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アイデアの散策

仕事・研究・日常の中で気付いたことのエッセイ。

やってみて、わかること

2010年09月14日 | 日記・エッセイ
 ブログを始めて、ちょうど1週間が経った。
 やってみて、わかることがある。
 まず、自分の思考の整理になること。表現の工夫をするようになること。そして、良い話題を探そうとすること。
 何より、始めることに意義がある。と思い、始めた。始めて良かったと思う。

 今夜は、刊行記念の講演&サイン会があるということで、丸善丸の内本店に足を運んだ。
 一橋大学教授を経て、現在東京理科大学専門職大学院教授の伊丹先生が新刊を出した。
 本のタイトルは『本田宗一郎』。

 本田宗一郎という、一人の天才的技術者・経営者の人生を描こうとする評伝である。
 副題は『やってみもせんで、何がわかる』。
 今日の私の記事タイトルは、少しその副題に誘発された。

 印象的だった箇所を、限定的となるが、2つばかり取り上げてみたいと思う。

 まず、本田宗一郎の行動力の源泉は、とにかく試してみる、失敗してもいいからやり続けるという内なるエネルギーにあったと言えよう。本の中では次のように紹介されている。

 宗一郎は、「成功は99%の失敗に支えられた1%である」とよく言っていた。失敗することは試みるということであり、宗一郎は「試みることの大切さ」を終生強調した技術者であった。<『本田宗一郎』123頁より引用>

 行動するためには、あまり臆病であってはならないと思う。「石橋を叩いて渡る」ならまだしも、「石橋を叩いて叩いて、渡らない」という人は結構多いと思う。慎重であることと、臆病であることは少し意が異なる。ついつい理屈が先行して、胸騒ぎを抑え込んでしまうことがある。それは良くない。これはいけるかもしれない、と思った着想には一度、挑戦してみるべきだと私は感じた。本田宗一郎の言葉「やってみもせんで、何がわかる」は、我々を勇気付ける力強いメッセージと言えよう。才能と努力は何より大事にすべきもの。

 そして、もう一つ。本田宗一郎は思想の人であり、理念の人であるということ。その理念の正しさに多くの人が共感した。本田宗一郎の言葉に次のような一節がある。

 「私の哲学は技術そのものより、思想が大切だというところにある。思想を具現化するための手段として技術があり、また、よき技術のないところからは、よき思想も生まれない。人間の幸福を技術によって具現化するという技術者の使命が私の哲学であり、誇りである。」<『本田宗一郎』265頁より引用>

 技術をもとに何が実現できるのか、その技術にはどういう価値があるのか、それに答えられる「思想」をもって技術と向き合う姿勢が大切だと感じた。思想があることは自信につながる。そして強みになる。目的的で盲目的なものづくりにならないためにも、よき思想を持つことを心がけたい。まさに、イメージできないものはマネージできない。
 本田宗一郎の次の言葉も、深い格言である。書けば、まだまだ長い記事になりそうだ。今日の記事は、この表現をもって、しめくくることとしたい。

 「理念なき行動は凶器であり、行動なき理念は無価値である」<『本田宗一郎』268頁より引用>

追伸:この記事は『本田宗一郎』という本を読んで、私が気に入った箇所を取り上げたに過ぎないものです。ぜひ、本田宗一郎の一生について理解を深めるためには、参考文献を読むことをお勧めします。

参考文献
 伊丹敬之(2010)『本田宗一郎 -やってみもせんで、何がわかる』ミネルヴァ書房

迷う時こそ素直な気持ちを

2010年09月13日 | 日記・エッセイ
 迷うだけ迷えばいい。
 けれどもそのあいだはじっとしていること。
 光明が見えるまで、迷いながらも勉強し研究し続けること。
 その迷いが大きいほど、偉大なものが生まれるはず。
 でも迷わないでいいことでは、決して迷わないように。

 松下幸之助の言葉です。
 松下幸之助 述、松下政経塾 編『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』PHP研究所、p49より引用しました。

 印象的な言葉も紹介していきたいと思います。以下、私の読後感です。

 迷う時は、思わぬ方向へ迷走しがち。
 動き出す前に、一度、じっと立ち止まり、周りを見渡す。
 まずは、自分に素直になる。そこで、我に返る。
 すると、少し道が見えてくる。

 よく、答えは自分の内にあるという。
 迷いとは、意識的な思考によるものらしい。
 でも、本当は意識下にある、膨大な無意識の海にヒントがあって、
 その自分の無意識は、自分で観るしかない。そのために立ち止まる。
 気を静める。そして、自分に聴いてみる。

追伸:9月4日(土)の午後。2年前に出逢った、オーラソーマを用いたケアサロンをされている方のショップに、久しぶり足を運びました。そのときの話題も「迷い」。2時間近くのワークで、だいぶ気持ちが晴れた感じがしました。我に返るって大切なこと。また、落ち着いたら足を運ぼうと思います。

モデルチェンジに困惑

2010年09月10日 | 日記・エッセイ
 今夜は仕事を定時に終え、渋谷にお買いもの。

 まだ冬支度には早いのですが、MONCLERのダウンジャケット「EVER」のブラックが欲しくて。昨年、買おうと思った時には人気商品のため、どのお店も完売。そこで、今年こそは買おうと、事前にUNITED ARROWSに入荷連絡をもらうように伝言。昨日電話があり、今日から店頭に並ぶとのこと。

 そこで、日が沈んだ19時、BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS 渋谷公園通り店へ。

 早速、欲しかった「EVER」とご対面。試着をして、よし、買おうとダウンジャケットの細部を確かめたとき、あれっと思った。昨年のモデルは表地も裏地もブラックだったのに、試着した今年のモデルは表地ブラック、裏地がグレー。ううん。裏地もブラックがいいのに。

 一度気になると、こだわりは止まらない。今年のモデルは裏地はグレーだという。表地は何ら、昨年のモデルと変わりがないが、裏地はモデルチェンジをしていた。ダウンジャケットなんて、裏地は人目につかないから気にしなくてもいいだろうのに、やっぱり裏地がブラックでないことが気になる。モデルチェンジに困惑してしまった。

 衝動買いをしないよう、少し冷静になろうと思い、一旦お店を出て近くにあるCAFEに。携帯電話でネットの情報を確かめた。UNITED ARROWS以外の販売店では、裏地がブラックの「EVER」を扱っているかもしれない。でも、なかった。製造元がモデルチェンジをしたのだから、他の販売店にあるはずがない。

 今年のモデルで妥協をするか、来年のモデルを待つか。

 妥協はしない方がいい。来年のモデルを待とうと思った。帰り道、デザイン戦略は消費者行動に影響を与える、と少し経営学的なことを思った。デザインドリブンイノベーションは存在しうると感じた。

 ちなみに、BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS 渋谷公園通り店の向かいにはMONO渋谷店がある。カラフルなモノ、物、もの。

 MONOの入口の右にあるショーウィンドウにはシロクマとペンギンのぬいぐるみが。
 ウィンドウには、こう書いてある。

 シロクマは北極にしかいない。
 ペンギンは南極にしかいない。
 けっして出会うことのない野生の仲間たち。
 私たちとこの地球を分かち合っている愛らしい動物たちに
 感じて・触れて・愛して・そして生きていることを祝福しよう。

 ふと、環境問題を思った。

追伸:モデルチェンジに困惑した自分に刺激の一言。山手線に乗ったときに見た、東京モード学園の広告に書かれたキャッチフレーズ。
 「なりたくない自分に、なるな。」

新しいことを始める日

2010年09月07日 | 日記・エッセイ
 何か新しいことを始めたくなるときってありますよね。
 直感的に。ふとした瞬間に。

 今日からブログを始めます。感じたことや考えたこと、学んだことや気づいたことをなるべくわかりやすく書いてみようと思います。記事の内容は次のようなテイストになりそうです。

1.「イノベーション・技術経営(MOT)」に関する経営学・社会学的な話題
2.「ビジネスモデル・情報通信技術(ICT)」に関する興味深いトピックス
3.「モチベーション・自己成長」に関する心理学・教育学的な関心事

 また、時には数学や哲学の問題に触れるかもしれません。そして、日頃の雑感。

 思うに、「自己表現の欲求」は誰にでもあります。おそらく、「自由とは何か」ということと関係することです。
 まずは、少しずつ書き続けようと思います。人間と自然を大切にする社会って、どんな社会なのだろう・・・。このブログを書く過程で、そのヒントが見つかればと思います。

追伸:今日はアリストテレスの言葉を引用してみます。
 「すべての人間は、生まれつき、知ることを欲する。」
アリストテレス『形而上学(上)』岩波書店、p21