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岡山県議会議員 森脇ひさき

2023年の岡山県議選で5期目当選させていただきました。
「命と暮らし、環境が最優先」の県政へがんばります。

県政の流れを変える その理由(8) 防災対策――「公助」が消えた!

2020-09-13 | 県政に関する活動
【県政の流れを変える】
その理由⑧ 防災対策――「公助」が消えた!

 下に書いたのは、9月に発表された「第三次晴れの国おかやま生き活きプラン」(骨子案) 成長戦略Ⅲの「7 防災対策強化プログラム」の書き出しの部分です。

 「平成30 年7月豪雨災害を経験し、県民の自助・共助の重要性が再認識される中、南海トラフ地震や頻発化・激甚化する風水害などに備え、県民の防災意識をさらに高め、市町村、自主防災組織等と連携して、地域防災力の充実強化を図る必要があります。さらに、発災後には、 被災者が一日も早く日常を取り戻せるよう、多様な主体と連携しながら、早期の復旧・復興を図る必要があります。」
 
 これまで「自助・共助・公助」と言われてきた防災の考え方でしたが、骨子案では「公助」がなくなっています! だいたい「7月豪雨災害を経験し、県民の自助・共助の重要性が再認識され」というのもどうでしょうか。私には大きな違和感があります。
 家庭や地域で、「自分たちの命をどう守るか」「隣近所どう助け合うか」を話し合い、いざという時に実践するのはもちろん重要です。そういうことができる県民の意識をつくったり、地域組織を作ることを働きかけ、機能するように支援するのは、私は「公」の仕事だと思っています。「公」の責任を明確にしてこそ、「自助・共助」も効果を発揮するのではないでしょうか。
 コロナ禍を機に問題になった 新自由主義 は、自己責任を押し付け、医療や福祉の予算は大幅に削減するものでした。防災の分野でもこの流れを強める・・・私にはそのように見えます。知事選後、このようなプランが実行されたのではたまったものではありません。

 また、「発災後には・・・」という文章には、被災者支援という点が触れられていません。被災者支援が不十分なために、未だに元の家があった場所に戻れない人が多数残されているという認識はないのでしょうか。
 避難所については、被災者の尊厳が守られ、コロナ対策にも有効な国際基準(スフィア基準・TKB48)をすすめることが必要だと思います。

※トップの写真は、西日本豪雨災害の被災者支援について、日本共産党の地方議員とともに国への要望

#岡山県知事選挙
#防災
#避難所
#被災者
#変えよう県政

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