先日(3月19日)、豊洲にあるIHIステージアラウンド東京に行ってきました!
これを観るためです!
ファイナルファンタジーシリーズの中でも名作と名高いファイナルファンタジーⅩ(FFⅩ)と
日本の伝統芸能である歌舞伎という信じられない組み合わせの作品です!
会場の周りには歌舞伎俳優の名前が書かれた幟が並んでいました!
会場内のエントランスはこんな感じ。
そして公演スケジュールはこんな感じ。
前編と後編に分かれていて、それぞれ3時間半程度あります。
どちらかだけを観ることもできるんですが、
今回は通し券を購入(ちょっと高かったけど、、、)したので、まるまる楽しみました!
こちらの劇場は、円形の観客席を取り囲むようにステージが360度あり、
観客席自体が回転して、スムーズにシーンを展開したり、ダイナミックな演出がなされたりと、
かなり画期的な劇場なんです!!
緞帳も横開きで湾曲したつくりになっていて、
そこに映像が映し出され、映像と歌舞伎の融合が見られるんです!!
こちらのビジュアルは、FFⅩのキャラクターデザインを担当された野村哲也さん書下ろしで、
歌舞伎バージョンのキャラクターが描かれているんです!
主人公のティーダはちょんまげだし、アーロンは眼帯(本当はサングラス)だし、
でも全然違和感なくてかっこいい!!
この雰囲気だけでワクワクしちゃいます!
・・・というわけで、
ネタバレしない程度に感想を、、、
いやぁ、マジで面白かった!!
これは観に行って正解でした!
オイラは歌舞伎初体験だったんですが、
歌舞伎に対して勝手に思い描いていたイメージって、
敷居が高そうだなぁとか、
何言ってるかわかんないのかなぁとか、
見得を切ってばかりいるのかなぁとか、
だったんですが、全然そんなことはなく、
この新作歌舞伎 ファイナルファンタジーⅩはすごく観やすくて、
オイラみたいな初心者に優しい作りになってました。
ツケを使った音響効果や和楽器での演奏、見得を切ったり毛振りをしたりと歌舞伎独特の演出があるものの、
台詞はほぼほぼ普通にしゃべっているので何言ってるかわかるし、
主人公のティーダに至っては口癖の「○○っス!」って言うし、
衣装も多少和服っぽいデザインだけどちゃんとFFⅩっぽいし、、、
それに映像や音響効果が加わり、かなり現代風の歌舞伎でした。
誤解を恐れず言ってしまうと、これは歌舞伎風の演劇って思ってもらった方がいいかも。
生粋の歌舞伎ファンからしたら、「これは歌舞伎じゃない!」って言われるかもしれないけど、
オイラみたいな初心者には入門編としてすごく観やすくて楽しめました。
FFⅩはFFシリーズの中でも特にストーリーに定評がある作品なんですが、
2001年にPS2で発売された20年以上前のゲームなので、
正直ストーリーはほとんど覚えてなかったんですよね。。。
でも今回の新作歌舞伎では、さすがにトータル7時間の上演だけあって
本当に最初から最後までしっかりとストーリーを追ってくれていて、
ところどころで、「あぁ、こんなシーンあったなぁ、、、」と思い出すこともあって、
感動も味わうことができました。
また、役者さんたちの演技もすばらしく、
特にヒロインのユウナ役の中村米吉さんは声もしぐさも女性にしか思えず、
歌舞伎のすごさを思い知らされました。
尾上松也さんや中村獅童さんなどTVなどでも見かける役者さんもさすがの存在感でした。
最後のカーテンコールでは写真撮影OKタイムがあり、
撮らせてもらいました!
獅童さんがこんな近くに来てくれました!
ワッカ役の中村橋之助さんも!
こういうファンサービスはうれしいですね!
FFⅩと歌舞伎の融合、本当に楽しかったなぁ、、、
ちなみにIHIステージアラウンド東京はこの公演を最後に閉館する予定なんだそうです。
こんな体験なかなかできないので閉館するのはすごく残念なんですが、
ここで公演される作品はここだけでしか上演できないというのがネックだったのかもしれないですね。
全国公演とかできないですからね。。。
でも最後の最後で特別な体験ができて本当に良かったです。
新作歌舞伎 ファイナルファンタジーⅩは4月12日(水)までです!
土日はもう満席なのかもしれないけど平日はまだ空いてそうなので、
興味のある方は是非!!
おすすめです!!