先日 ひでジイが作った20数札の自作本から
「振り返り」と言う 題名の本を手に取った
中は ひでジイの子どもの頃の思い出がかかれている
1989年から纏めだし 出来上がったのは1991年
2年間 他の趣味や本を纏めながら進めたらしい
歳時記に関係する 内容には知らないことも載ってます
例えば 正月
1/1 ぶり雑煮 おせちは暮れの年越しに食べていた
1/2「スイゾメの日」 とろろ芋をすする 風を引かないと言われてた
1/3「イワシの年取り」 鰯の丸干しを食べる
1/6「カニの年取り」
「かに」「蟹」「加仁」などと書いた紙を 蔵の入り口の両際に・・・
本来は 沢蟹を串刺しにするらしい 「魔除け」・・・
1/7「ななくさ」
「送り正月」 門松などを外し 辻に集め焼く
注連明け、どんど焼きが二度に分かれて行われる
1/14「どんど焼き」
忘れられた 習わしは有るものです
振り返りには 僕の記憶に残ってる内容もあり
機会をつくり 載せていきたい
ひでジイが 突然亡くなってから
5-6年 夏場 生家に変えると
ステテコ・ランニング姿のひでジイが 家の中から出てくる
感覚が無くならなかったです
おやじが全てだなんて言いませんよ僕一人でやった事だって沢山ありましたよ
一つだけ言ってみたいのは
おやじが人を疑うことを教えてくれたこと
おやじは悲しいくらいに強い人でしたよ
おやじが全てだなんて言いませんよ 僕一人でやったことだって沢山ありましたよ
一つだけ言ってみたいのは
おやじが人を裏切ることを教えてくれたこと
おやじは泣きたいくらいにひどい人でしたよ
親父が全てなんて言いませんよ 僕一人でやった事だって沢山ありましたよ
一つだけ言ってみたいのは
おやじが人を愛することを教えてくれたこと
おやじは惨めなくらい一人ぼっちでしたよ
親父が全てなんて言いませんよ 僕一人でやった事だって沢山ありましたよ
一つだけ言ってみたいのは
おやじが生きると云うことを教えてくれたこと
おやじはやるせないくらいに精一杯でしたよ
親父が全てなんて言いませんよ 僕一人でやった事だって沢山ありましたよ
一つだけ言ってみたいのは
おやじがいつもの口癖通りに生き抜いてみせたこと
おやじは誰にも見られずに死んでいきましたよ
親父が全てなんて言いませんよ 僕一人でやった事だって沢山ありましたよ
だけど おやじもやっぱり人間でしたよ
死んでやっと僕の胸を熱くさせましたよ
死んでやっと僕の胸を熱くさせてくれましたよ
吉田拓郎「親父の歌」