外出先にて

日付改ざんしてるけどいいのかなあ。

指揮のレッスンに行った晃弥と近所で遅い昼食。それから彼女につきあって楽譜を見に行く。私はミュージカルとかディズニーのばっかりみてたが、我が相棒は指揮の課題らしい。
で、めちゃめちゃ簡単な『ピーター・パン』と『メアリー・ポピンズ』のピアノの楽譜を見つける。これくらいなら初見でいけるよなーと思って最後の方までページを繰っていたらピアニカ4重奏の楽譜が載っていた。
……衝動買いするところでしたよ。オーボエ3本＋アングレでできる音域なんだもん。ただ、「パート譜におこしたあとはどうするよ？　無駄になるだけじゃん！」という内なる突っ込みに負けてやめました。
しかしミュージカルの譜面……欲しいような欲しくないような。

晃弥と別れ、少々足を延ばして某ターミナルへ。元ホルンのTちゃんとご飯を食べる約束をしていたので。彼女にはいろいろ話を聞いてもらったし、こっちも彼女の話をいろいろ聞いてたので最近仲がいい。
待ち合わせの定番のベストテンには確実に入る都内某所で待ち合わせたあと、ケーキやパスタの食べ放題のお店へ。やっぱり女性ばっかり……(というか、男性ターゲットで食べ放題にすると採算とれないらしい。母談)。ケーキの種類が豊富で2人とも満足♪
食べながらいろんな話をする。バイトのこと、学校のこと、オケのことなど……。彼女も私も乗り番やら失恋やら、それ一つでも相当へこむことがいくつも重なってかなり落ち込んでいた。結局Tちゃんはオケをしばらく休部することで負担を減らし、私はバイトを最低レベルまで落としてなんとか対処。してるはず。E先輩にはいろんなことが起きてるときに1つにだけ集中してたらこの先どうなるの、みたいなことを言われたし、Kazuneさんにも大変なのは半分は自分のせいみたいなことを言われた。
でもね。言い訳かもしれないけど、手を出したら中途半端にはしたくないんだよ。1つに集中したくなくて、広くそれなりの深さでやろうとして、結局潰れちゃうんだ。彼女も私も。
がんばらなきゃ。中途半端にはしたくない。でも期待されすぎても潰れる。
手を広げすぎ？　そうなのかなあ。


そんな出口の見えない話の中でTちゃんが漏らした一言。
それは『気分転換』。


はっとした。


私はどれだけ気分転換してきた？
定演終わってからのことを考えてみる。
勉強、オケ、語劇、放送劇、歌、バイト。すべてに手を抜きたくなくて、何もしてない時間が怖くて自ら仕事を求めたりして。結局どれも中途半端。
ちゃんと気分転換したのは……？　『マイ・フェア・レディ』観たときくらいか。KYOUにケーキ型借りに行ったときも語劇やオケのことを考えてたし、先輩の家に行ったときもそうだった。
秋定までは、スランプになった5・6月はひと月に1度だったけど、4月と7月以降は何かしてた。映画・舞台・舞浜遠足・カラオケ。トルコに行ったときは逆にオーボエが気分転換になったし、散歩したり遊んだりしてた。
そう考えると、全然足りないなって思った。1日遊ぶ日とか作ると、そのほかの日は「今やらなきゃ」って思えて集中できる。でも、気分転換なしにずっとやってたらそれは潰れる。最近勉強中に眠くなったり個人練中にぼーっとしたりする時間が多いのもそのせいかなあ。もちろん、半分以上は自分の怠惰さのせいってのはわかってるけど。
何もしてない時間が怖いから仕事を引き受ける。どこかで限界を超える。集中力もでない。だから中途半端になる。まわりに迷惑かけて自己嫌悪する。よりがんばろうとして、また限界を無視する。その繰り返し。いっそのこと壊れてしまえって何度も思った。眠いって感覚が薄れてきて、いろいろやんなきゃってしか思えなくなっていたのかも。
結局時間の使い方なんだろうね。私は自ら灰色の男たちに時間の花をあげていたんだ。

それで解決になったかはともかくとして、ある程度すっきりした気分になる。気がつけばおちあってから3時間以上も話し込んでいた。
夜もだいぶ遅くなったので、お開きにする。また会おうってことにしてTちゃんと別れる。お互い辛くなったら連絡しようってことで。

話してないこともある。反対に話さないつもりのことも話した。
ひとりで抱え込みすぎてたんだね、私たち。


ありがとう、Tちゃん。