改訂「はだしのゲンが見たヒロシマ」の国連総会上映をもめざす大行動にお力添えを
追加 2024年12月30日第4回オンライン上映会でのお二人の感想と毛利の一言
◎自分自身が残酷な人間になりかねないことを受けとめるためにも必要(牧師)
今日観ることが出来て本当に良かったです。このような作品があることを知りませんでした。是非、多くの方々に観て頂きたいと思いますした。戦争体験者、原爆被爆体験者の声は語り継がれなくてはならないと消えてしまいます。どれだけ悲惨なものか。残酷なものか。自分自身が残酷な人間になりかねないということを受け止めるためにも、必要なことだと思いました。この映画の上映のために出来ることは何かを考えたいと思います。
◎戦争を止めさせるためにこれ以上の方法はない
観ればみるたびに、気付かされることが多く 中沢啓治さんは、本当に、惨劇を、目のあたりにして、お辛い中、大変貴重なメッセージを、 マンガと、インタビューで残してくださり、これも、まさに奇跡で 戦争を止めさせる、 重要な手だてであると これ以上の手だては、ないと思います
◎観る大人も子どもも、「戦争を絶対に起こしてはいけない」と思い「そのために自身が立ち上がる」勇気を与えてくれる映画(毛利)
付録 2023年11月25日茅野市での上映会以前の感想集
2023年11月25日茅野市での上映会での感想集
茅野市9条の会上映会での毛利のアピール
追加 2023年12月30日第4回オンライン上映会での毛利のアピール
2023年12月5日 「はだしのゲンが見たヒロシマ」の国連総会上映をもめざす仲間たち 代表 毛利正道
- この映画は、愛する生身の者同士が戦争によって身も心も文字通り切り裂かれていくという、稀有の真実の光景を浮き彫りにしました。それを、世界中誰もが知る漫画「はだしのゲン」の作者中沢啓治さんによる僅か77分間の証言映像で描ききったのです。この映画は、現代の戦争でこのような生き地獄がどこにでも誰にでも起こりうると強烈な警鐘を鳴らすとともに、観た子どもたちが「かなしかった。せんそうわ、ぜったい、せったい、ぜったい、やったらだめっておもった」(1∼2年生くらい)「もう2度と戦争をしないように変えていきたいです」(5∼6年生くらい)と力を込めて書き記したように、もはや戦争も原爆も2度と絶対に起こしてはならないというある種の「決意」が大人にも子どもにも湧き上がって来るのです。そうです。観る者が、「戦争は絶対にしてはいけない」「そのために自分も何かしたい」と思う心を引き出す力を持っているのです。
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- 今や、社会のリーダークラスを先頭に国民10人のうち9人は戦争体験を持たない時代となり、小学生も僅か6年経つだけで自衛隊勧誘通知が来る時代でもあります。「平和を守っていくには軍事力も必要ではないか」と思われる方にも、この証言映画で戦争体験をしていただいたうえで結論を導いて欲しい。と同時に、これからの日本の行方を左右させるためだけでなく、ガザ・ウクライナ・アフリカ・オスプレイなど現実に今繰り広げられている殺戮を止めるためにも、この映画を日本中世界中で一刻も早く観てほしい(幸い、この映画には英語版DVDがあります)との思いでいっぱいの境地であります。
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- 私毛利がこのような「境地」に達したのは、2023年3月にこの映画を初めて観て以来、3回の上映会と同じく3回のオンライン上映会合わせて約200名の大人・親子連れから観ていただいき、その多く、半数以上から感想文をいただくなかで、同年12月初めに至りその声をいわば集大成したものです。そのうえで、この境地を現実のものにするために、全人類に対し、以下の提案を行うものです。
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⓵ この映画をご自分の住む地域津々浦々で、1772の国会・地方議会全議場で、39191の全学校で、そして世界中でも、特に世界のリーダーが出席する国連総会の場で上映するためにご尽力下さい。
⓶ この映画の上映会を津々浦々で実行する費用に充てるため、クラウドファンディングに挑戦します。映画配給会社に支払う上映料は一日100名以下の基本料金が税込み3万3000円で、これは十分配慮していただいている金額ではあるのですが、会場費・チラシ印刷費・上映機器経費なども含むとかなりになるため、どこでも誰からでも上映会を企画していただくにはそれなりの壁があることも事実です。出来ることなら、支払った上映料全額を補償することをめざしたい。
⓷ 私毛利が代表を務める、2023年12月5日改名後のメーリングリスト(ML)
―「はだしのゲンが見たヒロシマ」の国連総会上映をもめざす仲間たちー
に、多数ご登録下さい。登録に伴う義務はなく、御自身の出来る範囲で、上記①のためにご尽力いただけば十分です(現在、14名である仲間が一人づつ増えていくだけでも私にとっては嬉しい限りです)。私毛利正道のメアド
mouri-m@joy.ocn.ne.jp にご連絡下さい。
「はだしのゲンが見たヒロシマ」感想集 2023.11.25茅野市での上映会前
♥おとうとが、おかあちゃん、いたいよ、おかあちゃん、あついよと言っているのがかわいそうだった(7歳)
♥かなしかった。せんそうわ、ぜったい、せったい、ぜったい、やったらだめっておもった」(1∼2年生くらい)
♥今日映画を見て戦争がきょうふ感をもたらすとても悪いものなんだと思いました。もう2度と戦争をしないように変えていきたいです」(5∼6年生くらい)
♣阪神淡路大震災の数日後、被災された男性が、母親が家の下敷きになり助けようと思ったが助けられず、火も迫ってきて母親は「逃げなさい。私のことは気にせず逃げなさい。」と言って火にのまれていったという証言をテレビで見たことがあります。男性の顔は後悔と涙でぐちゃぐちゃでした。私もあまりに悲惨な状況に胸が苦しくなりました。広島の原爆も各都市で行われた空爆でも同じような人がたくさんいた事でしょう。戦争には絶対に反対です。
♣進君と同じ4歳の息子がいます。今回のエピソードを知って、残酷さが胸に突き刺さりました。多くの悲劇を生む戦争、原爆は絶対にあってはいけない。自分事として思いが強くなりました。(母親)
♣もし我が娘が進君のような姿で目の前にいたらと考えると、とても辛すぎて、想像の出来ない程の悲しみだと思います。実際に起きたことだと思うと、悲しく2度と起こしてはいけないと強く思いました。(29歳母親)
♣ しばらくものが言えないくらいの衝撃を受けました。中沢さんの直接の体験を漫画の画面と一緒に聞いたからか、しばらくこのような直接体験者からの詳細な事実を聞いていなかったからか、とにかく衝撃でした。(シニア世代)
♣今は亡き中沢さんの思いがビンビンと生で伝わってきました。新しい戦前と言われるなか、子や孫たちに問題意識を持ってもらうために、この映画が発端になるような気がします。私も死ぬ間際までこの思いを若い人などみんなに伝えたいと思いました。
40名を超える参加者のほぼすべてからいただいた感想文ひとまとめ
2023年11月25日茅野市9条の会など主催
「はだしのゲンが見たヒロシマ」上映会にて
敢えて先にひとまとめにいうと、
⓵ これまで戦争を学んできた人々にとってもこの映画から得たものがとても大きかったこと
⓶ 今まで以上に、戦争はどんな戦争でも絶対に許してはいけないとの思いが強くなったこと
⓷ 今回観ただけでなく、この映画を自分の地域で、1772の国会・地方議会で、39191の全学校で上映するために尽力したいとの決意溢れるものが少なくなかったこと
⓸ この映画を、日本を取り巻く今後の戦争をさせないためだけでなく、今、ウクライナやガザで起こっている戦争を止めるためにもプーチンなど世界中の指導者にも観てもらいたいこと
ということでしょうか。特に、⓸の「今のガザ・ウクライナの戦争を止めるため世界の指導者にも観てほしい」という声は、この映画上映活動に掛ける私の思いを一歩超えるものであり、新鮮でした。上映活動の目的に、「国連総会議場での上映実現」を掲げたい。
- 「はだしのゲン」は、初めてだったのでショックが大きかったので、「見に来なければ良かった!」けど、「見に来てよかった!」。考えてみたら「ついこの間のことなのに、戦争のこと知らない世代が増えている!」もっとみんなで知る努力をしたいと思う気持ちが大事!「こんなことあった!」ではなく、「こんなこと二度とないように祈る」ではなく、実行しなくては! (70代)
- 人間の限度を超えたどん底を体験されたからこそ生まれる、淡々と笑顔で語られている中沢さんの強さ、逞しさは、70代の私にとって、これほど心から突き動かされたことはありませんでした。中沢さんのこの姿勢は、亡くなった夫である父の、そして弟、姉の死を無駄にさせまいと、強く逞しくそして常に笑顔で立ち向かって生きることを教えた母親の我が子に対する教育によるものだと思い、この姿勢を少しでも心の糧にしたいと思いました。
- 少年の時に体験したその景色が手に取るように分かるように上手に話されていました。お母さんが傍らにいたからこそ、体験を落ち着いて記憶に残すことが出来たのだろうと感じました。
大勢の人がこのような体験をし、死んでいった戦争は不幸になるだけ、幸せはない。絶対やってはいけない。進くんの死にざまを見たお母さんの気持ちを考えると言葉になりません。
- 中沢さんの生の声が体験が聞けて、ところどころしか知らなかったことが私に分かり、人にも教えることが出来ます。でも、あまりにも悲惨さがリアルで…でも本当のこと、地獄だった。自分の子だったら自分はどうしただろうか。こんな会、映画初めてです。今日見て、子どもから大人まで見て考えてほしいです。戦争の悲惨さを。戦争は絶対ダメ。
- 中沢さんが描いた画は、実際はもっと悲惨なものだった。それを描き切れなかった思いを私たちは引き継いでいかなければならない。G7で訪れた各国の首脳が、原爆資料館の見学で翻意することを期待する。
- 漫画を読んだり、戦争映画を観たりしてきましたが、改めて戦争の恐ろしさを感じました。映像で知らせていくこと、大切ですね。もっと知りたいです。(母子別れの場面)こうしたことがあちらこちらでも起こっていたと思います。私だったらどうしたか?あまりにも残酷です。こうしたこと、人間だったら絶対に許されない。許してはいけないことです。新たな戦前にならないように。日本政府は何をしているの?世界のあちこちで子供が犠牲になっている、胸が痛みます。話し合いで解決できるように。子どもが言います「大人はなぜ仲良くできないの?」「なぜ殺し合うの?」
- 実体験の凄さを思い知らされた。この思いをもっと多くの方に共有できたらと思った。また、作者の元気さがとても清々しい。想像を絶する体験にも拘わらず作者の優しさが嬉しい。(母子別れの場面)作者たちが骨を拾いに行ったあとの、夜中での母親の慟哭は肉身にしかわからないと思う。来年、地域や学校での上映会を考えます。
- 大人も平和ボケで自分のことしか思っていない人が多いので、この映画を小中学生など若者を対象に上映して欲しい。
- 被爆者の傷の話が極めて衝撃的だった。皮膚が全身から垂れ下がる状態はあまりにひどい。こんな爆弾を一つとして許してはいけない。
- 本や紙芝居などで語るより、中沢さんの生の声で聴くことが胸に響く。これからの若い人たちのこの先が心配。映画を観ながら何とも言えない胸を締め付けられるような思いです。
自分自身の問題として捉えられるし、今、戦争で起こっていることが想像できるから、大いに上映活動を進めてほしい。
- 戦争の悲惨さは知っているつもりでしたが、中沢さんの言葉からより実態が伝わって来ました。目の前で子どもが亡くなる、親として耐えられない。
- (母子別れの場面)助けようにも助けられず、「あきらめなさい」と近くを通った人から言われ、「熱いよー!熱いよー!」との悲鳴が頭に残り、母親もそれを聞いた中沢さんも一生消えない心の傷を負ったと思います。戦争は勝っても負けても罪のない一般人は焼け野原。反戦平和絶対大事!!(青年)
- あまりに多くの感情が湧いてきて簡単に戦争はいけないなどと言えなくなった。当事者の言葉は、それだけで説得力があると思った。プーチンやイスラエルの戦争をしている人達に是非観てもらいたいと思う。この映画を見てしまった私は、戦争を止めるためにできることを実践する義務、責任があると思う。感想文にある選択肢ABCすべてが実現するよう動いていきたい。
- 知らなかったことが多く、体に寒気を感じるほど感激しました。
- 説得力のある映画でした。戦争美化との戦いは大変大事なこと。
- 昭和20年8月6日は旧満州チチハル市で迎えました。
8月15日、敗戦のラジオ放送を官舎の庭で母と聞きました。母の言葉を今でも思い出します。「ああ、これで死なないで良かった…。」
広島出身という岸田首相に怒っています。核禁条約会議にオブザーバー参加して下さい。「はだしのゲン…」を観てほしい。
- つらい!人間はなぜ戦争をするのか?ガザ・ウクライナの現実と重なる。肉親が殺された時、殺した相手を許せるか。
- 中沢さんの漫画がないと世の中に伝わらなかったことが多かった。大変な仕事をされたと思う。原爆記念館に行くことも大事だが、中沢さんからは生きる力が伝わってきた。(母子別れの場面)別れの辛さを一生抱いて生きてきたお母さんは、残った子どもたちに明るく生きることを伝え続けることで生き抜いた。戦争は絶対いけないと強く思う。日本人全体で「戦争」を共有できるよう一人でもみんなで観ていく機会を作りたいと思う。世界中危険な今だから。
- 原爆を体験した中沢さんのお話はすさまじいものがある。恐ろしさが強烈に伝わってきた。軍拡を進めている人たちの現実感のなさ、岸田首相がアホみたいに思えてきた。つらい体験をしても前を向いている中沢さんに希望を感じました。(60代)
- 被爆者の高齢化などで証言者がいなくなっていく現状から、実体験を視覚化して伝えられたことは大きなインパクトでした。現在のガザ・ウクライナの戦争の一刻も早い終息と被害者の救護が必要であることを日々痛く感じている。(母子別れの場面)進くんのことは、今ガザが「子どもたちの墓場になりつつある」のとおり、日々、焦るほどに思っている。
- 「はだしのゲン」は子どもたちが小学生の時に一緒に読み、この夏にも全巻再読しましたが、それ以上に、この映画での中沢さんの話で原爆や戦争の恐ろしさが伝わって来ました。多くの人々に観てもらいたい映画です。どんな戦争も反対!!正しい戦争なんてない。(母子別れの場面)胸がつぶれそうな場面。漫画以上にやりきれなさが伝わりました。現在の世界のあちこちで同じ状況が起きていると思うといたたまれない気持ちになります。(70代)
2023年11月25日茅野市9条の会上映会での毛利のアピール
昭和24年生まれで戦争体験ない私がこの映画を3月に初めて見た時の衝撃
わが身を四つ裂きにされたような痛みが走った
愛する人々が切り裂かれる光景にくわえ、半狂乱になるお母さんの気持ち、
進くんのじりじりと焼かれていく痛みと助けてもらえない辛さ
頭蓋骨を持った時の中沢さんの 氷水をものすごくかけられたような衝撃
「お母ちゃ~ん、熱いよ~熱いよ~」と炎に包まれる弟を救えないまま見殺しにしてしまう
母。この生き地獄の場面です。
進君のように最愛の母に助けを求めても見殺しにされつつ焼き殺され、
最愛の子を助けたくても見殺しにするしかなく、遺骨に向かって慟哭するしかなかった母。
この2人の人間としての絆を引きちぎるものがそこにありました。
これが戦争なんだ、愛する人同士が身も心も引き裂かれる戦争なんだ、
と思いました。初めて戦争を体感した気持ちになりました。
それまでもそれ以後も、映像・現地調査・証言など多種多様な方法で戦争を体験するよう努めてきていたつもりでしたが、「はだしのゲンが見たヒロシマ」のこの場面で体験したものとは少し違っていたのです。何が違っていたか。愛する者が引き裂かれる心の痛みをダイレクトに感ずるものではなかったのです。
今、戦争体験無き世代9割の怖さ
今、中沢さんと同じように、「愛する者が身も心も引き裂かれる」戦争体験を語れる世代である80歳以上人口は1200万人。これは、現時点での15歳以上人口1.1億人の11%にあたります。今や、国民10人のうち9人が、戦争体験を持たない時代になったのです。1945年以降78年間に戦争がなかったという点ではとってもありがたかったことですが、これから起こるかもしれない戦争を止める力として見た時には、その大切な一部が欠けているともとれるのではないでしょうか。安倍・菅・岸田首相を始め、今の中央・地方のリーダーはほとんど戦争体験ない世代になり、彼らの姿勢に不安を感ずる国民が少なくない時代になった。それを補うものがこの映画だと思ったのです。
しかも今、この映画のような場面は、どこにでもあります。
核兵器の核兵器としての使用こそ広島・長崎以来78年間起こさせなかったにしても、破壊力がある爆弾が今もウクライナやガザ・ミャンマー・アフリカなど世界中でこのような生き地獄を造り出しているのです。
今後、米中戦争が起これば、日本でも、ミサイルの撃ち合いになり、沖縄とともに、ここ長野県松本の自衛隊基地めがけてミサイルが飛んでくれば、その周りの住宅街や小学校・大型店などでも同じ光景が繰り広げられるのです。ミサイルこそ飛んで来なくとも、瀬戸際で暮らす人々から次々に飢死していくことでしょう。
体験して戦争を見る目が変わった
この生き地獄を「体験」した私は、戦争の見方が変わりました。この映画を観るまでは、
そうは言ってもヒトラーを止めるための戦争は必要だったのかもしれない、
そうは言っても相手国から侵略を受けた時には防戦しなければならないのでは、
などと、戸惑う自分がいたように思います。
でも、変わったのです。それでも戦争は絶対にしてはいけないのです。絶対にとは、どんな理由があろうとも、です。戦争の火種になりそうなことがほんの少しでも出てきたら、為政者は、早すぎると思われるほど早い時点から相手と戦争をせずに解決する、その命と存在を賭けて交渉しなければならないのです。もっと言えば、そのような火種が生ずること自体を防ぐためにこそ心血を注がなくてはなりません。
中沢さんが映画の中で言うように、
「2度と絶対に通させないぞ、人間を引き裂く戦争・核兵器への道」ということなのです。
米中戦争の恐れがあるというのであれば、中国にもアメリカにも、4度でも5度でも
行って、成算がなくとも行って交渉すべきなのです。しかも、アジアには、ASEANが運転手になってインドから中国・アメリカまで全域18か国が毎年平和のための交渉を重ねていて毎回成果文書を公表している東アジア首脳会議が息づいているという好条件があります。米中や台湾だけでなく、これら周囲の国々にも存在を賭けて足しげく通うべきです。
国民も、自身が平和のための使節となってアジアの政府・民衆と大いに交流することに加え、必死になって戦争の火種を消すべく、為政者に戦争を回避させるよう仕向ける、為政者がとぼけているなら、その首を変えさせるように戦うべきなのです。憲法9条を貫き、絶対に戦争をさせないためには、この道しかないのです。
日本政府の最大の弱点は、外交が出来ないことです。フランスの副首相が、「日本に足りないものが一つだけあるとすれば、それは、アメリカにNOと言えないということだ」と言いました。外交ができるためには米国とは別の主体的判断が出来ることが必要なのです。インドのモディ首相は、公衆の見ている前で、プーチン大統領に対して「今、戦争している時ではない」と直言し、プーチンはその語気に押されて、思わず目を落としました。今月11月16日に行われた米中首脳会談の根回しのために5年ぶりにワシントンを訪問した中国の王毅外相は、10月27日サリバン大統領補佐官(安全保障担当)、26・27日ブリンケン国務長官、27日バイデン大統領、3人のアメリカ側TOPと計4回、10時間に亘る会談を行い、「両国関係を早期に健全で安定的な発展の軌道に戻したい」「米中関係の安定と改善は、両国と両国民の根本利益に合致するだけでなく、国際社会の共同の期待だ」と述べています。もちろん、アメリカ側も彼を歓迎して迎え入れたからこそ、今回の「偶発的戦争は避ける」という米中首脳会談に結実しているのです。戦争の半分は、意図的にではなく偶発的に始まっているということです。その意味で、今回の到達点は重要な成果を生んだのです。
こういう外交が出来る日本政府を私たちは作らなければならないのです。そのためには、この映画を為政者を始め全ての国民に観てもらわなければならないのです。
このことを、お手元に配布してある感想集が証明しています。これまでの5回に亘る上映会でいただいたものです。
本物の戦争を体験せずに済むように、この映画で戦争体験をしてほしい 僅か77分。
8歳の子が10年後には自衛隊員になって本物の戦争を体験「できる」時代。だからこそ、日本中で、世界中で、子どもたちとともにこの映画を観て欲しいと強烈に思ったのです。
今回、映画を見た子どもたちは、映画が始める前にはあれほど飛び回っていたのに、映画とその後の30分の交流に亘り、身動き一つせず真剣に見入り聞き入り、感想文もしっかり書いてくれました。小学生なら十分に受け止める力があります。100名までなら一日3.3万円の上映料を支払うだけで上映会が出来ます。
2023年12月30日第4回オンライン上映会での毛利のアピール
絶対に、どんな理由があろうとも戦争は決してしてはいけない
これが、今年3月に初めてこの映画を観て、
お母さんと4歳の進くんが身も心も張り裂けていく場面から私が肌身で感じたこと。
社会のリーダークラスを先頭に国民の9割が戦争を知らない、
その一方で戦争を知らない子どもたちもあと7年ほどで自衛官になっていく時代。
それなりの防衛力も必要だとの声がかなりある時代。
せめて、戦争を私のように肌身で感じ、そのうえで、「新しい戦前」を考えてほしい
これが、私がこの映画上映に懸命になっている発端です。
多くの感想でも、「これほど戦争の悲惨さを感じた映画は初めてです」
「当事者の言葉は、それだけで説得力があると思った。」
「本や紙芝居などで語るより、中沢さんの生の声で聴くことが胸に響く」
「はだしのゲン」はこの夏にも全巻再読したが、それ以上に、
この映画での中沢さんの話で原爆や戦争の恐ろしさが伝わって来ました。」
この映画で最も戦争の悲惨さを感じたという声声です。
でも実は、それだけではないのです。
それは、8月6日にこの映画を観た5-6年生が、
今日映画を見て戦争がきょうふ感をもたらすとても悪いものなんだと思いました。
もう2度と戦争をしないように変えていきたいです」(5∼6年生くらい)
彼は、戦争しない社会に変えていきたい、と決意表明したのです。
そこに、11月25日の上映会で共通する感想がたくさん寄せられたものです。
・人間の限度を超えたどん底を体験されたからこそ生まれる、
淡々と笑顔で語られている中沢さんの強さ、逞しさは、70代の私にとって、
これほど心から突き動かされたことはありませんでした。
中沢さんのこの姿勢は、亡くなった夫である父の、そして弟、姉の死を無駄にさせまいと、
強く逞しくそして常に笑顔で立ち向かって生きることを教えた
母親の我が子に対する教育によるものだと思い、
この姿勢を少しでも心の糧にしたいと思いました。
・中沢さんが描いた画は、実際はもっと悲惨なものだった。
それを描き切れなかった思いを私たちは引き継いでいかなければならない。
・あまりに多くの感情が湧いてきて簡単に戦争はいけないなどと言えなくなった。
当事者の言葉は、それだけで説得力があると思った。
プーチンやイスラエルの戦争をしている人達に是非観てもらいたいと思う。
この映画を見てしまった私は、戦争を止めるためにできることを実践する
義務、責任があると思う。感想文にある選択肢ABCすべてが実現するよう動いていきたい。
・生きる力が伝わってきた。別れの辛さを一生抱いて生きてきたお母さんは、
残った子どもたちに明るく生きることを伝え続けることで生き抜いた。
戦争は絶対いけないと強く思う。日本人全体で「戦争」を共有できるよう
一人でもみんなで観ていく機会を【私が】作りたいと思う。
そうです。子どもも大人も、この映画から、「自分が今の戦争もこれからの戦争も
一切なくすために積極的に立ちあがりたい」との決意を受け取ったのです。
私もそうです。今もこれからも、戦争が絶対にしてはいけないものならば、
この映画を為政者筆頭に日本中世界中の人から見てもらえるように尽力したい、
これから起こりそうな戦争があるならば、その芽を100%摘み取るように、
官も民も必死になって動き対話を積み重ねることだ
私自身のこのような意識の高まりから、
自分の周りで上映会を開きつつ、日本中の1772の議場で、日本中の39191の学校で、
そして、世界のリーダーが集まる国連総会での上映をめざす
とのスタンスが生まれたのです。
もう一度言います。
この映画は、「戦争を絶対に起こしてはいけない」と思い、「そのために自身が立ち上がる」勇気を
与えてくれる映画なのです。
今回の上映会は、私にとって7回目ですが、この視点に立った初めての上映会です。
以上のことは、今回の上映会のピーテックスでの案内をたどると、
膨大な感想文含め、より詳しくすべて載っていますのでごゆっくりお読みください。
具体的なお願いです。
・この後、引き続き最大11:30まで感想意見交流を行いますので、よろしかったら
ご参加ください。
1 アンケート用紙を、メールでお送りするのでぜひご返信ください。
2 ご近所・お知り合い・学校・議場などでぜひ上映会を開催して下さい。
上映会用DVDを借りる手続が分からなければ、毛利に聞いてください。
トモ・コーポレーションに上映会開催を申し入れることになります。
一回、一日借りて上映基本料金が33000円かかります。
3 その基本料金が最大ゼロになるよう、クラウドファンディング
を開始しています。レディフォーで探して見て下さい。こちらも広めて下さい。
4 「はだしのゲンが見たヒロシマ」の国連総会上映をもめざす15人の仲間たち
同名のMLに登録し、お仲間になって下さい。入会に伴う義務はなにもありません。
大きな励ましになります。
本日は、ご参加いただき誠にありがとうございました。