モリリンチョ その激しくも愉快な日々

つとむーちょが突っ走る!旅とバイクに全てを注ぎ、刺激を求めてまっしぐら!今日も元気にモリリンチョー!!

28年の時をハーレーと共に越えて

2017年05月21日 | モリリンチョな日常

今日は、

「つくづく自分は恵まれた人生を生きてきたのだなーー」


と感じた一日となりやんした。







今日は十三日のイベントの最終日9日目。
連日、たくさんのお客さんが来てくれて大成功の肴町十三日の「とみか」
今日は隣のシトロンさんもマルサンさんも営業しないので
「客はほとんど来ないんだろうなぁ〜〜〜」
なんて思ってた。 のだが??


開店と同時にどこから来たのかワラワラとたくさんのお客さんが来てくれて
満員御礼となりました。ありがたやーありがたやー
そして最初の一派が去った矢先、その彼女は現れた。


静かめの排気音と共に



新型のハーレーで現れた細身の女性



遠慮気味に店内に入ってきた彼女はなんと





今朝4時半に千葉を出て

マルツの商品を買う為だけに来てくれた





のだという!!!今回のイベントで3人目やん!!(笑)




 
もう一人の方は埼玉から車で、
もう一人は高速バスで東京から来てくれました(嬉し涙)



「この為だけに来たのですか?」と尋ねると、
「そうです」と。
ここに数十分滞在したら




そのまま千葉に帰るという ( ̄□ ̄;)!!



き‥キテる(汗)

でもなんだか彼女の顔はどこか懐かしい。
どうも普通のお客さんとは様子が違う。
しかも千葉からなのにドラゴンTシャツを既にスタンバイ済みだ(笑)
どうやら初対面ではなさそうだ。

「覚えてますかー?」と彼女。
なんと彼女は‥



二十歳の時に千葉で

バイトしてた時の友達だった!!!





「もしかして、ワカかぁ〜〜〜??!?!?!!!!」

うぉぉぉぉぉぉぉぉぉおーーー!!!!!マジかーー!!!!!!
懐かしいーーー!!!!!!!!!!!!!!
28年ぶりじゃーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!



当時、バイクで日本一周を終えて次なる目標のアメリカ大陸一周の資金繰りの為に
千葉の船橋に出稼ぎに行ってたのだが、そこに新入社員で入ってきた社員さんで、
自分は彼女たちより数週間か数ヶ月先にその会社に入ってたので、
地方から入社して一人ぼっちだった彼ら達(沖縄や青森や熊本)を誘ってよく遊びに行っていた。
(実は自分の方が一人ぼっちだったけど)(笑)

当時



「おれ、この先アメリカに行くんだー」


と言ってた自分が、その数ヶ月後に本当にアメリカに飛び立ち



ハーレーでアメリカ大陸を一周





したことに衝撃を受け、数十年経っても忘れないで居てくれていた。

その当時沖縄から来た知念(ワカと同期)とはずっと親交が続いてて、
自分は沖縄の知念の家に居候したり、2年前には知念と25年ぶりに再会して
未だに切れずに仲良しだったのだが、ワカと知念もずっと連絡を取り合っていて
知念から自分の近況を聞いて、陰ながら応援してくれてたのだという。
何度も前沢SAで商品を買ってくれて(実家が青森)、
カミングアウトもせずにそっと応援し続けてくれていた。

たった数週間か数ヶ月、その千葉のバイト先で一緒だっただけなのに
こうやって数十年経っても応援してくれる仲間がいるなんて‥
当時の気持ちを思い出しなんだか熱いものがグワーーっと込み上げた。


自分がバイトを離れた後も
「言ったことは必ずやり遂げる」
その行動力をみんなで感心してくれてたそうな。


俺はただやりたい夢に向かって突っ走っていただけなんだけどね‥。


そんな思いをワカが28年の時を経てハーレーと共に盛岡に運んでくれた。



出発前はきっといろんな葛藤があったと思う。
せっかく来たのに、
「へ??誰??覚えてないけど??」
って言われる可能性もあったし(笑)
冷たくあしらわれる可能性もあったはずだ。

それでも意を決してハーレーのエンジンに火を入れて
600kmの道のりをブッ飛ばして来てくれた。
たかだか数十分の滞在の為に女の子が一人で往復1200kmの道のりを駆け抜けてくれた。
なんだかそれを考えると‥

初めてのお使いの

お母さんみたいな気持ちだ
(男だけどな)



その行動は自分の心の中に落ちた宝石のようで、キラキラと輝いて今も心の中で光を放っている。



自分が何か言う度に
「変わってないーーー!!!」とウケてくれたワカ。
当時から歯に衣着せぬ言い方だったらしく、未だに健在な毒舌に喜んでくれていた(笑)
昔からとにかく社交辞令が言えないし嘘が嫌いだった。


沖縄の知念にしろ、千葉のワカにしろ、
あの時たった数ヶ月しか居なかった自分を友達と思ってくれていて、
なんだか本当にジーーーンと来てしまい‥


自分は本当に恵まれた

宝のような人生を歩ませてもらってるなぁ〜〜




と感じた。
だってあの時、特になにか親切にしたわけでも無く、
適当にみんなのことをイジってバカにして一人でゲラゲラ笑っていたような男だ。
アメリカ行きの為に衣食住全てを一ヶ月2万円でまかなう極貧生活で



ご飯は出稼ぎに来てた

タイ人とアルゼンチン人に

食わせてもらっていた(笑)

(ただ飯)



そんな男だ。



ただひたすらに自分の夢だけを見て、人の事なんかお構い無しに
前だけを突っ走っていた生活だったのに、
こうやって当時の友達が未だに大事に思っていてくれて、本当に本当に感動した。
まだ死んでないのに

「いい人生だった」

って思った(笑)←まだ早いよ



おれ、間違ってなかったんだな と。
自分なりに正しい生き方をしてきたんだな と、ワカを通して教えてもらった。



偶然にも昨日は

盛岡工業ラグビー部の

30年ぶりの同窓会









なんだかんだ言って友達や仲間はありがたい。
昔はムチャクチャしてても、仲間はやっぱりありがたい。
ちゃっとめんどくさくなった奴も居るけど仲間はありがたい。




ワカの思い切った行動がなんだか自分の人生に再び光を灯してくれた。





自分にとってはバイクで千葉往復とかそんなビックイベントでは無いけれど、
40代の主婦にとっては、大変な決断だったと思う。
本当に思い切った決断だったと思う。
その大きな決断が、自分の心に大きな大きな光となってパァーーーっと照らしてくれた。
ラピュタの飛行石のように(笑)



ただただガムシャラに世界を旅して日本を渡り歩いて今の仕事をして、
いつも目の前しか見えず、全力疾走で周りを見渡せる余裕なんて無かったけど、
今日の一件で、

「自分が選んできた道は正しかったんだ」

と確認出来たような気がしやんした。


ワカちゃんありがとう。これからも家族ぐるみで仲良しでいよう。
いずれ紫波にも泊まりに来てくれ。
俺のバイク仲間を紹介するよ。







本当に本当に今日はいい日だった。

クソ真面目なつまんない記事になっちゃったけど、
イベントの最終日は最高の一日となった。

休みなのにわざわざ来てくれたシトロンのセツ子さん、モリノバの星さん、ありがとうございました。

実は陰でこんなにいい思いをしてました。
来てくれた皆さん、商品を買ってくれたお客さんありがとう。



これからも人との繋がりを一個ずつ大事にしてって
宝石のような仲間がちょっとずつでも増えると嬉しい。




ワカ、これからもよろしく。
また岩手に来ておくれ。
この先も今日のことは俺の心の中で光り輝き続けるよ。
飛行石のように。



















つとむ&りえこ







ありがとう




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