と・・・ 大前提のことです。
クリップチューナーは安価で、手軽にチューニングでき便利にグッズです。
ただし、このチューナーも使い方、または、チューニングそのものの
注意しなければならないことがあります。
1 ペグ・・糸巻を回す場合は、必ず巻き上げながら合わせることです。
緩めながら合わせますと、ナット当接触部分にたわみができ、演奏中に
それが緩んでチューニングが下がってしまうことがあるからです。
2 チューニングは1回あわせたのではだめです。6弦からあわせて、1弦まで
合せ終わると6弦が下がっていることがあります。1本ずつ順次あわせて
いきますので、ブリッジのバランスが動いていくためです。特に、ストラト
キャスターでトレモロユニットがついているものなどは顕著です。
となると、2回目で 修正、そして、3回目・・ 最低3回は必要ですね。
3 調音する音は1回のピッキングで十分です。矢継ぎ早に何度もピッキング
する必要はありません。何度もピッキングしても機械も困ってしまうかもです。
しっかり1回ピッキングして、反応しなかったらもう1回。そして、ピッキングの
インパクト時よりも伸びる音の様子をチューナーの色表示なり、針なりで確認
すべきです。 さらには、その状態のまま、ペグを回して、上がり下がりを
みながら合わせるべきでしょう。ただ、ギターの調整やチューナーの感度により
この時に、表示か消えてとまうこともあります。その時は再度ピッキングを
してください。
結構ここまでの動作は、とてもゆっくりです。あわててやっても良いことがない
作業ですので。
4 私はペダル式。。つまり、エフェクタータイプのものを使っています。
ライブやスタジオ練習では、他の楽器の音がなっていると、クリップ式では
反応しない場合があります。ペダル式ならば、シールドを差し込んであり、
ギターからの入力が間違いなく届き、外部にからの影響を受けないメリットが
あります。ただし・・ あわてていてギターのボリュームを上げ忘れないように。
5 高性能、多機能なものほど、操作に戸惑うことがあります。HZピッチ設定に始まり
メトロノームがついていたり、楽器の選択設定、さらには、半音~上げ下げの設定とか。
よくあるのは、440HzつまりA=ラの設定が、ボタンが小さいうえに、それが裏側にあったり
してボタンを押し間違って440になっていないことがあります。まずは、A-440Hzを確認しま
しょう。そして、半音下げになっていると♭がひとつついていたりしますので、これも
注意しましょう。
わたしが特にウクレレの生徒さんにおすすめするのはこれです。とにかくシンプルです。
つまり疑いもなく使いやすいです。機能はひとつ。
さて・・ サウンドジムのギター教室では、音感アップを目的に
講師と生徒さんは、音を出し合って音の比較を行いながらチューニングしております。
日頃からの音に慣れ親しむことが大切です。
ただし、チューナーも使いますよ。
こんな便利なものを利用しない手はありませんから・・・。
もちろんあくまでも音感アップのためにです。