ミソとクソでクソミソ

2009年05月10日 19時33分14秒 | Weblog
私は商売人的にどちらかというと「薄利多売」方式をとっているはずなのですが
これは私の富岡での師匠N氏から学んだ「富岡」でのやり方です。

モノもカネも「止まったら死ぬ」という営業方針ですので・・・・・

と一見考えると大変そうに見えますが、実は「回転している」というのは常に
ある程度の資金とモノが手元にある状態でして、精神的には「楽(ラク)」なんです。

古時計個々には「赤字」もあるかもしれませんがトータルでは「絶対」損を
していません。当たり前ですけど損してたら今頃首括ってるはずです(笑)

ですから利を出す為に次から次へと用意しなくてはならない。
顧客様ファン様も私から「何がどういう価格」で出てくるか油断ならない状態だと
思うのですが、よってクソもミソも同時に出てくるなんて事も正直あります!

しかし私も時計大好き人間ですので「売りたい時計」と場合によっては
「売りたくない時計」というものがありまして、これは言い換えると
「売りたい価格」と「売りたくない価格」というふうに当然反映されます。

とここまでが前振り(笑)

ある顧客さんが最近私に「相談」してくるのです。それも価格。
実は他の業者さんから古時計を勧められる事が多いみたい。

私も他人の事をどうのこうの言う立場にはいませんし一歩間違えれば
営業妨害にもなりかねませんので、

「同じ状態でもし私から出たらこんな値段だと思います。」

というのが精一杯でした。

しかしその顧客さんはその業者さんの顧客さんでもあるわけですが、
どうもその業者さんというのが私の営業方針とは180°やり方が
違うみたいだというのが最近判ってきました(笑)

あまりの乖離率にブったまげ!!

その業者さんも顧客さんも「ネット」とは縁の無い生活をされているみたい
なんですが、まあ一応「ネット相場」みたいなものがあるとすれば、高額品で
その2倍、マニアックな場合によっては5倍は逝っちゃってる(爆)
もうそんな時代じゃないって!!馬鹿じゃないって!!(苦笑)

この辺の価格ってのは微妙でデリケートな問題なんですけどやっぱり
「露店価格」と「百貨店価格」くらいは普通あると思うんですよね。

その業者さんに多くの顧客様が付かない理由ってのもあると思うんです。
値段だけじゃないと思うんですけど。

簡単に言うと「慣れれば馴れる程高くなる。」って事なんです。
「敷居は低い」んですけど、買う気を持つのを察知されると途端に
「バカ高く」なるんです(大爆)

そうなると顧客さんも「油断できなくなる」じゃないですか。

それで何回か来て買えないと「行き辛くなる」といのがお客さんの心理だと
思うんですけど・・・・・

「売りたい価格」がバカ高いんじゃ本当、「バカにされます。」。

我々は「バイヤー」なんですから「買う」のが仕事。
「売り」はあくまでもその仕事に対する検定結果に過ぎないんです。

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