箱館楼でつかまえて

北海道日本ハムファイターズ、土方歳三と旧幕府軍、時には80年代の洋楽など…あれこれ気ままに書き綴ります。

「燃えよ剣」について

2005-04-06 22:07:58 | 幕末関連
【旧ブログから移転した記事です】


司馬遼太郎の「燃えよ剣」がきっかけで土方歳三のファンになった人は、多いと思う。

遠い昔…私が中学生だった頃。
ある雑誌で、某少女漫画家さんが、「燃えよ剣」のラストシーンで描かれている土方歳三の最期がいかにかっこいいかについて、熱く語っていた。
「読んでみたい!」と思った。

それからまもなく、近所の古本屋で、文庫本の「燃えよ剣」上下巻を買った。
セロテープで修繕された個所がある、ブッ○オフならば絶対ありえない本物の古本(^^;。(もっとも、当時はブッ○オフなんてなかったが。)
それを買い、あっという間に読んだ。
当時の自分の日記には、『司馬遼太郎の「燃えよ剣」読んだ。よかった!土方歳三の女遍歴のこと出てこなければね。やっぱり沖田総司がよいなー。でもこれではすごーく影うすいんだよね。』(原文のまま)などと書いてある。
そんなことを書いていた私が、なぜ土方さんのファンになったのか。

その頃…偶然にも、地元の新聞に、 土方歳三最期之地碑に関する記事((碑と本人の写真付き)が掲載された。(注:当時は、現在と違う場所に建っていた。)
「こんなかっこいい人だったのかあ。この人について、もっと知りたい。」
「燃えよ剣」のラストシーンがオーバーラップした。
その時から、私の土方ファン人生が始まったのである。

古本屋のおじさんは鬼籍に入り、当時14歳だった私も、土方さんの享年を超えた。
今、部屋の本棚には、「燃えよ剣」上下巻が2セットある。
あの時買った古本と、東京で暮らすようになってから、「もう一度読んでみたいな。」と思って買った新品と。(その新品も、すでにかなりの年数が経ってしまった。)
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