「かくれむし歯」をご存知ですか?
2013年1月発行の「8020」という公益財団法人8020推進財団の会誌の132ページ に掲載されている猪越重久先生のエッセイの題名です。
拝読してまさに我が意を得たりの気持ちになりました。
学校歯科健診でCO(むし歯ではないがむし歯になりそうな状態の歯)と判定される歯の 中には、一見大きなむし歯のように見えなくても、実は既に大きなむし歯になっている 歯が有ると感じていたからです。
一部引用させて頂きますと
>「かくれ虫歯」とは眼でよく観察しても、健全な歯もしくは非常に初期の小さなむし 歯のように見えるのですが、実際には歯の中で大きく進行している状態です。
眼で見ただけではわかりませんから、エックス線写真を撮影して初めて深く進行して いることがわかります。
深く進行していても自覚症状がない場合が多く、痛みが出るまで気付かないために、 神経をとらざるをえない場合も起こりえます。
>このようなむし歯は確かにありますので、エックス線写真を含めた定期的な歯科健診 が必要と思います。
練馬区学校歯科医会では、学校歯科健診はスクリーニング(ふるいわけ)であるという 大前提にたってCOと判定された場合も「かくれむし歯」の可能性も考えて、診断及び 定期的な観察が出来るように掛かりつけ歯科医を受診するように勧めています。