議案、請願・陳情の委員会採決

　まずは来年度予算案。チボリ関連など私たちが求めてきた内容が予算に反映されている面もあるものの、苫田ダムによる余り水への立て替え払いを続け、一昨年来の障害者医療費補助等の削減、生活保護援護金の廃止など弱者を苦しめる内容の改善はみられず、職員給与も削減を続けるなど問題も多いため、反対しました。
　
　請願・陳情では、原油高騰対策、精神障害者の鉄道・タクシー運賃割引（バスは４月から半額になることが決まりました）、児童扶養手当の削減見直し、難病患者への支援、ハンセン病療養所の充実などについて採択するよう求めました。
　これまで「継続審査」とされてきた「ハンセン病療養所を地域にひらかれた福祉・医療施設とすることを国に求める」請願は、今回全会一致で採択されました。「児童扶養手当の削減見直しを求める」陳情は自民党によって不採択にされました。

　自民党県議団から東京へのオリンピック招致を求める決議案が提出されました。私は、オリンピックの日本での開催に反対するつもりはありませんが、この決議案には反対しました。それは、オリンピック誘致に乗じて石原東京都知事は巨大開発をねらっていること、環境に大きな負荷を与え、東京への一極集中をさらに激しくする開発は問題があると考えるこらです。また、オリンピックの精神は世界平和です。しかし、石原知事の言動はこれと相反するものが多く、これまでオリンピックを語るのに「平和」が一言も聞こえてこないことは問題だと思いました。以上の理由でこの決議案に私は反対しました。