
※ネタバレ注意
今日は「タリーと私の秘密の時間」を鑑賞。
この作品は、子育てに追われる40代の女性と 有能なベビーシッターとの不思議な交流を描いた作品。
監督&製作は、ジェイソン・ライトマン。
出演&製作は、シャーリーズ・セロン。
シャーリーズ・セロンが18kgの増量をして撮影に挑んだことでも話題となった本作。
松山では約2ヵ月遅れでの公開…(-""-;)
本作はまさに"現代版メリー・ャsンズ"。
夜間ベビーシッターのタリーの正体の謎が作品全体を引っ張っていくんですが本作のメッセージはそんなことではなく、女性の育児の大変さとセリフにも度々登場する「明日のこの子は今日とは違うんだから」という"成長"への幸福感。
平凡な日を毎日過ごせることが幸せというテーマはアプローチこそ違うけど、先日公開された「プーと大人になった僕」の"何もしないをしている"と同じ。
本作は伏線の張り方が凄くて、タリーの不可解な行動やセリフに違和感を覚えつつも鑑賞、終盤に差し鰍ゥりマーロの旧姓がタリーだと解った瞬間、それまで違和感しかなかったセリフや行動の意味が一気に繋がっていくカタルシスが見事。
あるセリフでは泣きそうになるような言い回しもあり、とにかく脚本が秀逸。
どのセリフも印象的でした。
タフなイメージしかないシャーリーズ・セロンの疲れきった演技も新鮮。
18kg増量してもその美しさは変わりません。
女性は共感出来ると思いますが、特に男性に観てほしい作品でした。(子育てをしながら家事をする大変さがわかるから。)