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HUGっと!プリキュア 第29話感想

2018年08月30日 | HUGっと!プリキュア
 今話の名セリフ:「歳をとるのもなかなかいいもんだ。辛い事も悲しい事もあったけど、こんなに楽しい日が待ってるんだからね!」(庵野たんぽぽ)

 「HUGっと!プリキュア」第29話「ここで決めるよ! おばあちゃんの気合のレシピ!」の感想です。


~ オープニング前 ~

 ある日、はな達は、あざばぶ商店街にある「たんぽぽ堂」という所に来ていました。ここは、はなが皆を連れて行きたい場所との事。
 中に入ってみると・・・、
    
   
 情緒ある和菓子屋といった感じです。しかし、えみるは、あるものを見て驚きます。
「何!? あのふわふわした物体!?」
   

「地球を侵略しに来た宇宙人なのです! 地球が乗っ取られてしまうのです!」
    

 今回も、えみる風ネガティブシンキング、ゴチです! まったく、小学生は(以下略 & 笑)
 そして、変に目をキラキラさせている我らが天使。さすが、安定と信頼の癒しのプリキュア。今日も平和ですね。(笑)


「あれは・・・、」
    
   
「はな!」
「おばあちゃん!」
   
『おばあちゃん!?』
   
 ちょっ、おばあちゃんまでマウンテンブルーバード顔っすか。さすが、はなのおばあちゃん。オープニング前から魅せてくれます。(笑)



~ Aパート ~
 ここ「たんぽぽ堂」は、はなの祖母・たんぽぽが経営する和菓子屋です。(劇中では明かされませんでしたが、フルネームは「庵野たんぽぽ」)
「それにしても、すごい髪型・・・。」
   

「はなが友達を連れてくると言うから、頑張ってオシャレしたんだけど、どうかね?」
「めっちゃイケてる!」
    
    
「ちょっと頑張り過ぎなんじゃ・・・。」
「さすが、はな先輩のおばあちゃんなのです・・・。」
   

 まったくです。センスがあるのかないのか、よく分からない髪型ですが(笑)、まあ、おばあちゃんが元気なのは良い事ですね。


 その後、たんぽぽは、どら焼き作りを披露します。皆、たんぽぽの芸術的などら焼き作りに目を光らせます。
    
    
    
 そして、どら焼きが完成。出来立てが美味しいと、たんぽぽは、はな達にどら焼きを食べさせます。
 すると・・・、
   
   
    

 その後、はな達は、店の手伝いをしました。
    
    
 しかし、そんな中・・・、
「美味しくないねえ・・・。」
    
「たんぽぽさん。味が落ちたんじゃないんかい? あんこが固過ぎるよ。こんなの店に出すのかい?」
    
「たんぽぽ堂のあんこは、こんなもんじゃなかっただろ? ほら、昔はさ・・・。」
「文句があるなら帰っとくれ!」
    
    
   
「こんな和菓子じゃ、たんぽぽ堂もおしまいだね!」
   
 彼女は、たんぽぽ堂の常連の「ヨネさん」。たんぽぽは、ヨネさんの言葉に発奮して、巨大どら焼きを作ろうとしました。
「はな! 見てな!」
   
「でやー!」
   
    
「こ・・・、腰が・・・。」
   

 その後、たんぽぽは病室に。はな達も付いていきましたが、たんぽぽは、出て行ってくれと言います。
「こんな情けない姿、はなに見せたくないんだよ・・・。」
   
「でも!」
   
    

「少し・・・、出てようか・・・。」
   
   

「もう限界なのかね・・・。」
   
「歳をとるっていうのは、嫌な事だよ・・・。あなた・・・。」
    

 その頃、クライアス社では、ドクター・トラウムがジェロスに、早くミライクリスタルを奪ってくるよう急かします。
「オールドメンは頭が固くて嫌になっちゃう・・・。」
   
「歳だけはとりたくないわ・・・。明日なんて、来なければいいのよ・・・。」
   

 しばらくして、たんぽぽ堂に戻ろうとするはな達に、ヨネさんが声をかけてきました。
 ヨネさんは、昔のたんぽぽ堂は何でも美味しかったと話します。はなの祖父がいた時は「希望饅頭」というの和菓子があった事も。
 はなの祖父は、はなが赤ちゃんだった頃に亡くなったため、はなは、希望饅頭がどんなものなのか知りません。ヨネさんによると、小さいけど優しい甘さで、食べると元気が出てくるとか。

 それを聞いたはなは、たんぽぽのために希望饅頭を作ろうと考えました。さあや達も賛成します。
「よーし! みんなで作ってみよう!」
「で、どうやって作るのですか?」
    

「わ・・・、分からない・・・。」
   

 今回、いい感じにマウンテンブルーバード顔が炸裂してますねえ。まあ、作り方が分からないんならググればいいんじゃないですかね。最近のネット環境は一層進んでますし、きっと分かるんじゃないかと。(そういう問題じゃねーよ(笑))


~ Bパート ~
「おじいちゃん! 可愛い孫のお願いです! 希望饅頭の作り方を教えて下さい!」
    

「このような方法でレシピが分かるのでしょうか?」
「さあ・・・。」
    

 うーん・・・。まあ、ググるのと、どっこいどっこいなんじゃないですかね。(ググる事から離れろや(笑))


 直後、はぐたんは、仏壇の上に何かあるのを指摘。
   
「こ・・・、これは・・・、希望饅頭のレシピだ!」
    

 はなさん、マウンテンブルーバード顔多過ぎぃ! まあ、私も「マウンテンブルーバード顔にいちいちツッコみ過ぎぃ!」なんて言われそうですけど。(笑)


 という事で、希望饅頭作り開始。
    
「結構・・・、重い・・・。」
「和菓子作りって大変なんだね・・・。」
「おばあちゃん、これを毎日1人で・・・。」
    
    
   

「よーし! まだまだ頑張るぞ! 重くても、辛くても、おばあちゃんは毎日、頑張って・・・、たんだよ!」
    
「だから、私も、頑張る・・・!」
   


 少しして、たんぽぽのいる病室にヨネさんが。ヨネさんは、さっきは言い過ぎたと謝るものの、たんぽぽは、年老いたために和菓子の味が落ちるのは仕方のない事だと弱気になります。
 そんな中、はな達が病室に戻ってきました。はなは、皆で作った希望饅頭を見せます。
 すると、たんぽぽは昔の事を思い出し、目から涙が出てきます。
   
「おじいちゃんとお店を始めた頃、失敗ばかりでね・・・。」
   
    
「小豆を買うお金もなくて、サツマイモで餡を作って、そしたら・・・。」
    
    
   
『できたー!』
   
「いただきます!」
    
    
   
「美味しい!」
    
「美味しい・・・。」
   
「何て名前にする? 美味しいから『美味しい饅頭』?」
「希望饅頭・・・。」
   
「希望饅頭?」
「甘くてほかほかのこの饅頭を食べると、心に希望の光が灯るような、そんな気持ちになるんだ・・・。だから、希望饅頭!」
「めっちゃイケてる!」
   
    

 希望饅頭をしばらく作っていなかったのは、思い出が詰まっているから。
「希望饅頭を作ると、おじいちゃんとの思い出があふれてきて・・・。このお饅頭だけは味を落としたくなくて作れなかった・・・。」
   

 それを聞いて、はなは、余計な事をしたと謝りますが、たんぽぽは気にしていません。たんぽぽは希望饅頭をいただくと、
「でも・・・、やっぱり美味しい・・・。」
    
「甘くてほかほかのこのお饅頭を食べると、心が希望でいっぱいになる・・・。」
    
「はな・・・、ありがとう!」
    
 そして、たんぽぽは希望饅頭を作る事に意欲が湧きます。

 少しして、商店街にジェロス達が。街の人からトゲパワワの気配を感じ、猛オシマイダーを発注します。
   
 はな達は変身します。

 猛オシマイダーの猛攻に苦戦するエール達。そんな中、たんぽぽ堂にオシマイダーの攻撃が向かいました。
 おばあちゃんが危ないと店に駆けつけるエールですが・・・、
    
    
    
「ちょっと!」
「何してくれてんの!」
   
「それはこっちのセリフだよ! たんぽぽ堂は、私の大切な宝物なんだ! 誰にも壊させやしないよ!」
   
 その後、オシマイダーは、たんぽぽに向かって突撃。
「大好きなおばあちゃんを傷付けたら・・・、」
    
「許さないんだからー!」
    
    
    
「はな・・・?」
   
 その後、トリニティコンサートで猛オシマイダーを浄化しました。

 希望饅頭を作る事に意欲が出てきたとはいえ、1人で頑張るのは辛そうです。
「アタシで良ければ、手伝おうか!」
   
   
「毎日米俵運んでるからね! それに、ここの和菓子が食べられなくなったら困るんだよ!」
   
「ありがとう、ヨネさん!」
「良かったね、おばあちゃん!」
   

「ああ。歳をとるのもなかなかいいもんだ。」
   
「辛い事も悲しい事もあったけど、こんなに楽しい日が待ってるんだからね!」
   
「私もいつか、おばあちゃんみたいなめっちゃイケてるおばあちゃんになりたい!」
   
「はなならなれる! だって、私のめっちゃイケてる孫だからね!」
    
    


 今回は、これで終了です。


次回:「世界一周へGOGO! みんなの夏休み!
 はな達は、愛崎家の飛行機で、世界一周の旅へ出発しました。
 観光地を巡って、写真を撮って、ルールーはグルメを堪能するほど、はな達は旅行を楽しみます。機内では、キャビンアテンダントのお仕事体験もできました。
 最後に着いたのは、天狗伝説のある温泉旅館。えみるとルールーのライブで盛り上げようとしますが、そこにドクター・トラウムが・・・。


    今回のエンドカード
 おばあちゃんの髪でまさかの迷路。この発想はなかった。
 それにしても迷路か・・・。小さい頃、よくハマってたなあ。自分で作って友達に遊ばせた事もありましたね。いやー、懐かしい。


【まとめ】
 はなの祖母・庵野たんぽぽが経営する「たんぽぽ堂」を訪れたはな達は、かつてたんぽぽが祖父と一緒に作っていた「希望饅頭」を作り、張り切り過ぎから腰を痛めて入院したたんぽぽを元気付け、はなは、祖母のようなイケてるおばあちゃんになりたいと感じました。

 今回のポイントは「老いてなお満ちるアスパワワ」でしょうか。
 大きくなったら、何でもできる。何にでもなれる。ウエイトレスの仕事体験をしていた時にはなが言っていた事です。
 子供は日々成長していくもの。ちょっと前まではできなかった事が簡単にできるようになっていき、成人になれば、小さい頃には考えられなかった多くの事ができるようになっていると思います。
 まあ、だからといって、何でもできる訳ではないでしょうけど、「大きくなったら、何でもできる、何にでもなれる」という言葉は絶対的事実のように思えてくるでしょう。

 しかしながら、「何でもできる、何にでもなれる」には、ある程度年齢を過ぎると、そうではなくなってきます。
 その「ある程度」には、個人差があると思いますが、20代後半から30代前半が多いでしょうか。スポーツ選手が好記録を出している年齢を考えると、そう感じますね。
 「何でもできる、何にでもなれる」のピークを過ぎれば、身体は老いてきて、徐々にそれまでできた事ができなくなってしまいます。高齢者である65歳以上になれば、ピーク時の半分もできなくなっているのではないのでしょうか。過小評価かもしれませんが。
 若い時と比べればできない事が多く、さらに、そう長く生きていられないとなると、不安に駆られたり、悲嘆に暮れやすくなるでしょう。そう思うと、歳はとりたくないものですが、時は未来方向にしか進まぬ以上、それは無理な相談です。

 ただ、できない事が多いという事は、その分、人に頼る事も増えてくるでしょう。そうなれば、人と接する機会が増えますし、頼られる側も相手の力になりたいと感じるようになり、人との繋がりを濃くしているように思いますね。(「孤独死」なんて問題もありますけど)
 それに、生きていられる時間が短い分、自分の生き様を他の人達に知ってもらいたいという思いも強いのかもしれません。そういった事も、人との繋がりを強くしているように思われ、できない事が多くても楽しい日が待ってると好意的に捉えられるのでしょう。老いてもなおアスパワワは満ちているように思いますね。

 まあ、はなのおばあちゃんは、そんな講釈などどうでもいいと言わんばかりに、めっちゃ元気でしたね。身体が老いて思ったように動けない現実に嘆いてはいても、はなに負けじと劣らず変顔が多かったり、あの髪型とか、なかなかの存在感だったと思います。
 プリキュアシリーズにおけるおばあちゃんキャラは、温厚な性格が多く、孫を見守るポジションという印象が強かったのですが、ただ見守るだけでは退屈だと言わんばかりに、あれだけはっちゃけてたのは新鮮で良かったですね。はなの今の性格は、このおばあちゃんがいてこそだと強く感じました。
 おそらく、今話のみの登場だと思いますが、もし後の回にも出てきたら「ばあさんナメんな!」と言わんばかりの元気さを再び堪能したいものです。



 今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
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