毛利正道のブログ
goo blog サービス終了のお知らせ 

毛利正道のブログ

これまでの「OCNブログ人」から、OCNの都合で、「Gooブログ」に引っ越しました。今後ともよろしく。

コロナワクチンの有効性・有害性について、私なりに思うこと

2025-01-06 19:10:53 | 日記

コロナワクチンの有効性・有害性について、私なりに思うこと

論争の的になっているこの問題について、聞かれたらどう答えるか

との角度から、この年始に考えてみたこと。

                     2025年1月6日  毛 利 正 道

 

日本には、以下の如く多種多様な人がいる

 

Aワクチンを打った後に、コロナ陽性にならないまま、死亡した人

Bワクチンを打った後に、コロナ陽性にならないまま、異状ない人

Cワクチンを打った後に、コロナ陽性になって死亡(後遺症)した人

Dワクチンを打った後に、コロナ陽性になったが、全快した人

 

Eワクチンを打たないまま、コロナ陽性になって死亡(後遺症)した人

Fワクチンを打たないまま、コロナ陽性になったが、全快した人

Gワクチンを打たないまま、コロナ陽性にもならない、異常ない人

 

現象的には、

コロナのために死亡した人も

ワクチンのために死亡した人も

どちらもいるであろう。

自分が直接知っている事例のみから論建てすべきではない。 

 

2022年における諸数値の概要

 

コロナワクチン2回接種者約1億人

年間コロナ陽性者数 約2700万人

年間死亡者数(原因不問) 約150万人

 

例年を上回る超過死亡者 約10万人

コロナ陽性者で死亡した人数 4万人

超過死亡10万—4万人=6万=コロナによる医療ひっ迫などのため、

コロナ以外の原因で例年より増えたらしい死亡者(手当てできなかった人)

 

陽性後後遺症者  2020年以降現在までの累計 最大400~500万人

 

接種後の死亡者数 2020年から2022年迄の累計で約2000人

 

私の一応の考え

 

1 ワクチンがコロナを予防する効果があるかについては、発症・入院・重症化

  を防ぐ効果がある程度はあるとの世界的な認識であるから(*)、

  それも参考に各人において接種をするか否かを決めるしかない。

   但し、2024年10月から日本で使用が一部で認められている

  自己免疫型mRNAワクチン(明治製)については、安全性に対する検証

  が極めて不十分であるとして、使用することを控えるべきであるとする

  有力な見解がある。

 

2 ワクチン接種後の死亡者数が2000人いたとしても、

コロナによる死者数が4万人、後遺症者500万人であること

並びに、上記1のワクチンのコロナ予防効果を考慮すれば、

接種をすべきではないとまでは言えない。

 

3 ワクチン接種後の死亡者並びに接種後の後遺症ある人について

接種との因果関係を否定できない人には、憲法29条第3項により

国家補償を速やかに行うべきである(判例あり)。

 

(*)▲AIによるまとめ  2025年1月2日現在

「最新の情報によると、新型コロナワクチンの予防効果は以下の通りです:

感染予防効果: 約40-60%・発症予防効果: 約50-70%

入院予防効果: 約70-90%・重症化予防効果: 約90%以上

これらのデータは、最新の研究や臨床試験に基づいています。

出典としては、世界保健機関(WHO)や各国の保健機関の公式発表が参考になります。」

 


台湾有事をなんとしても回避させましょう

2024-12-08 16:45:58 | 日記

台湾有事をなんとしても回避させましょう  

2024年12月8日諏訪ピースウオーク情勢報告原文  毛利正道

                                                                 写真付き全文pdfをご希望の方は、mouri-m@joy.ocn.ne.jp  毛利までどうぞ。

 

「台湾有事は日本有事」、この安倍元首相以来の妖術(ようじゅつ)にどう対抗すべきかは、私なりに大事なことだったのですが、なかなかまとめきれずに足踏みしていたところ、諏訪地域で10年ほど継続しているこの催しの情勢報告を2年ぶりに依頼されたことを契機に、集中して問題意識をまとめ、一日前にこの論説を完成、そのごく一部を用いてピースウオークの情勢報告をさせていただいた次第です。この依頼がなかったらとてもこの時期にまとめることは不可能だったと思い、主催者に感謝するものです。

   

 この論説の目的は、読まれた方が他の方にポイントを伝えていただけるように、ないし数人で読み合わせていただけるように、なるべく分かりやすく、しかし、レベルを落とさずということを意識して、私としても全く初めて言及するところが多かったものです。

 読み合わせても20分程度だと思いますので、挑戦してみてそのご感想をいただけるととても嬉しいです。

 

 

明文改憲は

ご苦労様です。戦争への道=9条明文改憲・緊急事態条項創設は、今度の選挙で、反対派が3分の1を超える166議席を得ることができ、改憲発議を阻止できる新たな条件が生まれました。ここに結集している皆さんの力があったればこそであり、互いに確認しあいましょう。緊急事態条項の恐ろしさも、韓国の戒厳令でびびっと伝わって来ました。但し、これで改憲策動が終わったわけでは決してないことも肝に銘じておきましょう。

 

台湾有事とは

さて、台湾有事の問題です。安保法制で、日本に対する攻撃がなくとも、「日本と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより日本の存立が脅かされる事態」になれば参戦できるという憲法違反の条項が追加されたことにより、米中戦争となる台湾有事の場合は、米国のために日本がこの集団的自衛権によって参戦できるとの政府解釈です。

 この台湾有事については、あと3年後には起こるとする米軍高官から、自国を含む世界へ

の重大な影響をみれば起こるまいとする人々もいますが、はっきりしていることは、起こら

ないと証明できる人はいないということです。ある弁護士が、「起こらない?」と言った

ところ、どんな根拠を以てそのように断言できるのかと記者たちから追及されたということです。

 

それでは、台湾有事が起こりそれに自衛隊が参戦するとどうなるのでしょうか。

分かりやすく地図で説明しますと、現在、日本で飛距離200kmのミサイルの1000㎞への改良が急ピッチで始まっています。先島諸島から中国本土まで届きます。更に、10年後までに実践配備するため飛距離3000㎞のミサイル開発が今年から三菱重工業で始まっています。日本中から北京まで届きます。長野県からですと中国の奥深くまで届きます。中国は飛距離2000㎞のミサイルを2千発は保有していると言われています。中国本土から長野県まで届きます。火の粉が長野県に舞う前に戦争が終わるという保証がないことは、世界を見ていればよくわかります。長野県民も決して安全とは言えません。中国に居場所を知られないためにアルプスにつくるかもしれないミサイル発射基地や自衛隊松本駐屯地が標的になるやもしれません。電気が消え食べ物がなくなるだけではないです。日本全土が戦火に包まれることもないと断言はできません。

 

台湾有事を回避する

このような台湾有事にどう立ち向かうか。

先の集団的自衛権を認める規定を削除させることがベストです。立憲民主党も今回の選挙政策で、「現行の安保法制については、立憲主義および憲法の平和主義に基づき、違憲部分を廃止する」と明記しています。この7月31日に信州市民連合と3野党が合意した政策要望書にも同様に載っています。野党が過半数となった現在、れいわを含む4野党が共同歩調を取れるよう奮闘することが重要です。

 

それが出来なくとも台湾有事を防ぐ道はあります。

 

沖縄の人々を守りぬこう

第1に、台湾有事となれば、まず、沖縄にある日米両軍事基地が攻撃対象となり、144万沖縄県民のいのちとくらしが大きく破壊されるでしょう。「そんなことはさせない、ここに人のいのちとくらしが息づいているのだ」と声を大にしてそれこそ大騒ぎすることが重要です。最近「キーンソード(鋭い剣)25」と銘打って、日米両軍が45000人・艦艇40・航空機370を動員して全国23都道府県で10日間も史上最大のミサイル攻撃防御訓練を行っていますが、実際にいざ開戦かという場面ではその息づく民間人が無数の血を流してもよいのかという地球的規模の声が沸き起こるはずです。本土でも大いに闘いを起こすべきです。1995年の沖縄少女強姦事件のときにここ諏訪から満員大型バスで駆け付けたことを思い起こしましょう。

 

安保条約、事前協議制の活用

第2に、日米安保条約には、在日米軍が日本国外の台湾などに直接出撃する時には、事前に日本政府と協議することを義務付けている事前協議制があります。これは、日本政府の説明では、米軍が日本の意思に反して一方的な行動をとることがないよう、米国政府が日本政府に事前に協議することを義務付けた規定とされています。そこで、これを生かして、直前に至らない時点で、ですから現時点においてでも、日本政府が米国に外交交渉で、「その際は、必ずしもYESというとは限りませんよ」と釘をさすのです。米国としてはこのように明示されてしまうと、日本から否定されるかもしれない作戦は立てにくくなります。日本としては、この姿勢を明示したうえで、台湾には分離独立姿勢を取らないことを、中国に対しては自制を求めて、外交交渉を強めるべきです。となれば、自衛隊の参戦だけでなく、台湾有事自体の発生までもくい止める展望が生まれるのです。

この方策は、栁澤協二氏など有力メンバーが代表を務める「新外交イニシアティブ(ND)」が、「戦争を回避せよ」と強烈に主張していることで、立憲民主党も選挙政策でこれを意識した項目を掲げています。決して空想ではないのです。

      このNDの主張をそのまま引用すると以下のとおり。

       台湾有事を回避するために、展望を持った外交を展開しておかなければならない。例えば、米国に対して
       は、過度の対立姿勢をいさめるべく、米軍の日本からの直接出撃が事前協議の対象であることを梃子とし 
       て、台湾有事には必ずしも「YES」ではないことを伝えることができる。台湾に対しては、民間レベルの
                          交流を維持しながら、過度な分離独立の姿勢をとらないよう説得することができる。中国に対しては、台湾
                         への安易な武力行使に対しては国際的な反発が中国を窮地に追い込むことを諭し、軍事面では米国を支援せ                          ざるを得ない立場にあることを伝えながら、他方で台湾の一方的な独立の動きは支持しないことを明確に示                          すことで、自制を求めることができる。

 

注目すべきことは、信頼できる新聞世論調査会が今年8月に全国2906人に面接調査したところによると、中国が台湾を軍事的に攻撃した場合、日米が共同して戦うことを支持するものは僅か13%のみであり、反対に、米軍基地使用含め、日米両軍とも一切関与すべきでないとするものがその倍以上の29%を占めているという事実です。日米両政府が構想している台湾有事は日本国民によって支持されていない、このことに確信をもって、「事前協議にNOもありうる」と言える首相と政府を選び出しましょう。

               

 

軍事費への膨れ上がる国費投入NO!

第3は、国民のいのちと暮らしを守り拡げる日々の戦いによって、軍事費への膨れ上

がる国庫支出をくい止めることです。安部内閣発足以降の9年間に、当然増の社会保

障費を大きく削減し、これによって浮いた毎年5.9兆円もの財源を大いに活用して

軍事費5年間43兆円とする国家安全保障戦略が立てられたことを忘れてはなりませ

ん。その陰で、この9年間で税金と社会保険料合わせた国民負担率が30%台から一

挙に40%台となって定着、最高48%、ほぼ半分にもなってしまいました。AIに尋

ねてみたら「国民負担率が高い国の多くは北欧諸国などのように公費負担が多い。国

民負担率が高くて公費負担が少ない日本は特異」との答えが返ってきました。北欧は

大学も無償が大原則で生活費が支給されている国もあるくらいで、奨学金借金返済

一人300万円、毎年100万円を超えるような学費を支払うために連日授業を割い

てバイト漬けという日本とは大違いなのです。

しかも、この12月6日に石破首相は、その後も、軍事費が更にGDP2%を超えて増え

ていくことがありうると重大答弁をしています。この軍事費を削って暮らしに回す闘

いが一層重要になっているのです。

このまま、手をこまねいていると、その軍事費を調達するために、高齢者健康保険

料全員3割負担を始め、生まれてから亡くなるまで一層国民負担が重くのしかか

ることでしょう。このことをくい止めるための闘いが必要なのです。

 このように、軍事費を抑えるためにも生活に回る財源を確保するという視点は今に

始まったことではありません。1954年に、米国からの軍事費増大圧力を受けた日本

政府が、生活保護費・医療費国庫補助の50%削減など福祉予算を大削減しようとし

たことがあり、これに抗して当時の総評が中心になって総力を結集した全国規模の社

会保障推進協議会が結成され、現在、諏訪地方社会保障推進協議会のように全国で

471団体が活動するところまで成長しているのです。いよいよ今、与野党逆転とな

り、年間5000億円弱でできる学校給食費無償化など住民・国民要求が実現しやす

くなりました。生きることさえ辛くなっている生活を守り拡充する闘いを一層旺盛に

展開しましょう。

 

大学学費無償化・奨学金返済不要で少子化STOP

ここで、新たな課題を提起したい。それは、「国内最大の難問」とも言われる少子

化との関係です。その大きな原因が、婚姻数が急速に減少し、2001年での80万件か

ら昨年2023年での47万件に、僅か22年間に一挙に4割も減少してしまったことに

あります。なぜか、若者にとっては、自分自身がこのように毎年100万円を超えるよ

うな学費を支払うために連日授業を割いてバイト漬けとなり、卒業すればサラ金地獄

のような300万円もの奨学金返済を負って苦しんで来ているがゆえに、「自分の子が

自分のように学費や借金で苦労することが目に見えているから結婚しない」と思うよ

うになっているというのです。とんでもありません。大学の学費は完全無料、奨学金

は返済不要にしましょう。そのために国家財政を使わせましょう。このように、戦争

を起こさないための闘いが、難問と言われている少子化問題の解決と直結しているな

ど痛快ではありませんか。

あと二つどうしても追加させて下さい。

一つは、平和を愛する女性の力を思いきり活かすことです。

先に述べた新聞通信調査会の世論調査によると、

台湾有事に在日米軍も自衛隊も一切関与すべきでない 男性21%  女性36%

確実に1.5倍です。岸田政権安保3文書についても以下のとおりです

(2022年12月19日毎日新聞世論調査)。

反撃能力保有に賛成         男性68%  女性46%   

防衛費を大幅に増やす政府方針に賛成 男性56%  女性35%

国連のグテーレス事務総長は、「調停・和平プロセスに女性がリーダー

や意思決定者として参加すれば、より恒久的で持続可能な平和が実現します。」

とまで明言しています。この「平和の女王」である女性から思いきり力を

発揮してもらえるよう支えましょう。希望者の互選でえりすぐった女性10名が、

大挙して、トランプ大統領や習近平国家主席を訪ねて、ここで述べたような

平和構築のための交渉をする。素晴らしい光景だと思いませんか。

 

 

映画「はだしのゲンが見たヒロシマ」の世界中での上映を

最後の一つは、戦争体験の継承です。いよいよ戦後80年。戦争体験を持たない人が9割にまでなりました。この間、国民に新たな犠牲が出る戦争がなかったことはありがたいことですが、とりわけ、為政者に戦争体験者がほとんどいなくなったことは、新たな戦争が起こることを阻む点では心細いところがあります。そこで、子どもを含む全国民が、証言や映像などで改めて戦争を体験することにより、本物の戦争は決して起こさないように尽力することが求められているのではないでしょうか。

そこに、私自身が中沢啓治さんが6才での被爆体験を生々しく証言するドキュメンタリー映画「はだしのゲンが見たヒロシマ」(2011年公開・77分)を見たとき、「お母ちゃ~ん、熱いよ~熱いよ~」と炎に包まれる弟を救えないまま見殺しにしてしまう母の場面で、私自身にわが身を四つ裂きにされたような痛みが走ったのです。戦後生まれで戦争体験がなかった私が、初めて戦争を体験したのです。私は、この自身の経験から、映画鑑賞を主とする文化団体「すわこ文化村」村長15年という経験も活かして、この映画を、日本全国津々浦々から全ての地方議会議場・学校・国会、更には国連会議場まで上映していくことに踏み出し、全国から募った「はだしのゲンが見たヒロシマの国連総会上映をもめざす15人の仲間たち」とともに活動し始めているところです。この12月22日には、私自身として10回目の上映会を開催し、その後も出来る限り実践していこうと思っています。ともに尽力していただける「お仲間」を末永く募集していきますので、ご連絡をお待ちしております。

 


なんと、人類が発生させているマイクロプラスチックの半分はタイヤ粉塵粒子

2024-07-07 13:02:48 | 日記

なんと、人類が発生させている

マイクロプラスチックの半分はタイヤ粉塵粒子

             2024年7月7日 毛利正道

 

自動車タイヤ粉塵粒子(粒子と略す)とマイクロプラ(MP=5㎜以下のもの)汚染

 

1 タイヤから発生する粉塵粒子の量

・タイヤは、植物ゴム(19%)、合成ゴム(プラスチック)(24%)、添加剤の合成物

・世界に14億台以上の自動車あり→年間最大31億本のタイヤを生産

粒子が1台平均810g発生→年間610万tの粒子が全世界で発生している

・タイヤ1本が廃棄されるまでに、4kgの粒子を発生させる

・タイヤ1本は、1km走行当たり、最大1兆個のMPを発生させる

 

2 MP全排出量に占める粒子の割合―なんとほぼ半分!

・独での実測値  全排出量2500g/年/人  

     ⓵タイヤ1228 ⓶人工芝131 ⓼包装容器プラ99 

     人工芝の充填剤に、廃タイヤがリサイクル使用されている

     日本では、タイヤ1900という値も出されている

・EV自動車 電池による重量増・加速力増強により、従来より20%排出量が増える

       従来車より1,000倍増加するとの説もある

・「海洋MPの78%が合成タイヤゴム由来」(「ピュー慈善信託」2020年)

・MPのうちPMμ2.5以下の微粒子についての説明

       空中浮遊から人体の脳・肺・心臓・生殖器などに付着 

       海洋生物に入り込み、それを食した人体の血液から上記部位に付着

       「心臓病・肺疾患・発達障害・生殖障害・がんなど多くの

        健康障害を起こす可能性がある」との言説あり

・但し、粒子の人体へのリスクについては、諸説ある

 

3 粒子中の添加剤の問題

・タイヤには、鋼鉄・銅・鉛・カドミウム・亜鉛などの重金属が含まれている

・タイヤを長持ちさせるための酸化防止剤として添加されている化学物質6-PPDが、

  走行中に摩耗されると極めて毒性が強い6-PPDキノンに変化し、河川に流入して

  銀ザケの毎年の大量死の原因となる急性毒性をもつとの米国研究成果あり

・粒子から発生する6-PPDキノン

    乗用車1台から1.4~500g 大型トラック1台から36g~10kg

 

4 対策

・タイヤメーカー  タイヤの寿命を長持ちさせることにより、1年に発生させるMP

          を減少させる  日本では乗用車で15年間に17%減少させた

   研究者が、日本のメーカーに「6-PPDなどの酸化防止剤をどれくらい使っているか」

   と質問したところ、「公表できない」と言われた。

 

・タイヤの材質を、植物由来成分を多くする

・粒子発生と同時にその60%を吸収する箱型装置がイギリスで開発され、実証実験中

・自動車の数を減少させる← 明言しているところは見当たらなかった

 

5 まとめ

「未来の自動車による汚染は、(近年減少している)排気ガスではなく、タイヤから生

ずることになりそうだ」(サスティナブル・ブランドジャパン)2022年9月29日

・スイスの論文 2023年5月25日

「MPの大部分がタイヤ由来であることを考慮しない限り、プラスチック問題やプラスチックの排除法について議論は出来ない」

・少なくとも、タイヤ生産企業から、各種資料を公表してもらうことが必要ではないか。

 

 

参考文献

・「いのちの講座」 第147号 2024.6.29

「タイヤはマイクロプラスチックの主要な発生源」 

・Web 「タイヤ由来のマイクロプラスチック-人体と環境へのリスクは」

・Web 「タイヤの摩耗塵がもたらす環境汚染に挑む 真のゼロエミッション車を目指す英スタートアップ」

・Web 「マイクロプラスチック汚染の本命はタイヤ摩耗塵?新たなハザード6-PPDキノンとの関係」

・Web「ギンザケの急性死は自動車タイヤ由来の化学物質が引き起こしている?~アメリカの研究者らが高い可能性を指摘」

・Web 日本自動車タイヤ協会「TRWP低減の取り組み」

 

速やかな文章化は能力が追い付かないのですが、かといって、文章化するまで警鐘を鳴

らすのが遅れてはいけないので、このレジュメのまま、公表します。

ご意見・ご感想をお待ちしております。


「米兵少女暴行事件を隠して得られた議席に座るなどできない!」沖縄県議会は解散し、真相を踏まえて県民の信を問え

2024-06-29 16:02:21 | 日記

「米兵少女暴行事件を隠して得られた議席に座るなどできない!」

沖縄県議会は解散し、真相を踏まえて県民の信を問え

 

 昨年12月24日に発生し昨年のうちに日本政府が把握していて、今年3月27日に起訴された15歳以下の少女の尊厳を踏みにじる誘拐・強姦⓵事件について政府が隠蔽し続けるうち、5月26日に至り「女性の首を絞め、女性のズボンのボタンを外すなどして性交をしようとしたが、目的を遂げず、両目などに全治2週間の傷害を負わせた」という不同意性交致傷⓶事件(むろん凶悪な性犯罪)が発生。この事件についても、県議選投開票日の翌日6月17日に起訴されるまで公表されないまま、6月25日に沖縄のメディアに⓵事件の起訴が知らされる1枚の紙(裁判所の裁判期日簿の写しらしい)が送付されメディアも初めて⓵事件を知ってその日のうちに一斉に報道。沖縄県もこの報道で初めて⓵事件を知らされた。そして、⓶事件については、⓵事件についての報道がなされた25日の3日後である6月28日になって、11日前の17日に起訴していたことが那覇地検によって公表され、県・県民の知るところになった。

 

要するに、

1 ⓵⓶事件ともに、事件が公の場で裁かれる起訴という段階に至った時点(⓵については3月27日、⓶については6月17日であり、以降は被害者のプライバシーへの配慮要素は減少する)ですら、日本政府・検察から沖縄県・県民に通知・公表されなかった。⓵事件に至っては、県や県民が知る6月25日までほぼ3カ月間に及ぶ。

2 日本政府は、これまで米軍関係者による重大犯罪が発生した際は、1995年少女強姦暴行事件後の1997年日米合同委員会合意に基づき、県に通報してきたが、今回は、⓵事件について、昨年12月以来、約6カ月間に亘り、隠ぺいし続けていた。

3 加えて、今年6月には沖縄県議選が従前から予定されていた。2016年6月の県議選では、その直前に起きたうるま市20歳女性暴行殺害事件の影響で、「翁長知事の与党が多数を獲得した要因の一つになった」(米議会調査局報告書)と分析されていたし、なにより、1995年9月の米兵3名少女暴行事件の時、全県民10万が「私たちに静かな沖縄を返してください。軍隊のない悲劇のない平和な島を返してください」と立ち上がり、国政を大きく動かしている。それですら、本土復帰1972年以来の50年間で、「強制性交」事件が明るみに出ただけでも134件に上り、1995年以降も頻繁に起きていて、昨年1月から11月だけでも3件発生している。子どもと女性を大切に思う全ての沖縄県民にとって、米軍性犯罪は、いわば「琴線に触れる」一大事なのである。昨年12月来の2つの事件が同様に県議選の結果を左右する「恐れ」が大いにあったと見るべきは当然であろう。今回も、事前にこれらの事件が公表されていたなら、知事与党が議席を大きく減らすことにはならなかったのではないか。

 

さて問題はこれからである。

沖縄では、全県で怒りが燃え上がって来ている。議会でも那覇市や浦添市では全会一致で日本政府に対する抗議決議を挙げ、県議会でも、自民党沖縄県連島袋大幹事長が、「憤りを感じる。全会一致できる態勢に持って行くべきだ」と語る等機運が上がっている。

 そこで、1965年に制定されている地方議会自身による議会解散の制度を活用してはどうか。同制度は、住民の意思に基づく新たな議会を構成する必要があると議会自体が認めた時に、「5分の4以上の同意」など厳しい議決要件を満たすことにより、議員全員が失職し再選挙を行うものであり、少なくともこれまでにも2件実例がある。真実を隠ぺいして結果を捻じ曲げようとした疑いがある検察・日本政府に対する沖縄県民の最大の抵抗ではなかろうか。今回の県議選で当選している議員にとっては、いわば自身の議席が「2つの性暴力事件が実在しなかった」という虚構のうえに立って得た議席であるやも知れず、何とも座り心地が悪く、今後の4年間に亘り、いても立ってもいられないのではないか。公明正大に再選挙を行い、真相を踏まえた議席にこそ座ってほしいものである。

  (このことは、沖縄県民ではない私が言いだすことはおこがましいと重々承知している。あくまで沖縄県民が判断すべきことである。)

上記小論への賛同意見

・共有します。

・私は、11万人規模の第一回県民大会(写真左下に私はいます)から3度参加しました、やはり盛り上がりには、数が必要だと思います。県知事には、10万人程度の県民大会を開催して欲しい。

・いいですね、その制度利用できたら、民意は厳しい審判下すだろうから。

・私もそう思います。

・異論なし、全く仰る通り。県議で自公を有利に導く為の政府の策略それを知ってか知らずか自公の当選議員が「有頂天」になってる、狙うは次期「知事選」さて、どんな手を使って来るのでしょか

・『同盟強化の為の日米共謀?』

・そうか!米兵による沖縄での凄惨な性犯罪を、国が知りながら、県にも伝えず何ヶ月も隠蔽していたのは、沖縄県議選が終わるのを待ってたのか!…その選挙で、自民党らの野党が、辺野古に反対する与党を逆転したんだったな!…選挙前に、この事件がちゃんと報道されてれば、自民党らの野党は惨敗だろ!…汚ねぇことしやがるなぁ…これは、ここに書かれているように、県議会を解散して、選挙をやり直すべきだろう!…てか、自民党って、ここまで姑息な汚い事をするわけ?…国民のことも沖縄の人たちの事も、ちっとも考えていない、自分たちの利益のためなら、どんな悪事も平気でやるのね・・・

・凡そ民主主義国家と言えないし、いまだに繰り返される犯罪、児童虐待を無くす姿勢がない人権を無視する国家は許せない。いったい、政府は何者?


・極悪日本政府に鉄槌を!

・県側から抗議して、今回になったのです。県選挙終わってから事件を公開しましたが、米軍は謝罪なし、日本側からの抗議も一切なしです。


2024.1.7改訂「はだしのゲンが見たヒロシマ」の国連総会上映をもめざす大行動にお力添えを

2023-12-05 16:19:06 | 日記

改訂「はだしのゲンが見たヒロシマ」の国連総会上映をもめざす大行動にお力添えを

追加 2024年12月30日第4回オンライン上映会でのお二人の感想と毛利の一言

◎自分自身が残酷な人間になりかねないことを受けとめるためにも必要(牧師)
今日観ることが出来て本当に良かったです。このような作品があることを知りませんでした。是非、多くの方々に観て頂きたいと思いますした。戦争体験者、原爆被爆体験者の声は語り継がれなくてはならないと消えてしまいます。どれだけ悲惨なものか。残酷なものか。自分自身が残酷な人間になりかねないということを受け止めるためにも、必要なことだと思いました。この映画の上映のために出来ることは何かを考えたいと思います。

◎戦争を止めさせるためにこれ以上の方法はない
観ればみるたびに、気付かされることが多く 中沢啓治さんは、本当に、惨劇を、目のあたりにして、お辛い中、大変貴重なメッセージを、 マンガと、インタビューで残してくださり、これも、まさに奇跡で 戦争を止めさせる、 重要な手だてであると これ以上の手だては、ないと思います

◎観る大人も子どもも、「戦争を絶対に起こしてはいけない」と思い「そのために自身が立ち上がる」勇気を与えてくれる映画(毛利)

付録 2023年11月25日茅野市での上映会以前の感想集

   2023年11月25日茅野市での上映会での感想集

    茅野市9条の会上映会での毛利のアピール

   追加 2023年12月30日第4回オンライン上映会での毛利のアピール

 2023年12月5日 「はだしのゲンが見たヒロシマ」の国連総会上映をもめざす仲間たち 代表 毛利正道

  • この映画は、愛する生身の者同士が戦争によって身も心も文字通り切り裂かれていくという、稀有の真実の光景を浮き彫りにしました。それを、世界中誰もが知る漫画「はだしのゲン」の作者中沢啓治さんによる僅か77分間の証言映像で描ききったのです。この映画は、現代の戦争でこのような生き地獄がどこにでも誰にでも起こりうると強烈な警鐘を鳴らすとともに、観た子どもたちが「かなしかった。せんそうわ、ぜったい、せったい、ぜったい、やったらだめっておもった」(1∼2年生くらい)「もう2度と戦争をしないように変えていきたいです」(5∼6年生くらい)と力を込めて書き記したように、もはや戦争も原爆も2度と絶対に起こしてはならないというある種の「決意」が大人にも子どもにも湧き上がって来るのです。そうです。観る者が、「戦争は絶対にしてはいけない」「そのために自分も何かしたい」と思う心を引き出す力を持っているのです。
  •  
  • 今や、社会のリーダークラスを先頭に国民10人のうち9人は戦争体験を持たない時代となり、小学生も僅か6年経つだけで自衛隊勧誘通知が来る時代でもあります。「平和を守っていくには軍事力も必要ではないか」と思われる方にも、この証言映画で戦争体験をしていただいたうえで結論を導いて欲しい。と同時に、これからの日本の行方を左右させるためだけでなく、ガザ・ウクライナ・アフリカ・オスプレイなど現実に今繰り広げられている殺戮を止めるためにも、この映画を日本中世界中で一刻も早く観てほしい(幸い、この映画には英語版DVDがあります)との思いでいっぱいの境地であります。
  •  
  • 私毛利がこのような「境地」に達したのは、2023年3月にこの映画を初めて観て以来、3回の上映会と同じく3回のオンライン上映会合わせて約200名の大人・親子連れから観ていただいき、その多く、半数以上から感想文をいただくなかで、同年12月初めに至りその声をいわば集大成したものです。そのうえで、この境地を現実のものにするために、全人類に対し、以下の提案を行うものです。
  •  

⓵ この映画をご自分の住む地域津々浦々で1772の国会・地方議会全議場で39191の全学校でそして世界中でも、特に世界のリーダーが出席する国連総会の場で上映するためにご尽力下さい。

⓶ この映画の上映会を津々浦々で実行する費用に充てるため、クラウドファンディングに挑戦します。映画配給会社に支払う上映料は一日100名以下の基本料金が税込み3万3000円で、これは十分配慮していただいている金額ではあるのですが、会場費・チラシ印刷費・上映機器経費なども含むとかなりになるため、どこでも誰からでも上映会を企画していただくにはそれなりの壁があることも事実です。出来ることなら、支払った上映料全額を補償することをめざしたい。

⓷ 私毛利が代表を務める、2023年12月5日改名後のメーリングリスト(ML)

     ―「はだしのゲンが見たヒロシマ」の国連総会上映をもめざす仲間たちー

 に、多数ご登録下さい。登録に伴う義務はなく、御自身の出来る範囲で、上記①のためにご尽力いただけば十分です(現在、14名である仲間が一人づつ増えていくだけでも私にとっては嬉しい限りです)。私毛利正道のメアド 

  mouri-m@joy.ocn.ne.jp にご連絡下さい。

 

「はだしのゲンが見たヒロシマ」感想集  2023.11.25茅野市での上映会前

  • 子どもたちは

♥おとうとが、おかあちゃん、いたいよ、おかあちゃん、あついよと言っているのがかわいそうだった(7歳)

♥かなしかった。せんそうわ、ぜったい、せったい、ぜったい、やったらだめっておもった」(1∼2年生くらい)

♥今日映画を見て戦争がきょうふ感をもたらすとても悪いものなんだと思いました。もう2度と戦争をしないように変えていきたいです」(5∼6年生くらい)

  • おとなたちは

♣阪神淡路大震災の数日後、被災された男性が、母親が家の下敷きになり助けようと思ったが助けられず、火も迫ってきて母親は「逃げなさい。私のことは気にせず逃げなさい。」と言って火にのまれていったという証言をテレビで見たことがあります。男性の顔は後悔と涙でぐちゃぐちゃでした。私もあまりに悲惨な状況に胸が苦しくなりました。広島の原爆も各都市で行われた空爆でも同じような人がたくさんいた事でしょう。戦争には絶対に反対です。

♣進君と同じ4歳の息子がいます。今回のエピソードを知って、残酷さが胸に突き刺さりました。多くの悲劇を生む戦争、原爆は絶対にあってはいけない。自分事として思いが強くなりました。(母親)

♣もし我が娘が進君のような姿で目の前にいたらと考えると、とても辛すぎて、想像の出来ない程の悲しみだと思います。実際に起きたことだと思うと、悲しく2度と起こしてはいけないと強く思いました。(29歳母親)

♣ しばらくものが言えないくらいの衝撃を受けました。中沢さんの直接の体験を漫画の画面と一緒に聞いたからか、しばらくこのような直接体験者からの詳細な事実を聞いていなかったからか、とにかく衝撃でした。(シニア世代)

♣今は亡き中沢さんの思いがビンビンと生で伝わってきました。新しい戦前と言われるなか、子や孫たちに問題意識を持ってもらうために、この映画が発端になるような気がします。私も死ぬ間際までこの思いを若い人などみんなに伝えたいと思いました。

 

40名を超える参加者のほぼすべてからいただいた感想文ひとまとめ

 2023年11月25日茅野市9条の会など主催

「はだしのゲンが見たヒロシマ」上映会にて      

    敢えて先にひとまとめにいうと、

⓵ これまで戦争を学んできた人々にとってもこの映画から得たものがとても大きかったこと

⓶ 今まで以上に、戦争はどんな戦争でも絶対に許してはいけないとの思いが強くなったこと

⓷ 今回観ただけでなく、この映画を自分の地域で、1772の国会・地方議会で、39191の全学校で上映するために尽力したいとの決意溢れるものが少なくなかったこと

⓸ この映画を、日本を取り巻く今後の戦争をさせないためだけでなく、今、ウクライナやガザで起こっている戦争を止めるためにもプーチンなど世界中の指導者にも観てもらいたいこと

    ということでしょうか。特に、⓸の「今のガザ・ウクライナの戦争を止めるため世界の指導者にも観てほしい」という声は、この映画上映活動に掛ける私の思いを一歩超えるものであり、新鮮でした。上映活動の目的に、「国連総会議場での上映実現」を掲げたい。

 

  • 「はだしのゲン」は、初めてだったのでショックが大きかったので、「見に来なければ良かった!」けど、「見に来てよかった!」。考えてみたら「ついこの間のことなのに、戦争のこと知らない世代が増えている!」もっとみんなで知る努力をしたいと思う気持ちが大事!「こんなことあった!」ではなく、「こんなこと二度とないように祈る」ではなく、実行しなくては! (70代)

 

  • 人間の限度を超えたどん底を体験されたからこそ生まれる、淡々と笑顔で語られている中沢さんの強さ、逞しさは、70代の私にとって、これほど心から突き動かされたことはありませんでした。中沢さんのこの姿勢は、亡くなった夫である父の、そして弟、姉の死を無駄にさせまいと、強く逞しくそして常に笑顔で立ち向かって生きることを教えた母親の我が子に対する教育によるものだと思い、この姿勢を少しでも心の糧にしたいと思いました。

 

  • 少年の時に体験したその景色が手に取るように分かるように上手に話されていました。お母さんが傍らにいたからこそ、体験を落ち着いて記憶に残すことが出来たのだろうと感じました。

大勢の人がこのような体験をし、死んでいった戦争は不幸になるだけ、幸せはない。絶対やってはいけない。進くんの死にざまを見たお母さんの気持ちを考えると言葉になりません。

 

  • 中沢さんの生の声が体験が聞けて、ところどころしか知らなかったことが私に分かり、人にも教えることが出来ます。でも、あまりにも悲惨さがリアルで…でも本当のこと、地獄だった。自分の子だったら自分はどうしただろうか。こんな会、映画初めてです。今日見て、子どもから大人まで見て考えてほしいです。戦争の悲惨さを。戦争は絶対ダメ。

 

  • 中沢さんが描いた画は、実際はもっと悲惨なものだった。それを描き切れなかった思いを私たちは引き継いでいかなければならない。G7で訪れた各国の首脳が、原爆資料館の見学で翻意することを期待する。

 

  • 漫画を読んだり、戦争映画を観たりしてきましたが、改めて戦争の恐ろしさを感じました。映像で知らせていくこと、大切ですね。もっと知りたいです。(母子別れの場面)こうしたことがあちらこちらでも起こっていたと思います。私だったらどうしたか?あまりにも残酷です。こうしたこと、人間だったら絶対に許されない。許してはいけないことです。新たな戦前にならないように。日本政府は何をしているの?世界のあちこちで子供が犠牲になっている、胸が痛みます。話し合いで解決できるように。子どもが言います「大人はなぜ仲良くできないの?」「なぜ殺し合うの?」

 

  • 実体験の凄さを思い知らされた。この思いをもっと多くの方に共有できたらと思った。また、作者の元気さがとても清々しい。想像を絶する体験にも拘わらず作者の優しさが嬉しい。(母子別れの場面)作者たちが骨を拾いに行ったあとの、夜中での母親の慟哭は肉身にしかわからないと思う。来年、地域や学校での上映会を考えます。

 

  • 大人も平和ボケで自分のことしか思っていない人が多いので、この映画を小中学生など若者を対象に上映して欲しい。

 

  • 被爆者の傷の話が極めて衝撃的だった。皮膚が全身から垂れ下がる状態はあまりにひどい。こんな爆弾を一つとして許してはいけない。

 

  • 本や紙芝居などで語るより、中沢さんの生の声で聴くことが胸に響く。これからの若い人たちのこの先が心配。映画を観ながら何とも言えない胸を締め付けられるような思いです。

自分自身の問題として捉えられるし、今、戦争で起こっていることが想像できるから、大いに上映活動を進めてほしい。

 

  • 戦争の悲惨さは知っているつもりでしたが、中沢さんの言葉からより実態が伝わって来ました。目の前で子どもが亡くなる、親として耐えられない。

 

  • (母子別れの場面)助けようにも助けられず、「あきらめなさい」と近くを通った人から言われ、「熱いよー!熱いよー!」との悲鳴が頭に残り、母親もそれを聞いた中沢さんも一生消えない心の傷を負ったと思います。戦争は勝っても負けても罪のない一般人は焼け野原。反戦平和絶対大事!!(青年)

 

  • あまりに多くの感情が湧いてきて簡単に戦争はいけないなどと言えなくなった。当事者の言葉は、それだけで説得力があると思った。プーチンやイスラエルの戦争をしている人達に是非観てもらいたいと思う。この映画を見てしまった私は、戦争を止めるためにできることを実践する義務、責任があると思う。感想文にある選択肢ABCすべてが実現するよう動いていきたい。

 

  • 知らなかったことが多く、体に寒気を感じるほど感激しました。

 

  • 説得力のある映画でした。戦争美化との戦いは大変大事なこと。

 

  • 昭和20年8月6日は旧満州チチハル市で迎えました。

8月15日、敗戦のラジオ放送を官舎の庭で母と聞きました。母の言葉を今でも思い出します。「ああ、これで死なないで良かった…。」

広島出身という岸田首相に怒っています。核禁条約会議にオブザーバー参加して下さい。「はだしのゲン…」を観てほしい。

 

  • つらい!人間はなぜ戦争をするのか?ガザ・ウクライナの現実と重なる。肉親が殺された時、殺した相手を許せるか。

 

  • 中沢さんの漫画がないと世の中に伝わらなかったことが多かった。大変な仕事をされたと思う。原爆記念館に行くことも大事だが、中沢さんからは生きる力が伝わってきた。(母子別れの場面)別れの辛さを一生抱いて生きてきたお母さんは、残った子どもたちに明るく生きることを伝え続けることで生き抜いた。戦争は絶対いけないと強く思う。日本人全体で「戦争」を共有できるよう一人でもみんなで観ていく機会を作りたいと思う。世界中危険な今だから。

 

  • 原爆を体験した中沢さんのお話はすさまじいものがある。恐ろしさが強烈に伝わってきた。軍拡を進めている人たちの現実感のなさ、岸田首相がアホみたいに思えてきた。つらい体験をしても前を向いている中沢さんに希望を感じました。(60代)

 

  • 是非中学生に観てほしい。

 

  • 被爆者の高齢化などで証言者がいなくなっていく現状から、実体験を視覚化して伝えられたことは大きなインパクトでした。現在のガザ・ウクライナの戦争の一刻も早い終息と被害者の救護が必要であることを日々痛く感じている。(母子別れの場面)進くんのことは、今ガザが「子どもたちの墓場になりつつある」のとおり、日々、焦るほどに思っている。

 

  • 「はだしのゲン」は子どもたちが小学生の時に一緒に読み、この夏にも全巻再読しましたが、それ以上に、この映画での中沢さんの話で原爆や戦争の恐ろしさが伝わって来ました。多くの人々に観てもらいたい映画です。どんな戦争も反対!!正しい戦争なんてない。(母子別れの場面)胸がつぶれそうな場面。漫画以上にやりきれなさが伝わりました。現在の世界のあちこちで同じ状況が起きていると思うといたたまれない気持ちになります。(70代)

 

2023年11月25日茅野市9条の会上映会での毛利のアピール

昭和24年生まれで戦争体験ない私がこの映画を3月に初めて見た時の衝撃

わが身を四つ裂きにされたような痛みが走った

    愛する人々が切り裂かれる光景にくわえ、半狂乱になるお母さんの気持ち、

進くんのじりじりと焼かれていく痛みと助けてもらえない辛さ

頭蓋骨を持った時の中沢さんの 氷水をものすごくかけられたような衝撃

「お母ちゃ~ん、熱いよ~熱いよ~」と炎に包まれる弟を救えないまま見殺しにしてしまう

母。この生き地獄の場面です。

進君のように最愛の母に助けを求めても見殺しにされつつ焼き殺され、

最愛の子を助けたくても見殺しにするしかなく、遺骨に向かって慟哭するしかなかった母。

この2人の人間としての絆を引きちぎるものがそこにありました。

これが戦争なんだ、愛する人同士が身も心も引き裂かれる戦争なんだ、

と思いました。初めて戦争を体感した気持ちになりました。

それまでもそれ以後も、映像・現地調査・証言など多種多様な方法で戦争を体験するよう努めてきていたつもりでしたが、「はだしのゲンが見たヒロシマ」のこの場面で体験したものとは少し違っていたのです。何が違っていたか。愛する者が引き裂かれる心の痛みをダイレクトに感ずるものではなかったのです。

今、戦争体験無き世代9割の怖さ

今、中沢さんと同じように、「愛する者が身も心も引き裂かれる」戦争体験を語れる世代である80歳以上人口は1200万人。これは、現時点での15歳以上人口1.1億人の11%にあたります。今や、国民10人のうち9人が、戦争体験を持たない時代になったのです。1945年以降78年間に戦争がなかったという点ではとってもありがたかったことですが、これから起こるかもしれない戦争を止める力として見た時には、その大切な一部が欠けているともとれるのではないでしょうか。安倍・菅・岸田首相を始め、今の中央・地方のリーダーはほとんど戦争体験ない世代になり、彼らの姿勢に不安を感ずる国民が少なくない時代になった。それを補うものがこの映画だと思ったのです。

しかも今、この映画のような場面は、どこにでもあります。

核兵器の核兵器としての使用こそ広島・長崎以来78年間起こさせなかったにしても、破壊力がある爆弾が今もウクライナやガザ・ミャンマー・アフリカなど世界中でこのような生き地獄を造り出しているのです。

今後、米中戦争が起これば、日本でも、ミサイルの撃ち合いになり、沖縄とともに、ここ長野県松本の自衛隊基地めがけてミサイルが飛んでくれば、その周りの住宅街や小学校・大型店などでも同じ光景が繰り広げられるのです。ミサイルこそ飛んで来なくとも、瀬戸際で暮らす人々から次々に飢死していくことでしょう。

 体験して戦争を見る目が変わった

この生き地獄を「体験」した私は、戦争の見方が変わりました。この映画を観るまでは、

そうは言ってもヒトラーを止めるための戦争は必要だったのかもしれない、

そうは言っても相手国から侵略を受けた時には防戦しなければならないのでは、

などと、戸惑う自分がいたように思います。

でも、変わったのです。それでも戦争は絶対にしてはいけないのです。絶対にとは、どんな理由があろうとも、です。戦争の火種になりそうなことがほんの少しでも出てきたら、為政者は、早すぎると思われるほど早い時点から相手と戦争をせずに解決する、その命と存在を賭けて交渉しなければならないのです。もっと言えば、そのような火種が生ずること自体を防ぐためにこそ心血を注がなくてはなりません。

中沢さんが映画の中で言うように、

「2度と絶対に通させないぞ、人間を引き裂く戦争・核兵器への道」ということなのです。

米中戦争の恐れがあるというのであれば、中国にもアメリカにも、4度でも5度でも

行って、成算がなくとも行って交渉すべきなのです。しかも、アジアには、ASEANが運転手になってインドから中国・アメリカまで全域18か国が毎年平和のための交渉を重ねていて毎回成果文書を公表している東アジア首脳会議が息づいているという好条件があります。米中や台湾だけでなく、これら周囲の国々にも存在を賭けて足しげく通うべきです。

国民も、自身が平和のための使節となってアジアの政府・民衆と大いに交流することに加え、必死になって戦争の火種を消すべく、為政者に戦争を回避させるよう仕向ける、為政者がとぼけているなら、その首を変えさせるように戦うべきなのです。憲法9条を貫き、絶対に戦争をさせないためには、この道しかないのです。

日本政府の最大の弱点は、外交が出来ないことです。フランスの副首相が、「日本に足りないものが一つだけあるとすれば、それは、アメリカにNOと言えないということだ」と言いました。外交ができるためには米国とは別の主体的判断が出来ることが必要なのです。インドのモディ首相は、公衆の見ている前で、プーチン大統領に対して「今、戦争している時ではない」と直言し、プーチンはその語気に押されて、思わず目を落としました。今月11月16日に行われた米中首脳会談の根回しのために5年ぶりにワシントンを訪問した中国の王毅外相は、10月27日サリバン大統領補佐官(安全保障担当)、26・27日ブリンケン国務長官、27日バイデン大統領、3人のアメリカ側TOPと計4回、10時間に亘る会談を行い、「両国関係を早期に健全で安定的な発展の軌道に戻したい」「米中関係の安定と改善は、両国と両国民の根本利益に合致するだけでなく、国際社会の共同の期待だ」と述べています。もちろん、アメリカ側も彼を歓迎して迎え入れたからこそ、今回の「偶発的戦争は避ける」という米中首脳会談に結実しているのです。戦争の半分は、意図的にではなく偶発的に始まっているということです。その意味で、今回の到達点は重要な成果を生んだのです。

こういう外交が出来る日本政府を私たちは作らなければならないのです。そのためには、この映画を為政者を始め全ての国民に観てもらわなければならないのです。

 このことを、お手元に配布してある感想集が証明しています。これまでの5回に亘る上映会でいただいたものです。

本物の戦争を体験せずに済むように、この映画で戦争体験をしてほしい 僅か77分。

8歳の子が10年後には自衛隊員になって本物の戦争を体験「できる」時代。だからこそ、日本中で、世界中で、子どもたちとともにこの映画を観て欲しいと強烈に思ったのです。

今回、映画を見た子どもたちは、映画が始める前にはあれほど飛び回っていたのに、映画とその後の30分の交流に亘り、身動き一つせず真剣に見入り聞き入り、感想文もしっかり書いてくれました。小学生なら十分に受け止める力があります。100名までなら一日3.3万円の上映料を支払うだけで上映会が出来ます。

 

2023年12月30日第4回オンライン上映会での毛利のアピール

絶対に、どんな理由があろうとも戦争は決してしてはいけない  

これが、今年3月に初めてこの映画を観て、

お母さんと4歳の進くんが身も心も張り裂けていく場面から私が肌身で感じたこと。

社会のリーダークラスを先頭に国民の9割が戦争を知らない、

その一方で戦争を知らない子どもたちもあと7年ほどで自衛官になっていく時代。

それなりの防衛力も必要だとの声がかなりある時代。

せめて、戦争を私のように肌身で感じ、そのうえで、「新しい戦前」を考えてほしい

これが、私がこの映画上映に懸命になっている発端です。

 

多くの感想でも、「これほど戦争の悲惨さを感じた映画は初めてです」

「当事者の言葉は、それだけで説得力があると思った。」

「本や紙芝居などで語るより、中沢さんの生の声で聴くことが胸に響く」

「はだしのゲン」はこの夏にも全巻再読したが、それ以上に、

この映画での中沢さんの話で原爆や戦争の恐ろしさが伝わって来ました。」

この映画で最も戦争の悲惨さを感じたという声声です。

でも実は、それだけではないのです。

 

それは、8月6日にこの映画を観た5-6年生が、

今日映画を見て戦争がきょうふ感をもたらすとても悪いものなんだと思いました。

もう2度と戦争をしないように変えていきたいです」(5∼6年生くらい)

彼は、戦争しない社会に変えていきたい、と決意表明したのです。

そこに、11月25日の上映会で共通する感想がたくさん寄せられたものです。

・人間の限度を超えたどん底を体験されたからこそ生まれる、

淡々と笑顔で語られている中沢さんの強さ、逞しさは、70代の私にとって、

これほど心から突き動かされたことはありませんでした。

中沢さんのこの姿勢は、亡くなった夫である父の、そして弟、姉の死を無駄にさせまいと、

強く逞しくそして常に笑顔で立ち向かって生きることを教えた

母親の我が子に対する教育によるものだと思い、

この姿勢を少しでも心の糧にしたいと思いました。

・中沢さんが描いた画は、実際はもっと悲惨なものだった。

それを描き切れなかった思いを私たちは引き継いでいかなければならない。

・あまりに多くの感情が湧いてきて簡単に戦争はいけないなどと言えなくなった。

当事者の言葉は、それだけで説得力があると思った。

プーチンやイスラエルの戦争をしている人達に是非観てもらいたいと思う。

この映画を見てしまった私は、戦争を止めるためにできることを実践する

義務、責任があると思う。感想文にある選択肢ABCすべてが実現するよう動いていきたい。

・生きる力が伝わってきた。別れの辛さを一生抱いて生きてきたお母さんは、

残った子どもたちに明るく生きることを伝え続けることで生き抜いた。

戦争は絶対いけないと強く思う。日本人全体で「戦争」を共有できるよう

一人でもみんなで観ていく機会を【私が】作りたいと思う。

 

そうです。子どもも大人も、この映画から、「自分が今の戦争もこれからの戦争も

一切なくすために積極的に立ちあがりたい」との決意を受け取ったのです。

 

私もそうです。今もこれからも、戦争が絶対にしてはいけないものならば、

この映画を為政者筆頭に日本中世界中の人から見てもらえるように尽力したい、

これから起こりそうな戦争があるならば、その芽を100%摘み取るように、

官も民も必死になって動き対話を積み重ねることだ

私自身のこのような意識の高まりから、

自分の周りで上映会を開きつつ、日本中の1772の議場で、日本中の39191の学校で、

そして、世界のリーダーが集まる国連総会での上映をめざす

とのスタンスが生まれたのです。

もう一度言います。

この映画は、「戦争を絶対に起こしてはいけない」と思い、「そのために自身が立ち上がる」勇気を

与えてくれる映画なのです。

今回の上映会は、私にとって7回目ですが、この視点に立った初めての上映会です。

以上のことは、今回の上映会のピーテックスでの案内をたどると、

膨大な感想文含め、より詳しくすべて載っていますのでごゆっくりお読みください。

 

具体的なお願いです。

・この後、引き続き最大11:30まで感想意見交流を行いますので、よろしかったら

ご参加ください。

1 アンケート用紙を、メールでお送りするのでぜひご返信ください。

2 ご近所・お知り合い・学校・議場などでぜひ上映会を開催して下さい。

   上映会用DVDを借りる手続が分からなければ、毛利に聞いてください。

   トモ・コーポレーションに上映会開催を申し入れることになります。

   一回、一日借りて上映基本料金が33000円かかります。

3 その基本料金が最大ゼロになるよう、クラウドファンディング

  を開始しています。レディフォーで探して見て下さい。こちらも広めて下さい。

4 「はだしのゲンが見たヒロシマ」の国連総会上映をもめざす15人の仲間たち

  同名のMLに登録し、お仲間になって下さい。入会に伴う義務はなにもありません。

  大きな励ましになります。

本日は、ご参加いただき誠にありがとうございました。