人間賛歌・もっちゃん4649

燃えないと輝かない

障害者問題に取り組むきっかけとなったのはHとの出会いがあったからこそと喜んでいます。

その後、みどり学級の原学級としてのチャンスに恵まれ、みどり学級生が学活と道徳と学校行事のときはクラスの一員として過ごすようになりました。

まず障害者問題を学ぶためには触れ合うことが大切です。
障害者側に問題点があるのではなく、差別はそれを取り巻く周りの人の心の問題ですから~

心の交流が身近に触れ合うことで出来ていくし、理解も深まるし、心優しい理解のある生徒たちに変わっていく様を何度も目の当たりにすることができ、百聞は一見にしかずという意味を具現する学級運営がつぎつぎと出来るようになっていきました。

燃えないと輝かないという鉄則も学びましたねえ
まず指導者が燃えて輝かないと周りも光り輝かないのだと~~

「うちのクラスの子は掃除が下手で・・・」と嘆く後輩の教師がいました。
「先生は掃除の時になにをしているの~?」ときくと、
「ちゃんと見回りはしています!」とちょっとムッとした口調が返ってきました。

「掃除の時には一緒になって掃除をしていたら、みんなが使うところだからみんなで綺麗にしようよと言う呼びかけが正しく伝わると思うけど~」と軽くコメントを挟みました。

みんなプライドの固まりですからね~
教えを請いたいと言う姿勢でなければ耳に入りませんし~

掃除と言うことで思い出すことがあります。(50歳を過ぎてからのことで余談になりますが・・・)

職場の母でしたからね、職員トイレは使用する職員がするべきだと当番表を時間割を見ながら無理のない日を選んで作っていたのです。
それから一人ずつに了解を得ようと個別に都合を聞いていたことがありました。
月に一回も回ってこないのですから、たいていは快く承諾してもらえるのですが~

新任のSに話を聞きに行くと、よほどいやなことがあったのか機嫌が悪かったのかあきれてしまう返事が返ってきて、人格を疑ってしまいました~

「私はトイレ掃除をするためにここに来ているのではありません!」ですって~
「はい、それならその日は私が入ります。
トイレをあなたは使用しないのですね~」と捨てぜりふを残して去りました。

新人類を見る思いでしばらくは唖然としてしまったのです。
程なく結婚と言う理由で退職でしたけど~

掃除に見回りはいらないと思います。
廊下を一緒に拭いたり、箒の使い方を見せたり雑巾の絞り方を見てやったり~
先に生まれた者が背中で示すのが子育てだと思っていますから~

終わりの会で使う1日の自己反省の用紙を印刷して教卓の中に入れて置きます。

勉強に集中できたか?
掃除を熱心にやれたか?
友達とうまく過ごせたか?
服装・頭髪・身だしなみに乱れはなかったか?
今日の気づき(先生、ちょっと聞いて~)

終わりの会が始まる前に日直が用紙を配っておき、終わった時にそれぞれが提出して帰ります。
それを見て学級の異変に鋭く気がつく担任であろうと努力していました。

自己反省の用紙は時おり、学級通信のネタにします。
「あなたはいつも普通とか、何もないとだけしか書けてないわねえ~」と母親は気づき、自己反省の甘さを指摘してくれるので、助かっていました。

この反省の内容は細かく記録をとって、お褒めします~と言うカードを家庭に届けると言うアイディアにもつながっていったのです。
子どもを活き活きと動かすには、教師が楽しまなくっちゃ~です。
これが長続きさせる秘訣ですよね~

大人になっても活動の原点には人に褒めてもらえている・認めていただいているという喜びがあります。
まして、子どもたちにとって親の喜ぶ顔は何よりもの安心感と意欲につながっていきますからね~

35歳の激動の出会いに話を進めますね~

勉強の苦手なKがいました。

彼は粗野で口よりも手が先に動く乱暴者です。
体格の良さがよけいに級友から敬遠されていたのでした。

5月のレク学活で、その年は公園に散策に出かけました。
Kはどこからか太い大きなミミズを見つけて棒の先に引っ掛け、だれかれなく追っかけまわして喜んでいるのです。
女の子は悲鳴にも似た声で騒ぐし、私は毅然としたところを見せなければと腹をくくりました。
せっかくの仲間作りの企画を、彼一人が楽しむのは不本意だし、人の逃げ惑う様を楽しむとはけしからん!と怒り心頭に達したのです

明日に続く~♪

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