
今話の名セリフ:「そう、私が心キュンキュンしてるのは・・・、2人みたいになりたいから・・・。同じステージに立ちたいからなんだって・・・。」
「キミとアイドルプリキュア♪」第6話「心キュンキュンしてます!?」の感想です。
~ オープニング前 ~


「あ、おはよう! こころ!」
「お母さん、もう仕事?」
「うん!」
「いってらっしゃい!」

「こころも、学校遅れないようにね!」
「うん!」


「ここちゃん、朝ご飯できてるよ。」
「はーい!」




「いってきます。」

~ Aパート ~
「みこと、楽しそうだね。キュアアイドル研究会。」
「うん! 今は、キュアアイドル&キュアウインク研究会になったんだ!」

「え?」
「へー!」

「キュアウインク可愛いよね!」

「ん?」
「どうしたの?」


「あ・・・。」

「わあ! それって私!?」


「キュ、キュアアイドルだよね!」
「ま、まあ、そうですけど・・・。熱い気持ちが、ついあふれてしまいました・・・。」

「いいねいいねー! キラッキランラン~♪」

「その言葉はキュアアイドルの!」

「さては先輩!」
「ギク!」

「ファンですね?」
「へ?」
「ほっ・・・。」

「ま、まあ、ファン・・・、かな?」

「みこと先輩のお友達ですか?」
「うん。うたとななちゃん!」

「私、キュアアイドル&キュアウインク研究会の会長で、1年生の紫雨こころです!」

「紫雨こころちゃん!」
「キュアアイドルとキュアウインクの大ファンなの!」
「はい! 心キュンキュンしてます!」

「心・・・。」
「キュンキュン・・・。」

「こころちゃんはダンスが上手でね、キュアアイドル達の振り付けを教えてくれたりするんだ!」


「先輩達も、よかったら研究会来て下さい。」

「あ、ありがとう・・・。」
「今日も昼休みに活動しますから。」
「行きたいプリ!」

そして、昼休みの時間に入りました。


「何が始まるプリ?」

「では、第12回キュアアイドル&キュアウインク研究会を始めます。」

「私は今日、缶バッジを作ってきました。」

「好きなの、どうぞ。」
「マジ?」
「ほしいプリ!」




「やっぱり私、心キュンキュンしてます!」
「うんうん!」
「突き止めたい・・・。」
「え? 何を?」

「キュアアイドルとキュアウインクを見ると、どうしてこんなに心キュンキュンしてるのか!」

しばらくして、放課後を迎えました。
「紫雨さん!」
「寸田先輩。」
「考えてくれた? この前の事。」

「はい。私、ダンス部には、やっぱり入りません。」


器用な落ち込み方するなあ、寸田君。まあ、ダンスとなると、様々な動きが求められるため、柔軟性は必要ですけど、でも、笑っちゃいますね。(笑)
「そんな! 紫雨さんのダンス、小学生の頃から見てるけど、本当にすごいと思ってる! 一緒に大会目指そうよ!」
「ありがとうございます。私、入学する前は、ダンス部に入ろうと思ってたんですけど、今は、他の事に心キュンキュンしてます・・・。」

「他の事?」
「キュアアイドルと、キュアウインクです!」

「だから、ごめんなさい!」
「そっか・・・。残念だけど、考えてくれてありがとう!」

「大会、頑張って下さい。」
「ああ!」


「こころは、アイドルプリキュアに心キュンキュンプリ! プリルンと一緒プリ!」


「やっぱり、まだない・・・。キュアアイドルとキュアウインクのグッズ・・・。」

「プリ・・・。」
「ん?」


「グッズあった・・・。キュアアイドル達のCMに出てた子だ!」

「ジー・・・。」
「プリ・・・。」

「え!? しゃべった!?」
「プリ! プ、プリルンは、ぬいぐるみプリ! コテンプリ・・・。」


「すごい・・・。しゃべってる・・・。プリルンっていうの? 何者?」


「プリ! 空飛ぶお弁当プリ!」
「え!?」


「さいなランランプリ!」
「ちょっと! 待って!」

「ぬいぐるみプリ! 動かないプリ!」

ここまで派手に動いて、ぬいぐるみとか、動かないとか言われても説得力ねーよ。ピカリーヌさん、これはモッサモサの刑を検討すべきじゃないですかねえ。(笑)
「待って!」
「あ! 行き止まりプリ!」

「ぬいぐるみじゃないでしょ・・・。」
「プリ!」

「何者なの?」
「シープリ・・・。プリルンは、ぬいぐるみのふりをしなきゃいけないプリ! ホントは、ホントは、キラキランドの・・・。」
「OK・・・。」

ピカリーヌ先生、モッサモサの刑、マダー? このマスコット、いらん事ペラペラしゃべり過ぎなので、派手にやっちゃって下さい。(笑)
プリルンがキュアアイドル達と知り合いだと察したこころは、プリルンに、あるお願いをしました。
それは、キュアアイドルとキュアウインクと直接会わせてほしいという事。プリルンから話を聞いたうたとななは、こころに会う事になりました。
~ Bパート ~

「2人にサインもらわなくちゃ・・・。」

「こころ! お待たせプリ!」
「プリルン! キュアアイドルとキュアウインクは?」
「プリ!」


「本物のキュアアイドルとキュアウインク・・・。」

「こんにちは! 私達に会いたいって、プリルンから聞いたよ!」
「ありがとう、こころちゃん!」

「私の名前・・・。はあああ・・・。」

「そうなんです! プリルン先輩にお願いしちゃいました!」
「先輩プリ?」

「私、キュアアイドルとキュアウインクの・・・、大! 大! 大ファンなんです!」


「わあ! 嬉しいな! そんな風に思ってくれてるなんて!」
「うん!」

「私! なんとなくネットを見ていたら、偶然見つけたんです! でも、その瞬間、心が吸い込まれた・・・。」

「画面で見ているはずなのに、目の前にキュアアイドルがいるみたいで・・・。」


「本当、自分でもよく分からないんですけど、吸い込まれて・・・。あの日から・・・。」

「そう! あの日から、ずっとずっと1秒も途切れずに、心キュンキュンしてます!」

「部屋にいる時も、歯を磨いている時も、学校へ行く時も! いつだって2人の事を考えて、思わず踊っちゃって!」

「なんで、こんなに好きに、大好きになっちゃったのかな・・・。」

「うん、なんだか・・・、一目ぼれ・・・、みたいな気持ちなのかも・・・。」

『一目ぼれ!?』

「あ、や、えっと、だって、『ゼッタイ! ゼッタイ! アイドル! アイドル!』のところも、元気いっぱいで可愛いし! キュアウインクの五線譜を書くところも、心キュンキュンで!」


「私も、2人みたいに素敵に踊ってみたくて、毎日毎日練習してます!」

「ありがとう!」


「ありがとうね、こころちゃん! いつか一緒に踊りたいね!」

「え?」


「はい!」

「ありがとうございます。プリルン先輩のおかげです。」
「こころが2人に会えてよかったプリ!」
「はい。でも、それだけじゃなくて、どうして私がこんなに心キュンキュンしてるのか、2人に会って分かったんです。」

「どうしてだったプリ?」
「キュアアイドルの言葉・・・。」

[いつか一緒に踊りたいね!]

「あの言葉で自分の気持ちがはっきりしたんです・・・。ずっと2人の事を考えちゃうのも、つい踊っちゃうのも・・・。」

「そう、私が心キュンキュンしてるのは・・・、2人みたいになりたいから・・・。同じステージに立ちたいからなんだって・・・。」


「こんな気持ち、生まれて初めて!」


「こころ、キラキラプリ!」
「もっとダンス頑張ろう!」

「そうだ! 新メンバーのオーディションとかないのかな? 合格したらキュアアイドル達と一緒のステージに立てるみたいな!」
「プリ! それならプリルンがオーディションしてあげるプリ!」

「え? プリルン先輩が私のオーディションの審査を?」
「その通りプリ! キュアアイドルを見つけたのはプリルンプリ!」

「おお・・・。という事は、敏腕スカウト先輩・・・。」

「オーディション、よろしくお願いします!」
「合格プリ!」

「え? まだ何も・・・。」
「オーディションしなくても、プリルンには分かるプリ! 今日から、こころも、アイドルプリキュアプリ!」

「今日から?」


「それがアイドルプリキュアの証プリ!」
「へー、アイドルプリキュアっていうグループなんだね。これを持ってメイクをして、衣装を着たら・・・。」


「私も、2人みたいなアイドルになれるんだ! 心キュンキュンしてます!」

同じ頃、カッティーがマックランダーを生み出していました。

「プルッっときたプリ! アイドルプリキュアの出番プリ!」
「え? いきなり?」

「ずっと歌って踊ってきたんだもん・・・。大丈夫!」

「な、何、あれ?」
「マックランダープリ! キラキラをチョッキンして世界を真っ暗闇にしようとしてるプリ!」

「え、何? 何言ってるの? ステージは?」

「む? 初めて見る顔ですぞ?」



「な、何なの?」
「大丈夫プリ! こころは絶対アイドルプリキュアプリ!」

「プリキュアですと!?」



「こころ?」
「おや? そんなに怖がって、どこがアイドルプリキュアなんですぞ?」

その直後、うたとななが、やって来ました。
プリキュアに変身して戦いたいところですが、こころにプリキュアの正体が知られてしまいます。しかし、こころを助けるため、変身する事に。
「ウソ・・・。うた先輩がキュアアイドルで、なな先輩がキュアウインク?」


「アイドルが戦ってる・・・。一体どういう事?」
「アイドルプリキュアは、ただのアイドルじゃないプリ! 真っ暗闇をキラキラにしてくれるプリ!」
「え?」

「キラキラじゃなくなった人がいるなら・・・、」
「絶対キラッキランランにしてみせる!」

「アイドルプリキュア、頑張るプリ!」

マックランダーの攻撃を避けながら、的確にダメージを与えていくアイドルとウインク。少しして・・・・、
「クライマックスは私!」


「盛り上がっていくよ!」




「プリキュア! アイドルスマイリング!」




「こころちゃん、大丈夫だった!?」


「私、アイドルプリキュアになんてなれない・・・。」


「私・・・、心キュンキュンしてません・・・。」

今回は、これで終了です。
【まとめ】
心キュンキュンしてません。うーむ・・・・、まさか、こんな言葉を聞く事になろうとは・・・。
前作に引き続き、今作も第6話において、重苦しいラストを迎えました。同じ第6話でも、ソラまし告白でテンションが上がった前々作とはえらい差ですね。(笑)
今話は、これまで出番があまりなかったこころが、ようやく本格登場となりました。
アイドルプリキュアに対する推しっぷりがガチ過ぎるな! これが、こころに対して大きく感じた事ですね。
キュアアイドル研究会を設立しただけでもすごいのに、ポスター、うちわ、スタンド、缶バッジと、グッズを色々作っちゃうのも、すごいと感じましたね。「アイドルショップにまだアイドルプリキュアのグッズはないのか・・・。なら作ろう!」というその行動力、ガチ過ぎるって!
それだけじゃなく、努力や根性も備わっているようにも見えました。
今話始まって早々、ダンス練習に打ち込む姿が描かれましたが、学校が始まる前の早朝からあんなに頑張っているのは、目標のために妥協しない努力家のように感じましたね。それだけ努力していれば、根性もついていき、ちょっとやそっとの事でつまづいたりはしないようにも思います。
あれほどの努力や根性があれば、アイドルグループのオーディションに何度落ちても、諦めずに何度も挑戦しそうな気がしますし、アイドルグループに加入してセンター争いになっても、センターになるために相当な努力をしそうですし、落選しても、次こそは絶対センターになると努力を積む事でしょう。こころには、アイドルの資質が十分過ぎるほどあるんじゃないかと思います。
キュアアイドルとキュアウインクと一緒のステージに立ちたい。そう感じたこころですが、2人はアイドルプリキュア。ただのアイドルではありません。
アイドルプリキュアは、マックランダーをやっつけ、ダークイーネによって侵略されたキラキランドを救う使命にあります。アイドルではあるものの、マックランダーと戦う事が本業のようなものであり、一般的なアイドル活動は副業的なものです。
自分よりひとまわりも大きい怪物と命がけで戦わなければならない。そんな真実を知っちゃったら・・・。
しかも、自分がアイドルプリキュアに夢中になったきっかけのキュアアイドルの動画についても、マックランダーを倒す時の盛大な前フリだった。これも、こころのショックに追い打ちをかけたでしょう。
平和な日常の中に突如現れた大きい怪物が、近くの人々を襲い、周りのものを破壊する。下手をすれば死にかねない、その非日常な光景を目にしたら、怖くて怯えてしまうのは当然でしょう。
思えば、正義感が強く、人間離れした運動神経を持っていて、自分はヒーローだと奮い立たせ続けてきた、「ひろがるスカイ」の主人公・ソラだって、物語の最初の方は、怪物・ランボーグを目にして、恐怖や不安を手が震えていたんですよね。
フィジカルが異様に強かったソラでも、あの反応だったのですから、普通の年頃の女の子にとっては、怪物の脅威を目にしたら、怖くて動けなくなっても不思議ではないでしょう。怪物に立ち向かうよう言われたら、あまりにも酷だと思いますし、心キュンキュンしなくなっても当然だと思いますね。
同じステージに立ちたいと思うほどアイドルプリキュアに熱中していたのが、真実を知って、一気にその熱を失ったこころ。そんな子が、次回、どうやってアイドルプリキュアになるのか?
今回が暗いラストだった分、次回は感動度の高い話になっていますので、語りたい事が多くありますね。なるべく早めに感想を書き上げたいものです。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「キミとアイドルプリキュア♪」第6話「心キュンキュンしてます!?」の感想です。
~ オープニング前 ~



「あ、おはよう! こころ!」
「お母さん、もう仕事?」
「うん!」
「いってらっしゃい!」


「こころも、学校遅れないようにね!」
「うん!」


「ここちゃん、朝ご飯できてるよ。」
「はーい!」







「いってきます。」

~ Aパート ~
「みこと、楽しそうだね。キュアアイドル研究会。」
「うん! 今は、キュアアイドル&キュアウインク研究会になったんだ!」


「え?」
「へー!」

「キュアウインク可愛いよね!」

「ん?」
「どうしたの?」




「あ・・・。」

「わあ! それって私!?」


「キュ、キュアアイドルだよね!」
「ま、まあ、そうですけど・・・。熱い気持ちが、ついあふれてしまいました・・・。」


「いいねいいねー! キラッキランラン~♪」

「その言葉はキュアアイドルの!」

「さては先輩!」
「ギク!」

「ファンですね?」
「へ?」
「ほっ・・・。」


「ま、まあ、ファン・・・、かな?」

「みこと先輩のお友達ですか?」
「うん。うたとななちゃん!」

「私、キュアアイドル&キュアウインク研究会の会長で、1年生の紫雨こころです!」

「紫雨こころちゃん!」
「キュアアイドルとキュアウインクの大ファンなの!」
「はい! 心キュンキュンしてます!」


「心・・・。」
「キュンキュン・・・。」

「こころちゃんはダンスが上手でね、キュアアイドル達の振り付けを教えてくれたりするんだ!」


「先輩達も、よかったら研究会来て下さい。」

「あ、ありがとう・・・。」
「今日も昼休みに活動しますから。」
「行きたいプリ!」


そして、昼休みの時間に入りました。



「何が始まるプリ?」

「では、第12回キュアアイドル&キュアウインク研究会を始めます。」

「私は今日、缶バッジを作ってきました。」

「好きなの、どうぞ。」
「マジ?」
「ほしいプリ!」







「やっぱり私、心キュンキュンしてます!」
「うんうん!」
「突き止めたい・・・。」
「え? 何を?」


「キュアアイドルとキュアウインクを見ると、どうしてこんなに心キュンキュンしてるのか!」

しばらくして、放課後を迎えました。
「紫雨さん!」
「寸田先輩。」
「考えてくれた? この前の事。」

「はい。私、ダンス部には、やっぱり入りません。」


器用な落ち込み方するなあ、寸田君。まあ、ダンスとなると、様々な動きが求められるため、柔軟性は必要ですけど、でも、笑っちゃいますね。(笑)
「そんな! 紫雨さんのダンス、小学生の頃から見てるけど、本当にすごいと思ってる! 一緒に大会目指そうよ!」
「ありがとうございます。私、入学する前は、ダンス部に入ろうと思ってたんですけど、今は、他の事に心キュンキュンしてます・・・。」

「他の事?」
「キュアアイドルと、キュアウインクです!」

「だから、ごめんなさい!」
「そっか・・・。残念だけど、考えてくれてありがとう!」

「大会、頑張って下さい。」
「ああ!」


「こころは、アイドルプリキュアに心キュンキュンプリ! プリルンと一緒プリ!」


「やっぱり、まだない・・・。キュアアイドルとキュアウインクのグッズ・・・。」

「プリ・・・。」
「ん?」



「グッズあった・・・。キュアアイドル達のCMに出てた子だ!」


「ジー・・・。」
「プリ・・・。」

「え!? しゃべった!?」
「プリ! プ、プリルンは、ぬいぐるみプリ! コテンプリ・・・。」



「すごい・・・。しゃべってる・・・。プリルンっていうの? 何者?」


「プリ! 空飛ぶお弁当プリ!」
「え!?」


「さいなランランプリ!」
「ちょっと! 待って!」


「ぬいぐるみプリ! 動かないプリ!」

ここまで派手に動いて、ぬいぐるみとか、動かないとか言われても説得力ねーよ。ピカリーヌさん、これはモッサモサの刑を検討すべきじゃないですかねえ。(笑)
「待って!」
「あ! 行き止まりプリ!」

「ぬいぐるみじゃないでしょ・・・。」
「プリ!」

「何者なの?」
「シープリ・・・。プリルンは、ぬいぐるみのふりをしなきゃいけないプリ! ホントは、ホントは、キラキランドの・・・。」
「OK・・・。」

ピカリーヌ先生、モッサモサの刑、マダー? このマスコット、いらん事ペラペラしゃべり過ぎなので、派手にやっちゃって下さい。(笑)
プリルンがキュアアイドル達と知り合いだと察したこころは、プリルンに、あるお願いをしました。
それは、キュアアイドルとキュアウインクと直接会わせてほしいという事。プリルンから話を聞いたうたとななは、こころに会う事になりました。
~ Bパート ~

「2人にサインもらわなくちゃ・・・。」

「こころ! お待たせプリ!」
「プリルン! キュアアイドルとキュアウインクは?」
「プリ!」




「本物のキュアアイドルとキュアウインク・・・。」

「こんにちは! 私達に会いたいって、プリルンから聞いたよ!」
「ありがとう、こころちゃん!」


「私の名前・・・。はあああ・・・。」

「そうなんです! プリルン先輩にお願いしちゃいました!」
「先輩プリ?」


「私、キュアアイドルとキュアウインクの・・・、大! 大! 大ファンなんです!」




「わあ! 嬉しいな! そんな風に思ってくれてるなんて!」
「うん!」

「私! なんとなくネットを見ていたら、偶然見つけたんです! でも、その瞬間、心が吸い込まれた・・・。」


「画面で見ているはずなのに、目の前にキュアアイドルがいるみたいで・・・。」


「本当、自分でもよく分からないんですけど、吸い込まれて・・・。あの日から・・・。」


「そう! あの日から、ずっとずっと1秒も途切れずに、心キュンキュンしてます!」

「部屋にいる時も、歯を磨いている時も、学校へ行く時も! いつだって2人の事を考えて、思わず踊っちゃって!」

「なんで、こんなに好きに、大好きになっちゃったのかな・・・。」

「うん、なんだか・・・、一目ぼれ・・・、みたいな気持ちなのかも・・・。」

『一目ぼれ!?』

「あ、や、えっと、だって、『ゼッタイ! ゼッタイ! アイドル! アイドル!』のところも、元気いっぱいで可愛いし! キュアウインクの五線譜を書くところも、心キュンキュンで!」



「私も、2人みたいに素敵に踊ってみたくて、毎日毎日練習してます!」

「ありがとう!」


「ありがとうね、こころちゃん! いつか一緒に踊りたいね!」

「え?」



「はい!」

「ありがとうございます。プリルン先輩のおかげです。」
「こころが2人に会えてよかったプリ!」
「はい。でも、それだけじゃなくて、どうして私がこんなに心キュンキュンしてるのか、2人に会って分かったんです。」

「どうしてだったプリ?」
「キュアアイドルの言葉・・・。」

[いつか一緒に踊りたいね!]

「あの言葉で自分の気持ちがはっきりしたんです・・・。ずっと2人の事を考えちゃうのも、つい踊っちゃうのも・・・。」

「そう、私が心キュンキュンしてるのは・・・、2人みたいになりたいから・・・。同じステージに立ちたいからなんだって・・・。」


「こんな気持ち、生まれて初めて!」


「こころ、キラキラプリ!」
「もっとダンス頑張ろう!」


「そうだ! 新メンバーのオーディションとかないのかな? 合格したらキュアアイドル達と一緒のステージに立てるみたいな!」
「プリ! それならプリルンがオーディションしてあげるプリ!」


「え? プリルン先輩が私のオーディションの審査を?」
「その通りプリ! キュアアイドルを見つけたのはプリルンプリ!」


「おお・・・。という事は、敏腕スカウト先輩・・・。」

「オーディション、よろしくお願いします!」
「合格プリ!」

「え? まだ何も・・・。」
「オーディションしなくても、プリルンには分かるプリ! 今日から、こころも、アイドルプリキュアプリ!」

「今日から?」


「それがアイドルプリキュアの証プリ!」
「へー、アイドルプリキュアっていうグループなんだね。これを持ってメイクをして、衣装を着たら・・・。」


「私も、2人みたいなアイドルになれるんだ! 心キュンキュンしてます!」


同じ頃、カッティーがマックランダーを生み出していました。

「プルッっときたプリ! アイドルプリキュアの出番プリ!」
「え? いきなり?」

「ずっと歌って踊ってきたんだもん・・・。大丈夫!」


「な、何、あれ?」
「マックランダープリ! キラキラをチョッキンして世界を真っ暗闇にしようとしてるプリ!」

「え、何? 何言ってるの? ステージは?」

「む? 初めて見る顔ですぞ?」





「な、何なの?」
「大丈夫プリ! こころは絶対アイドルプリキュアプリ!」

「プリキュアですと!?」





「こころ?」
「おや? そんなに怖がって、どこがアイドルプリキュアなんですぞ?」


その直後、うたとななが、やって来ました。
プリキュアに変身して戦いたいところですが、こころにプリキュアの正体が知られてしまいます。しかし、こころを助けるため、変身する事に。
「ウソ・・・。うた先輩がキュアアイドルで、なな先輩がキュアウインク?」


「アイドルが戦ってる・・・。一体どういう事?」
「アイドルプリキュアは、ただのアイドルじゃないプリ! 真っ暗闇をキラキラにしてくれるプリ!」
「え?」

「キラキラじゃなくなった人がいるなら・・・、」
「絶対キラッキランランにしてみせる!」


「アイドルプリキュア、頑張るプリ!」

マックランダーの攻撃を避けながら、的確にダメージを与えていくアイドルとウインク。少しして・・・・、
「クライマックスは私!」


「盛り上がっていくよ!」







「プリキュア! アイドルスマイリング!」







「こころちゃん、大丈夫だった!?」


「私、アイドルプリキュアになんてなれない・・・。」


「私・・・、心キュンキュンしてません・・・。」


今回は、これで終了です。
【まとめ】
心キュンキュンしてません。うーむ・・・・、まさか、こんな言葉を聞く事になろうとは・・・。
前作に引き続き、今作も第6話において、重苦しいラストを迎えました。同じ第6話でも、ソラまし告白でテンションが上がった前々作とはえらい差ですね。(笑)
今話は、これまで出番があまりなかったこころが、ようやく本格登場となりました。
アイドルプリキュアに対する推しっぷりがガチ過ぎるな! これが、こころに対して大きく感じた事ですね。
キュアアイドル研究会を設立しただけでもすごいのに、ポスター、うちわ、スタンド、缶バッジと、グッズを色々作っちゃうのも、すごいと感じましたね。「アイドルショップにまだアイドルプリキュアのグッズはないのか・・・。なら作ろう!」というその行動力、ガチ過ぎるって!
それだけじゃなく、努力や根性も備わっているようにも見えました。
今話始まって早々、ダンス練習に打ち込む姿が描かれましたが、学校が始まる前の早朝からあんなに頑張っているのは、目標のために妥協しない努力家のように感じましたね。それだけ努力していれば、根性もついていき、ちょっとやそっとの事でつまづいたりはしないようにも思います。
あれほどの努力や根性があれば、アイドルグループのオーディションに何度落ちても、諦めずに何度も挑戦しそうな気がしますし、アイドルグループに加入してセンター争いになっても、センターになるために相当な努力をしそうですし、落選しても、次こそは絶対センターになると努力を積む事でしょう。こころには、アイドルの資質が十分過ぎるほどあるんじゃないかと思います。
キュアアイドルとキュアウインクと一緒のステージに立ちたい。そう感じたこころですが、2人はアイドルプリキュア。ただのアイドルではありません。
アイドルプリキュアは、マックランダーをやっつけ、ダークイーネによって侵略されたキラキランドを救う使命にあります。アイドルではあるものの、マックランダーと戦う事が本業のようなものであり、一般的なアイドル活動は副業的なものです。
自分よりひとまわりも大きい怪物と命がけで戦わなければならない。そんな真実を知っちゃったら・・・。
しかも、自分がアイドルプリキュアに夢中になったきっかけのキュアアイドルの動画についても、マックランダーを倒す時の盛大な前フリだった。これも、こころのショックに追い打ちをかけたでしょう。
平和な日常の中に突如現れた大きい怪物が、近くの人々を襲い、周りのものを破壊する。下手をすれば死にかねない、その非日常な光景を目にしたら、怖くて怯えてしまうのは当然でしょう。
思えば、正義感が強く、人間離れした運動神経を持っていて、自分はヒーローだと奮い立たせ続けてきた、「ひろがるスカイ」の主人公・ソラだって、物語の最初の方は、怪物・ランボーグを目にして、恐怖や不安を手が震えていたんですよね。
フィジカルが異様に強かったソラでも、あの反応だったのですから、普通の年頃の女の子にとっては、怪物の脅威を目にしたら、怖くて動けなくなっても不思議ではないでしょう。怪物に立ち向かうよう言われたら、あまりにも酷だと思いますし、心キュンキュンしなくなっても当然だと思いますね。
同じステージに立ちたいと思うほどアイドルプリキュアに熱中していたのが、真実を知って、一気にその熱を失ったこころ。そんな子が、次回、どうやってアイドルプリキュアになるのか?
今回が暗いラストだった分、次回は感動度の高い話になっていますので、語りたい事が多くありますね。なるべく早めに感想を書き上げたいものです。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。