ウォーク更家の散歩 (東海道、中山道、日光街道、奥州街道)

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中山道を歩く(完全踏破の一人旅)

三陸鉄道リアス線(旧南リアス線区間)2019.4.30

2019-06-14 04:47:35 | Weblog
(写真は、奇跡の一本松 )

前々回の「旧北リアス線」(久慈~宮古区間)、前回の「旧JR山田線」(宮古~釜石区間)に続いて、今回は最終回の「旧南リアス線」(釜石~盛区間)です。

前回の「旧JR山田線」の終点の「釜石駅」で下車・乗り換えをしないで、今回は、そのまま前回と同じ列車に乗り続けます。

これは、今年3月に南北が1本につながったので、三陸鉄道リアス線として乗り換えなしで、北の端から南の端まで行ける様になったからです。

降り続く激しい雨風は、止みそうにありません・・・
むしろ、降り方が激しくなってきている様な気がします。

「釜石駅」
多分、花巻方面からJR釜石線でこの釜石駅にやって来た人達が、ここで三陸鉄道に乗り換えるからでしょう、駅のホームには大勢の人が並んでいます。

釜石は、製鉄の街で、ラグビーの強豪・新日鉄釜石でも有名です。

ここ「釜石駅」から、約150分の乗車で、三陸鉄道リアス線の終点の「盛(さかり)駅」に到着予定です。

先頭車両の最前列の運転手さんの右横の窓に張り付いて、一生懸命に写真を撮っているのですが、激しい風雨が窓に吹き付け、ほとんど撮影出来ません。

運転中の運転手さんが、一生懸命に写真を撮っている私に気づいて、私が写真を撮っていた運転席の横に位置する私の前の窓のワイパーを動かしてくれました!

感謝の気持ちを込めて目礼します。

これで、雨だれのない、綺麗な写真を撮れる様になりました!

「唐丹(とうに)駅」

唐丹駅近くの片岸川には、多くのサケが遡上してくるそうです。

車窓から吉浜湾が見渡せる景色の良いスポットを通過すると直ぐに「吉浜駅」です。
「吉浜駅」

吉浜駅の愛称は、”キッピンあわびの海”で、当地特産の「吉浜(=きっぴん)アワビ」に由来するそうです。

「三陸駅」

大きな堤防が完成しています。

「恋し浜駅」
5分くらいの停車時間があるので、乗客の半分くらいが、列車から出て、駅の待合室の中を覗いています。
待合室には、写真の様に、たくさんのホタテ絵馬が掛かっています。
貝殻に願い事を書くみたいです。

ここ小石浜(駅名は恋し浜)を中心に、三陸地方では、ホタテの養殖が盛んなのだそうです。

因みに、「恋し浜」駅の周辺の地名は「小石浜」です。

成程ね、宣伝上手です。

「綾里(りょうり)駅」

駅の愛称は”綾姫の里”で、この地に機織りを伝えた綾姫の伝説に由来するそうです。

「陸前赤崎駅」

この駅は地震により駅のホームが陥没、駅付近の堤防も大きく陥没しました。

このため、従来より釜石寄りに、上の写真の様に、駅舎を新築移転したそうです。

終点「盛(さかり)駅」
釜石駅から約150分で、三陸鉄道リアス線の終点のここ「盛駅」に到着しました。

写真のポスターの説明にある様に、この車両のデザインは、釜石東中学の生徒が書いたものだそうです。


上の写真の「盛駅」からバスで30分の「碁石(ごいし)海岸」へ向かいます。

昼食は、上の写真の「碁石海岸レストハウス」で、下の写真の海鮮丼でした。

昼食後、レストハウスの前の「碁石海岸」の展望台の周辺を散策します。



「碁石海岸」は、大船渡湾の南の海岸線の名勝で、「雷岩」(かみなりいわ)で有名なのだそうです?
「雷岩」は、”洞穴に打ち付ける波が空気を圧縮して出る音が、雷の音に似ている”ことからこの名が付いたそうです。
岩から雷の音が聞こえる、なんて大袈裟でいい加減な宣伝文句だな~、と思って行ってみると、成程、確かに、雷が鳴り響く様な迫力のある音がしています!
宣伝文句に偽りはありませんでした、驚き!

碁石海岸から、ツアーバスで約30分、今回のツアーの最後の目的地である陸前高田の「奇跡の一本松」へ向かいます。

奇跡の一本松に着くと、傘が差せないくらいの激しい風雨になりました・・・

激しく吹き荒ぶ雨風の中を、ずぶ濡れになりながら、駐車場から結構離れている「奇跡の一本松」まで歩いて行きます・・・

やはり、三陸海岸観光のメインスポットなのでしょう、大勢の観光客が、激しい風雨をものともせずに、列をつくって、黙々と歩いています。

この一本松と海との間に、上の写真のユースホステルが建っていたため、建物が防波堤となって津波の直撃を防いだ形となり残ったそうです。

しかし、その後、根が腐っており枯死と判断されました・・・

そこで、1億5千万円をかけて、写真の様な一本松のレプリカで復元されました。

現在、「奇跡の一本松」の枝に残されていた「松ぼっくり」から種を取り出し育てており、将来、育てた後継樹をここの松原の再生に活かすことを検討しているそうです。


土砂降りの「奇跡の一本松」を出た我々のツアーバスは、約1時間半かけて「一ノ関駅」に着き、新幹線で東京へ戻りました。
一ノ関駅(19:56) → 新幹線やまびこ号 → -東京駅(21:12)

三陸鉄道は、現在、赤字路線とのことですが、赤字路線をあえて復活させた地元の人々の熱い思いと、心から喜んでおられる様子を見ると、鉄道が復旧するということは、ホントに素晴らしいことなんだと思いました。

大勢の鉄道ファンや観光客が乗りに来てくれて、何とか収支トントンになって欲しいです。

その様な諸々の被災地支援の願いを込めて、今回の旅行では、写真の様に、地元産のお土産をたくさん買い込んで帰りました。


次は、個人旅行で再び三陸鉄道に乗りに来て、面白そうな駅で途中下車しながら駅周辺を散策したいと思います。

例えば、井上ひさしの小説の舞台「吉里吉里駅」の近くの「鳴き砂の海岸」を歩いたり、「鯨と海の科学館」へ行ったり、また下車した地元の食堂の海の幸を楽しみたいと思います。



(上の写真の赤枠内が、「三陸鉄道リアス線」のうち、今回の乗車区間の「釜石駅」から「盛駅」です。)

ps.
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6 コメント

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滅多に遭遇することがない (hide-san)
2019-06-14 18:04:05
滅多に遭遇することがない、荒天の三陸の旅お疲れ様でした。

もう一度、今度は好天の旅をする楽しみが出来ましたね。
滅多に遭遇することがないくらい荒天 (ウォーク更家)
2019-06-15 08:30:29
ええ、運悪く、滅多に遭遇することがないくらい荒天の三陸の旅になってしまい残念でした。

でも、もう一度好天の時期を選んで、団体旅行ではなく個人で、のんびりと途中下車しながら三陸の旅をするという楽しみが増えました。
奇跡の一本松  (もののはじめのiina)
2019-06-23 08:31:03
雨が情緒を醸すケースはありますが、旅に雨はつらいです。

「奇跡の一本松」に形が違うからやり直しすると話題になりました。
そんな経緯を識ると些末なことにお金を使うなら、その1億5千万円を復興費に廻した方が有効だと思うのですが・・・。


曼荼羅配置された東寺の仏像群に圧倒されました。



奇跡の一本松はレプリカ (ウォーク更家)
2019-06-23 08:57:06
ええ、旅に雨、しかも豪雨に暴風、ホントに参りました。

奇跡の一本松を人工の松にするについては、賛否両論があり、ひところマスコミを賑わしました。

確かに、これが1億5千万円とは高すぎない?、という印象でした。

でも、こんなに観光客が押し寄せるのなら元が取れる?

まあ、地元の人には何らかの復興のシンボルも必要なのかも知れませんね。
第3セクター (コスモタイガー)
2019-06-25 16:58:21
JR山田線も三陸鉄道に組み込まれ、1本の線になりましたからね、私もぜひ乗ってみたいです。

我々都会に住む人間からすると、そもそも沿線に住む人が少ないですから、机上の理屈だけなら絶対赤字。
でも三鉄は、地元ではかなり愛され、山田線全通の時にも大いに盛り上がったそうです。

朝の連ドラの舞台にもなりましたし、復興の象徴にもなったとか。

ただ、名古屋からは遠いのが難点です…。
東北自体、かなり遠方のイメージですが、そこからまた、釜石線や路線バスを乗り継いで、ってことになりますからね…。
三陸鉄道が1本の線に (ウォーク更家)
2019-06-26 07:53:04
いや~、東京からでも、新幹線の盛岡からバスで2時間半もかかりましたから遠かったです。

名古屋からだと、確かに、新幹線を乗り継いだあとに釜石線というルートもありますが、それにしても遠すぎますね。
リタイア後のお楽しみ、というところでしょうか。

三陸鉄道が1本の線になったのは、久々の明るいニュースですし、これがきっかけで復興の弾みになることを願っています。

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