでは、
コメント、ありがとうございます!
らぁら側は、いずれ、セレパラの良いところなどを理解しそうな気がしますが、問題は、ひびきでしょうね。自分の持論は絶対的なものと疑っていませんし。
いくら「『革命』には犠牲が必要」といっても、その犠牲は少なくあるべきであり、そのためには、多種多様の感性を受け入れて、持論を譲歩する必要があるでしょう。それがてきるかどうかが、ひびきの課題だと思っていますが、一体どうなるのか? 今後、注目ですね。
自分は予想はもなかなか もんでしょう
>マネージャー制度が廃止
まぁさすがに監獄はなったか でも似たような物だけど
てか ユニコンさんもクビもなのか ファルルがキレるじゃなの
あと ハムさんも消えたのか気になるところだ
>ガァルルの成長した姿
おお ここで新キャラいい展開だ びびき嫌いだし
ガァルル
さて 本題はプリパラは格差ですか話だよな
トモチケの意味がなくなるだろ
だれでも 仲間になねのがプリパラでしょうが
やっぱり 暗黒時代だ
今回もコメント、ありがとうございます!
>ユニコンさんもクビなのか ファルルがキレるんじゃなの
ファルルはパラジュクにいませんでしたので、クビではないんじゃないかと。それに、マネージャー以外にも、世界各地のプリパラにある、持ち主のないプリチケを集めたりスキャンしたりする仕事も兼ねてますので、クマ達のように、お役目御免って事はないと思いますね。
>ハムさんも消えたのか気になるところだ
ハムは、あじみに合わせて、ペルサイユのプリパラに行ったのかも? まあ、ハムがマネージャーを引き受けているのは、あじみだけですし、とこかのプリパラでプリパラポリスをやれそうですので、マネージャー制度廃止でも大した痛手にはなってないでしょうね。
>だれでも仲間になれるのがプリパラでしょうが
とはいえ、仲良しこよしでナアナアとやっていれば、レベルの高いライブは望めないでしょう。歌やダンスの練習でも妥協が生まれやすくなりますし、前話のグランプリでも、すごく強いチームが出たために棄権チーム続出という「甘さ」が出た訳ですしね。
そうならないためにも、格差とか体育会のノリがあっても良いと思うんですよね。初期のシオンのように、プリパラの有名アイドルに勝ちたいと思っている子や、現実世界で女優やアイドルになるためにプリパラで修業したい子もいるでしょうし、そういう子達にとっては、逆に「み~んなライバル!」という考えの方が良いと思いますね。
大事なのは、「み~んな友達! み~んなアイドル!」との両立性でしょう。それができるかどうかが、「革命」の成否を分けると思いますね。
セレパラではウィンタードリームグランプリの敗者であるらぁらたちは入って即冷遇されるかも…と思いきや、豪華絢爛至れり尽くせり。 これはちょっと予想外。
けれども、ランクが下のものはトモチケの交換もライブを行うことも許されない、という『格差社会推奨』の姿勢に突き放されましたね。
SNSでアゲアゲアイテムやヘアアクセの交換を呼びかける声に、「レベル50のものでお願いします」というのをよく見ます。 マネージャーボーナスやランクボーナス、コーデ合わせ…そういうのにこだわりなく、ミックスコーデであろうとランクもコーデ属性ごっちゃなチームを組もうと楽しく遊ぶのが、本来のターゲットである幼児~ローテーション世代の遊び方だったよなぁと考えてみると、大人のルールを子供に持ってこようとするセレパラのスタイルはどこまで許容できるのか…と悩みますね。
そしてみれぃ。
ドリームグランプリまで、ひびきに対してはずっと売り言葉に買い言葉で。楽しむことを忘れたら、楽しみを求めて入ってきた頃の煌めきは霞んで見えなくなっていく…
次回はここまでのひびきへの対応についての『大反省会』になるのでしょうか。 いつか彼女がらぁらに言った「プリパラが好きな気持ちがあれば大丈夫」という言葉が、今度はみれぃに届きますように…。
今回もコメント、ありがとうございます!
確かに、コメントの通り、プリパラにおいては、「楽しむ」という気持ちが大事ですよね。プリパラは、テーマパークな訳ですし。
プリパラに対する憧れの形は様々でも、プリパラが好きだという根幹があれば、互いを認め合う事ができますし、より楽しさを共有できるでしょう。
そのために大切なのは、個々の楽しさを尊重する姿勢でしょうね。それが今後のストーリーの大きなポイントになりそうな気がしますが、誰がその事に早く気付けるのか? これからの展開が楽しみですね。