雨癒~喜びは悲しみによって支えられている~

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朝ラーメンと昼ビールと読書

2023-04-28 09:51:32 | 日記

GWなど巷がにぎわっているときほど、家にいたい派の我が家

 

連休で混む前に、こっそり、ひっそり、オガール図書館に行き

本を10冊借りてきた。

 

この入り口がすき。

建築家のセンスに脱帽。

どこまでも透き通る青空。

いつか芝生に寝ころびながら読書をしてみたいな。

 

 

GWは近所の朝からやっているラーメン屋さんにしっぽり行くぐらいにして

昼からビールを飲みながら、ごくごく、ゆるゆる、読書をしてすごそう

 

 

 

 


禁断の車登校~沁みた道徳の授業~

2023-04-25 19:25:54 | 日記

先日、久しぶりに娘の小学校の授業参観が行われた。

 

今回は、朝の登校から一緒に登校し、登下校コースの危険な場所など親子で確認しあう目的があった。

よって、車登校は原則禁止。

登校後も朝読書に授業参観、クラス懇談会に学年懇談会、PTA総会に、非常時の下校引き渡し訓練。

 

朝から昼までみっちりフルコース!!!

 

授業参観の手紙をもらってから、ずっと緊張。

今までみたいに笑顔で挨拶して感じのよい母親を演じ、一時間だけ参観し、サッと帰るだけでは済まされない。

 

合間合間で娘の友達のお母さんと感じのよいトークをして好印象を残さなければ。

このクラスになって二度目の自己紹介もある。

あがり症の私は全く知らない人も前だとあがらないが、少しだけ知り合いだという状況だと一番あがる。

もし変なことを話して娘に影響がでたらどうしよう、試される社会性。

可もなく不可もなくでいいから、無難にこなしたい。

とにかく一週間も前から何も手につかないほど不安が募る・・・注として、娘ではなく親の私が。

 

 

当日の朝。

いつもより早起きし、シャワーを浴びいつもしない良い母風ナチュラルメイク

お腹が鳴らないよう朝ご飯はしっかり

歯磨きは二回、リステリンで仕上げる

 

よし、いいぞこの調子だ

 

いざ登校時間が近づくにしたがって、不安は増し増し、ぐるぐる腹痛でトイレにこもる・・・注として、娘ではなく親の私が。

 

トイレにこもり、時間はどんどこ過ぎる

出発予定時間も大幅にどんどこ過ぎる

 

ダメだ、、、、

 

もう、遅刻だ!!!

 

駐車場に停めてある愛車が私に微笑みかける。

 

・・・もうこの手しかない!!!

 

このままだと真面目でならしている娘が、私のせいで遅刻をしてしまう・・・

 

愛車にサッと乗り、小学校のすぐそばにある旦那の実家の駐車場に置かせてもらおう。

 

ブーンと走らせ、制限速度は守りながらも、時間をまくにまく!!!まきまくる!!!

我がドライブセンスに感謝。

 

よし、この時間だと間に合うぞ!!!

 

 

あれ。

なんだか交差点に交通指導の旗をもった人影が。

 

交通指導のおじさんにしては、品がある。オーラもある。

なにより、スーツだ。

 

 

なぬ!!!

 

こ、こっ、こう、校長先生!!!

 

そうです、校長先生です。

校長先生に誘導されながら車で堂々と校長先生の目の前を通過

 

 

禁断の車登校したことが、あろうことか校長先生に見られてしまった。

娘曰く、校長先生はいい先生で参観日だけではなく、毎日のように交差点で誘導してくれているそうだ。

 

はぁ、遅刻しなかったものの、一番見られたくない人物に見られてしまった。

 

その後の道徳の授業では

『ルールを守らなければみんなが困る、なにより自分が一番困る』

と小学生が説く。

沁みにしみた道徳の授業だった。

 

 

残したい言葉

親の欠点が子を育てる

 

 

 

 


羅漢公園で顧みる~M子を忘れた日~

2023-04-16 09:20:13 | 日記

羅漢公園

小学校の頃、世の子供たちはみんなこんな石像だらけの公園で遊んでいると思っていた。

 

大人になってからなんと渋い日常だったのか気づいた。

こんな石像に囲まれて毎日のように遊んでいた私が仏像好きになったのは当然だ。

 

 

羅漢公園といえば、スイミングスクールに通っていたのを思い出す。

この階段を登れば、嫌でもスイミングスクールに行かなければいけない諦めに似た覚悟を思い出す。

羅漢公園前に迎えに来てくれるスイミングスクールのバスに乗り通っていたのだが、

私は母が厳しくスイミングを休むことなどめったにできなかった。

その反面、当時一緒に通っていたM子は休みがちだった。

それは、M子が、何週も連続で休み、久しぶりに一緒に通った日のことだった。

 

 

いつも道りハードな練習が終わり、帰りのバスでお菓子を食べながら、

今日も厳しい習い事が終わったとほっとしいていた

運転手さんに『羅漢公園前で降ります』と伝え、無事に降りて、あさ開の前をとぼとぼ歩き、家に到着

夕飯を食べて、テレビを見ながらのんびりしていると、あれ、なんか忘れているような

 

水着もゴーグルも持ち帰ってきた、タオルもある。

 

 

M子忘れた!!!

そうです。人です。

 

久しぶりに水泳にきたM子を、あろうことか、スイミングスクールのバスの中に忘れてきてしまったのです!!!

M子は久しぶりに水泳教室に来たので疲労困憊で後ろの席で熟睡していたのだ。

 

私はM子が休むのが頻繁だったので、ひとりでバスを降りることが普通になり、ひとり自由気ままに家に帰り、

夕飯を食べ終わるまで全く気づかなかったのだ。

 

いそいで親にM子に電話をしてもらうと、次の次のバス停で目覚めたM子は、スイミングスクールまで戻り親に迎えに来てもらったとのこと。はぁ。無事で良かった。

 

 

次の日M子の冷酷人間を見るかのような目を忘れることはできない。

 

忘れ物はM子だった。

 

 


切手の包装紙とピンクのリボン

2023-04-15 16:44:50 | 日記

ゆるりのろりと雫石へドライブ

お目当ては、産直『松の実』さんのサラダセット。

鮮やかで見ているだけで、目から元気になれる気がする。

塩とレモンを少し垂らすだけで、

芳醇な野菜の香りと深い味わいが広がり

とんでもなく美味しい。

白ワインと合わせてもグー

こんな美味しいお野菜を作ってくれている生産者さんに感謝

無事サラダセットを購入し雫石駅へ。

雫石駅は宮沢賢治の童話をモチーフにした駅舎が特徴。

かわいいエレベーターのドア

駅南北を繋ぐ自由通路を見上げると・・・

このまま銀河鉄道に乗って夜空の旅へ連れて行ってくれそうだ。

今風に言うと、レトロかわいい。こんなにも素敵でレトロ可愛い駅があるなんて。

駅前の『いしや食堂』さんで腹ごしらえ。

いつも元気な女性店員さんが出迎えてくれる。

ラーメン到着までの時間も漫画が豊富に置いてあり『美味しんぼ』を読みながらまったり待つ。

山菜たっぷりのよしゃれラーメンが到着。

今日は『こごみ』がのってありラッキー

煮干しもしっかり効いていてとても美味しく、汗だくになりながらスープまで完食!!

ラーメンといえば、雫石のまちなかにある老舗菓子店

『中村屋』さんにも行ってきました。




入ると感じのよい店員さんが迎えてくれました。桜のケーキとラーメンケーキを注文🍥

 ラーメンケーキは、見た目と味のギャップに食べてしばらくは脳が戸惑う。

しばらくして味がわかりほっとする。

包装もしっかりとしてくれた。

この切手の包装紙とピンクのりぼんに、たまらない懐かしさと愛しさを感じた。

この箱をもって何人の人が愛しい人に愛を伝え、何人の人の笑顔を運んだのだろうか。

お店の歴史の核になるやさしさを、箱を見たときのあたたかさが物語っていた。




無言で美を説く円光寺シダレザクラ

2023-04-10 14:04:36 | 日記

散歩中、ふと先日訪れた米内光政のお墓がある円光寺さんのシダレザクラがどのように咲いているのか

気になって、きれいだろうなとのんきに歩く。

 

円光寺さんに着いて、ハッと息をのむ。

 

たまらず深く礼をし、自然に手を合わせていた。

 

 

なんと、なんと、美しいことでしょうか。

 

山門から儚くも優雅にのぞくシダレザクラに、

日本の美とはこういうものなんだと無言で説かれているようだった。

到着前のんきに思っていたきれいだなんて言葉では足りなく、厳かで儚く美しい。

 

深く深く感動。

 

シダレザクラの中に入ってみる。

 

こんなにも美しい景色があるなんて。

零れそうになる涙を、ゆらぐシダレザクラが蒸発させる。

 

思わず手を合わせ

『こんな景色を見せてくれてありがとうございます。ありがとうございます。』と言っていた。

 

 

近所で生まれ育ったのに、円光寺さんの桜の時期の美しさを知らなかった。

 

昔は幼すぎてこの美しさを理解できず、ただただ通り過ぎていたのかもしれない。

年を重ねたからこそ導かれ、見ることができた景色、覚えることができた感動なのかもしれない。

 

本来なら今日は違う場所の写真を載せようと歩いていたら、

ふと先日訪れた円光寺さんが気になり寄ってみたら、

こんなにも美しい景色が広がり深い深い感動が待っていた。

 

さんぽには不思議な力がはたらいているのかもしれない。

 

残したい言葉

道草によってこそ『道』の味がわかる 河合隼雄