モリリンチョ その激しくも愉快な日々

つとむーちょが突っ走る!旅とバイクに全てを注ぎ、刺激を求めてまっしぐら!今日も元気にモリリンチョー!!

ナマステネパール 山苦行下り編

2016年04月20日 | 旅人生


ネパールの朝日は夕焼けのように赤い







そしてお世話になった家の隣に立つ

朝日を浴びた巨大なブッダトゥリー





樹齢は千年は超えてるんんじゃないかっつーぐらい巨大だ。




ちょっと文明人の自分にはここで数日時間を潰すのはあまりにしんどいので早朝からカトマンズ目指して出発することに。

忙しいのに慣れてるせいか、何もしないって事が逆に苦痛だったりするのだけど、
昨日の晩飯時間に六人全員がダルバートを食い終わって、何をするでもなく


沈黙時間が30分続いた時は発狂しそうになった



アホか。本当にアホか。
なんだろねこの何もしない事に対する恐怖って。
想像してごらん。
飯食い終わって何をするでもなく6人がボーーーーーっと宙を眺めてるんだよ。
しかもゴカルナさん以外皆初対面だよ。
それが5分じゃないよ30分だ! これはしんどい。


なんだかもう自分の駄目さしか見えて来ないよ(泣)

そんなことを考えながら朝5時くらいから近所をブラブラ歩く。

こちらタクルンの朝の動画


壊れた小学校。










上から見たブッダトゥリー





昨日の登りで足は結構筋肉痛だ。そしてモトクロスの時のケガで膝と足首が痛くてしょうがない。
しかしヘタレだ。
お世話になったゴカルナさんのお兄さん家族にご挨拶して別れる。


最後の朝食ありがとうございます!!!




きっと又来ます!! 来れるか???




行きとは違い帰り道は相当急激な角度の下り坂を延々と下るはめに!!










くはーーーーー!!しんどい!しんど過ぎるよゴカルナさん!!
そしたらゴカルナさんが

「以前に来た時はあなたこの道を登って来たけど全然疲れてなかったよ??」
ーーって‥

 そりゃ26歳の時だろ!!!!そりゃ誰でも疲れないわ!!!

あたいの身体はそこからボロボロになったんだYO!


途中会ったおじさん。ビールケースを抱えて歩いて行く。




「大体みんな100kgぐらいは街から歩いて運んで来ますよ」


だとよ!!!焼き走りから岩手山山頂までビールケース3個担いで通勤する感じだね!
ぜってーーー無理だよ!!!ぷひーー!!!!


そしてこれまた途中で出会った家族で木を切ってた人達。












なんとみんな裸足で登ってた!!!( ̄□ ̄;)!!


ゴカルナさん!ゴカルナさん!彼(彼女)等は裸足で登ってるよ!!!


「そうですよ。私も登りますよ」と”それが何か?”って顔してやがる。
「息子のヒマラヤもあれぐらいは登りますよ」とな!!!( ̄□ ̄;)!!


ぐはーーーーー!!
山登りは疲れるわ、重い荷物は運べねーわ、木を裸足で登る事も出来ねーわ‥
あたしゃーここでは何一つ出来ません orz


いやーーー参った。今の時点では全く何も人として勝てる所が見つからない。
このままここに放り出されたら真っ先に死ぬだろうよ。


こんなダメダメな自分に対して「スロウリー スロウリー」と優しいゴカルナさん。
イライラすることもなくノホホンと佇むヒマラヤ君。平和だ!余裕が違うよ余裕が!
人としての大きさも余裕も違い過ぎるんだよぉぉぉぉぉぉぉ=ーーーー!!!!


全く考えさせられる事ばかりだよ (*´Д`)=з


人は便利になる事で何かを手放してしまったんじゃないか??
不便ってもしかしたら長生きの秘訣か????
物が少ない方が幸せ度が高いんじゃねーの???

なんだかホントにネパールの彼等の生命力には全くもって敵わない。本気で痛感した。
先進国の自分は、動物としての生命力が全然弱い気がいたしました。日本では生き延びれるだろうが、天変地異が起きたら真っ先に死ぬだろうよ。
それか何処かでスイッチが入ってスーパーサイヤ人になるかのどっちかだね!




そんでもって、ほんとにいつ街に着くんだよーーーってぐらい長い長い下りだった。
下りの方がしんどいですね。しかも急な斜度がずっとだ。
いや、ホント、マジで疲労困憊してようやく街に着いたと思ったら、
一緒に家に泊まってたゴカルナさんの姪っ子さんが

子供抱っこしたまま

汗一つかかずに街に来てた(汗)




あの道を!そんな涼しい顔で降りて来ますか??????!しかも子供抱っこしたままで????!


フンザもそうだったけど、とにかく山岳に住む人達は身体が強くて寿命が長い。
水や食べ物が影響してるだろうが、一番はその運動量だと思う。足腰に強さ=身体の強さ なのではないでしょうか??


国道でポカラからカトマンズに帰るバスを捕まえて帰ろう。
ということになってバスを待ってたら偶然にも昨日朝にお世話になった同じドライバーの同じバスが通りかかって
それに乗せてもらい帰れることに‥。バス代を払った記憶が無いんだけど‥ もしかしてタダ??だったのか?? そこは不明のまま。


そしてバスで4~5時間掛けてカトマンズに戻りました。

次の日ゴカルナさんは頭痛がヒドくて寝込んでしまったっけ(笑) おそらく日射病かな??

疲れ切った私でしたが痛い足を引きずってしっかりネパールのビールを飲みに行ってから寝ました(笑)






先進国として経済大国として調子に乗ってた自分の鼻をボッキリ折ってくれたとても素晴らしい体験となりました。





何も無い場所で生活するってお薦す。
今の自分って何で出来てるんだろうって考えるいいチャンスだね。
プライドで出来てるのか、着飾ってる洋服で出来てるのか、自慢の資産の量で出来てるのか‥

山で生活すると


そのどれもが全く価値のない虚像



ということがハッキリする。
こうゆう環境で強い人こそ本当に強い人なんだなぁ~って思う。




自分がネパールでこんな事してる間に熊本では大変な事が起きてましたね。

いつなんどき何が起こるか分からない時代に突入しました。
こんな時こそシンプルに生きてる人は強いと思う。
大変な思いはしたけれど、色んな事に「気付く」いい時間になりました。



ネパールも残り二日!!!


まだまだ楽しむどぉ~~~~~~!!!!ヽ(´ー`)ノ















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