「Go!プリンセスプリキュア」第18話「絵本のヒミツ! プリンセスってなぁに?」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、はるかは、パフの髪型をアレンジしながら、退屈をしのいでいました。
そんな中、ゆいが、ハイテンションでやって来ました。「花のプリンセス」の作者・望月ゆめが夢ヶ浜に来るとの事。
「花のプリンセス」は、はるかが幼い頃から大好きだった童話。その作者に会えると聞いて、はるかは嬉しく感じます。
~ Aパート ~
その後、学園の掲示板を見ると、望月ゆめのサイン会の告知ポスターがありました。
はるかとゆいは、またしても喜びます。ゆいは、夢が絵本作家なだけに、ゆめの事を大いに尊敬しています。
一方、ディスダークでは、今回もトワイライトが、バイオリンで演奏していました。
その近くでは、プリキュア達が新たなドレスアップキーを手に入れた事に、ディスピアは腹を立て、シャットとロックを責めていました。もちろん、その矛先は、トワイライトにも。
すると、バイオリンの弦が1本切れます。トワイライトは、少々戯れが過ぎたと言い、今度は自らの手でプリキュアを倒すと意気込みます。
それを聞いたディスピアは、新たな黒いキーを差し出します。
そして、ゆめのサイン会の日を迎えました。会場には、多くの人で賑わっていました。
「花のプリンセス」はずっと前の作品ですが、今も人気があります。幼い頃に読んだ絵本が、読者に大きな影響を与えるのが、絵本作家のすごいところ。
その後、はるか達は、原画を見て回ります。
そもそも、「花のプリンセス」とは、どんな物語なのか? はるかは話します。
花に囲まれたお城で育ったプリンセスは、とても優しくて、皆に愛されていました。彼女が笑うと、どんな所でも花が咲いて、皆が笑顔になります。
しかし、ある日、彼女の人気に嫉妬した鳥が、隣の国の王子様に会いに行く途中のプリンセスにウソをつき、怖ろしい魔女の住む森へとプリンセスを連れて行きました。
でも、彼女は、魔女を怖れず、ウソをついた鳥を責める事もありませんでした。
その優しさに、鳥は、自分の行いを反省し、プリンセスを助け出しました。そして、その鳥は、泣きながらプリンセスに何度も謝りました。
そんな鳥を彼女は笑って許しました。そして、助けてくれた事に感謝し、笑顔になってほしい、とその鳥に言います。
鳥が笑顔になると、魔女の怖い森は、綺麗なお花畑へと変わりました。
そして、プリンセスは、鳥達と一緒に仲良く旅を続けました。
それが、「花のプリンセス」の全容です。
素敵な物語ではありますが、はるかは、1つ気になる事があります。それは、旅を続けたプリンセスは、王子様に会っていない事。
あの続きはどうなったのか? 今日のサイン会で、はるかは、それをゆめに聞こうとしていました。
その直後、はるかはゆいに呼ばれ、一緒にサイン会の列に並びます。
サイン会も、多くの人が行列を作っていました。
はるかとゆいがゆめに会うまで、まだまだ時間はあるものの、2人は緊張していました。
そうこうしているうちに列が進み、いよいよ、ゆめに会う時間がやって来ました。
そして、はるかは、ゆめと対面します。
ゆめは、「ごきげんよう」と、はるかにあいさつします。はるかも緊張しながら、あいさつを返します。
その直後、はるかは、絵本にサインを求め、ゆめは、「花のプリンセス」を沢山読んでくれた事に、お礼を言います。
そして、はるかは、「花のプリンセス」のその後の展開について、質問します。その質問に対し、ゆめは、答えられないと返します。
「私は、本の結末を書くつもりはないの。」
しばらくして、サイン会が終わり、辺りはすっかり夕方に。はるかはゆめに、最後まで書かない理由を聞きます。
「その本が、沢山の子供達に読んでもらえるようになったからよ。『花のプリンセス』は元々、自分の娘のために書いたものなの。プリンセスのような人に育ってほしいという願いを込めて。」
「もちろん、結末を書こうとはしていたのよ。でも、子供達からもらった感想のお手紙を読んで、考えが変わったの。みんな、思い思いに、プリンセスの未来を想像していたわ。娘が想像した未来も、とても素敵で幸せな未来だった。」
「思いの数だけ、物語はある。そういう本でいいと思ったの。あなたの中にも、プリンセスにはこうなってほしいという未来があるのでしょ? それがきっと、あなたにとっての『花のプリンセス』なのよ。」
ちょうどその時、トワイライトが現れました。
トワイライトは、「花のプリンセス」はどんなに美しくても所詮は作り話で、真のプリンセスである自分から見れば虚しいだけだと言います。また、今回は、ロッドを手にしています。
そして、トワイライトは、ディスピアから受け取った黒いキーをロッドに差し込みます。すると、フィールドがガラッと変わります。
さらに、周りの人々は、額に閉じ込められます。ゆいとゆめも。
「さあ、宴の時間よ。」
~ Bパート ~
額に閉ざされた人々の絶望が、トワイライトの持つロッドに集まります。
そして、トワイライトの一撃により、はるかが持っていた本が弾き飛ばされます。これを、パフとアロマがキャッチし、はるか達3人は変身します。
今回は、閉じ込められたのが檻ではなく、額なので、例の口上も少し変わりました。
「冷たい額に閉ざされた夢、返していただきますわ! お覚悟はよろしくて?」
その後、トワイライトがロッドに念を込めると、周りに沢山の十字架が設置されます。
そして、トワイライトは3人と直接戦います。
すぐに、マーメイドと1対1に。しかし、簡単にマーメイドを吹き飛ばします。
吹き飛ばされたマーメイドは、十字架にぶつかり、十字架からあふれ出す絶望のエネルギーで大ダメージを受けます。
次は、トゥインクルが立ち向かいます。
素早い動きで攻撃するものの、これも簡単に返され、十字架にぶつかって大ダメージを受けます。
そして、満足に動けるのはフローラだけに。フローラは力を込めて突撃するも、通用しません。
「気品も才能も持ち合わせない、あなたのような存在が、プリンセスの名を穢す。」
「高貴なる者は、生まれた時から高貴なのよ。私は、絶望を統べる母、ディスピアの娘。ディスダークの黒きプリンセス。あなたは違う。終わりね。あなたの夢は、ここで消し去る。」
しかし、フローラ達は諦めずに立ち向かいます。
「私達は、夢を守る!」
「そうよ! 絶望のエナジーなんて、全然通用しない!」
「うん! あなたが何を言おうと、私達は、プリンセスプリキュアなんだから!」
そして、バブルリップル、ミーティアハミング、ローズトルビヨンを放ちますが、
「プリンセスとは、私のような唯一無二の存在。いくら努力を重ねたところで、届きはしない!」
と、フローラ達の攻撃を押し返します。
その後、大ダメージを受けたフローラに、パフとアロマが近付こうとしますが、トワイライトに、持っていた絵本が奪われます。
こんなものがあるから報われない夢を見てしまったのだと、トワイライトは本を燃やします。ですが、フローラは間一髪、その本を守ります。
「トワイライト、確かにあなたはすごいよ・・・。私、あなたと出会ってから、プリンセスって、こんな人の事を言うんだって思ってた・・・。でも、望月先生の話を聞いて、それだけじゃないと思って、同じプリンセスでも、みんなの中に色んなプリンセスがいて、私にも・・・、私だけが目指せるプリンセスがあるかもしれないって、思ったの!」
「それは、私の理想。魔女を怖れない強さ。相手を思いやる優しさ。そして、世界に花咲かせる心の美しさ! 小さい頃からずっと憧れてきた、花のプリンセス! それが私の目指すプリンセス!」
すると、絵本が光り輝き、ドレスアップキーが出てきました。ミラクルドレスアップキーです。
すぐに、フローラは、それをクリスタルプリンセスロッドに差し込み、「リィストルビヨン」を放ちます。
トワイライトの攻撃と相殺されるものの、トワイライトのロッドが砕かれました。
直後、ミラクルドレスアップキーを使って、モードエレガントにチェンジ。もちろん、ドレスは、これまでと違うものに。
そして、新たな技「トリニティエクスプロジオン」を放ちます。
トワイライトは、その力を返す事ができませんでした。トワイライトは悔しさを感じ、プリンセスは自分だけだと言い残して、撤退します。
その後、フィールドや、額に閉じ込められた人々は元に戻りました。フローラは、ゆめに会釈し、場を去ります。
少しして、ゆいも、はるか達がトワイライトに勝った事を知り、喜び合います。
「そうか、つよく、やさしく、美しく。同じなんだ、花のプリンセスも、グランプリンセスも。私の夢がグランプリンセスに繋がるんだ!」
後日、白金は学園長と話していました。学園長とは、ゆめ。
「絵筆を置いて、子供達の未来を育てたいと、ノーブル学園を開いて50年。いい節目だと思ったの。今年の1年生も不思議な生徒ばかりね。」
なるほど、そうきたか。「ごきげんよう」というあいさつから、ノーブル学園出身だと思っていましたが、学園長である事までは読めなかったですね。
という事は、次回は、オープニングの主題歌紹介部分の画像が変わるかも!? 16話感想では、学園の職員は、あそこに入ると予想していましたし。これは、次回が待ち遠しいです!
今回は、これで終了です。
次回:「はっけ~ん! 寮でみつけたタカラモノ!」
最近、雨の日が続き、はるか達は外に出かける事ができず、寮の中でずっと過ごしていました。
そんなある日、生徒会副会長のせいらから、宝探しゲームの誘いを受けました。このゲームに多くの生徒達が集まり、皆、宝探しに励むとともに、同じグループの子達とおしゃべりしたりなどで、楽しく感じます。
果たして、誰が宝物を見つけるのか? そして、宝物とは、何なのか?
【まとめ】
フローラもミラクルドレスアップキーを手にし、新たな技「トリニティエクスプロジオン」で、トワイライトとの直接対決に勝つ事ができました。
さて、今回のテーマは、タイトルにもあるように、「『プリンセス』って何?」。
で、その答えは、Aパートのゆめや、バトルシーンのフローラが言っていたように、思いの数だけ、物語があって、それぞれが描いた物語の中に色んなプリンセスがいる、というもの。それぞれが抱いている「プリンセス」像こそが「プリンセス」であり、一義的な答えはないんでしょうね。
はるかは、魔女を怖れない強さ、相手を思いやる優しさ、世界に花咲かせる心の美しさを併せ持つ「花のプリンセス」を「プリンセス」と位置付けていますが、2話感想で書いた「王族の誰かしらに認められて、その妻になる事」という私の考えも、間違ってはいないのでしょう。ある女の子が「毎日豪華なドレスを着ている可愛い女の子」を「プリンセス」と捉えていれば、それもまた「プリンセス」なのでしょうね。
そして、「『グランプリンセス』になる」というのは、「それぞれが抱いている『プリンセス』像を実現させる事」なのでしょう。「なりたい自分になる」という意味では、「夢を叶える事」と同義であり、これまで「夢」というワードを多く出してきたのも、うなずけます。
で、その実現のためには、まず、その「プリンセス」像に、「つよく」自信を持つ事が求められるでしょう。「気高く」思う事でも良いでしょうね。
また、それぞれが抱いている「プリンセス」像は、間違っている訳ではなく、決して貶してはならないもの。だからこそ、他人に「やさしく」接したり、他人の「プリンセス」像を「尊く」見る必要があるのでしょうね。
そして、その結果、その「プリンセス」像が誰からも認められ、それが「美しく」「麗しく」思われる事が求められるのだと思います。
それが今作のモットーである「つよく、やさしく、美しく」なのでしょう。
ついでに、13話でトワイライトが言っていた「気高く、尊く、麗しく」とも同義と捉えてみました。13話感想では、「やさしく」と「尊く」で決定的な違いがあると考えていましたが、トワイライトが抱く「プリンセス」像、つまり、血筋的な意味での「プリンセス」も間違っている訳ではなく、どんなプリンセスを目指すにせよ、「つよく、やさしく、美しく」が求められるのであれば、同義解釈できる余地はあるのかな、と思いました。少々、無理矢理なところはありますが。
と言っても、これはあくまで、私なりの解釈であり、バトルシーンでフローラが言っていたそれとは、少し違いますね。たぶん、それについても、「プリンセス」と同じく、その答えは多種多様なのかもしれませんね。
そんな訳で、なかなか深く考えさせられた今回でしたが、そんな話をここに持ってくるとは意外ですね。22話前後に出してくると思っていましたし。
それに、ここで2段階目の合体技が出てくるのも早いと思いますね。これは、もしかしたら、劇場版が公開される10月前に、ディスダークとの決着がつくのかも? うーん・・・、気になりますね。
まあ、でも、とりあえずは、目の前の1話に集中ですね。
今日で今作が始まってちょうど4か月が経ちました。とはいえ、残りは、まだ3分の2もあり、気になる要素は尽きませんが、これまで通り、じっくりストーリーを楽しんでいきたいと思います。
~ オープニング前 ~
ある日、はるかは、パフの髪型をアレンジしながら、退屈をしのいでいました。
そんな中、ゆいが、ハイテンションでやって来ました。「花のプリンセス」の作者・望月ゆめが夢ヶ浜に来るとの事。
「花のプリンセス」は、はるかが幼い頃から大好きだった童話。その作者に会えると聞いて、はるかは嬉しく感じます。
~ Aパート ~
その後、学園の掲示板を見ると、望月ゆめのサイン会の告知ポスターがありました。
はるかとゆいは、またしても喜びます。ゆいは、夢が絵本作家なだけに、ゆめの事を大いに尊敬しています。
一方、ディスダークでは、今回もトワイライトが、バイオリンで演奏していました。
その近くでは、プリキュア達が新たなドレスアップキーを手に入れた事に、ディスピアは腹を立て、シャットとロックを責めていました。もちろん、その矛先は、トワイライトにも。
すると、バイオリンの弦が1本切れます。トワイライトは、少々戯れが過ぎたと言い、今度は自らの手でプリキュアを倒すと意気込みます。
それを聞いたディスピアは、新たな黒いキーを差し出します。
そして、ゆめのサイン会の日を迎えました。会場には、多くの人で賑わっていました。
「花のプリンセス」はずっと前の作品ですが、今も人気があります。幼い頃に読んだ絵本が、読者に大きな影響を与えるのが、絵本作家のすごいところ。
その後、はるか達は、原画を見て回ります。
そもそも、「花のプリンセス」とは、どんな物語なのか? はるかは話します。
花に囲まれたお城で育ったプリンセスは、とても優しくて、皆に愛されていました。彼女が笑うと、どんな所でも花が咲いて、皆が笑顔になります。
でも、彼女は、魔女を怖れず、ウソをついた鳥を責める事もありませんでした。
その優しさに、鳥は、自分の行いを反省し、プリンセスを助け出しました。そして、その鳥は、泣きながらプリンセスに何度も謝りました。
そして、プリンセスは、鳥達と一緒に仲良く旅を続けました。
それが、「花のプリンセス」の全容です。
素敵な物語ではありますが、はるかは、1つ気になる事があります。それは、旅を続けたプリンセスは、王子様に会っていない事。
あの続きはどうなったのか? 今日のサイン会で、はるかは、それをゆめに聞こうとしていました。
その直後、はるかはゆいに呼ばれ、一緒にサイン会の列に並びます。
サイン会も、多くの人が行列を作っていました。
はるかとゆいがゆめに会うまで、まだまだ時間はあるものの、2人は緊張していました。
そうこうしているうちに列が進み、いよいよ、ゆめに会う時間がやって来ました。
そして、はるかは、ゆめと対面します。
ゆめは、「ごきげんよう」と、はるかにあいさつします。はるかも緊張しながら、あいさつを返します。
その直後、はるかは、絵本にサインを求め、ゆめは、「花のプリンセス」を沢山読んでくれた事に、お礼を言います。
そして、はるかは、「花のプリンセス」のその後の展開について、質問します。その質問に対し、ゆめは、答えられないと返します。
「私は、本の結末を書くつもりはないの。」
しばらくして、サイン会が終わり、辺りはすっかり夕方に。はるかはゆめに、最後まで書かない理由を聞きます。
「その本が、沢山の子供達に読んでもらえるようになったからよ。『花のプリンセス』は元々、自分の娘のために書いたものなの。プリンセスのような人に育ってほしいという願いを込めて。」
「もちろん、結末を書こうとはしていたのよ。でも、子供達からもらった感想のお手紙を読んで、考えが変わったの。みんな、思い思いに、プリンセスの未来を想像していたわ。娘が想像した未来も、とても素敵で幸せな未来だった。」
ちょうどその時、トワイライトが現れました。
トワイライトは、「花のプリンセス」はどんなに美しくても所詮は作り話で、真のプリンセスである自分から見れば虚しいだけだと言います。また、今回は、ロッドを手にしています。
そして、トワイライトは、ディスピアから受け取った黒いキーをロッドに差し込みます。すると、フィールドがガラッと変わります。
さらに、周りの人々は、額に閉じ込められます。ゆいとゆめも。
今回のアイキャッチのパフ
~ Bパート ~
額に閉ざされた人々の絶望が、トワイライトの持つロッドに集まります。
そして、トワイライトの一撃により、はるかが持っていた本が弾き飛ばされます。これを、パフとアロマがキャッチし、はるか達3人は変身します。
今回は、閉じ込められたのが檻ではなく、額なので、例の口上も少し変わりました。
「冷たい額に閉ざされた夢、返していただきますわ! お覚悟はよろしくて?」
その後、トワイライトがロッドに念を込めると、周りに沢山の十字架が設置されます。
そして、トワイライトは3人と直接戦います。
すぐに、マーメイドと1対1に。しかし、簡単にマーメイドを吹き飛ばします。
吹き飛ばされたマーメイドは、十字架にぶつかり、十字架からあふれ出す絶望のエネルギーで大ダメージを受けます。
次は、トゥインクルが立ち向かいます。
素早い動きで攻撃するものの、これも簡単に返され、十字架にぶつかって大ダメージを受けます。
そして、満足に動けるのはフローラだけに。フローラは力を込めて突撃するも、通用しません。
「気品も才能も持ち合わせない、あなたのような存在が、プリンセスの名を穢す。」
「高貴なる者は、生まれた時から高貴なのよ。私は、絶望を統べる母、ディスピアの娘。ディスダークの黒きプリンセス。あなたは違う。終わりね。あなたの夢は、ここで消し去る。」
しかし、フローラ達は諦めずに立ち向かいます。
「私達は、夢を守る!」
「そうよ! 絶望のエナジーなんて、全然通用しない!」
「うん! あなたが何を言おうと、私達は、プリンセスプリキュアなんだから!」
そして、バブルリップル、ミーティアハミング、ローズトルビヨンを放ちますが、
「プリンセスとは、私のような唯一無二の存在。いくら努力を重ねたところで、届きはしない!」
と、フローラ達の攻撃を押し返します。
その後、大ダメージを受けたフローラに、パフとアロマが近付こうとしますが、トワイライトに、持っていた絵本が奪われます。
こんなものがあるから報われない夢を見てしまったのだと、トワイライトは本を燃やします。ですが、フローラは間一髪、その本を守ります。
「トワイライト、確かにあなたはすごいよ・・・。私、あなたと出会ってから、プリンセスって、こんな人の事を言うんだって思ってた・・・。でも、望月先生の話を聞いて、それだけじゃないと思って、同じプリンセスでも、みんなの中に色んなプリンセスがいて、私にも・・・、私だけが目指せるプリンセスがあるかもしれないって、思ったの!」
「それは、私の理想。魔女を怖れない強さ。相手を思いやる優しさ。そして、世界に花咲かせる心の美しさ! 小さい頃からずっと憧れてきた、花のプリンセス! それが私の目指すプリンセス!」
すると、絵本が光り輝き、ドレスアップキーが出てきました。ミラクルドレスアップキーです。
すぐに、フローラは、それをクリスタルプリンセスロッドに差し込み、「リィストルビヨン」を放ちます。
トワイライトの攻撃と相殺されるものの、トワイライトのロッドが砕かれました。
直後、ミラクルドレスアップキーを使って、モードエレガントにチェンジ。もちろん、ドレスは、これまでと違うものに。
そして、新たな技「トリニティエクスプロジオン」を放ちます。
その後、フィールドや、額に閉じ込められた人々は元に戻りました。フローラは、ゆめに会釈し、場を去ります。
少しして、ゆいも、はるか達がトワイライトに勝った事を知り、喜び合います。
「そうか、つよく、やさしく、美しく。同じなんだ、花のプリンセスも、グランプリンセスも。私の夢がグランプリンセスに繋がるんだ!」
後日、白金は学園長と話していました。学園長とは、ゆめ。
「絵筆を置いて、子供達の未来を育てたいと、ノーブル学園を開いて50年。いい節目だと思ったの。今年の1年生も不思議な生徒ばかりね。」
なるほど、そうきたか。「ごきげんよう」というあいさつから、ノーブル学園出身だと思っていましたが、学園長である事までは読めなかったですね。
という事は、次回は、オープニングの主題歌紹介部分の画像が変わるかも!? 16話感想では、学園の職員は、あそこに入ると予想していましたし。これは、次回が待ち遠しいです!
今回は、これで終了です。
次回:「はっけ~ん! 寮でみつけたタカラモノ!」
最近、雨の日が続き、はるか達は外に出かける事ができず、寮の中でずっと過ごしていました。
そんなある日、生徒会副会長のせいらから、宝探しゲームの誘いを受けました。このゲームに多くの生徒達が集まり、皆、宝探しに励むとともに、同じグループの子達とおしゃべりしたりなどで、楽しく感じます。
果たして、誰が宝物を見つけるのか? そして、宝物とは、何なのか?
【まとめ】
フローラもミラクルドレスアップキーを手にし、新たな技「トリニティエクスプロジオン」で、トワイライトとの直接対決に勝つ事ができました。
さて、今回のテーマは、タイトルにもあるように、「『プリンセス』って何?」。
で、その答えは、Aパートのゆめや、バトルシーンのフローラが言っていたように、思いの数だけ、物語があって、それぞれが描いた物語の中に色んなプリンセスがいる、というもの。それぞれが抱いている「プリンセス」像こそが「プリンセス」であり、一義的な答えはないんでしょうね。
はるかは、魔女を怖れない強さ、相手を思いやる優しさ、世界に花咲かせる心の美しさを併せ持つ「花のプリンセス」を「プリンセス」と位置付けていますが、2話感想で書いた「王族の誰かしらに認められて、その妻になる事」という私の考えも、間違ってはいないのでしょう。ある女の子が「毎日豪華なドレスを着ている可愛い女の子」を「プリンセス」と捉えていれば、それもまた「プリンセス」なのでしょうね。
そして、「『グランプリンセス』になる」というのは、「それぞれが抱いている『プリンセス』像を実現させる事」なのでしょう。「なりたい自分になる」という意味では、「夢を叶える事」と同義であり、これまで「夢」というワードを多く出してきたのも、うなずけます。
で、その実現のためには、まず、その「プリンセス」像に、「つよく」自信を持つ事が求められるでしょう。「気高く」思う事でも良いでしょうね。
また、それぞれが抱いている「プリンセス」像は、間違っている訳ではなく、決して貶してはならないもの。だからこそ、他人に「やさしく」接したり、他人の「プリンセス」像を「尊く」見る必要があるのでしょうね。
そして、その結果、その「プリンセス」像が誰からも認められ、それが「美しく」「麗しく」思われる事が求められるのだと思います。
それが今作のモットーである「つよく、やさしく、美しく」なのでしょう。
ついでに、13話でトワイライトが言っていた「気高く、尊く、麗しく」とも同義と捉えてみました。13話感想では、「やさしく」と「尊く」で決定的な違いがあると考えていましたが、トワイライトが抱く「プリンセス」像、つまり、血筋的な意味での「プリンセス」も間違っている訳ではなく、どんなプリンセスを目指すにせよ、「つよく、やさしく、美しく」が求められるのであれば、同義解釈できる余地はあるのかな、と思いました。少々、無理矢理なところはありますが。
と言っても、これはあくまで、私なりの解釈であり、バトルシーンでフローラが言っていたそれとは、少し違いますね。たぶん、それについても、「プリンセス」と同じく、その答えは多種多様なのかもしれませんね。
そんな訳で、なかなか深く考えさせられた今回でしたが、そんな話をここに持ってくるとは意外ですね。22話前後に出してくると思っていましたし。
それに、ここで2段階目の合体技が出てくるのも早いと思いますね。これは、もしかしたら、劇場版が公開される10月前に、ディスダークとの決着がつくのかも? うーん・・・、気になりますね。
まあ、でも、とりあえずは、目の前の1話に集中ですね。
今日で今作が始まってちょうど4か月が経ちました。とはいえ、残りは、まだ3分の2もあり、気になる要素は尽きませんが、これまで通り、じっくりストーリーを楽しんでいきたいと思います。
結末が決まっているというのは逆に言えば、それしかない訳で逆に結末を描かないことはよく言えば無限の可能性がある訳なんですよ。
>劇場版が公開される10月前に、ディスダークとの決着がつくのかも? うーん・・・、気になりますね。
まあ、普通に考えて新幹部か黒幕が登場だと思いますね。
それでは、
今回もコメント、ありがとうございます!
>今回の敢て結末を描かないというのがよかったですね
そうですね。読み手が様々なその後を考えて楽しむ、というところが、「花のプリンセス」が名作となった証でしょうね。あの作品は女の子向けではありますが、創造力を養う意味では、男の子にも薦められる作品だと思いました。
>まあ、普通に考えて新幹部か黒幕が登場だと思いますね
新幹部はともかく、黒幕は間違いなくいると思っています。プリキュアシリーズでは、娘がいる敵キャラがラスボスだった事はなく、ディスピアも、裏に更なる敵がいそうな気がしますね。
またトワイライトが使っているキーが最後のドレスアップキーとなる可能性もありそうなるとトワイライトを倒さない限り12個揃えることが出来なくなりますます厄介な存在となってしまいます。
プリキュア側(特にフローラ)もトワイライトと愛情心がありクローズのように殉職させるようなことはしたくないようなので何とか浄化路線へと説得しなければならないです。
あとプリキュアを見ていて思ったことですが(前作のオレスキートリオなどもそうでしたが)自ら戦うようなことはあまりせずサイアークやゼツボーグを召喚するのを基本にしていて形勢が不利になったり怪物が倒されたりするとプリキュアに反撃しようとせずすぐに撤退するという弱さも見受けられます。トワイライトもそうでしたが形勢を逆転されそうになるとすぐに撤退していてプリキュアシリーズの敵は臆病さも見受けられます。
ドラゴンボールのベジータやフリーザなどは形勢が不利になると逆上して猛反撃してくるというシーンが多くみられましたがプリキュアシリーズも時にはこのようなものを見せて欲しいものです。
今回もコメント、ありがとうございます!
>トワイライトが使っているキーが最後のドレスアップキーとなる可能性もありそうとなるとトワイライトを倒さない限り12個揃えることが出来なくなりますます厄介な存在となってしまいます
別に倒さなくても、トワイライトと和解して手に入れる方法もあるでしょう。むしろ、その可能性が高いんじゃないでしょうか。
トワイライトは今のところ、自分が「唯一無二のプリンセス」である事にこだわっていますが、そんなプライドよりも大切な「何か」に気付いて、はるか達に共感を持てるかどうかが説得のポイントになるでしょう。そのためにも、次回以降は、これまでよりも焦点が当てられてほしいと思いますが、果たして?
>(プリキュアシリーズの敵キャラは)自ら戦うようなことはあまりせずサイアークやゼツボーグを召喚するのを基本にしていて
もし、敵キャラが怪物を召喚せず、直接戦う事が多くなると、メイン視聴層の女児達にとっては、人同士が拳をぶつけ合っていてケンカをしている、と感じやすくなるでしょう。
そうなると、女の子達はこのアニメを敬遠しやすくなり、いじめを助長しかねませんので、敵キャラとプリキュアとの直接的な戦いはそれほど多くせず、怪物と戦わせる事を基本にしているのだと思います。
>形勢を逆転されそうになるとすぐに撤退していてプリキュアシリーズの敵は臆病さも見受けられます
変にしぶとさを見せていたら、説得の余地が減ってしまい、キュアパラファンさんが前作「ハピネスチャージ」で良かった点としていた、敵の全員救済は不可能だったでしょう。そもそも、プリキュアシリーズが今も続いている事は100%ないと思います。
すぐに撤退しない、という事は、バトル時間が増えて、日常パートが減っちゃいますよね。そうなると、プリキュア達は、変身すれば敵を殴ったり蹴ったりで、ちょっと野蛮なところはあるけど、普段は普通の可愛い女の子、というインパクトを与えにくくなってしまい、女児達には受けにくくなっちゃうでしょう。
ですので、程々が肝心だと思います。バトルを繰り広げるところや、版権会社が東映なのは、「ドラゴンボール」と共通していますが、決して女の子版「ドラゴンボール」ではない事を念頭に、プリキュアシリーズを視聴した方が良いと思いますよ。