余桃之罪、もしくは電光朝露

関西フィル、日本センチュリー、京都市交響楽団、大阪フィルの定期会員です。アイドルやら声優やら。妄想8割、信憑性皆無。

大阪フィルハーモニー交響楽団 第413回定期演奏会

2007年12月07日 | 大阪フィルハーモニー交響楽団
07.12.6(木)19:00 ザ・シンフォニーホール
07.12.7(金)19:00 ザ・シンフォニーホール
大阪フィルハーモニー交響楽団 第413回定期演奏会
指揮/大植英次
ヴァイオリン/ルノー・カプソン
曲目:
ブルッフ/ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調op.26
グルック/メロディ(クライスラー編)(アンコール)
ラフマニノフ/交響曲第2番ホ短調op.27

いずみのシンフォニカーにも心引かれるものがあったけどもな・・・。

寒い。こんな寒い日にラフマニノフの2番は楽しいやないですか。
当然満員の客入りでよろしゅうございますね。

ブルッフ。一閃。オレはこんなヴァイオリンが聴きたかったんだよと感激した。海老反りながらの熱演でありつつも終始美音に徹するなんてのはうれしい限りであります。曲自体は正直アホみたいな内容ですから、音が粗末だとしょんぼりするところでね。ベタな感じ方だけれどもフランチェスカッティのような良い音だった。死蔵していたフランス・ヴァイオリン作品集を帰宅早々に感激した勢いで聴いたり・・・。

ラフマニノフ。
こういう無駄口の多い、ネトネトウネウネした音楽をやらせると天下一品の英次が今回も大いに光った。開始早々は金管が暖まらずもっさりした雰囲気だったが、第2楽章から音に張りと拡がりが現れてきた。第3楽章は言うに及ばず。前列のお姉さん3人組が泣き出して嬉しく難渋させていただいた。笑顔で「しつこいな、もうええっちゅうねん」と突っ込みたくなる終曲のクドさもたまらない。ラフマニノフはこうでないといかん。最高や。

次は14日。