生徒さんへのアドバイスから・・・⑧

よく言います・・。「雨が降っても、槍が降っても・・・」

普通起こり得ないことがなんですね。「槍が降る・・・」
でも、戦国の最中では激しい戦いであったかも・・・。

「固い決意」のことでしょうね。

人はとりまく周囲の様子、環境に弱いと思います。

でも、周りが替わるだびに、自分も変えていたら、
自分がいくつあっても足らないのでは・・・。

衣服なら、攻めて、春夏秋冬の４通りくらいで。

私も、随分とまわりに左右されました。
そのたびに、できない自分を周りのせいにして・・。

つまり、どんな条件でも、環境でも・・・
すべきことができていなかったわけですし、
すべきことがわかっていなかった。

いや・・・　わかっていたけど、すべきことをするための
固い決心がかけていたということです。

確かに、やりにくい・・・　ということはあります。
でも、いつでも、自分のやりやすい状況でというのは
あり得ません。

そのために、あえて周りを変えて、自分を試すことも
必要です。

「ほんとに覚えたのか・・　ほんとにすべきことがわかっているのか・・」

そんなわけで、レッスンでも、
生徒さんがギターならば、覚えたかな・・というタイミングで
ベースを弾いたり、ギターでもアレンジの違うものを弾いてみたり・・
時には、席を立ったり・・・と。

そんなパートナーの変化に動じることなく・・「最後まで弾けるかな??」と。
そして、歌がないプレイも必要です。

普段、ボーカルを頼りにプレイしていては、いざ、ボーカルが聞こえなかったり
間違ってしまえば、つられて間違ってしまう・・。

それでは、パートナーとしての役割を果たしていることにはなりません。
メンバーとしては、とても、頼りない・・　不安があります。

レッスンルーム内だけで、様々な変化、そして、トラブルもあります。
さらに、場所が変われば、多種多様な状況が生まれてきます。

そんな中でも、最低「これだけは・・・」という、下支えの強さを得て欲しいと
願っています。

「機材が・・とか、場所が・・・とか」　言い訳にしてはならないのです。

そんなレッスンを経て、BandSquareのステージに立っている皆さん。

当然といえば当然ですが・・・
そんなレッスンを進めながら、それがつらくてお辞めになる方もいることを
考えれば、「普通」を立派にこなしているのです。

ある意味頑固ぐらいでいいのです。
「雨が降ろうが・・・　槍が降ろうが・・・」
「どこに居ても、どんな時でも」・・・・

「自分すべきことはこれ!!」と、行動できるように。
だもの・・・　ヘタウマなんて、考える必要はありません・・・。

森