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不安な様子,落ち着きがない,好き勝手にしてしまうなどの幼児

2019年03月18日 | 教育
<こんな配慮があるとよい>

①全体に指示した後に個別に声をかけるなど配慮する。


・知的な遅れのある子,また発達障害のある子は,全体に向けての指示が入ら
 ない場合が多い。例えば,「椅子取りゲームをするので,椅子を移動します」
 と言った後,配慮が必要な子には椅子を置く場所を指示したり,背中を押し
 たりなど個別の配慮を入れることで全体の動きについていくことができる。

②叱るのではなく,正しいやり方を教えてできたら褒めるようにする。

・頭の中で情報が混乱していたり,正しいやり方をどうすればよいか分からな
 かったりする場合が多い。ソーシャルスキルを身に付けさせるように,正し
 いやり方を具体的に見せたり,一緒にやったりしてできれば褒めるようにす
 るとよい。

③一人だけで対応しない。


・暴言を吐く,たたく,パニックになるという行動がひどくなる場合,一人が
 クラス全体をきちんと流し,もう一人が静かな場所にその子を連れていく,
 落ち着くまでそばにいるなど,正しい行動に誘導するよう役割分担が必要と
 なってくる。

④魔法の椅子

・頻繁に落ち着かない行動が出る子には教室のすみやピアノの後ろなどに椅子
 を置き,「落ち着く魔法の椅子です」や「考えるイスです」と伝えて座らせ
 ることも有効な場合がある。

<環境調整>

・目につき,集中を妨げるものは取り除いておく。椅子取りゲームのとき,近
 くにあったブロックで遊び始めてしまった。最初からしまっておいた方がよ
 いことを話した。

・絵本読みのときなど,本を読む先生の後ろは真っ白か真っ黒など,余計なも
 のが貼ってない方が子どもたちの集中力が上がると話した。

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