香港3日目はマカオに行きました。
(ずっと更新してないのに何もなかったように書き始めてみました。)
マカオまでは高速フェリーで50分程で行けると言うので行き当たりばったりな計画性のない夫婦は行ってみることに。
フェリーに乗った瞬間ゆらゆら系の乗り物がダメな私は「ハキソゥ・・・」と思いつつも出発してみると意外と安定していて吐かずに無事にマカオにたどり着きました。
世界遺産を見たり~
おいしい中華を食べたり~
マカオタワーからバンジーする人を見たり~
カジノに行ったり~
半日で結構楽しめました。
さて帰り。
行きのフェリーであまり早くに乗り込んでしまうと、停泊中のフェリーの揺れで酔ってしまう(なんてデリケートな私)ので、旦那に頼み(うちの旦那さんはいつもお酒に酔っているのでこういうときに強い)出発ギリギリに乗り込んでもらうことに。
乗ってみると、行きの船より大きくてきれい。しかもしっかりと固定されていて停泊中の揺れが全くない。
「良かった~、帰りは余裕だね!」と余裕をかましつつ、心の中では『でも船は船、眠ってしまうのが一番だな。』とあとのこと(船の中で入国審査の記入をする。船内で字を書かせるなんて、吐けと言っているようなもの)は旦那に任せ、
「じゃ、おやすみ~。」と就寝。
zzzzzzz・・・・・
ガックン!!!!!!!!
ものすごい揺れで目が覚めた途端、
中央後方部からものすごい豪快な
オエーーーーッ。
ンウォエーーーーーッ。
また一人。
オーマイガッ ゥエーーーーーッ。
次々と悲鳴の様なゲロをしている。
揺れる船。
このとき私は船が転覆するのではないかという恐怖と自分もあの悲鳴の様な叫びをあげてしまうんではないかという悲痛な思いでいっぱいでした。
私はいったい何分寝ていたのだろう。
いったいあと何分で到着するんだろう。
ここで目を開けて時計を見たら絶対吐く。
目は絶対開けられない。
揺れる船。
ここは冷静に目をつむったまま吐いてる人の数を数えよう。
おえー。
『一人』
おえー。
『二人』
おえー。
『三人』
・
・
・
おえー。
『六人』
やばい、もうヤバイ。
そういえば隣の旦那はどうしているんだろう。静かだなぁ。
乗り物酔いしない旦那はきっと涼しい顔で静かにしているんだろう。
そーっとうっすら目を開けて旦那を確認。
そこには丸くなってかがみ込んだ旦那がゲロ袋を両手で持って例のスタンバイしていた。
まさかの光景に怯む私。あの旦那までが・・・・。もう死ぬんだ。このまま死ぬんだ。
私は声をふりしぼり「ダ・・・だいじょうぶ?」と旦那に声をかけました。
これが最後に交わす夫婦の会話かも知れないと思いながら。
その魂の叫びに応えるように旦那はびっくりするほどちっちゃな声で、
「ごめんゆかず・・・オレ・・吐く・・かも・・・ンプッ・・・・・」
「うん・・・・」
もう目を開けることも出来ない私には何も出来ません。
船は揺れ続け、吐く人は絶えず、もう乗っている全員が意気消沈したとき、
フェリーは到着しました。入り口に人は殺到し、降りたベンチに何人も倒れこんでいました。
結局私達夫婦は吐かずに済みました。
我慢できたのは、私の中でどうしても吐きたくない理由がありました。
この日は結婚記念日だったのです。ゲロにまみれた記念日なんてどうしても避けたかった。ゲロッコン記念日なんてイヤ。
そのあとふらっふらになりながらも、結婚記念日なのでちょっと高めのレストランで食事をすることに。おいしい料理と紹興酒で気分が良くなって、2軒目にハーバー沿いのバーに行って結局最後は酔っ払っていました。
なんだかなぁ。
(ずっと更新してないのに何もなかったように書き始めてみました。)
マカオまでは高速フェリーで50分程で行けると言うので行き当たりばったりな計画性のない夫婦は行ってみることに。
フェリーに乗った瞬間ゆらゆら系の乗り物がダメな私は「ハキソゥ・・・」と思いつつも出発してみると意外と安定していて吐かずに無事にマカオにたどり着きました。
世界遺産を見たり~
おいしい中華を食べたり~
マカオタワーからバンジーする人を見たり~
カジノに行ったり~
半日で結構楽しめました。
さて帰り。
行きのフェリーであまり早くに乗り込んでしまうと、停泊中のフェリーの揺れで酔ってしまう(なんてデリケートな私)ので、旦那に頼み(うちの旦那さんはいつもお酒に酔っているのでこういうときに強い)出発ギリギリに乗り込んでもらうことに。
乗ってみると、行きの船より大きくてきれい。しかもしっかりと固定されていて停泊中の揺れが全くない。
「良かった~、帰りは余裕だね!」と余裕をかましつつ、心の中では『でも船は船、眠ってしまうのが一番だな。』とあとのこと(船の中で入国審査の記入をする。船内で字を書かせるなんて、吐けと言っているようなもの)は旦那に任せ、
「じゃ、おやすみ~。」と就寝。
zzzzzzz・・・・・
ガックン!!!!!!!!
ものすごい揺れで目が覚めた途端、
中央後方部からものすごい豪快な
オエーーーーッ。
ンウォエーーーーーッ。
また一人。
オーマイガッ ゥエーーーーーッ。
次々と悲鳴の様なゲロをしている。
揺れる船。
このとき私は船が転覆するのではないかという恐怖と自分もあの悲鳴の様な叫びをあげてしまうんではないかという悲痛な思いでいっぱいでした。
私はいったい何分寝ていたのだろう。
いったいあと何分で到着するんだろう。
ここで目を開けて時計を見たら絶対吐く。
目は絶対開けられない。
揺れる船。
ここは冷静に目をつむったまま吐いてる人の数を数えよう。
おえー。
『一人』
おえー。
『二人』
おえー。
『三人』
・
・
・
おえー。
『六人』
やばい、もうヤバイ。
そういえば隣の旦那はどうしているんだろう。静かだなぁ。
乗り物酔いしない旦那はきっと涼しい顔で静かにしているんだろう。
そーっとうっすら目を開けて旦那を確認。
そこには丸くなってかがみ込んだ旦那がゲロ袋を両手で持って例のスタンバイしていた。
まさかの光景に怯む私。あの旦那までが・・・・。もう死ぬんだ。このまま死ぬんだ。
私は声をふりしぼり「ダ・・・だいじょうぶ?」と旦那に声をかけました。
これが最後に交わす夫婦の会話かも知れないと思いながら。
その魂の叫びに応えるように旦那はびっくりするほどちっちゃな声で、
「ごめんゆかず・・・オレ・・吐く・・かも・・・ンプッ・・・・・」
「うん・・・・」
もう目を開けることも出来ない私には何も出来ません。
船は揺れ続け、吐く人は絶えず、もう乗っている全員が意気消沈したとき、
フェリーは到着しました。入り口に人は殺到し、降りたベンチに何人も倒れこんでいました。
結局私達夫婦は吐かずに済みました。
我慢できたのは、私の中でどうしても吐きたくない理由がありました。
この日は結婚記念日だったのです。ゲロにまみれた記念日なんてどうしても避けたかった。ゲロッコン記念日なんてイヤ。
そのあとふらっふらになりながらも、結婚記念日なのでちょっと高めのレストランで食事をすることに。おいしい料理と紹興酒で気分が良くなって、2軒目にハーバー沿いのバーに行って結局最後は酔っ払っていました。
なんだかなぁ。