surumu

関西の大学に通っています。

青白い光/信号/普遍性

2015-12-17 09:16:53 | 2015年11月札幌紀行
(*過去の文章は適宜書き直しています。
何日か寝かさないと自分の書いたものについては公平な判断は下せないですね。
夜に書いたラブレターは朝に見直せ!みたいな話ですね。)

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すっかり暗くなった札幌の街には、無数の青白い光が輝いていた。昼頃よりも人の数は増えていて、その多くがその幻想的な光に魅了されていた。

イルミネーションはテレビ塔まで続いている。僕はそれに平行に歩いて、昼間は疎らだったミュンヘン祭の会場に入る。
昼間よりもかなり数は増えていた。様々な屋台が並んでいてビールやらウインナーやらが売られていた。僕はお酒が圧倒的に弱い(全く飲めないと殆ど飲めないの中間あたり)のでビールはパスしてチョリソを食べた。
食べた皿を返すと100円もらえるシステムだったので返してその後会場のなかをぶらぶらする。ドイツ語の授業で習ったアンペルマンの信号があった。アンペルマンの信号とは旧東ベルリンで使われていた信号でなかなか可愛いと評判になったので今でも使われているらしいです。うん、確かに可愛い。
さすがにウインナーだけでは腹一杯にならないので会場をあとにして店を探すことにした。大通から南北線をすすきのに向けてさらに南に歩く。
南に歩いていくうちに街並みがどんどん「がちゃがちゃ」してくる。こういうのは大阪でも名古屋でも同じだ。大阪なら心斎橋~難波周辺で名古屋なら栄~大須周辺といったところか。こういう異なる都市も歩くことである種の普遍性を見出すことができる。そんなことを考えながら街を歩くのも旅行の良い側面のうちのひとつだ。こういうことは実際に歩いてみることでしかなかなかわからないことである。

しかしそれにしても寒い。何しろマイナス1度なのだ。昨日まで平均10度の世界にいた人間がいきなりマイナスの世界に入るのだから寒いに決まっている。これまでは好奇心でなんとか忘れていることができたがさすがにもうごまかせない。僕は必死で歩き回りそして一軒のラーメン店を探しだした。ーー悩んでいる暇はない。僕は店に直行した。


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