プチ早期退職者の資産運用+αブログ

ドル円等のトレンド分析(10月31日)

 毎週土曜日に行っている個人的なトレンド確認用の分析の10月31日分。10月5日から10月30日の動きをまとめている。


分析結果と各ペア動きのまとめ

 まずは、毎週のトレンド分析のサマリ部分だけを以下に載せておく。見方の説明は2月3日のブログ記事を参照のこと。




 ドル円は、米国大統領選挙の動向や追加経済対策の協議の状況をにらみつつ基本は下げ基調のままだった。10月8日にはコロナ感染したトランプ大統領の退院を好感して106.1円まで戻しものの、追加経済対策の協議の難航で以降は弱いままだった。10月21日には、大陰線で105円を大きく割込み、10月29日には104割れ直前まで下げた。9月に引き続き、どうにか104円割れを回避しているが、大統領選の選挙結果で揉めたりしたら、11月第1週にも104円割れがあってもおかしくない状況である。

 ユーロドルは、方向感が定まらない状況ではあったが、欧州でのコロナ感染再拡大とEUと英国の通商交渉の進展状況をにらんで下値を切り上げつつ、10月21日には1.188$まで戻した。しかし、欧州でのロックダウン再開の動きとECBの12月の追加緩和示唆で下げ足を速め、10月30日には1.164$まで下げた。ドルも弱いがユーロも弱く、悩ましい値動きになってきた。

 ユーロ円は、ユーロドルの影響の方が大きい値動きで、方向感が定まらなかった。10月9日には一時125円まで戻した。その後一旦弱くなったが、10月20には125円手前まで戻した。その後は下げ基調で、10月30日には121.6円まで下げた。ドル円が弱く、ユーロドルも弱くなってきたので、ユーロ円は一段と下げる可能性が出てきた。


各国の動きとニュース

 世界的に新型コロナウイルスの感染再拡大が続いている。日経の下記のサイトで最新情報をグラフ等で見ることができるが、新規感染者数、新規死者数とも欧州がひどくなってきている。フランス等は再ロックダウンに踏み切っているし、ユーロが弱くなるのもうなづける。この状況だと、来年の東京オリンピック開催はもはや無理ではないかとも思うところだ。



 ユーロは直近では弱くなってきたが、年初来ではユーロ高であって、ユーロ圏の経常黒字の定着でリスクオフ通貨として今後もユーロは買われやすいという見方がある。これまでにも何度か引用した唐鎌さんの記事だ。


 ちなみに、この記事の中に出てくる唐鎌さんの『欧州リスク:日本化・円化・日銀化』という書籍は2014年の出版当時、私も早々に買って読んだ。細部の記憶はないが、私はユーロ売りを基本にしていたので、本当かなと思いながら読んだ覚えがある。


 私の悩みの種であるトルコリラは、10月22日のトルコ中銀政策会合で期待されていた利上げが見送られて下げに拍車をがかかった。また、NATO加盟国にもかかわらずロシア製のミサイルS-400を導入し発射実験して米国との関係を悪化させたり、ムハンマドの風刺画をめぐってフランス大統領を非難したりと悪材料目白押しである。トルコ関係は、エミン・ユルマズさんの情報が一番有益だと思っている。



 ドルに関しては、大統領選の結果を想定した色んな記事があるが、逆にこれはという感じの記事も記憶にない。かなりの混迷は織り込み済である感じもするし、もうすぐの事なので、素直に結果待ちでいいかなと思っている。一応104円割れの突っ込み買いは想定しているが。











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